シリーズは零、碧、閃1から3までプレイ済。 〇BGM ここは毎度安定しています。 〇ボリューム 難度ノーマルでクリアまで約80時間かかりました。「あーこれは引き伸ばしが目的だな」と感じられる部分も多かったですが。 〇シナリオの一部 燃える展開や泣ける場面がちらほらと。 〇ロボのデザイン 騎神はどれもカッコイイ。 〇難度(戦闘、ミニゲーム) 前作はとにかくブレイクさせてボコるで大抵何とかなった印象ですが、本作は難度ノーマルでも結構歯応えがあります。またミニゲームのカードゲームも、前作は完全に接待で何も考えなくても楽勝という難度でしたが、本作はデッキ構築もしっかり考えないと勝てないレベルに調整されています。落ち物パズルのミニゲームなんてパズルゲー苦手な人は中盤からもう勝てないだろうというくらい殺意満々で殺しに来ます。 それでもちゃんとクリアできるあたり、難度調整には気を遣ったんだろうなぁと感じました。 〇公式の絵師さん エンディングだけで一体何枚描き下ろしたんだ……。凄まじい労力と時間が必要だったと思います。お疲れ様です。
〇遅い! カメラワークもキャラクターの動作も。技術力不足が原因なんでしょうけど、殺陣をスローモーションで誤魔化すのもやめてほしい。 〇グラフィック OPアニメは3から続いて作画が酷すぎる。また主人公が意味ありげに仮面なんか被ってますが、その仮面は最後まで一切出てきません。なんだったのこれ? 全体的にグラフィックはPS4の標準に達しているか怪しいです。スパイダーマンをプレイした直後だったので余計に酷く感じられました。 戦争の演出なども、幾分マシにはなりましたがそれでもまだ褒められない出来。敵本拠地に飛空艇で特攻! 敵が迎撃部隊を出してきたのでこっちもロボを飛空艇の甲板に出して対抗だ! って場面で、遠距離攻撃の手段を持ってるロボは銃を撃ったりしているのにそれ以外のロボはせっかく甲板に上がったのに完全に棒立ちのまま! っていうのがあって爆笑させてもらいました。いやいやダメでしょこれは。 〇シナリオ(特に終盤) 3までは謎や伏線をちりばめて盛り上げていくパートだったので先が気になって楽しめましたが、その解明や回収にあたる本作はとにかくガッカリな出来。こちらの期待や予想を上回るものは一つもありません。四作目まで引っ張った謎の真実は、ミステリー小説で言うなら「犯人は双子だった」レベル。それどころか説明されないまま終わるものもあります。あの光る石って結局何なの? ちゃんと理由があるとかインタビューで社長が言ってませんでしたか? またいきなり生まれ変わりという単語が出てきて、みんな何の疑いもなくそれを信じちゃうのもどうかと思いました。え、そんなのが当たり前にある世界観だったっけ……? はっきりと覚えてはいませんが、少なくとも閃1から3では一切出てきませんでしたが。ていうか大陸の外に出られないという設定なのに大気圏は突破できちゃうというのもなんか釈然としないです。 前作までで死んだキャラはなんかよくわからないけどみんな復活するので緊張感皆無、裏切ったキャラはよくわからない理由で仲間に戻る(特にシャロンというキャラは本当に意味不明)し、オマケに最後は奇跡が起きてなんやかんや。軌跡シリーズだけに奇跡のバーゲンセールや! というのは冗談として、これで満足しろってそりゃ無理な話でしょう。ここ数年のファルコムゲーは全部ラストをやっつけ気味なご都合主義で無理矢理ハッピーエンドにして片づけているので嫌な予感はしていましたが。クリア後の素直な感想は「なんだこのクッッッソ茶番は」でした。多分ここで感動してほしいんだろうなぁと感じつつ、ものすっごい真顔でスタッフロールを見てました。本作ではノーマルエンドとトゥルーエンドがありますが、ノーマルエンドのほうが遥かにマシでした。 〇日本語等 「雛鳥」「薫陶」などの台詞、背中向けたままバイバーイのポーズなどは、前作で散々言われただけあって本作では激減しています(ゼロではない)。代わりに本作で滅茶苦茶気になったのが、これも以前から頻出でしたが、「とっとと」。ライターさんは「早く」「急いで」「さっさと」等の他の言い回しを知らないんでしょうか(1で確か「疾く」というのは出ていたような気がします)。先に挙げた「薫陶」などは、3で実際には十数回程度しか使われていなかったようですが、本作のとっととはヤバいです。数えていませんが軽く200回以上は見たような気がします(先に挙げた「早く」等の使用回数はなんとゼロ)。また、「〇〇しろ」等の命令時にも必ず「〇〇するがいい」という言い方をするので、たまにもやもやしてしまうことも。敵艦が迫る中、艦長が部下に向かって命令を出す場面がありまして、ここで「主砲を展開しろ!」「主砲を展開せよ!」また「主砲展開!」でもいいですが、ここでも実際の台詞は「主砲を展開するがいい!」です。何か気になりませんか? 違和感を感じる(これも実際に本作で出てきます)とかが気になる人は要注意。「せいぜい」の使い方がおかしい場面も。 ていうか他のゲームもやっていて、作中の日本語がこんなに気になるのって本当に本シリーズくらいですよ? 擁護するのであれば、テキスト量がとにかく膨大なのでチェックするのは大変なんだろうということでしょうか。もちろんそんなの言い訳になりませんが。あ、ちなみに前作で大流行していた「手の平に拳を叩きつけて気合を入れるポーズ」は本作でも大流行中です。「〇〇しよう」と言いたいときに「〇〇するとしよう」という言い方にするのも依然大流行中。「とっとと〇〇するとしようぜ」。 〇ワンパターン 台詞だけでなく、ストーリー展開もやっぱりワンパターンです。ピンチの時には必ず助っ人が来て何とかしてくれるのは相変わらず。 場面切り替え時に「遠景」→「建物外観」→「建物内部」とカメラがゆーっくり切り替わるのもワンパターン。ここはいつも早送りですっ飛ばしてました。 個人的に一番酷いと感じたのはダンジョン。結構数はありますが、ギミックは「ボタンを押して道を繋げる(壁が開く等)」、「ダクト」の二つのみ。他に何か思いつかなかったんでしょうか……。ダクトに入るとキャラが文句を言いますが、言いたいのはこっちだよ! 〇キャラ多すぎ 完全に新規お断り仕様。それは別にいいんですが、キャラが多すぎるので装備を整えるのにも一苦労、入れ替え時にクオーツやアクセサリーをセットするのも面倒極まりないです。一応クオーツ一括セットはありますが、本当に適当にセットしてくれるだけという感じであまり使えません。たまにゲスト参戦で装備もアクセサリーも全部固定というキャラがいますが、正直7組以外は全部その仕様でよかったと思います。 またキャラが多すぎるためどうしても使わないキャラは出てきてしまいますが、本作ではとにかく複数チームで攻略、ボス戦というのが多く、使う気もなく適当に控えに置いておいただけのキャラが強制で唐突にボス戦に引っ張り出されるという事態もありました(もちろんその際、戦闘前にメニューを開いて装備をいじったりはできません)。このボス連戦も時間がかかるのでとにかく面倒でした。中盤のクライマックスでのボス連戦は本当に酷かった。まだあるのかよ!と思いながら戦闘してました。
本作からいきなり軌跡シリーズに入る人はいないでしょうが、もしいらっしゃるのであれば、せめて前作の3はプレイしておくとよろしいかと思います。 色々不満もありますが、戦闘は概ね満足です。前作に比べてロード時間はやや長めですが、会話内容が更新された場所などは一目でわかるなど親切な仕様だったのでその辺はストレスなくプレイできました。 とにかく閃が終わるまでは、という気持ちでいたので、これで私の軌跡シリーズは終了です。今のところ次回作以降はプレイする気ありません。 せっかくなのでと限定版を購入しましたが、デカくて邪魔なので処分しようかどうしようか考え中です。本作の出来が満足の行くものであれば、名前の通り永久保存版となっていたのでしょうけども。
GOOD!
シリーズは零、碧、閃1から3までプレイ済。
〇BGM
ここは毎度安定しています。
〇ボリューム
難度ノーマルでクリアまで約80時間かかりました。「あーこれは引き伸ばしが目的だな」と感じられる部分も多かったですが。
〇シナリオの一部
燃える展開や泣ける場面がちらほらと。
〇ロボのデザイン
騎神はどれもカッコイイ。
〇難度(戦闘、ミニゲーム)
前作はとにかくブレイクさせてボコるで大抵何とかなった印象ですが、本作は難度ノーマルでも結構歯応えがあります。またミニゲームのカードゲームも、前作は完全に接待で何も考えなくても楽勝という難度でしたが、本作はデッキ構築もしっかり考えないと勝てないレベルに調整されています。落ち物パズルのミニゲームなんてパズルゲー苦手な人は中盤からもう勝てないだろうというくらい殺意満々で殺しに来ます。
それでもちゃんとクリアできるあたり、難度調整には気を遣ったんだろうなぁと感じました。
〇公式の絵師さん
エンディングだけで一体何枚描き下ろしたんだ……。凄まじい労力と時間が必要だったと思います。お疲れ様です。
BAD/REQUEST
〇遅い!
カメラワークもキャラクターの動作も。技術力不足が原因なんでしょうけど、殺陣をスローモーションで誤魔化すのもやめてほしい。
〇グラフィック
OPアニメは3から続いて作画が酷すぎる。また主人公が意味ありげに仮面なんか被ってますが、その仮面は最後まで一切出てきません。なんだったのこれ?
全体的にグラフィックはPS4の標準に達しているか怪しいです。スパイダーマンをプレイした直後だったので余計に酷く感じられました。
戦争の演出なども、幾分マシにはなりましたがそれでもまだ褒められない出来。敵本拠地に飛空艇で特攻! 敵が迎撃部隊を出してきたのでこっちもロボを飛空艇の甲板に出して対抗だ! って場面で、遠距離攻撃の手段を持ってるロボは銃を撃ったりしているのにそれ以外のロボはせっかく甲板に上がったのに完全に棒立ちのまま! っていうのがあって爆笑させてもらいました。いやいやダメでしょこれは。
〇シナリオ(特に終盤)
3までは謎や伏線をちりばめて盛り上げていくパートだったので先が気になって楽しめましたが、その解明や回収にあたる本作はとにかくガッカリな出来。こちらの期待や予想を上回るものは一つもありません。四作目まで引っ張った謎の真実は、ミステリー小説で言うなら「犯人は双子だった」レベル。それどころか説明されないまま終わるものもあります。あの光る石って結局何なの? ちゃんと理由があるとかインタビューで社長が言ってませんでしたか? またいきなり生まれ変わりという単語が出てきて、みんな何の疑いもなくそれを信じちゃうのもどうかと思いました。え、そんなのが当たり前にある世界観だったっけ……? はっきりと覚えてはいませんが、少なくとも閃1から3では一切出てきませんでしたが。ていうか大陸の外に出られないという設定なのに大気圏は突破できちゃうというのもなんか釈然としないです。
前作までで死んだキャラはなんかよくわからないけどみんな復活するので緊張感皆無、裏切ったキャラはよくわからない理由で仲間に戻る(特にシャロンというキャラは本当に意味不明)し、オマケに最後は奇跡が起きてなんやかんや。軌跡シリーズだけに奇跡のバーゲンセールや! というのは冗談として、これで満足しろってそりゃ無理な話でしょう。ここ数年のファルコムゲーは全部ラストをやっつけ気味なご都合主義で無理矢理ハッピーエンドにして片づけているので嫌な予感はしていましたが。クリア後の素直な感想は「なんだこのクッッッソ茶番は」でした。多分ここで感動してほしいんだろうなぁと感じつつ、ものすっごい真顔でスタッフロールを見てました。本作ではノーマルエンドとトゥルーエンドがありますが、ノーマルエンドのほうが遥かにマシでした。
〇日本語等
「雛鳥」「薫陶」などの台詞、背中向けたままバイバーイのポーズなどは、前作で散々言われただけあって本作では激減しています(ゼロではない)。代わりに本作で滅茶苦茶気になったのが、これも以前から頻出でしたが、「とっとと」。ライターさんは「早く」「急いで」「さっさと」等の他の言い回しを知らないんでしょうか(1で確か「疾く」というのは出ていたような気がします)。先に挙げた「薫陶」などは、3で実際には十数回程度しか使われていなかったようですが、本作のとっととはヤバいです。数えていませんが軽く200回以上は見たような気がします(先に挙げた「早く」等の使用回数はなんとゼロ)。また、「〇〇しろ」等の命令時にも必ず「〇〇するがいい」という言い方をするので、たまにもやもやしてしまうことも。敵艦が迫る中、艦長が部下に向かって命令を出す場面がありまして、ここで「主砲を展開しろ!」「主砲を展開せよ!」また「主砲展開!」でもいいですが、ここでも実際の台詞は「主砲を展開するがいい!」です。何か気になりませんか? 違和感を感じる(これも実際に本作で出てきます)とかが気になる人は要注意。「せいぜい」の使い方がおかしい場面も。
ていうか他のゲームもやっていて、作中の日本語がこんなに気になるのって本当に本シリーズくらいですよ? 擁護するのであれば、テキスト量がとにかく膨大なのでチェックするのは大変なんだろうということでしょうか。もちろんそんなの言い訳になりませんが。あ、ちなみに前作で大流行していた「手の平に拳を叩きつけて気合を入れるポーズ」は本作でも大流行中です。「〇〇しよう」と言いたいときに「〇〇するとしよう」という言い方にするのも依然大流行中。「とっとと〇〇するとしようぜ」。
〇ワンパターン
台詞だけでなく、ストーリー展開もやっぱりワンパターンです。ピンチの時には必ず助っ人が来て何とかしてくれるのは相変わらず。
場面切り替え時に「遠景」→「建物外観」→「建物内部」とカメラがゆーっくり切り替わるのもワンパターン。ここはいつも早送りですっ飛ばしてました。
個人的に一番酷いと感じたのはダンジョン。結構数はありますが、ギミックは「ボタンを押して道を繋げる(壁が開く等)」、「ダクト」の二つのみ。他に何か思いつかなかったんでしょうか……。ダクトに入るとキャラが文句を言いますが、言いたいのはこっちだよ!
〇キャラ多すぎ
完全に新規お断り仕様。それは別にいいんですが、キャラが多すぎるので装備を整えるのにも一苦労、入れ替え時にクオーツやアクセサリーをセットするのも面倒極まりないです。一応クオーツ一括セットはありますが、本当に適当にセットしてくれるだけという感じであまり使えません。たまにゲスト参戦で装備もアクセサリーも全部固定というキャラがいますが、正直7組以外は全部その仕様でよかったと思います。
またキャラが多すぎるためどうしても使わないキャラは出てきてしまいますが、本作ではとにかく複数チームで攻略、ボス戦というのが多く、使う気もなく適当に控えに置いておいただけのキャラが強制で唐突にボス戦に引っ張り出されるという事態もありました(もちろんその際、戦闘前にメニューを開いて装備をいじったりはできません)。このボス連戦も時間がかかるのでとにかく面倒でした。中盤のクライマックスでのボス連戦は本当に酷かった。まだあるのかよ!と思いながら戦闘してました。
COMMENT
本作からいきなり軌跡シリーズに入る人はいないでしょうが、もしいらっしゃるのであれば、せめて前作の3はプレイしておくとよろしいかと思います。
色々不満もありますが、戦闘は概ね満足です。前作に比べてロード時間はやや長めですが、会話内容が更新された場所などは一目でわかるなど親切な仕様だったのでその辺はストレスなくプレイできました。
とにかく閃が終わるまでは、という気持ちでいたので、これで私の軌跡シリーズは終了です。今のところ次回作以降はプレイする気ありません。
せっかくなのでと限定版を購入しましたが、デカくて邪魔なので処分しようかどうしようか考え中です。本作の出来が満足の行くものであれば、名前の通り永久保存版となっていたのでしょうけども。