【PS3】レッド・デッド・リデンプション
発売元 | テイクツー・インタラクティブ・ジャパン (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2010-10-07 |
価格 | 7340円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:オープンワールド ■ プレイ人数:1人(1〜16人) 【レッド・デッド・リデンプション:コンプリート・エディション】 ■ 発売日:2012/01/19 ■ 価格:6,090円 コンプリート・エディションは「レッド・デッド・リデンプション」と「レッド・デッド・リデンプション:アンデッド・ナイトメア」。DCL「偉人と無頼漢」をセットにしたものです。 |
GOOD!
「GTA」はPS2の頃に少しやりましたが、ミリタリー好きの自分はあまりピンと来ませんで、以降無縁。以来、ロックスター作品は久しぶりに本作をプレイしましたが、ジョン・マーストンに頭をぶち抜かれました。あまりに面白くて、寄り道などいろいろしながら40時間でクリア。
1)グラフィックが本当に素晴らしいです。西部、米墨国境の風景がきめ細やかに再現されており、テクスチャーの張り遅れなどもあまり目立ちませんでした。
また、汽車に乗って移りゆく遠景を眺める際の、夜明けや夕焼け時の日差しの表現などは、思わず見とれてしまうほど。天候や時刻によって変化するシーンの見せ方にも感動しました。
2)ストーリーもよく練れており、飽きさせません。かつてのマカロニウェスタンを知っている人ならニヤリとなる演出(保安官が無法者の被害者(女性たち)に詰られるところとか)が随所に活きています。しかし西部劇に馴染みのない世代でも楽しめる内容であるところが、また素晴らしい。西部劇をよくここまでゲームに仕立てたと思います。
3)出会いミッションのバリエーションも多く、楽しめる。
4)操作性もよく、武器の選択も容易でプレイしやすい。
5)オートエイムやデッドアイモードもあり、シューティングに慣れない人でもとっつきやすい。
私はオートエイムで始めましたが、ぬるいので序盤途中からエキスパートモードに変更。ただ敵がどっと集団で来る時はエキスパートでは間に合わないので、デッドアイモードを使用しました・・・でないと多勢に無勢でほぼ確実に撃ち負けます。
6)音楽も出しゃばらず、雰囲気に合って良い。
7)ロード時間も短く、リトライも直前のポイントから再開できる場合が多い。
BAD/REQUEST
悪い点はあまりないですが、気になったのは下記。
1)突発的に呼び止められる救出イベントは、正直飽きる。しまいには、無視して通過することが多い。
2)馬から降りて徒歩の場合、愛馬が一緒にくっついて移動する場合があるので、場所が悪いと川に落ちたり崖から転落して死亡することがある。再び馬が出てくるまでタイムラグがあり、面倒。
3)ポーカーやブラフなど、ルールが解らないものがあり、馴れるまでちょっと時間がかかる。馬蹄投げは相当難しく練習が必要。
4)ミッションやイベントの前にセーブし損なっていた場合、「家」から再開されることがあり、その家が遠いと、場所に戻るまでの手間と時間がかかる。
5)オンラインは数回やってみたものの、現状過疎っている感じ。しかも放浪モードなどのシステムもいまひとつ理解しづらかった。上級者が私のような初心者を狩っているだけで、ゲンナリ。
そんな程度です。全体的に素晴らしい出来映えであることに変わりありません。
COMMENT
薄型PS3+ヴィエラ37型倍速フルハイ+フレッツ光ハイスピード+PANASONICサラウンドバーでプレイ。
宝探しは場所特定が難しいものもあり、攻略サイトを参照しました。
本作が描く世界観で、特に気に入った点(気になった点)は、本作がジョン・ウェイン+ジョン・フォード時代の大昔の西部劇(白人開拓者+騎兵隊=正義の味方)のような征服者の視点のみでは作られておらず、ある程度冷静な視点・史観を持っていると感じられること。
ゲーム開始早々、汽車車内ムービーでの老婦人の「先住民を天国に送ってやった」みたいな台詞で、のっけから引き込まれました(1890年代でアメリカ先住民の組織的抵抗は鎮圧されており時代考証もしっかりとしている)。途中にある「アメリカの食欲」などの出会い系ミッションにおける白人登場人物のコワレ具合へと進み、さらに終盤のハロルド・マクドゥーガル教授がとかく「野蛮人が」と先住民を罵倒すること、教授と先住民ナスタスとの会話に見られる征服者側の退廃と先住民側の醒めた視点、ナスタスと先住民抵抗組織との確執など、「どちらが真の野蛮、なにが真の文明なのか」ということを考えさせてくれる・・・というか、本作が云いたいことのひとつがそれではないか思えました。
とにかく本作は傑作だと思います。昔のマカロニウェスタン全盛時代をご存じのシニアの方々にもプレイしていただきたいほどの内容・クオリティかと思います。