●オリジナリティー もう10年も続くシリーズなのでマンネリを感じる人も多いと思いますが、少しずつ進化を重ねより完成度の高い作品に仕上がっています。また、今作のサブストーリーやミニゲームは笑いの要素が強く、シリアスなメインストーリーとのギャップに笑いを抑えられないような場面も多かったです。メインストーリーを進めているときは凄くシリアスで登場人物も皆カッコいいのに少し寄り道した途端にバカゲーになるという両極端をうまく融合させたバランスは唯一無二と言えます。 ●サウンド 主題歌が歴代で最もゲーム内容にしっくりくる良曲。ゲーム開始直後OPのカッコよさに痺れました。 ○ストーリー 少し前にPS3の1&2をプレイしていたので桐生と錦山の関係性に感極まるところもありました。1のストーリーとの整合性もきちんと考えられており後付けで適当に作ったわけではないようです。繋がり云々を抜きにしてもストーリーの出来は良いですし、1を未プレイの人でもやりやすいと思います。 ○アクション 4と5では戦闘スタイルの違う複数の主人公を操作できるというものでしたが、今作では一人で複数の戦闘スタイルを自在に切り替えながら戦う仕様に変更。メニュー画面を挟まず十字キーのボタン一つで切り替えられるので慣れると変幻自在な戦い方が可能です。 ○金が貯まる 本作では通常の雑魚戦でも数万~数十万の金が普通にもらえるので序盤からミニゲームが金の心配をすることなく遊ぶことが出来ます。今まではある程度進まないと金の余裕がなくてミニゲームに手を出し辛かったので最初から色々遊ばせてもらえるのは良かったです。 ○シノギ 桐生編では不動産経営、真島編ではキャバクラ経営というバブルらしいシノギが行えます。特にキャバクラ経営は経営シュミレーションとしても中々完成度が高く面白かったです。そしてユキちゃんが可愛かったです。 ○他では絶対に見られない前衛的なタイアップ 今まで実在店舗や商品のタイアップは多くありましたが、まさか現役AV女優が30人も登場するとは思いませんでした。街の中にもでかでかとポスターが貼ってあったりするし、役どころも不動産経営のサポート役とかキャバクラ経営のキャバ嬢とかプレイヤーの印象に残りやすい配役などもあり、ただのちょい役にしないあたり制作側の本気を感じました。
●グラフィック 紙芝居のようなイベントシーンとか、かなり雑な使い回しが随所に見られるのが残念でした。例えばテレクラで知り合った女と遊んだあと去っていく女の歩き方が完全におっさんのそれだったり、真島のキャバクラ経営に登場するモブキャバ嬢の顔パターンが少なくてキャバ嬢一覧を開くと髪型が違うだけの同じ顔がいくつも並んだいたりという感じです。PS3とのマルチなので仕方のない部分もあるとは思いますが。 ○プレイヤーの強化の仕様 今作では自分に投資するという名目で金を使ってプレイヤーを強化します。しかし必要金額の上り幅がおかしく金を稼ぐ手段の選択肢もほぼ無いに等しいので最終的にカツアゲ君を乱獲するだけの作業になります。 ○ミニゲーム関連 全般に言えるのが跳ばせない演出による進行の遅さ、もっとサクサクプレイできないものかと。次に賭博系ミニゲームの存在意義の無さ、数分で数十億稼ぐことが可能なゲームバランスでMAXBet10万程度のギャンブルに何の価値があるのでしょう? ポケサーはミニゲームとしては面白いですがパーツ一つの値段が数百万から億を超えるものまであり、子供に大人気の遊びという前提が最初から破綻してしまっている。ただ強いパーツに付け替えていくのではなくパーツの組み合わせの多様性で勝負するゲームにした方が良かったのではないでしょうか。 一番酷いのがキャットファイト。セクシー衣装の女の子が戦うのに金を賭けるのだがプレイヤーがやることはただのジャンケン、あいこの時はボタン連打で応援しろと出るが、これが連コンを使っても勝てないときは絶対に勝てないというプレイヤーに謎の労力を強いる糞仕様。攻撃の威力もランダムで変動するので運次第であっさり逆転される。スキップすることのできないぐっだぐだの取っ組み合いを見ながらジャンケンして、あいこになったら徒労に終わるかもしれない連打をさせられる運ゲーとか何が楽しいの?
◆トロフィー関連◆ トロコンに要した時間は120時間ほど、達成目録の全達成は項目が多く時間がかかるが特に難しいものはない。鬼門は究極闘技クリアで今までのシリーズの中でもかなり難しい部類、攻略動画を参考にしてもかなりのプレイヤースキルが求められる難関。 ◆総評・感想など◆ 龍が如くは一通りナンバリングタイトルは網羅してますが個人的には一番出来のいい作品です。バブル期の事とかはよく知りませんが過去の時代を描いた作品としてはファンが喜びそうな要素はちゃんと抑えてありますし、ストーリーもうまく1との整合性の取れたものに仕上がっていますし、桐生と真島が「堂島の龍」「嶋野の狂犬」の二つ名で呼ばれるようになったエピソードとしてもうまくまとまってたと思います。作品中の時代の中ではシリーズで一番古いですがやるならせめて4まではクリアしていた方がよりストーリーを楽しめるんじゃないかと思いますね。 余談ですけど真島が常識人すぎてちょっと意外でした。
GOOD!
●オリジナリティー
もう10年も続くシリーズなのでマンネリを感じる人も多いと思いますが、少しずつ進化を重ねより完成度の高い作品に仕上がっています。また、今作のサブストーリーやミニゲームは笑いの要素が強く、シリアスなメインストーリーとのギャップに笑いを抑えられないような場面も多かったです。メインストーリーを進めているときは凄くシリアスで登場人物も皆カッコいいのに少し寄り道した途端にバカゲーになるという両極端をうまく融合させたバランスは唯一無二と言えます。
●サウンド
主題歌が歴代で最もゲーム内容にしっくりくる良曲。ゲーム開始直後OPのカッコよさに痺れました。
○ストーリー
少し前にPS3の1&2をプレイしていたので桐生と錦山の関係性に感極まるところもありました。1のストーリーとの整合性もきちんと考えられており後付けで適当に作ったわけではないようです。繋がり云々を抜きにしてもストーリーの出来は良いですし、1を未プレイの人でもやりやすいと思います。
○アクション
4と5では戦闘スタイルの違う複数の主人公を操作できるというものでしたが、今作では一人で複数の戦闘スタイルを自在に切り替えながら戦う仕様に変更。メニュー画面を挟まず十字キーのボタン一つで切り替えられるので慣れると変幻自在な戦い方が可能です。
○金が貯まる
本作では通常の雑魚戦でも数万~数十万の金が普通にもらえるので序盤からミニゲームが金の心配をすることなく遊ぶことが出来ます。今まではある程度進まないと金の余裕がなくてミニゲームに手を出し辛かったので最初から色々遊ばせてもらえるのは良かったです。
○シノギ
桐生編では不動産経営、真島編ではキャバクラ経営というバブルらしいシノギが行えます。特にキャバクラ経営は経営シュミレーションとしても中々完成度が高く面白かったです。そしてユキちゃんが可愛かったです。
○他では絶対に見られない前衛的なタイアップ
今まで実在店舗や商品のタイアップは多くありましたが、まさか現役AV女優が30人も登場するとは思いませんでした。街の中にもでかでかとポスターが貼ってあったりするし、役どころも不動産経営のサポート役とかキャバクラ経営のキャバ嬢とかプレイヤーの印象に残りやすい配役などもあり、ただのちょい役にしないあたり制作側の本気を感じました。
BAD/REQUEST
●グラフィック
紙芝居のようなイベントシーンとか、かなり雑な使い回しが随所に見られるのが残念でした。例えばテレクラで知り合った女と遊んだあと去っていく女の歩き方が完全におっさんのそれだったり、真島のキャバクラ経営に登場するモブキャバ嬢の顔パターンが少なくてキャバ嬢一覧を開くと髪型が違うだけの同じ顔がいくつも並んだいたりという感じです。PS3とのマルチなので仕方のない部分もあるとは思いますが。
○プレイヤーの強化の仕様
今作では自分に投資するという名目で金を使ってプレイヤーを強化します。しかし必要金額の上り幅がおかしく金を稼ぐ手段の選択肢もほぼ無いに等しいので最終的にカツアゲ君を乱獲するだけの作業になります。
○ミニゲーム関連
全般に言えるのが跳ばせない演出による進行の遅さ、もっとサクサクプレイできないものかと。次に賭博系ミニゲームの存在意義の無さ、数分で数十億稼ぐことが可能なゲームバランスでMAXBet10万程度のギャンブルに何の価値があるのでしょう?
ポケサーはミニゲームとしては面白いですがパーツ一つの値段が数百万から億を超えるものまであり、子供に大人気の遊びという前提が最初から破綻してしまっている。ただ強いパーツに付け替えていくのではなくパーツの組み合わせの多様性で勝負するゲームにした方が良かったのではないでしょうか。
一番酷いのがキャットファイト。セクシー衣装の女の子が戦うのに金を賭けるのだがプレイヤーがやることはただのジャンケン、あいこの時はボタン連打で応援しろと出るが、これが連コンを使っても勝てないときは絶対に勝てないというプレイヤーに謎の労力を強いる糞仕様。攻撃の威力もランダムで変動するので運次第であっさり逆転される。スキップすることのできないぐっだぐだの取っ組み合いを見ながらジャンケンして、あいこになったら徒労に終わるかもしれない連打をさせられる運ゲーとか何が楽しいの?
COMMENT
◆トロフィー関連◆
トロコンに要した時間は120時間ほど、達成目録の全達成は項目が多く時間がかかるが特に難しいものはない。鬼門は究極闘技クリアで今までのシリーズの中でもかなり難しい部類、攻略動画を参考にしてもかなりのプレイヤースキルが求められる難関。
◆総評・感想など◆
龍が如くは一通りナンバリングタイトルは網羅してますが個人的には一番出来のいい作品です。バブル期の事とかはよく知りませんが過去の時代を描いた作品としてはファンが喜びそうな要素はちゃんと抑えてありますし、ストーリーもうまく1との整合性の取れたものに仕上がっていますし、桐生と真島が「堂島の龍」「嶋野の狂犬」の二つ名で呼ばれるようになったエピソードとしてもうまくまとまってたと思います。作品中の時代の中ではシリーズで一番古いですがやるならせめて4まではクリアしていた方がよりストーリーを楽しめるんじゃないかと思いますね。
余談ですけど真島が常識人すぎてちょっと意外でした。