【PS3】JUST CAUSE 2(ジャストコーズ2)
発売元 | スクウェア・エニックス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2010-06-10 |
価格 | 7980円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アグレッシブ・アクションアドベンチャー ■ プレイ人数:1人 【廉価版】 ■ 発売日:2011/07/07 ■ 価格:3,990円 |
GOOD!
〆オリジナリティ
広大な現代の東南アジアの小国を部隊とした箱庭型テロアクションゲーム。
広大な箱庭世界で好きなところに行き、小旅行を味わえます。
GTAクローンで世界をものすごく広大にした感じですかね。
戦闘中じゃないときは、タイとかバンコクあたりを彷彿とさせる発展途上国ならではの情緒あるバカンス気分が味わえてなかなかです。
〆熱中度
結構ムキになってやりました。
難易度ノーマルでの死亡率はかなり高く、死にまくりDeath。
死にまくりで、なんか納得できないけど、気がつけばずっとやってる。
そんな感じですね。
乗り物の運転操作とかを要求するレースミッションもかなりテクニカル。
ミッションも45とボリュームもあって、やりこめます。
気が向いたら軍事基地に殴り込みに行くのも良いと思います。
とにかく、やれることはごまんとあるのがこのゲームの最大のセールスポイントと言えます。
〆民間人が無敵
多分、殆どの人がBADに書くような気がしますが、私は敢えてGOODに書きます。
なぜか。車のレースミッションその他の乗り物の扱いがとてもやりやすくなってるからです。
市街コースを最高速度で運転中にバイクと接触しても死人が出ないので警察が飛んできません。とにかく、死にゲーなので、民間人縛りプレイなんて、50時間やってもまったく、微塵もやる気が起きませんでした。ていうか、そんな事する物好きがいる事自体が信じれんw
ヘリコプターの着陸地点に民間人がいても、躊躇無く下敷きに出来るのは地味に快適です。
BAD/REQUEST
〆理不尽な死が満載。
とにかく人海戦術でクリアーするしかない、そのぐらいのマゾゲーです。
基本的に敵と自分の銃器の攻撃力が同じです。弾切れしたら、ブラックマーケットで空輸してもらうか、敵の武器を奪います。
大体はお金がもったいないので敵の武器を奪って使う事になります。
「お前の武器は俺の武器。俺の武器も俺の武器」
こういうと、無双系な俺Tueeeee!ゲーの様に想像しがちですが、さにあらず。むしろ、数の暴力になすすべもない現実を見せつけられます。
一拠点にとどまって、敵と戦闘を続けるとヒートレベル(敵の増援強化レベル)が上昇。付近の警察や軍の支援ヘリなんかがバンバン突っ込んできて蜂の巣です。
ミサイルランチャーなどはほぼ一撃必殺です。自分が使っても、相手に使われてもw
それだけでも酷いのに、壁に隠れてても時たま敵の弾が壁を突き抜けて当たります。
それだけでも酷いのに、味方の支援は一切ありません。
唯一の救いは死んでもペナルティーがない事だけです。
冗談抜きで、イナバ物置のコマーシャルのことく「100回死んでも大、丈〜夫!」と言わんばかりの死にっぷり。心の芯柱をナイフでがりがりと削られていくのは、非常に鬱です。
〆拠点ゲリラ兵が削除されたおかげでどうゲームが変わったのか。
例えば誘拐ミッションをやったとします。
対象をさらって、目的地まで。当然、警察や軍車両が前から後ろから銃を乱射しながら突っ込んでくるので、それを何とかかわして、目的地のゲリラ拠点まで。
「軍の連中は私たちに任せて」
ゲリラ拠点には、味方が待ちかまえてくれて援護してくれる様子。
助かったと思ったのもつかの間、拠点についたとたんにミッションクリア、護衛のゲリラ兵消失。
残ったのは瀕死の自分と、背後で銃を乱射してくる大量の軍や警察の犬ども。
何ですかこの仕打ち。
『ゲリラの影の英雄を演じて潜入スパイ&破壊工作活動』
の筈が、どっちかというと
『死を厭わずに、敵を道連れにしながら自分も死ぬ友達居ないよ原理主義者的ワンマンテロリスト』
ハッキリ言って、海外版オリジナルよりも酷い、自爆テロ万歳ゲームになっちゃってると思います。
なんでこれがCERODなんですかと、私はこれを審査した人に真顔で問いたい。
〆死にたくなければピンポンダッシュしかない
銃を数秒(1分以上留まったらもう手遅れ)乱射したら、警察がやってくる前にヘリもしくは船で包囲網突破&離脱。
そう、この世界で長生きしたければピンポンダッシュ作戦。これしか術がありません。
〆拠点制覇率100%が異様にめんどくさい
98%ぐらいまでは、簡単に見つかりますが残り2%、最後の1個がなかなか見つかりません。レーダーの反応距離を大幅に長くして、破壊目標にも反応する様に修正して欲しいです。非常にストレスがたまります。100%に拘るコンプリート主義な人は注意。
〆はげ山
雪山の上を飛行機で飛ぶと、遠景の茶色のはげ山から、じわーーーっと、近景で雪山に変わっていくという実に謎でがっくりな表現手法。
海外版では発生してない、どういういい訳も通用しないぐらいの手抜き仕事には、実に目眩がいたします。
が、上2つに比べれば、それだけの事。別にたいした事じゃありません。すぐになれます。
ノープロブレム。
〆あれ? マルチエンドじゃないの?
マルチエンドだと思ってたんですが、あれ? エンディングって1つだけなの?
というか、味方テロリスト壊滅ミッションのような非情で外道な後始末ミッションがあるのだとてっきり思ってたのに。がっかり、非情にがっかり。
COMMENT
プレイ環境:PS3(120GB)+松下Viera(TH-26XL70)26インチ+パイオニアサラウンドヘッドホン(SE-DRS3000C)
難易度ノーマル、プレイ時間は51時間、トロフィー55%時点でのレビューです。
非情に熱中しましたが、やり込むほどにものすごく不満を感じた作品。
ここまで酷評したのは「やりこみ余って憎さ100万倍」と評したヴァルキリープロファイル2以来の様に思います。
気に入りません、実に気に入りません。
もう一回、回収して作り直せと言いたいです。