良い点など無いのですが・・・、あえて上げるとするならばプラチナトロフィーの獲得が容易な事でしょうか。大体13時間ほどで入手可能です。 あとは、バグらしい現象が無かったことでしょうかね・・・。 バグが無いのはゲームとしては当たり前のことなので、褒めるような事でもありませんが本当にそれぐらいしか良いところが見当たりませんでした。
このゲームの存在そのものが「悪」といっても過言ではないでしょう。 まずは戦闘関連から。 このゲームではシンボルエンカウントシステムを採用しているのですが、そのシンボルエンカウントの意味がまるで無い。 敵シンボルの索敵能力が以上に高く、移動速度もこちらより速い敵がほとんど。さらに一度見つかったら最後、マップを移動するか、ワープポイントに入るかしない限り永遠に追いかけてくる。そのうえ一度倒しても10秒ほどで復活してしまうのでキリがない。 次に戦闘システムについてですが、最初にシステムについて簡単に説明させていただきます。 まず、敵は複数の部位で構成されていて、この部位に物理攻撃することで刻印を刻み、その刻印めがけて刻印魔法と呼ばれる魔法を打ち込むことで大ダメージを与える。というのが大まかな戦闘の流れです。 敵の部位には攻撃する順番というのが決められていて、正しい順番で攻撃すると魔法ダメージの倍率が上がったり、経験値ボーナスが貰えたりします。部位の中には逆鱗という部分があり、ここを間違った順番で攻撃すると手痛い反撃を食らいます。 これらを踏まえ悪い点を上げていきましょう。 一つ目は部位の攻撃順や、魔法の弱点属性を調べる方法が総当りで攻撃してみるしかないということ。 敵によっては10もの部位に分かれていたりするので、ランダムで1〜2箇所くらい順番を調べる事が出来る魔法が有っても良かったと思う。 魔法に至ってはさらに深刻で、弱点属性じゃないとほとんど効果が無いのに、火・氷・雷・光・闇等の一般的な魔法から、銅・鉄・銀・ミスリル・アダマン(それぞれ矢・剣・斧があり計15種類)などの意味不明な魔法まであり、総当りで調べるのはかなり困難。 しかし、一つ目の問題点など全く問題にしないばかりか、戦闘システムそのものを根底からぶち壊しにしているのが二つ目の問題点。それはレベルアップの仕様である。 そもそもこのゲームにはステータス画面というものが存在しないので正確な部分までは分からないが、画面に常に表示されているHPとMPの値のLVUP時の上昇値を見たところ、LVが1上がる毎にステータスの10%が加算されている模様。 これによって序盤こそあまり極端な変化を感じないものの、中盤以降はLVが1上がるだけでも劇的に強くなってしまいゲームバランスが崩壊する。 新しいエリアに到着しても、部位ボーナスを意識して戦闘すれば3〜4戦目が終わった頃にはそのエリアの敵が全て物理攻撃だけで倒せてしまうほど雑魚になってしまう。 これによって攻撃魔法の存在意義が無くなり、「レベルを上げて物理で殴ればいい」の一言で戦闘の全てが片付いてしまうというお粗末な状態になってしまう。 次に戦闘中にかかる状態異常について。 このゲームでは二人のキャラが切り替わりながら戦闘をするわけですが、どちらか一方が状態異常になると連動してもう一方も状態異常になるというおかしな事になる。 さらに状態異常の回復アイテムや魔法の効果も、「〜状態を回復する」ではなく「〜状態を何ターン軽減する」というおかしなもの。 何より腹立たしいのが麻痺などの行動不能系の状態異常にかかってしまった場合である。どちらも動くことが出来ないのでひたすら敵に攻撃され続けるという事態に陥ってしまう。 使いたいときに使うことが出来ない回復アイテムや魔法が用意されていることに呆れかえる。 次にグラフィックについて。 グラフィックはどう控えめに見てもPS2の初期レベルで、さらにイベントシーンは全てイメージイラストに拙い棒読み英語音声と字幕を付けただけの紙芝居。 敵もただ色や大きさを変えただけの手抜きばかりで、例えばナイト・ソルジャー・ソーサラーという同じグラフィックの3種類の敵がいても全員持っている武器は斧という手抜きっぷり。 敵を色違いで使い回すあたりはスーファミレベル。 攻撃魔法の演出もショボすぎてスーファミレベル。 サウンドについて。 影山ヒロノブ熱唱のテーマ曲はハッキリ言ってミスマッチ。 ゲームの内容がダークファンタジーなのに対し、熱血ヒーロー物みたいな主題歌をぶつけられても全くかみ合わない。 その他のBGMも空気すぎて全く記憶に残っていない。 棒読み&違和感ありまくりの英語音声に至っては完全に論外。 ストーリーについて。 登場人物は10人程度で、10時間そこそこで終了。 プレイヤー置いてけぼりの専門用語や覚えにくい地名がガンガン出てくるのでストーリーに集中できないし、何の脈絡も無く唐突に回想シーンに突入したり、御都合主義展開でストーリーが進んだりと突っ込みどころが多すぎる。 快適さについて。 大したグラフィックでもないのにいたる所でロードが頻発するのが気になった。 あと、画面右上のミニマップが見辛すぎる。歩ける場所や高低差など完全無視のマップなのでむしろ邪魔と言ってもいい。 熱中度、満足感について。 13時間程度でストーリークリアとプラチナトロフィーまで獲得し、なおかつ2週目などの要素も無し。何に熱中し、何に満足しろというのか・・・。 文句無しの0点。 これほど全方位的に満遍なく酷いゲームはなかなかないでしょう。
かなり酷い出来だという噂を聞き話のネタになるかと思って中古で購入。 噂に違わぬ作品でした。 プラチナトロフィー狙いの人や、クソゲーハンターの方以外の購入は止めたほうがいいと思います。 最後にかなり長文になってしまい申し訳ありません。
GOOD!
良い点など無いのですが・・・、あえて上げるとするならばプラチナトロフィーの獲得が容易な事でしょうか。大体13時間ほどで入手可能です。
あとは、バグらしい現象が無かったことでしょうかね・・・。
バグが無いのはゲームとしては当たり前のことなので、褒めるような事でもありませんが本当にそれぐらいしか良いところが見当たりませんでした。
BAD/REQUEST
このゲームの存在そのものが「悪」といっても過言ではないでしょう。
まずは戦闘関連から。
このゲームではシンボルエンカウントシステムを採用しているのですが、そのシンボルエンカウントの意味がまるで無い。
敵シンボルの索敵能力が以上に高く、移動速度もこちらより速い敵がほとんど。さらに一度見つかったら最後、マップを移動するか、ワープポイントに入るかしない限り永遠に追いかけてくる。そのうえ一度倒しても10秒ほどで復活してしまうのでキリがない。
次に戦闘システムについてですが、最初にシステムについて簡単に説明させていただきます。
まず、敵は複数の部位で構成されていて、この部位に物理攻撃することで刻印を刻み、その刻印めがけて刻印魔法と呼ばれる魔法を打ち込むことで大ダメージを与える。というのが大まかな戦闘の流れです。
敵の部位には攻撃する順番というのが決められていて、正しい順番で攻撃すると魔法ダメージの倍率が上がったり、経験値ボーナスが貰えたりします。部位の中には逆鱗という部分があり、ここを間違った順番で攻撃すると手痛い反撃を食らいます。
これらを踏まえ悪い点を上げていきましょう。
一つ目は部位の攻撃順や、魔法の弱点属性を調べる方法が総当りで攻撃してみるしかないということ。
敵によっては10もの部位に分かれていたりするので、ランダムで1〜2箇所くらい順番を調べる事が出来る魔法が有っても良かったと思う。
魔法に至ってはさらに深刻で、弱点属性じゃないとほとんど効果が無いのに、火・氷・雷・光・闇等の一般的な魔法から、銅・鉄・銀・ミスリル・アダマン(それぞれ矢・剣・斧があり計15種類)などの意味不明な魔法まであり、総当りで調べるのはかなり困難。
しかし、一つ目の問題点など全く問題にしないばかりか、戦闘システムそのものを根底からぶち壊しにしているのが二つ目の問題点。それはレベルアップの仕様である。
そもそもこのゲームにはステータス画面というものが存在しないので正確な部分までは分からないが、画面に常に表示されているHPとMPの値のLVUP時の上昇値を見たところ、LVが1上がる毎にステータスの10%が加算されている模様。
これによって序盤こそあまり極端な変化を感じないものの、中盤以降はLVが1上がるだけでも劇的に強くなってしまいゲームバランスが崩壊する。
新しいエリアに到着しても、部位ボーナスを意識して戦闘すれば3〜4戦目が終わった頃にはそのエリアの敵が全て物理攻撃だけで倒せてしまうほど雑魚になってしまう。
これによって攻撃魔法の存在意義が無くなり、「レベルを上げて物理で殴ればいい」の一言で戦闘の全てが片付いてしまうというお粗末な状態になってしまう。
次に戦闘中にかかる状態異常について。
このゲームでは二人のキャラが切り替わりながら戦闘をするわけですが、どちらか一方が状態異常になると連動してもう一方も状態異常になるというおかしな事になる。
さらに状態異常の回復アイテムや魔法の効果も、「〜状態を回復する」ではなく「〜状態を何ターン軽減する」というおかしなもの。
何より腹立たしいのが麻痺などの行動不能系の状態異常にかかってしまった場合である。どちらも動くことが出来ないのでひたすら敵に攻撃され続けるという事態に陥ってしまう。
使いたいときに使うことが出来ない回復アイテムや魔法が用意されていることに呆れかえる。
次にグラフィックについて。
グラフィックはどう控えめに見てもPS2の初期レベルで、さらにイベントシーンは全てイメージイラストに拙い棒読み英語音声と字幕を付けただけの紙芝居。
敵もただ色や大きさを変えただけの手抜きばかりで、例えばナイト・ソルジャー・ソーサラーという同じグラフィックの3種類の敵がいても全員持っている武器は斧という手抜きっぷり。
敵を色違いで使い回すあたりはスーファミレベル。
攻撃魔法の演出もショボすぎてスーファミレベル。
サウンドについて。
影山ヒロノブ熱唱のテーマ曲はハッキリ言ってミスマッチ。
ゲームの内容がダークファンタジーなのに対し、熱血ヒーロー物みたいな主題歌をぶつけられても全くかみ合わない。
その他のBGMも空気すぎて全く記憶に残っていない。
棒読み&違和感ありまくりの英語音声に至っては完全に論外。
ストーリーについて。
登場人物は10人程度で、10時間そこそこで終了。
プレイヤー置いてけぼりの専門用語や覚えにくい地名がガンガン出てくるのでストーリーに集中できないし、何の脈絡も無く唐突に回想シーンに突入したり、御都合主義展開でストーリーが進んだりと突っ込みどころが多すぎる。
快適さについて。
大したグラフィックでもないのにいたる所でロードが頻発するのが気になった。
あと、画面右上のミニマップが見辛すぎる。歩ける場所や高低差など完全無視のマップなのでむしろ邪魔と言ってもいい。
熱中度、満足感について。
13時間程度でストーリークリアとプラチナトロフィーまで獲得し、なおかつ2週目などの要素も無し。何に熱中し、何に満足しろというのか・・・。
文句無しの0点。
これほど全方位的に満遍なく酷いゲームはなかなかないでしょう。
COMMENT
かなり酷い出来だという噂を聞き話のネタになるかと思って中古で購入。
噂に違わぬ作品でした。
プラチナトロフィー狙いの人や、クソゲーハンターの方以外の購入は止めたほうがいいと思います。
最後にかなり長文になってしまい申し訳ありません。