PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

舞台はフランス革命の時代のパリ。
街は多くの人々で溢れ、当時のさまざまな様相を見ることができます。
人々は暴動を起こしたり、喧嘩したり、酔って踊っていたりしていて、とても賑やかです。

フランスのパリの街並みがとても良く再現されており、ロケーションも見どころ満載。
豪華できらびやかな同色が施された宮殿から、豪華さも簡素さも見受けられる市民の住宅、市民の暴動で溢れかえる広場などなど。
ノートルダム大聖堂やルーブル美術館など、現代のフランスでもお馴染みの建造物も作中にあります。

成長要素として、スキルシステム・装備システムがあるところ。
いずれもポイントやお金を消費することで、主人公であるアルノの能力を強化することができます。
いずれシステムで強化できる要素はとても役に立つので、成長し甲斐があります。

定期的に収入が得られるシステムとして、カフェが登場。
過去のシリーズ作品における銀行のように、時間が経てば収入が得られるノーリスク・ハイリターンのシステムです。
パリになる指定のカフェを改築したり、ミッションをクリアすることによって、収入が増額されます。

従来の作品同様、オートセーブ機能もあります。
音声・字幕設定には、日本語・英語・フランス語が可能です。

BAD/REQUEST

ストーリーの内容が、全体的にパッとしない印象でした。
主人公のアルノの行動でどんどんストーリーが進んでいくのですが、展開の内容が少々ワンパターンに感じるところが多く、マンネリ気味。
ネタばれ防止のため詳細は書けませんが、あまりにパッとしないので、エンディングを迎えてもそれほど達成感はありませんでした。

グラフィックは全体的に綺麗ではあるものの、まだまだ伸びしろがありそうなところ。
PS3でしたら間違いなく５点でしたが、次世代機であるPS4であることを考えると、「もっと綺麗に表現できるんじゃないか？」と感じるのが正直な感想。
今後のシリーズ作品で更に良くなることを期待します。

成長要素にかかるポイントやお金の数値が多過ぎる。
そのせいで、あまりアルノの強化が進みませんでした。
必要な数値をせめて半値に設定して、強化しやすくなるようにして欲しかった。

全体的に難易度が高い。
ミッションで配置される敵の数が多く、敵の視野や索敵範囲も拡いため、油断していると見つかりやすいです。
乱戦時は、敵が好戦的にしかけてくるので、一方的にやられてしまうこともしばしば。

カフェの稼げる額が低い。
最終的に数万は稼げるのですが、買い物や成長要素でその倍の金額は使ってしまうので、圧倒的にお金が足りません。
稼げる額をもっと増やして、買い物や成長要素での消費で困らないようにして欲しいです。

パリの街が全体的に広いのですが、従来の作品に比べると広すぎる。
広すぎて移動に時間がかかったたり、各地にある収集要素の回収に面倒さを感じてしまいます。

COMMENT

32型液晶TV・HDMI端子使用
アサシンクリードシリーズは１、ブラッドライン、２、ブラザーフッド、リベレーション、３、レディリバティHD、PS3版４、ローグをプレイ済みです。
（２、ブラザーフッド、リベレーションはスペシャルエディション版をプレイ）
今作はエンディングまで、24時間ほどでクリア。

PS4の購入と同時に、今作の廉価版を新品で購入しプレイ。
アサシンクリードシリーズは１作目からプレイしている大好きな作品なので、次世代機に特化して開発・発売された今作には期待していました。
ですが、いざプレイしてみると微妙に感じる要素が多く、良作とは呼べない作品に。
駄作とまでは言いませんが、少なくとも過去のシリーズ作品で評価の高い２や４と比べると、イマイチな感じは否めません。

とりあえず、アサシンクリードシリーズが好きな方ならプレイするのも有りかと。
ストーリーは１から通して繋がっているので、まずは１からプレイすることを強くオススメします。