【頼りになるバディ】 様々な攻撃方法を持つ仲間や動物をバディにできて、単純な攻撃サポートのみならず、自分が戦闘不能になった際は蘇生してくれることもあり、かなり頼りになる。救助したり移動中に出合ったレジスタンスを仲間にでき、仲間集めも楽しい。(同時に3人までだが。) 一方、バディは不死で一定時間経てば死亡しても再出撃可能なのは強すぎる気も。Farcry2のバディシステムのように、助けが間に合わなければロスト、くらいの方が良かったかも。バランス的にも感情的にも。 【探検の楽しさ】 今回も広々とした自然が舞台で仕掛けも満載。多様性に乏しく作業感を感じる人もいるだろうが、グレーアウトした地図を隅から隅まで探検して地図を完成させていくのは達成感がある。それ自体が楽しい自分にとっては、単調さはあまり気にならずボリューム的に満足できた。 しかし、クリアした時の満足感は過去最低。(詳しくはBADで。) 【世界観】 オープンワールドFPSは今やありふれた存在だが、大自然が舞台、イカれた敵集団、汚物は焼毒といったパーツが集まって、「ああ、FARCRYだわ」というオリジナリティを感じる。しかし、「お約束としてこれは必要か?」というオリジナリティも。(詳しくはBADで。)
【シナリオとその進行】 ハッピーエンドでなくても一向に構わないが、敵カルト(思想的にはともかく、やっていることはまごうことなき邪悪な犯罪行為)に勝利したとはとうてい思えないENDばかりで、クリアした達成感が感じられない。 また、敵を倒したり敵拠点を制圧したりするとポイントが溜まっていき、それが一定量に達すると強制イベントが発生。それも、「どうやってかわからないが敵に拉致され、どうやったのがわからないまま脱出してた」という内容の繰り返し。広い箱庭を自分の意志でクリアしていくのがオープンワールドの醍醐味なのに、自らそれをぶち壊すシステム。それも悪い方向に。このゲームの自由度は、「3人いるサブボスをどの順番で倒していくか」くらい。 【ボスとまともに戦えないお約束】 サブボス、ボスとの戦闘は、精神世界のようなフィールドで戦い、それに勝つとボスを倒してた、といったイベントバトルが3以降のお約束になっているが、この手で倒した実感が得られずフラストレーションが残るものになっている。さんざん煮え湯を飲まされた敵は、自分の手で倒してスッキリしたいのに、モヤモヤしたまま。こんなイライラするだけの悪しきオリジナリティは不要。 【快適さ(操作系)】 本作に限らないが、ダッシュをL3クリックに割り振るのはやめてほしい。本作でもダッシュジャンプしないと行けない場所が度々出てくるが、L3スティック倒し+クリック+ジャンプは非常に操作しづらい(特にショートダッシュ)。 また、「落ちている武器を拾う」と「敵死体からアイテムをはぎ取る」が同じボタンで意図しない方が発動したり、自キャラはちょっとした高低差でも死ぬのに「ダッシュ」と「ウィングスーツ展開」がこれも同じボタンで、ウィングスーツ展開が間に合わず事故死(墜死)、という事態がよく発生してイライラする。
2から5まで(プレイマル除く)プレイ。2~4はどれも2~3回はニューゲームから再開してクリアするほど楽しんだが、今作は周回プレイしたいと思えない。肝心な部分で自由度がないので。 発売直後は結構売り切れの小売店も多く、期待していた人も多かったんだなと嬉しくなったが、クリア後の満足感では過去最低だった。期待していただけに残念。
GOOD!
【頼りになるバディ】
様々な攻撃方法を持つ仲間や動物をバディにできて、単純な攻撃サポートのみならず、自分が戦闘不能になった際は蘇生してくれることもあり、かなり頼りになる。救助したり移動中に出合ったレジスタンスを仲間にでき、仲間集めも楽しい。(同時に3人までだが。)
一方、バディは不死で一定時間経てば死亡しても再出撃可能なのは強すぎる気も。Farcry2のバディシステムのように、助けが間に合わなければロスト、くらいの方が良かったかも。バランス的にも感情的にも。
【探検の楽しさ】
今回も広々とした自然が舞台で仕掛けも満載。多様性に乏しく作業感を感じる人もいるだろうが、グレーアウトした地図を隅から隅まで探検して地図を完成させていくのは達成感がある。それ自体が楽しい自分にとっては、単調さはあまり気にならずボリューム的に満足できた。
しかし、クリアした時の満足感は過去最低。(詳しくはBADで。)
【世界観】
オープンワールドFPSは今やありふれた存在だが、大自然が舞台、イカれた敵集団、汚物は焼毒といったパーツが集まって、「ああ、FARCRYだわ」というオリジナリティを感じる。しかし、「お約束としてこれは必要か?」というオリジナリティも。(詳しくはBADで。)
BAD/REQUEST
【シナリオとその進行】
ハッピーエンドでなくても一向に構わないが、敵カルト(思想的にはともかく、やっていることはまごうことなき邪悪な犯罪行為)に勝利したとはとうてい思えないENDばかりで、クリアした達成感が感じられない。
また、敵を倒したり敵拠点を制圧したりするとポイントが溜まっていき、それが一定量に達すると強制イベントが発生。それも、「どうやってかわからないが敵に拉致され、どうやったのがわからないまま脱出してた」という内容の繰り返し。広い箱庭を自分の意志でクリアしていくのがオープンワールドの醍醐味なのに、自らそれをぶち壊すシステム。それも悪い方向に。このゲームの自由度は、「3人いるサブボスをどの順番で倒していくか」くらい。
【ボスとまともに戦えないお約束】
サブボス、ボスとの戦闘は、精神世界のようなフィールドで戦い、それに勝つとボスを倒してた、といったイベントバトルが3以降のお約束になっているが、この手で倒した実感が得られずフラストレーションが残るものになっている。さんざん煮え湯を飲まされた敵は、自分の手で倒してスッキリしたいのに、モヤモヤしたまま。こんなイライラするだけの悪しきオリジナリティは不要。
【快適さ(操作系)】
本作に限らないが、ダッシュをL3クリックに割り振るのはやめてほしい。本作でもダッシュジャンプしないと行けない場所が度々出てくるが、L3スティック倒し+クリック+ジャンプは非常に操作しづらい(特にショートダッシュ)。
また、「落ちている武器を拾う」と「敵死体からアイテムをはぎ取る」が同じボタンで意図しない方が発動したり、自キャラはちょっとした高低差でも死ぬのに「ダッシュ」と「ウィングスーツ展開」がこれも同じボタンで、ウィングスーツ展開が間に合わず事故死(墜死)、という事態がよく発生してイライラする。
COMMENT
2から5まで(プレイマル除く)プレイ。2~4はどれも2~3回はニューゲームから再開してクリアするほど楽しんだが、今作は周回プレイしたいと思えない。肝心な部分で自由度がないので。
発売直後は結構売り切れの小売店も多く、期待していた人も多かったんだなと嬉しくなったが、クリア後の満足感では過去最低だった。期待していただけに残念。