【オリジナリティー】 格闘ゲーム史に多対多を上手くシステム化し、派手なコンボの応酬をウリとし、いわゆる「VSシリーズ」を築き上げた最新作として、オリジナリティはすでに確立していると思われる。 今作は前作に比べ、システムはひとつだけ追加された程度だが、格闘ゲームはバランスが命なので、下手に新システムを導入しすぎてもバランスが崩されるだけなので前作とは比較する理由は無い。 【グラフィックス】 PS3特有のただ単純にハイクオリティなだけのCGでは無い。 綺麗な3DCGと2Dなアニメ調が見事に同化している。 表現が難しいが、動画が滑らかというより、静止画として滑らかというか…。 もしくは「艶やかな画」。 【サウンド】 集中することを邪魔しないBGMではあるが、格闘ゲームは濃いBGMは逆にプレイに支障を来す事があるので、これでちょうどよいと思う。 かと言って盛り上げるところは盛り上げる。 特にラスボスのBGMは「脅威的なものがやってきた」と感じて個人的にGOOD。 【熱中度】 格闘ゲームは、プレイヤーのスキルを上げることを楽しむゲームとしての面があるので、格闘ゲームと言うだけで熱中できる。 ただ、この点がBADになる場合もあるので、それはBADに記述する 【満足感】 過去に格闘ゲームブームがあり、そこにどっぷりハマった者であれば、格闘ゲームが下火になっている近年にこれだけのクオリティで格闘ゲームが販売される点で非常に満足。 【快適さ】 ロード時間はほとんど無く、全くといって言いほど苦痛に感じない。 【難易度】 クリアを「ボスを倒す」という定義とするのなら、格闘ゲームが苦手な人でも適当なプレイで(運を絡めることで)すぐにでもクリアできる。 ただ、格闘ゲームはボスを倒すことはそれほどの目標にはならない気がするが。
【オリジナリティー】 ゲーム内のコンテンツは格闘ゲームとしてはありきたり。 ただ、無理して格闘ゲームには蛇足なミニゲーム等を付けられるよりはましだが。 【熱中度】 少しプレイして「難しい」と感じ敬遠してしまう人も多いのが、昔から格闘ゲームが持つ負の部分であり今作もそれがあるので、そういう人には買ったはいいがすぐプレイしなくなるという可能性も大いにある。 【満足感】 個人的に足りていないと感じる部分もあり、それはキャラクター数である。 格闘ゲームとしてはかなり多い方ではあるが、一度に3人のキャラクターを扱う点で、用意された人数では少なく感じてしまう。 「MVC2(直属の前作)」では、その当時の格闘ゲームではずば抜けてキャラクター数が多く、それに魅力を感じていたが、現在の格闘ゲームでは普通のボリューム(スト4、バーチャファイター、鉄拳等と比較して)。 「タツノコVSカプコン(VSシリーズの前作)」は今作と比較して三分の一程度で、かなり不満を感じたので、やはり「VSシリーズ」の一番の魅力はキャラクター数ではなかろうか。 【快適さ】 現在の格闘ゲームと中枢であるネットワーク対戦に快適さに欠ける要素がいくつかある。 まずは、1プレイが終わるたびに自動でセーブが行われるのだが、これが不快に感じた。 勝っても負けても「よし次!」と意気込むのだが、その度に10秒程度のセーブが非常にイラつきを催す。 さらに対戦相手を毎回検索する場合も、多少の時間がかかるのも不快。 それと、対戦相手の回線速度が遅いとかなりのラグが発生するのだが、相手によってはゲームにならない(もはやラグというより小刻みに発生するフリーズ)。 プレイヤーの回線速度の問題を開発側に問うのはお門違いだが、今作はプレイヤーの回線速度を認知している模様なので、検索条件などで低すぎる回線速度のプレイヤーをフィルタリングする機能等が欲しかった。 【難易度】 プレイスキルを上達することに関して言うなら、頂上に至るのは相当の覚悟が必要。 しかし従来、格闘ゲームとはこれが魅力である為、「難しいから良い」と「難しいイヤ」の両方の評価に分かれると思われる。 よって、この高い難易度が良いのか悪いのかは個人個人の問題。
格闘ゲームは、スト2から始まった格闘ゲームブームの時代から現在までほとんどのゲームをどっぷりハマった世代です。 「VSシリーズ」は「マーベルVSカプコン」「SNKvsカプコン」「タツノコVSカプコン」と全部やっていると言うか所持しています。 プレイ環境はHDTVにアーケードスティック使用。 上記のレビューを踏まえた上で。 まずは今作云々よりも、格闘ゲームと言うもの自体が好き嫌い分かれるゲームであると思います。 それは「難しいプレイを身に付ける事が格闘ゲームの魅力であり、それを各プレイヤーで競い合うのが主流」というのが格闘ゲームの定義だと思っているからです。 そういう楽しみ方を「面白い」と思わないのであれば、今作を含めて「格闘ゲーム」自体が合わないので、もはやしょうがないことです。 それに対する私個人の考えなのですが、今作も含めて未だに新規プレイヤーの獲得に対し力を入れていないと感じています。 現在の上達方法はとにかくたくさんプレイすることと、トレーニングモードで練習することしかないと思います。 でも、どうすれば上達するのかがわからない人も多いと思われ、そういう人を突き放している感じがします。 トレーニングモードであっても格闘ゲームを「知ってる」人達が研究のために使うモードなだけな気がします。 いわゆる「上達をレクチャーする」モードなどを導入すればいいのに、その方面には考慮がかけてると思います。 今作には「シンプル操作」と言うものがあり、ボタンを連打するばどんどん技を出すことが出来るという初心者対策がなされているのですが、これはただの「補助輪」であり結局は「補助輪」を外す練習の考慮が足りないと思います。 そういうことが出来るのも家庭用の強みだと思うんですが…。 なので、格闘ゲームに疎い友達を誘いたくても「難しい(イメージがあるから)イヤ」と言われることが多くて、それに対し何も言えないの現状なので、格闘ゲーム開発者には昔からこの方面の考慮を望んでいるのですが…。 また、格闘ゲームファン以外はPS3に標準に付属しているコントローラでプレイすると思うんですが、格闘ゲームはこのコントローラでプレイすることは非常に辛いです。 今作にはミッションモードと言って、与えられた連続技のお題をこなすというモードですが、難しいお題には親指ひとつでコントロールするにはもはや無理と言うレベルです。 もちろん上達したプレイもこのコントローラでは辛いところでしょう。 私はゲームセンターにあるようなアーケードスティックを使用しているのですが、高レベルなプレイを求めるなら、これの購入が必要であると思いますので、思っている以上の出費を考慮した方がいいと思います。 さらに、格闘ゲームは対戦が一番面白い部分ですが、今作は今のところ家庭用だけの展開なので、友達と家でプレイする以外にはネット対戦になると思います。 低速度の回線だと、格闘ゲームにはあってはならないラグ(遅れ)を発生させてしまうので、そういった方は一考した方がいいと思います。 低速度の回線ではないと思うが、ラグが発生すると言う人で、もし無線LANを使用しているなら、有線にすることがかなり向上する場合もあります。
GOOD!
【オリジナリティー】
格闘ゲーム史に多対多を上手くシステム化し、派手なコンボの応酬をウリとし、いわゆる「VSシリーズ」を築き上げた最新作として、オリジナリティはすでに確立していると思われる。
今作は前作に比べ、システムはひとつだけ追加された程度だが、格闘ゲームはバランスが命なので、下手に新システムを導入しすぎてもバランスが崩されるだけなので前作とは比較する理由は無い。
【グラフィックス】
PS3特有のただ単純にハイクオリティなだけのCGでは無い。
綺麗な3DCGと2Dなアニメ調が見事に同化している。
表現が難しいが、動画が滑らかというより、静止画として滑らかというか…。
もしくは「艶やかな画」。
【サウンド】
集中することを邪魔しないBGMではあるが、格闘ゲームは濃いBGMは逆にプレイに支障を来す事があるので、これでちょうどよいと思う。
かと言って盛り上げるところは盛り上げる。
特にラスボスのBGMは「脅威的なものがやってきた」と感じて個人的にGOOD。
【熱中度】
格闘ゲームは、プレイヤーのスキルを上げることを楽しむゲームとしての面があるので、格闘ゲームと言うだけで熱中できる。
ただ、この点がBADになる場合もあるので、それはBADに記述する
【満足感】
過去に格闘ゲームブームがあり、そこにどっぷりハマった者であれば、格闘ゲームが下火になっている近年にこれだけのクオリティで格闘ゲームが販売される点で非常に満足。
【快適さ】
ロード時間はほとんど無く、全くといって言いほど苦痛に感じない。
【難易度】
クリアを「ボスを倒す」という定義とするのなら、格闘ゲームが苦手な人でも適当なプレイで(運を絡めることで)すぐにでもクリアできる。
ただ、格闘ゲームはボスを倒すことはそれほどの目標にはならない気がするが。
BAD/REQUEST
【オリジナリティー】
ゲーム内のコンテンツは格闘ゲームとしてはありきたり。
ただ、無理して格闘ゲームには蛇足なミニゲーム等を付けられるよりはましだが。
【熱中度】
少しプレイして「難しい」と感じ敬遠してしまう人も多いのが、昔から格闘ゲームが持つ負の部分であり今作もそれがあるので、そういう人には買ったはいいがすぐプレイしなくなるという可能性も大いにある。
【満足感】
個人的に足りていないと感じる部分もあり、それはキャラクター数である。
格闘ゲームとしてはかなり多い方ではあるが、一度に3人のキャラクターを扱う点で、用意された人数では少なく感じてしまう。
「MVC2(直属の前作)」では、その当時の格闘ゲームではずば抜けてキャラクター数が多く、それに魅力を感じていたが、現在の格闘ゲームでは普通のボリューム(スト4、バーチャファイター、鉄拳等と比較して)。
「タツノコVSカプコン(VSシリーズの前作)」は今作と比較して三分の一程度で、かなり不満を感じたので、やはり「VSシリーズ」の一番の魅力はキャラクター数ではなかろうか。
【快適さ】
現在の格闘ゲームと中枢であるネットワーク対戦に快適さに欠ける要素がいくつかある。
まずは、1プレイが終わるたびに自動でセーブが行われるのだが、これが不快に感じた。
勝っても負けても「よし次!」と意気込むのだが、その度に10秒程度のセーブが非常にイラつきを催す。
さらに対戦相手を毎回検索する場合も、多少の時間がかかるのも不快。
それと、対戦相手の回線速度が遅いとかなりのラグが発生するのだが、相手によってはゲームにならない(もはやラグというより小刻みに発生するフリーズ)。
プレイヤーの回線速度の問題を開発側に問うのはお門違いだが、今作はプレイヤーの回線速度を認知している模様なので、検索条件などで低すぎる回線速度のプレイヤーをフィルタリングする機能等が欲しかった。
【難易度】
プレイスキルを上達することに関して言うなら、頂上に至るのは相当の覚悟が必要。
しかし従来、格闘ゲームとはこれが魅力である為、「難しいから良い」と「難しいイヤ」の両方の評価に分かれると思われる。
よって、この高い難易度が良いのか悪いのかは個人個人の問題。
COMMENT
格闘ゲームは、スト2から始まった格闘ゲームブームの時代から現在までほとんどのゲームをどっぷりハマった世代です。
「VSシリーズ」は「マーベルVSカプコン」「SNKvsカプコン」「タツノコVSカプコン」と全部やっていると言うか所持しています。
プレイ環境はHDTVにアーケードスティック使用。
上記のレビューを踏まえた上で。
まずは今作云々よりも、格闘ゲームと言うもの自体が好き嫌い分かれるゲームであると思います。
それは「難しいプレイを身に付ける事が格闘ゲームの魅力であり、それを各プレイヤーで競い合うのが主流」というのが格闘ゲームの定義だと思っているからです。
そういう楽しみ方を「面白い」と思わないのであれば、今作を含めて「格闘ゲーム」自体が合わないので、もはやしょうがないことです。
それに対する私個人の考えなのですが、今作も含めて未だに新規プレイヤーの獲得に対し力を入れていないと感じています。
現在の上達方法はとにかくたくさんプレイすることと、トレーニングモードで練習することしかないと思います。
でも、どうすれば上達するのかがわからない人も多いと思われ、そういう人を突き放している感じがします。
トレーニングモードであっても格闘ゲームを「知ってる」人達が研究のために使うモードなだけな気がします。
いわゆる「上達をレクチャーする」モードなどを導入すればいいのに、その方面には考慮がかけてると思います。
今作には「シンプル操作」と言うものがあり、ボタンを連打するばどんどん技を出すことが出来るという初心者対策がなされているのですが、これはただの「補助輪」であり結局は「補助輪」を外す練習の考慮が足りないと思います。
そういうことが出来るのも家庭用の強みだと思うんですが…。
なので、格闘ゲームに疎い友達を誘いたくても「難しい(イメージがあるから)イヤ」と言われることが多くて、それに対し何も言えないの現状なので、格闘ゲーム開発者には昔からこの方面の考慮を望んでいるのですが…。
また、格闘ゲームファン以外はPS3に標準に付属しているコントローラでプレイすると思うんですが、格闘ゲームはこのコントローラでプレイすることは非常に辛いです。
今作にはミッションモードと言って、与えられた連続技のお題をこなすというモードですが、難しいお題には親指ひとつでコントロールするにはもはや無理と言うレベルです。
もちろん上達したプレイもこのコントローラでは辛いところでしょう。
私はゲームセンターにあるようなアーケードスティックを使用しているのですが、高レベルなプレイを求めるなら、これの購入が必要であると思いますので、思っている以上の出費を考慮した方がいいと思います。
さらに、格闘ゲームは対戦が一番面白い部分ですが、今作は今のところ家庭用だけの展開なので、友達と家でプレイする以外にはネット対戦になると思います。
低速度の回線だと、格闘ゲームにはあってはならないラグ(遅れ)を発生させてしまうので、そういった方は一考した方がいいと思います。
低速度の回線ではないと思うが、ラグが発生すると言う人で、もし無線LANを使用しているなら、有線にすることがかなり向上する場合もあります。