◆軌跡シリーズ一区切り 軌跡シリーズの主人公たちが集結。序盤から夢のパーティーを組めてファンにはたまりません。最終的に意外すぎるメンバーもプレイアブルに。 空が発売されてから14年経ちますが、これまでは1進めて10伏線を張るみたいな、風呂敷の広げっぱなしと揶揄されるくらい謎が全然明かされませんでしたが、今作はレギュラーだった人が何人か離脱したり、空~閃3までに徐々に広げた伏線を一気に半分くらい明かした感じで、もの凄い情報量に思わず「ファルコムどうしたの!?」と言いたくなるくらい。続編は色々一新されそうな雰囲気。 ◆ストーリー 空時代からのネタや伏線も大量に使われており、これまで広げる一方だった風呂敷をかなり畳んでいるのでストーリーが進むごとに次が気になりワクワクが止まりません。正直コマがそろいすぎていて、中だるみもあり予想通りの展開ではあったのですが、怒涛の結末に盛り上がっていくのは素晴らしいの一言。 ◆会話 これも空から続く伝統。イベントの進度によって街の人の反応が逐一変わります。こういった世界観を大事にするRPGって最近あまりないですよね。Aボイスも何かが見えたときなどに効果的に挿入されるため、主人公たちの考えや心情が移動中に語られます。区切りごとに必須キャラ+任意キャラを何人か選ぶのですが、任意キャラも場面によって的確なコメントを言うのでパーティー選抜に悩まされます。 ◆音楽 これまでと少し変わった曲調もありましたが、全体として耳に残りいつも通り高レベル。
◆OPムービー 専門学校1年生に同人で作ってもらったかのような酷い出来。顔が誰?ってレベルでとってもヤバイです。 ◆敵が速い 前作でブレイクが猛威を振るいどんな強敵もノーダメで倒せた反動なのか敵の行動力が全体的に高めで、行動力をつけ通常攻撃しかしなくても敵が連続行動することも多々。クラフトのディレイはさらに重く、使ってブレイクさせても味方に順番が回る前に終わることも。Sクラはとてつもなく重く、最後に4連発でしとめ切れないと発狂した敵にずっと俺のターンで惨殺されてしまいます。 ◆BP BPは追撃で貯まり消費してラッシュやバーストを使えるのですが、今作はボスのSクラをしのぐ為に必要なので気軽に使いにくい感じ。 ◆人数が多い弊害 突入時やボス前の前口上が長く、しかも何回もあります。キャラを使わせるために必須キャラがローテーションしていきますが、お金やセピスは割りとカツカツなので、装備、クォーツを付け外しするのが面倒。挙句の果てにはイベントでキャラに「さすがに多すぎだろう」と自虐ネタまで。 あとシリーズを重ねすぎたせいもあるとおもうのですが、似た性格のキャラに同じ声優を当てているため、しゃべり方や口癖も似ていて声だけだと誰か分からないことが。 ◆凄さの見せ方 ミュゼは凄い指し手能力を持っているということになっていたはずなのですが、今作ではむしろプレイヤーですら簡単に先を読める程度のことしか出来ていません。むしろ悪役はやたら裏をかいてくるため、そちらの方がミュゼを凌駕していそうに見えてしまうのが残念。 ◆日本語 閃でずーっとツッコんでいる、知的なキャラに難しい言葉を言わせたいために同じ言い回しを多用する点。だいぶマシになったとはいえ、やっぱり語彙力が足りないのが気になります。
閃1,3は中途半端すぎる打ち切りで、2はワンパターンすぎる展開に辟易していましたが、今作はGoodに書いたとおり軌跡シリーズやゼムリア大陸、教会、至宝と結社の目的の一端などが垣間見え、空のネタもふんだんに使っているのもあり満足度は高いです。物語が前作ありきなので、最低でも閃からのプレイが必要。ぜひ空からのプレイをオススメします。 真エンド後にもう一度見ると結社が話し合うシーンが追加されるので見逃さないようにご注意を!
GOOD!
◆軌跡シリーズ一区切り
軌跡シリーズの主人公たちが集結。序盤から夢のパーティーを組めてファンにはたまりません。最終的に意外すぎるメンバーもプレイアブルに。
空が発売されてから14年経ちますが、これまでは1進めて10伏線を張るみたいな、風呂敷の広げっぱなしと揶揄されるくらい謎が全然明かされませんでしたが、今作はレギュラーだった人が何人か離脱したり、空~閃3までに徐々に広げた伏線を一気に半分くらい明かした感じで、もの凄い情報量に思わず「ファルコムどうしたの!?」と言いたくなるくらい。続編は色々一新されそうな雰囲気。
◆ストーリー
空時代からのネタや伏線も大量に使われており、これまで広げる一方だった風呂敷をかなり畳んでいるのでストーリーが進むごとに次が気になりワクワクが止まりません。正直コマがそろいすぎていて、中だるみもあり予想通りの展開ではあったのですが、怒涛の結末に盛り上がっていくのは素晴らしいの一言。
◆会話
これも空から続く伝統。イベントの進度によって街の人の反応が逐一変わります。こういった世界観を大事にするRPGって最近あまりないですよね。Aボイスも何かが見えたときなどに効果的に挿入されるため、主人公たちの考えや心情が移動中に語られます。区切りごとに必須キャラ+任意キャラを何人か選ぶのですが、任意キャラも場面によって的確なコメントを言うのでパーティー選抜に悩まされます。
◆音楽
これまでと少し変わった曲調もありましたが、全体として耳に残りいつも通り高レベル。
BAD/REQUEST
◆OPムービー
専門学校1年生に同人で作ってもらったかのような酷い出来。顔が誰?ってレベルでとってもヤバイです。
◆敵が速い
前作でブレイクが猛威を振るいどんな強敵もノーダメで倒せた反動なのか敵の行動力が全体的に高めで、行動力をつけ通常攻撃しかしなくても敵が連続行動することも多々。クラフトのディレイはさらに重く、使ってブレイクさせても味方に順番が回る前に終わることも。Sクラはとてつもなく重く、最後に4連発でしとめ切れないと発狂した敵にずっと俺のターンで惨殺されてしまいます。
◆BP
BPは追撃で貯まり消費してラッシュやバーストを使えるのですが、今作はボスのSクラをしのぐ為に必要なので気軽に使いにくい感じ。
◆人数が多い弊害
突入時やボス前の前口上が長く、しかも何回もあります。キャラを使わせるために必須キャラがローテーションしていきますが、お金やセピスは割りとカツカツなので、装備、クォーツを付け外しするのが面倒。挙句の果てにはイベントでキャラに「さすがに多すぎだろう」と自虐ネタまで。
あとシリーズを重ねすぎたせいもあるとおもうのですが、似た性格のキャラに同じ声優を当てているため、しゃべり方や口癖も似ていて声だけだと誰か分からないことが。
◆凄さの見せ方
ミュゼは凄い指し手能力を持っているということになっていたはずなのですが、今作ではむしろプレイヤーですら簡単に先を読める程度のことしか出来ていません。むしろ悪役はやたら裏をかいてくるため、そちらの方がミュゼを凌駕していそうに見えてしまうのが残念。
◆日本語
閃でずーっとツッコんでいる、知的なキャラに難しい言葉を言わせたいために同じ言い回しを多用する点。だいぶマシになったとはいえ、やっぱり語彙力が足りないのが気になります。
COMMENT
閃1,3は中途半端すぎる打ち切りで、2はワンパターンすぎる展開に辟易していましたが、今作はGoodに書いたとおり軌跡シリーズやゼムリア大陸、教会、至宝と結社の目的の一端などが垣間見え、空のネタもふんだんに使っているのもあり満足度は高いです。物語が前作ありきなので、最低でも閃からのプレイが必要。ぜひ空からのプレイをオススメします。
真エンド後にもう一度見ると結社が話し合うシーンが追加されるので見逃さないようにご注意を!