【PS3】アリス マッドネス リターンズ
発売元 | エレクトロニック・アーツ (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2011-07-21 |
価格 | 7665円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクションアドベンチャー ■ プレイ人数:1人 【廉価版】 ■ 発売日:2012/07/26 ■ 価格:3,129円 |
GOOD!
ファンタジックでホラ−な世界観とシュールなキャラデザインで
ティムバートンアニメーションの様な作品が好きな方におすすめ。
序盤普通に進めることで段階的にチュートリアルが進む
死んだ場合もりトライも早く試行錯誤していくうちに自然と答えにたどり着けるように出来ていて
アクション初心者にもやさしい。
アクション自体もそこまで難しい事は要求されず、能力やマップの仕掛けを駆使して
エリアを進んでいくアドベンチャー要素が強い。
武器となるのは包丁やマシンガンの様に球を打ち出すコショウ挽き機など
普通とは一風変わったアクセントが随所にみられおもしろい。
一風変わったいダークな世界を旅している気分になれる。
BAD/REQUEST
全体を通してダークでホラ−なイメージを連想しがちだが
グロテスクさやショッキングなシーンは殆ど無く、またシュールでダークユーモアな展開でも無く中身は単なるアクションアドベンチャーだ。
グラフィックのレベルもはっきり言って低い。
アクションも良く言えば初心者に優しく、悪く言えばありきたりで古臭い。
謎解きや仕掛けも同じパターンやギミックをまぜただけ。
アクション、ホラー、アドベンチャーどの視点で見てもかなり中途半端な作品。
このゲームで最も酷いのが字幕である
文節文節の直訳を乗せただけの様で、ニュアンスや比喩等を一切読み取れず会話を理解できない。
また時系列が前後する話も挟まれるため物語をしっかり理解するにはネイティブなみのリスニング力が必要と言って語弊は無い。
映画字幕の様な時間当たりの文字制限も無視し、キャラが話す長い会話の長文直訳がどんどん流れていくので会話の理解どころか字幕読み取りすら困難な場面も多々ある。
さらに内容はかなり電波的なもの。
クリアして感じることは
有名な童話「アリス」の名を冠する意味があまりない作品であると感じた
もちろん原作のキャラクターは出てくるわけだが別に彼らをあてがう必要性を感じなかった。
原作「アリス」が表なら今作が裏に当たる作りかと言うとそういうわけでもなく
共通項は少女が不思議な世界を旅すると言う点だけであり
全く関連性の無いただのファンタジーにアリスを付けたといった印象だ。
COMMENT
コンセプトとしては面白いが、どういった趣向のユーザーをターゲットに据えたのか
解らない作品である。
どの側面からもこのゲームより優れた物がもう世の中に出回ってるという印象。
試みは斬新で化ける素材ではあるので
どういった方向でもいいのでもっと尖らせハッチャケても良かったと思う。
個人的価値観としてはこのゲームは定価と同等の価値があるとはおもえない。