【PS4】Detroit: Become Human(デトロイト ビカム ヒューマン)
発売元 | ソニー・インタラクティブエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2018-05-25 |
価格 | 7452円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 セクシャル 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:オープンシナリオ・アドベンチャー ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 75
- (難易度)
- 1.83
- レビュー数
- 6
スコアチャート
GOOD!
ヘビーレインはプレイ済み。
ビヨンド~~は未プレイです。
シネマティックアドベンチャーとでも言うのでしょうか。
現行最高水準のグラフィックで描かれる人物造形は見事ですね。
いわゆる「顔で語る」という演技も違和感なくできており、主人公になって、行動や言動を選択できる(超一流の)海外ドラマ、という感じ。
骨格のストーリーは当然のことながら、細かな演出やセリフなど、非常に高水準で、心地よくプレイできます。
アンドロイドと人間が共存する世界を描いていき、両者を分かつものは何か、を考えさせるとともに、人間を人間たらしめる本質を問いかける……というものがメインのテーマであると思いますが、SFものの王道であるテーマであると同時に、AI技術が目覚ましい進歩をしている現代に非常にマッチしたものですね。
3名の主人公をザッピングしながら進めていく方式ですが、だいたい15分くらいで一区切りで、また違うキャラクターの話が始まります。
このテンポ感が絶妙で、ついつい先を進めてしまう中毒性がありますね。
また、区切りごとにフローチャートが出てきて、自分の取った選択肢と、それ以外がすぐに可視化され、2週目以降もわかりやすいです。
BAD/REQUEST
ほとんど悪い箇所は無いように感じますが、個人的に気になった箇所を箇条書きにします。
・QTEのしくじり
アクションシーンにおいて、画面に表示されたボタンを押さなくてはならないパートがいくつかあります。
例えば格闘シーンで、急に表示されるボタンを押せば、敵の攻撃を回避したり、ボタンを間違えたり違うボタンを押してしまうと、もろに敵の攻撃をくらったりなど。
個人的にゲームが下手なのがいけないのですが、このボタン操作を間違えると、一方的に敵にぼこぼこにやられてしまったりもするわけです。
しかし、基本ゲームオーバーが無いシステムなので、それはそれでお話は進行するのですが、やはりどうにも気分が良くありません……。
・フローチャート埋めの作業感など
1週目は、たいていの人は自分が理想とする選択肢を選んでいくと思いますが、クリア後は、選ばなかった選択肢を埋めにかかっていくプレイになると思います。
そうすると、自分が描いていた人物像とはかけ離れた言動を行うキャラクターにせざるを得ません。やはりこれも気分が悪いですし、作業感が強くなってしまいます。まぁその後のお話も面白いので良いのですが。
COMMENT
現状のアドベンチャーゲームの最高峰と言って良いゲームですね。
海外映画やドラマが好きな方であれば、普段まったくゲームをしない人でも楽しめるでしょう。
国産ゲームでも、例えば「街」や「428」みたいなゲームをこういうシステムでプレイしてみたいですね。