一番のこのゲームの売りは北斗の拳のアクションゲームであること。 よって、原作やアニメなどで北斗の拳が好きだ、という前提のGOODポイントとなります。 北斗の拳のアクションゲームは最近のゲーム機では少なく、最新ゲーム機では初となる為、ファンにとってはそれだけでも嬉しいポイントだと思います。この点を評価しオリジナリティーを4点にしました。 コスチュームなどが原作より現在の流行(なのかな?)のキャラデザインを意識した派手なものになっている為、古臭さがない。 原作ではあまり技が披露されなかったキャラにもオリジナルの技が用意されていて派手。 特定の技で敵を倒すと、北斗は爆死、南斗は細切れと原作に沿った演出がされている。 キャラが成長してアクションが多彩になってくると、キャラに入り込める。 伝説編・幻闘編共にケンシロウ以外のキャラでもストーリーモードがある。 幻闘編はゲームオリジナルストーリーモードで、シンなど原作では活躍の場が少なかった自分のお気に入りのキャラで楽しめる。また、ストーリーがオリジナルの為、新鮮なストーリー展開が楽しめる。 シンやレイなどの南斗聖拳は爽快感がある。快適さ4はこちらを基準につけました。ケンシロウなら3です。 幻闘編は画面分割の2人プレイが可能。これがなかなか楽しい。 ボスの最後以外は難しいコマンド入力などは少ないのでゲームの得意でない北斗世代でもプレイ可能。
しょせんはキャラゲーです。 ファンなら良いと感じるポイントもそれ以外の人にとっては、特に感じるところもないかもしれません。 敵キャラ・端役がかなりカットされています。ファンにとっては痛いところだと思います。例を挙げるとチョイ役でいうとスペード、クラブ、ダイヤなど。手抜きしたいなら、従来の無双シリーズのその他の武将のように指揮官の名前を差し替えるだけでも良いから入れて欲しかった。 ストーリーごとなくなっている章もあります。原作2・3巻の中心となるゴッドランドやジャッカル・デビルリーバースの辺りはまるごとありません。 北斗の拳を題材にしている割に雑魚敵が強い。特に雑魚の隊長が原作と比べ強すぎる。従来の無双でいう無双武将以外の武将的位置づけがあることが理由と思われる。対雑魚戦に関しては同じ北斗でもPS1の「北斗の拳」の方が倒す爽快感はあった。雑魚のランダムな一撃死などを取り入れて欲しい。 奥義の威力が弱すぎる。これが雑魚を強くさせている一因にもなっている。 特定の技を当てないと雑魚の敵の死亡表現が爆死、細切れにならない。特定の技以外でもランダムに爆死、細切れの表現が発生するなどして欲しかった。また、爆死も胴体部の破裂ばかりで頭部の破裂表現がない。ある意味、「PS1の北斗の拳」の死亡演出の方が優れていたかもしれない。 ボスキャラを倒すときの無双乱舞のムービーがダサい。(ある意味PS1のムービーよりひどい)このときのボタン入力も不要に感じる。 ボタン入力なしでムービー突入でいいのでは?と感じます。 幻闘編があるとはいえ登場する主要キャラがすべて網羅されているわけではない。 ケンシロウのアクションがのろい。原作やアニメではなく、実写版北斗の拳を再現しているのではないかと思ってしまう。 音楽・SEなど北斗の拳のイメージと違う。むしろゲーム中の音楽は従来の無双シリーズを踏襲している感じ。TVアニメに準じたものにして欲しかった。TVアニメとちがうオリジナルにするにしてもあの曲はない、どうしても三国無双などが頭によぎってしまう曲がある。
無双シリーズもイマイチなものも含めPS2のころより大半は買っています。また、北斗の拳が好きなので買いました。 プレイ環境はフルHDプラズマ50インチTV(WOO)及び3万円程度のフロント5.1chスピーカーを使用。 伝説編のケンシロウ及びレイをクリア、幻闘編のシンをクリア。 北斗の拳ファンなら楽しめると思います。私は楽しんでいます。 ただ、他に北斗の拳のゲームがあまりない、つまり北斗の拳のキャラゲーとして競合するゲームがないため、これぐらいの出来でも北斗の拳として楽しめてしまうという部分もあるかもしれません。 よって、まだまだ改善の余地やファンならではの不満、製作陣の北斗愛不足?がある感は否めません。また、ケンシロウよりシン、レイの方がプレイしていて断然楽しいと感じました。 昔のゲームとの比較になりますが、個人的には「PS1版 北斗の拳」のような世紀末シアター的な物語の演出や細かいストーリーの網羅をして欲しかったです。 画風は「PS1版 北斗の拳」などの方が原作やTVアニメに忠実な画風に仕上がっている為、原作ファンにはしっくりくるかもしれません。ただし、GOODにも書きましたが今風にアレンジすることで古臭さを払拭しているため、賛否両論あるところだと思います。個人的にはかっこいいし、ありだと思います。 雑魚をランダムに一撃死させる仕様が「PS1の北斗の拳」でありましたが、あのようなシステムもとりいれるとより北斗神拳らしさがでて面白くなるのでは?と感じました。 また、雑魚の隊長などを倒した時は「PS1の北斗の拳」にあった「あべしシステム」のような多彩な断末魔の表現方法を導入したら面白いだろうなと思いました。 なんにしても、北斗神拳等の無敵ぶり、一撃必殺的な表現、雑魚キャラの死に様、をもっと工夫する必要を感じました。いまのままでは主要な拳法の強さのインパクトや断末魔の表現もイマイチな感じました。 TV版の声優の方々はすでに亡くなった方や年齢的な問題がある方もいるのでしょうがせめて似た声の方を配役するなどの配慮があればよかったと思います。雰囲気出ている方も中にはいるのですが、かなりかけ離れている方もいます。アニメの使いまわしでもいいと思います。 仮に、TV版ではなく原作を表現しているという理屈だとしても、雑魚と主要キャラのある種のギャグ的な掛け合い部分はまるで表現されていません。この辺は声優の表現力や前述の「あべしシステム」的なもので大分改善されるのではないでしょうか。 セリフの発言頻度。敵を10体倒すごとに操作キャラがいろいろなセリフ(悪党に今日を生きる資格はない、南斗聖拳の前ではゴミくず同然、など)を言うなど、セリフの発言頻度を上げることでもっとプレイヤーのテンションが盛り上がる気がします。 もっさり感の解消を。操作キャラ(特にケンシロウなど)の動きを1.5倍の速さにしてSEを改善することでもっさり感が大幅に改善されると思います。 雑魚キャラのボウガン攻撃や火炎瓶攻撃はストレスになります。ボウガンに関してはタイミングを合わせて防御することで「二指真空波」的に相手に跳ね返しますが、ただ防御するだけで相手に跳ね返すほうが、手軽に北斗を堪能でき、雰囲気も出るし・ストレスもなくなると思います。また、跳ね返した場合は一撃で相手を倒せるようにしたほうが良いと感じました。 以上、「PS1版 北斗の拳」との比較やマイナス的な感想も書きましたが、ゲーム自体がPS1のものよりつまらないという意味ではありません。原作ファンであれば、ファンの脳内補完と情熱でマイナス面にも目を瞑って楽しめるかと思います。正直ケンシロウは動きがもっさりしていてストレスもありますが、レイなどの南斗キャラは見切り攻撃などが爽快で、なかなかいい動きだと思います。 また、キャラの声や音楽・SEなどを改善、アクションスピードを1.5倍にしただけでもキャラゲーとしては神ゲーに化けると思います。それだけに実に惜しい作品と感じます。その辺は某有名動画サイトでアニメの音声をつけたPVや1.5倍速にしたものなどを観ることができるので、どれだけ良くなるか、ファンが何を求めているかがわかると思います。是非、製作陣の方々には観てもらってDLコンテンツやPKなどで反映してもらいたいと思います。反映されるなら購入したいです。また2作目を出す場合は端役の充実も合わせてもらえれば、最高の北斗ゲーに化けると思います。 以上、長くなりましたが次回作に期待というところです。
GOOD!
一番のこのゲームの売りは北斗の拳のアクションゲームであること。
よって、原作やアニメなどで北斗の拳が好きだ、という前提のGOODポイントとなります。
北斗の拳のアクションゲームは最近のゲーム機では少なく、最新ゲーム機では初となる為、ファンにとってはそれだけでも嬉しいポイントだと思います。この点を評価しオリジナリティーを4点にしました。
コスチュームなどが原作より現在の流行(なのかな?)のキャラデザインを意識した派手なものになっている為、古臭さがない。
原作ではあまり技が披露されなかったキャラにもオリジナルの技が用意されていて派手。
特定の技で敵を倒すと、北斗は爆死、南斗は細切れと原作に沿った演出がされている。
キャラが成長してアクションが多彩になってくると、キャラに入り込める。
伝説編・幻闘編共にケンシロウ以外のキャラでもストーリーモードがある。
幻闘編はゲームオリジナルストーリーモードで、シンなど原作では活躍の場が少なかった自分のお気に入りのキャラで楽しめる。また、ストーリーがオリジナルの為、新鮮なストーリー展開が楽しめる。
シンやレイなどの南斗聖拳は爽快感がある。快適さ4はこちらを基準につけました。ケンシロウなら3です。
幻闘編は画面分割の2人プレイが可能。これがなかなか楽しい。
ボスの最後以外は難しいコマンド入力などは少ないのでゲームの得意でない北斗世代でもプレイ可能。
BAD/REQUEST
しょせんはキャラゲーです。
ファンなら良いと感じるポイントもそれ以外の人にとっては、特に感じるところもないかもしれません。
敵キャラ・端役がかなりカットされています。ファンにとっては痛いところだと思います。例を挙げるとチョイ役でいうとスペード、クラブ、ダイヤなど。手抜きしたいなら、従来の無双シリーズのその他の武将のように指揮官の名前を差し替えるだけでも良いから入れて欲しかった。
ストーリーごとなくなっている章もあります。原作2・3巻の中心となるゴッドランドやジャッカル・デビルリーバースの辺りはまるごとありません。
北斗の拳を題材にしている割に雑魚敵が強い。特に雑魚の隊長が原作と比べ強すぎる。従来の無双でいう無双武将以外の武将的位置づけがあることが理由と思われる。対雑魚戦に関しては同じ北斗でもPS1の「北斗の拳」の方が倒す爽快感はあった。雑魚のランダムな一撃死などを取り入れて欲しい。
奥義の威力が弱すぎる。これが雑魚を強くさせている一因にもなっている。
特定の技を当てないと雑魚の敵の死亡表現が爆死、細切れにならない。特定の技以外でもランダムに爆死、細切れの表現が発生するなどして欲しかった。また、爆死も胴体部の破裂ばかりで頭部の破裂表現がない。ある意味、「PS1の北斗の拳」の死亡演出の方が優れていたかもしれない。
ボスキャラを倒すときの無双乱舞のムービーがダサい。(ある意味PS1のムービーよりひどい)このときのボタン入力も不要に感じる。
ボタン入力なしでムービー突入でいいのでは?と感じます。
幻闘編があるとはいえ登場する主要キャラがすべて網羅されているわけではない。
ケンシロウのアクションがのろい。原作やアニメではなく、実写版北斗の拳を再現しているのではないかと思ってしまう。
音楽・SEなど北斗の拳のイメージと違う。むしろゲーム中の音楽は従来の無双シリーズを踏襲している感じ。TVアニメに準じたものにして欲しかった。TVアニメとちがうオリジナルにするにしてもあの曲はない、どうしても三国無双などが頭によぎってしまう曲がある。
COMMENT
無双シリーズもイマイチなものも含めPS2のころより大半は買っています。また、北斗の拳が好きなので買いました。
プレイ環境はフルHDプラズマ50インチTV(WOO)及び3万円程度のフロント5.1chスピーカーを使用。
伝説編のケンシロウ及びレイをクリア、幻闘編のシンをクリア。
北斗の拳ファンなら楽しめると思います。私は楽しんでいます。
ただ、他に北斗の拳のゲームがあまりない、つまり北斗の拳のキャラゲーとして競合するゲームがないため、これぐらいの出来でも北斗の拳として楽しめてしまうという部分もあるかもしれません。
よって、まだまだ改善の余地やファンならではの不満、製作陣の北斗愛不足?がある感は否めません。また、ケンシロウよりシン、レイの方がプレイしていて断然楽しいと感じました。
昔のゲームとの比較になりますが、個人的には「PS1版 北斗の拳」のような世紀末シアター的な物語の演出や細かいストーリーの網羅をして欲しかったです。
画風は「PS1版 北斗の拳」などの方が原作やTVアニメに忠実な画風に仕上がっている為、原作ファンにはしっくりくるかもしれません。ただし、GOODにも書きましたが今風にアレンジすることで古臭さを払拭しているため、賛否両論あるところだと思います。個人的にはかっこいいし、ありだと思います。
雑魚をランダムに一撃死させる仕様が「PS1の北斗の拳」でありましたが、あのようなシステムもとりいれるとより北斗神拳らしさがでて面白くなるのでは?と感じました。
また、雑魚の隊長などを倒した時は「PS1の北斗の拳」にあった「あべしシステム」のような多彩な断末魔の表現方法を導入したら面白いだろうなと思いました。
なんにしても、北斗神拳等の無敵ぶり、一撃必殺的な表現、雑魚キャラの死に様、をもっと工夫する必要を感じました。いまのままでは主要な拳法の強さのインパクトや断末魔の表現もイマイチな感じました。
TV版の声優の方々はすでに亡くなった方や年齢的な問題がある方もいるのでしょうがせめて似た声の方を配役するなどの配慮があればよかったと思います。雰囲気出ている方も中にはいるのですが、かなりかけ離れている方もいます。アニメの使いまわしでもいいと思います。
仮に、TV版ではなく原作を表現しているという理屈だとしても、雑魚と主要キャラのある種のギャグ的な掛け合い部分はまるで表現されていません。この辺は声優の表現力や前述の「あべしシステム」的なもので大分改善されるのではないでしょうか。
セリフの発言頻度。敵を10体倒すごとに操作キャラがいろいろなセリフ(悪党に今日を生きる資格はない、南斗聖拳の前ではゴミくず同然、など)を言うなど、セリフの発言頻度を上げることでもっとプレイヤーのテンションが盛り上がる気がします。
もっさり感の解消を。操作キャラ(特にケンシロウなど)の動きを1.5倍の速さにしてSEを改善することでもっさり感が大幅に改善されると思います。
雑魚キャラのボウガン攻撃や火炎瓶攻撃はストレスになります。ボウガンに関してはタイミングを合わせて防御することで「二指真空波」的に相手に跳ね返しますが、ただ防御するだけで相手に跳ね返すほうが、手軽に北斗を堪能でき、雰囲気も出るし・ストレスもなくなると思います。また、跳ね返した場合は一撃で相手を倒せるようにしたほうが良いと感じました。
以上、「PS1版 北斗の拳」との比較やマイナス的な感想も書きましたが、ゲーム自体がPS1のものよりつまらないという意味ではありません。原作ファンであれば、ファンの脳内補完と情熱でマイナス面にも目を瞑って楽しめるかと思います。正直ケンシロウは動きがもっさりしていてストレスもありますが、レイなどの南斗キャラは見切り攻撃などが爽快で、なかなかいい動きだと思います。
また、キャラの声や音楽・SEなどを改善、アクションスピードを1.5倍にしただけでもキャラゲーとしては神ゲーに化けると思います。それだけに実に惜しい作品と感じます。その辺は某有名動画サイトでアニメの音声をつけたPVや1.5倍速にしたものなどを観ることができるので、どれだけ良くなるか、ファンが何を求めているかがわかると思います。是非、製作陣の方々には観てもらってDLコンテンツやPKなどで反映してもらいたいと思います。反映されるなら購入したいです。また2作目を出す場合は端役の充実も合わせてもらえれば、最高の北斗ゲーに化けると思います。
以上、長くなりましたが次回作に期待というところです。