グラフィックは美しいですね。 人物造形や自然の風景、建物含めた人工物、武器類など、隙無く綺麗です。特に、人物造形は驚かされますね。 40型程度のディスプレイなら、5~6mm離れた位置から見たら、実写だと思うレベルじゃないでしょうか。 舞台としては、現代よりもちょい未来くらいだと思いますが、相変わらずこういう勢力は居るんだろうな~と素直に感じました。 かなり狂信的なカルト教団が敵役で、昨今のアメリカを取り巻く状況への皮肉になっているのでしょうね。 キリスト教の中でも超保守的な「福音派」や、トム・クルーズも信者であることで有名な「サイエントロジー」など、アメリカでは有名な、まぁ少々乱暴に言ってしまえば、「カルト」な宗教団体をモデルとしているシーンやキャラクターが多々見受けられます。 パッケージも言うまでもなく、「最後の晩餐」のパロディになっていますね。 こういった気の利いた感じというのは、国内ゲームではあんまりないですね。せいぜい、有名なアニメやゲーム、あとはネットスラングなどのパロネタを盛り込む程度。 大人がプレイするゲームの舞台立てとして、非常に気の利いたものになっています。 2人のバディを連れていけるところも良かったですね。 間抜けなとこも無きにしも非ずですが、基本的には頼りになります。運転やヒーラーの役目も果たしてくれますし、会話のヴァリエーションもそれなりに豊か。実在感のあるキャラクターとしてちゃんと成立してます。
シリーズ全体にある不満点ですが、やはりストーリーが非常に弱いです。 基本的には、敵拠点をせん滅していくだけで、ちょいちょいイベントシーンは入りますが、特にストーリーが展開するようなものでもありません。 各地域にボスが配置されており、それらを自由に倒していけるため、1本の筋が通ったお話にできなかったのでしょうね。 しかしやってることがずっと同じなので、どうしても作業感が強まっていきます。 敵がうっとうしくなる場面が多かったです。 システムとしては、敵ボスが支配する地域の拠点を潰していき、それがある一定数に達すると強制的にボス戦になるのですが、その直前くらいになると、マップを回っている最中に強制的に戦闘しなければならなくなるシチュエーションが多くなります。 また、敵ボスとの戦闘も、いつもワンパターン。敵に捕まり、でも何とか抜け出してボスと戦闘。 どうせ強制イベントならば、そこに至るまでのストーリーなどもう少し工夫して欲しい。 ボスとの戦闘もたるいですね~。 これもシリーズ恒例ですが、なんだか変な精神世界的なところに飛ばされ、超自然的な世界観の舞台での戦いになります。 これ、好評なんでしょうか……? たまになら良いのですが、基本的には現実世界に準じた舞台であるファークライなので、なんだか気持ちが冷めてしまいます。こういうヴァリエーションではなく、例えばメタルギアソリッドシリーズのボスキャラのように、もっと戦闘スタイルの違いで個性を出してほしいです。 あとは細かい部分ですが、武器の種類が少ない、探索系のサブクエがつまらない、チュートリアルやヘルプが不親切、などなどなど。
シリーズファンならプレイしても良いと思います。 しかし、4やプライマルで、そろそろ飽きてきたかな~という人(自分もそうです)には、おすすめできないですね。 一定以上の楽しみはありますが、今作に関しては、ブラッシュアップが足りないと感じました。 良くも悪くもいつものファークライ……なのですが、「悪くも」の比率が高めな印象でした。 まぁなんだかんだ言いつつ、6が出ればまたやってしまうと思いますが。
GOOD!
グラフィックは美しいですね。
人物造形や自然の風景、建物含めた人工物、武器類など、隙無く綺麗です。特に、人物造形は驚かされますね。
40型程度のディスプレイなら、5~6mm離れた位置から見たら、実写だと思うレベルじゃないでしょうか。
舞台としては、現代よりもちょい未来くらいだと思いますが、相変わらずこういう勢力は居るんだろうな~と素直に感じました。
かなり狂信的なカルト教団が敵役で、昨今のアメリカを取り巻く状況への皮肉になっているのでしょうね。
キリスト教の中でも超保守的な「福音派」や、トム・クルーズも信者であることで有名な「サイエントロジー」など、アメリカでは有名な、まぁ少々乱暴に言ってしまえば、「カルト」な宗教団体をモデルとしているシーンやキャラクターが多々見受けられます。
パッケージも言うまでもなく、「最後の晩餐」のパロディになっていますね。
こういった気の利いた感じというのは、国内ゲームではあんまりないですね。せいぜい、有名なアニメやゲーム、あとはネットスラングなどのパロネタを盛り込む程度。
大人がプレイするゲームの舞台立てとして、非常に気の利いたものになっています。
2人のバディを連れていけるところも良かったですね。
間抜けなとこも無きにしも非ずですが、基本的には頼りになります。運転やヒーラーの役目も果たしてくれますし、会話のヴァリエーションもそれなりに豊か。実在感のあるキャラクターとしてちゃんと成立してます。
BAD/REQUEST
シリーズ全体にある不満点ですが、やはりストーリーが非常に弱いです。
基本的には、敵拠点をせん滅していくだけで、ちょいちょいイベントシーンは入りますが、特にストーリーが展開するようなものでもありません。
各地域にボスが配置されており、それらを自由に倒していけるため、1本の筋が通ったお話にできなかったのでしょうね。
しかしやってることがずっと同じなので、どうしても作業感が強まっていきます。
敵がうっとうしくなる場面が多かったです。
システムとしては、敵ボスが支配する地域の拠点を潰していき、それがある一定数に達すると強制的にボス戦になるのですが、その直前くらいになると、マップを回っている最中に強制的に戦闘しなければならなくなるシチュエーションが多くなります。
また、敵ボスとの戦闘も、いつもワンパターン。敵に捕まり、でも何とか抜け出してボスと戦闘。
どうせ強制イベントならば、そこに至るまでのストーリーなどもう少し工夫して欲しい。
ボスとの戦闘もたるいですね~。
これもシリーズ恒例ですが、なんだか変な精神世界的なところに飛ばされ、超自然的な世界観の舞台での戦いになります。
これ、好評なんでしょうか……?
たまになら良いのですが、基本的には現実世界に準じた舞台であるファークライなので、なんだか気持ちが冷めてしまいます。こういうヴァリエーションではなく、例えばメタルギアソリッドシリーズのボスキャラのように、もっと戦闘スタイルの違いで個性を出してほしいです。
あとは細かい部分ですが、武器の種類が少ない、探索系のサブクエがつまらない、チュートリアルやヘルプが不親切、などなどなど。
COMMENT
シリーズファンならプレイしても良いと思います。
しかし、4やプライマルで、そろそろ飽きてきたかな~という人(自分もそうです)には、おすすめできないですね。
一定以上の楽しみはありますが、今作に関しては、ブラッシュアップが足りないと感じました。
良くも悪くもいつものファークライ……なのですが、「悪くも」の比率が高めな印象でした。
まぁなんだかんだ言いつつ、6が出ればまたやってしまうと思いますが。