【PS3】レッド・デッド・リデンプション:アンデッド・ナイトメア
発売元 | テイクツー・インタラクティブ・ジャパン (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-02-10 |
価格 | 3990円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:オープンワールド ■ プレイ人数:1人(オンライン時: 2〜16人) 【レッド・デッド・リデンプション:コンプリート・エディション】 ■ 発売日:2012/01/19 ■ 価格:6,090円 コンプリート・エディションは「レッド・デッド・リデンプション」と「レッド・デッド・リデンプション:アンデッド・ナイトメア」。DCL「偉人と無頼漢」をセットにしたものです。 |
GOOD!
あのレッド・デッド・リデンプションの追加ディスクという点はまず評価に値する。演出、シナリオ、ゲーム性はいずれも高水準。特に、グラフィックスは本編同様のきわめて高いクオリティをそのまま維持していて、映画を見ているかのような没入感を味わえる。
レッド・デッド・リデンプション本編の世界観で繰り広げられるアナザー・ストーリー。ぶっ壊れた世界であのキャラは……あの場所は……という楽しみや、本編ではまともだったキャラクターたちの珍妙なやりとりなど、本編をプレイした人はより楽しめる要素が多い。また、本編とは主人公の移動ルートが違うので、新鮮な雰囲気を味わえる。
ゾンビ+西部劇という独特な世界観。よくあるゾンビゲームとは違い、広大な荒野を馬で駆け回りながら怪物を射殺する、という独特な体験が出来る。古き良き怪奇映画をイメージした演出などもあり、リボルバーを携えた地獄のガンマンを演じるのも一興。
また、いわゆる「さまよう死体」としてのゾンビしか登場しない点も好印象。巨大なモンスターとのボス戦などは存在しない。ゾンビたちと心ゆくまで遊ぶ(?)ことが出来る。
BAD/REQUEST
そもそも本編のエンジンがシビアなアクションゲームになることを意識していなかったためか、全体的にゲーム性が悪い。プレイヤーキャラの動きが(リアリティを重視した結果)スティックと完全に連動しておらず、歩数があわないせいでいつまでも建物に入れない、といった間抜けな光景が頻出する。
他にも、生存者を救出するミッションでは建物の上で籠城する生存者たちと接触しなければならないのだが、建物に上る方法がどうも曖昧。単に分かりづらいだけなら経験でカバーできるのだが、同じ高さなのに場所によって上がれたり上がれなかったりする(同じような建物の同じような高さの屋根に、町によってよじ登れたりよじ登れなかったりする)のは困った。開発者が意図した場所を総当たりでなんとか見つけるゲームになっている。せめて上れる場所は色が違う、などの配慮が欲しかった。また、正しい場所であっても一旦その場で止まってからでないと上がれないことが多いが、ゾンビが全力で追いかけてくる状況下でそんなことをする余裕はない。
屋根に上がれる建物がないような場所では階段の上で籠城している人々もいて、それなら全部こんな感じでよかったのでは? ちなみに、そうした場所ではゾンビは階段を上がってこない。(他の場所ではゾンビは平然と階段を上れる)
ホラーを意識してか、全体的に薄暗いのもマイナス。折角西部の世界なのだから、照りつける太陽の下で存分に暴れてみたかった。夜などは本当の真っ暗闇で、本当に何も見えないので何もしようがない。
以上の理由から、一度クリアしてしまうともう一度遊ぼうという気になれない。町の取り合いは単調ながらもおもしろい要素だと思うのだが、遊ぶたびにイライラが募るようでは……
COMMENT
本編クリア済み。
本編を楽しめた人間としては、レッド・デッド・リデンプションの世界でもう一度ゲームがプレイできるというだけでも楽しかったし、実際おもしろかった。本編ありきのゲームだと思う。単体では質の悪いゾンビゲームという感じ。ゾンビに愛着があるなら単体で買ってもいいだろうが、おすすめはしない。
ストーリーでは本編のネタバレが(山ほど)あるので未プレイの方は注意。