<地形を活かした仕掛けが面白い> 地中深くを探索、という設定によりマグマ・水・ガス・ヘドロといった素材を組み合わせて、道を切り開いていくのが面白い。マグマに水を降り注いで固めたり、ガスに引火して爆発により穴を空けたり・・・”シューティング”の枠に収まらない高いレベルのゲーム性があり、想像力を刺激する。 <機体温度によるライフゲージ> いわゆる”ライフ”に該当するものが機体の温度となっており、オーバーヒートしてしまうとコントロールが効かなくなり墜落してしまう。シューティングでありがちな「1発死」ではないこの点が非常に良くできている。被弾しても水や氷などですぐ冷却できればリカバーできるし、オーバーヒート中でも何とか水面に着水すれば間一髪セーフなんて事も。マグマや毒ガスの周辺ではじわじわと温度が上昇し緊張感が高まる。これが絶妙な案配でゲーム性になっており大変良くできたシステムだと感じた。機体を冷やすときの「ジュジュ〜〜」というSEも心地よい。ツボを押さえているな、と。 <平面イラストの独特の世界観・流体表現の巧みさ> パステル調の平面なビジュアルはドット絵とは違った趣があり魅力的。前述の自然素材の流体表現も独特のリアルな動きをみせる。ときに生々しく、ときにダイナミックにと状況に応じて様々な表情をみせるので仕掛けを動かすだけで驚きがあり楽しませてくれる。 <心地よい独特のサウンド> ちょっと不思議なグルーブ感のある独特のサウンドが秀逸。8bitサウンドのような懐かしさが含まれており、耳に残る。 <探索、人命救助、スコアアタックのやり込み要素> ステージクリアの他にダイヤ集め、隠しエリアの探索、人命救助といった達成要素があり、幅のあるプレイが楽しめる。各ステージ毎にそれらの達成状況を一覧できるのも◎。かゆいところまできちんと手が行き届いている。
<パズル要素が結構強め> ゲームの大部分は道を切り開き、安全に人を救助するというのがキモとなる。むやみやたらに撃ちまくるとトンでもない亀裂が生じて台無しになることもある為、ある種の慎重さも求められる。なので「シューター」と題名につくわりに、シューティング要素はそれほど大きくない。ここに重きを置く人はちょっと物足りないかも。 <リプレイ時は仕掛けが面倒に感じることも> ステージによっては溶岩ビームでじわじわと氷を溶かす・・・といった時間を要する仕掛けも存在する為、繰り返しプレイ時にそこが退屈に感じることも。解き方が分かっている為仕方のない部分ではあるが・・・。 <ボス級のバトルが物足りない> 3ワールド(各5面)の最後にボスキャラが存在し、巨大なサイズでギミックに富んだ楽しいバトル(ここはまさにシューティング!)が展開される。そこは非常に◎なのだが、トータルで3体はちょっと物足りない。中ボスクラスでもいいからもう少し対局面があると良かった。それによってパズルとシューティングの比率もバランスがとれる。各ボス戦の出来が良いだけに尚更そう感じます。
かわいらしいビジュアルと想像力豊かなゲーム性。いままでにない触り心地のシューティング。文化庁メディア芸術祭に出展があり、そこで興味を持ち購入。期待通りの面白さ。ギミックが凝っていてワクワクした気持ちでプレイできるのも好印象。ちょっとした効果音や動きにもセンスが光り、開発元の底力を感じさせる。価格改定で500円、これは安すぎますね。どんな方にもお勧めできる秀逸なゲームです。
GOOD!
<地形を活かした仕掛けが面白い>
地中深くを探索、という設定によりマグマ・水・ガス・ヘドロといった素材を組み合わせて、道を切り開いていくのが面白い。マグマに水を降り注いで固めたり、ガスに引火して爆発により穴を空けたり・・・”シューティング”の枠に収まらない高いレベルのゲーム性があり、想像力を刺激する。
<機体温度によるライフゲージ>
いわゆる”ライフ”に該当するものが機体の温度となっており、オーバーヒートしてしまうとコントロールが効かなくなり墜落してしまう。シューティングでありがちな「1発死」ではないこの点が非常に良くできている。被弾しても水や氷などですぐ冷却できればリカバーできるし、オーバーヒート中でも何とか水面に着水すれば間一髪セーフなんて事も。マグマや毒ガスの周辺ではじわじわと温度が上昇し緊張感が高まる。これが絶妙な案配でゲーム性になっており大変良くできたシステムだと感じた。機体を冷やすときの「ジュジュ〜〜」というSEも心地よい。ツボを押さえているな、と。
<平面イラストの独特の世界観・流体表現の巧みさ>
パステル調の平面なビジュアルはドット絵とは違った趣があり魅力的。前述の自然素材の流体表現も独特のリアルな動きをみせる。ときに生々しく、ときにダイナミックにと状況に応じて様々な表情をみせるので仕掛けを動かすだけで驚きがあり楽しませてくれる。
<心地よい独特のサウンド>
ちょっと不思議なグルーブ感のある独特のサウンドが秀逸。8bitサウンドのような懐かしさが含まれており、耳に残る。
<探索、人命救助、スコアアタックのやり込み要素>
ステージクリアの他にダイヤ集め、隠しエリアの探索、人命救助といった達成要素があり、幅のあるプレイが楽しめる。各ステージ毎にそれらの達成状況を一覧できるのも◎。かゆいところまできちんと手が行き届いている。
BAD/REQUEST
<パズル要素が結構強め>
ゲームの大部分は道を切り開き、安全に人を救助するというのがキモとなる。むやみやたらに撃ちまくるとトンでもない亀裂が生じて台無しになることもある為、ある種の慎重さも求められる。なので「シューター」と題名につくわりに、シューティング要素はそれほど大きくない。ここに重きを置く人はちょっと物足りないかも。
<リプレイ時は仕掛けが面倒に感じることも>
ステージによっては溶岩ビームでじわじわと氷を溶かす・・・といった時間を要する仕掛けも存在する為、繰り返しプレイ時にそこが退屈に感じることも。解き方が分かっている為仕方のない部分ではあるが・・・。
<ボス級のバトルが物足りない>
3ワールド(各5面)の最後にボスキャラが存在し、巨大なサイズでギミックに富んだ楽しいバトル(ここはまさにシューティング!)が展開される。そこは非常に◎なのだが、トータルで3体はちょっと物足りない。中ボスクラスでもいいからもう少し対局面があると良かった。それによってパズルとシューティングの比率もバランスがとれる。各ボス戦の出来が良いだけに尚更そう感じます。
COMMENT
かわいらしいビジュアルと想像力豊かなゲーム性。いままでにない触り心地のシューティング。文化庁メディア芸術祭に出展があり、そこで興味を持ち購入。期待通りの面白さ。ギミックが凝っていてワクワクした気持ちでプレイできるのも好印象。ちょっとした効果音や動きにもセンスが光り、開発元の底力を感じさせる。価格改定で500円、これは安すぎますね。どんな方にもお勧めできる秀逸なゲームです。