PlayStation mk2 :: PS4評価レビューサイト

GOOD!

前提として、賛否両論の部分はBADのほうへ表記させていただきます。ただし、自分は問題がないと思っていることに関しては、表記させていただきます。
・モハビ・ウェイストランドを自由に旅ができる。『その世界で生きている』というような感覚が味わえる。……これは前作Fallout3やその前のオブリビオンで言われていたことですが、それがさらに増しました。クエストによって変化する街の好感度や勢力の対応、クエストなど実に多彩です。ただし、このシステムが別の意味での自由度を阻害してもいます（詳しくはBADのほうで）

・近接武器の全体的な強化……前作では一部を除いて不遇だった近接武器が強化され、入手が容易なナイフ系統でも戦えるようになりました。前作ではシシケバブなど一部を除けば専用キャラでも作らない限り産廃だった近接武器が十分考慮に値するのは嬉しい点です。

・ステータス割り振り改善で前作のBIGGUN系統が強化された……これも嬉しい点です。前作では入手が容易で修理用に拾うことも多かったため使われたいたSmallgun系統にたいして重い、修理用に手に入りずらい、ステ振り面倒の三重苦だったBiggun系統ですが今作では実弾はGUNSで統一されたため、いざというときの切り札として武器の選択肢として入りました。ただし、改善を見越してか、世界観の変更からかミニガンが手に入りづらくなりました。

・本当の意味でのリアルな『ハードコア』モード実装……PC版ではMODとして存在していたハードコアが実装されたことでよりリアルな世界となりました。ただし、メーカー公認のマゾプレイなのでお勧めはできません。私は挫折しました。ただし、面白くはあります。

・やりこみ要素……キャラバンカードのコンプや武器コンプ、クエストコンプなどコンプリートしようと思えば様々な要素が存在します。また、全ての地点のマップに表示するだけでも世界を歩いているという気分に浸ることもできます。

BAD/REQUEST

賛否両論でもBADだと思われるものに関してはこちらに表記します。

・リアルすぎる勢力間の評価……Goodの点でも書きましたが、このシステムは同時に面倒でもあります。ゲームの仕様でどうやってもNCRかシーザース・リージョン場合によっては両方に敵対されるため移動が制限されてしまいます。このため、単なるお使いクエストが敵地の真っただ中を突破するクエストとなりかねないです。特にニュー・ベガス地区のNCR評価依存はシーザー側についたことに対するメーカーの嫌がらせとしか思えません。クリムゾンキャラバンまで連動して敵対したため、一部クエストができないというか不可能に近くなりました。他にもグッドスプリングスのクエストでパウダーギャングと二者択一的に敵対する（クエストの順番で回避可能ですが、初見では不可能に近いです）などといった仕様も存在し、ストレスがたまります。

・固定湧きの強敵増加……ストーリーの為に南下させたいのは分かりますが、最初の町のすぐ北の場所にカサドラスを１０体も固定湧きさせるのはやりすぎです。気付かないで５回ほど死にました。

・スピーチ及びサイエンスの仕様変更とクエストに対する重要度の増加……今作は前作以上にスピーチとサイエンススキルの重要性が増加しています。数字依存になったため、上げる必要が増加したうえに、クエストに対する貢献度が段違いに上がっています。特にブーマーなどではプレイ時間数時間分の手間がサイエンススキル７０で回避できるなど非常に顕著です。おかげで、効率よく、サクサクプレイするためには初期のＳＰＥＣＩＡＬ振りをある程度決められたようにしなければなりません。ゲームの世界で学歴と機転について知らしめられるとは思ってもいませんでした。

・フリーズ……もう何も言いません。フリーズとバグをどうにかしてください。

COMMENT

ベゼスタが開発にかかわったというだけあって今までのオブリビオン、Fallout３に勝るとも劣らない中毒性とやりこみ要素があります。上記二つの作品が面白いと思った方には間違いなくオススメできる作品です。ＢＡＤ点も多いですが、なんだかんだいって既に６０時間以上プレイをしています。
ただし、バグとフリーズが作品ごとに増加するのはどういうことでしょうか。特にブラックマウンテンのクエストはフリーズとの闘いでした。
現在修正パッチが開発中とのことですのでこの点が改善されるかもしれませんので、パッチ待ちといったところでしょうか。