【PS3】みんなでスペランカー ブラック
発売元 | アイレムソフトウェアエンジニアリング (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2010-01-07 |
価格 | 1200円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | ニュース |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ オンライン配信専用 ■ ジャンル:より危険な洞窟探険アクション ■ プレイ人数:1〜4人(オンラインプレイ時:2〜6人) ■ 必要容量:797MB |
- 総合ポイント
- 44
- (難易度)
- 4.50
- レビュー数
- 2
スコアチャート
GOOD!
オリジナリティはなく、前作にスポット機能(見える範囲が狭い)があるだけのソフトだが、テクニックを駆使しないとクリアできない難易度は、全く違うソフトに感じて気持ちがいい。
(もちろん基本操作は「ジャンプ・エアー・爆弾」と単純なことしかできない。)
難易度が高いため、クリアした後の気持ちよさは格別なものがあり満足感は大きい。
プレイヤーは上級者が多いため、自分が下手でもオンラインはクリアしやすい。
前作は難易度が低いため、自分の名前に「武器禁止」「アイテム禁止」等の名前をつけてのローカルルールは多く発生していたが、今作は難易度が高いためローカルルールはほとんどない。(というかできない)PKは見たことがない。
倒れた人を助けると得点が高いため必死に助けてくれる人が多く、他のユーザーがとてもよい人に見えてたいへんよい。
オンラインよりオフラインの方が難しいのは嬉しい。前作のマスターは比較的簡単になることはできたが、今作は簡単ではない。特にオフラインのジャンプしないととれない鍵はかなり厳しい。マスターの価値が上がって良いと思う。
BAD/REQUEST
敵の強さが初心者を受け付けない強さで、挫折する難易度。(良さでもある)
まずスポットの範囲(見える範囲)が狭いため、幽霊が見えてからエアーを使ってもダメなのは理不尽に感じる人が多いと思う。
前作のみんなでスペランカーが見にくくなっただけならなんとかなるだろうという感覚で購入すると、1面すらクリアできない。一緒に行動して助け合ってクリアを目指さないとクリアは厳しい。
見えないという制限は予想以上に難易度を上げている。クリアできない脱落者は多いと思われる。
スペランカーの次回作ということで、全面異なるマップを期待していたが、前作と全く同じマップ(エアーや鍵の場所も全て同じ)になっている。(つまりスポット機能の追加のみ)
スポット機能の追加だけで、追加ダウンロードではなく別のソフトとして販売する点は不満を感じる。そのため、前作で遊んでいる人とは一緒の面で遊ぶことはできない。
競争部屋のフリーズはかなり頻繁に発生する。(今作のみエラー率は高すぎる)
アイコンが少ないため、相手に伝わりにくい内容は多い。迷っているのか地図を探しているのかわからない時が多いため、地図アイコンは最低限ほしい
前作同様に6人一緒にオンラインすると動作はとても遅い。もう少し早くならないだろうか。
みんなでスペランカーはローカルルールができる優良ソフトだが、ローカルルールを作る人は多い事がわかっているなら選択できる機能をもたせてほしかった。そもそもスポット機能だけでは別売りソフトとして販売する意味がわからない。
COMMENT
わかりやすく表現すると、前作は「大衆向けの一般的な楽しさ」今作は「上級者への挑戦状」というテーマと感じるが、スポット機能だけの違いと知るとがっかりする。
1200円と安価なダウンロード販売ならこの程度で満足するべきなのかもしれない。
前作は初心者でも楽しめる難易度、オンラインなら何度倒れても上級者が助けてくれるため安心だが、今作は初心者がゲームを始めると、1面でほとんどの方があきらめる。(一般的なゲームならなんとかなる場合は多いが、このゲームはどんなに頑張っても無理かと)中級者は鍵と酸素の場所がわからなくて迷子になる。上級者は厳しい壁を乗り越える時の気持ちよさがあるが、飽きが早いというバランスのゲーム。
私は両方の作品でマスターの称号を得ているため、人のいる方で遊ぶ(オンライン)という状態だが、ソフトが別になったからなのか、以前よりも両方とも明らかに人は少ない。この状態から考えられることは、ユーザー層が同じためトータル人数は変わらず分散しただけだろう。つまりブラックの発売はユーザーにとってプラスになったと思えない。
しかし、とても魅力のあるゲームということは間違いないなく、これだけ協力性の必要なゲームを作り出した会社にとても感謝している。