ストーリーモードを最大4人でオンラインCoopプレイができる。Coop自体は珍しいものではないが、メインのストーリーモードがフルにCoop対応しているゲームはPS3には意外と少ない。基本はフレンドと2人+CPU2人でのプレイだったが、パブリックで3人、ときには4人揃うことがあり、やはり対人ならではの面白さが感じられた。この仕様は非常に魅力的だと思う。 武器やアビリティが豊富で、多様なカスタマイズが行える。それらはプレイによって得られるXPポイントを消費してアンロックしていくのだが、絶妙な消費と収入のバランスによりゲームプレイのモチベーションとなっていると感じた。 アビリティは敵をコントロールできるものや地雷を設置できるものなどかなり個性的。プレイ時に選択するするキャラクターによって攻略の仕方が大きく変化する為、遊び甲斐があって面白い。また4人パーティーに誰を入れるかも攻略する上での重要なポイント。これらの組み合わせを試す楽しみもありステージのリプレイ性をうまく出していると感じた。パーティーのキャラによってデモシーンの会話にも変化が生じる為それらを観る楽しみがあるのも◎。 プレイ中に会話しながら進行することが多いため日本語吹き替え対応は有り難かった。英語音声が基本のバイオシリーズで日本語音声は違和感あるかと思ったが、すんなり受け入れられた。レオンやクレアといった既存キャラクターもマッチした声優が演じており安心して聴くことが出来た。 グラフィックも崩壊したラクーンシティの雰囲気を上手く表現できていて◎。薄暗い中に蛍光灯が点滅しているなど、闇と光の使い方も上手いと感じた。暗いマップがほとんどだが、隠密行動というこのゲームの根幹からすると、この雰囲気がマッチするんだと思う。
1人プレイ時は他3人をCPUが操ることになるのだが、このAIの出来が非常に悪く感じた。見えている罠に突撃したり射線上をウロウロしたりと、おせじにもお利口とは言えない。せめてプレーヤーの邪魔にならない程度の配慮が欲しかった。またCPUキャラに命令が出せないのも×。「集まれ」「下がれ」などの基本的な指示が出来ればおなじCPUでも大分違った印象になったはず。 「×ボタン」に「調べる/アイテムを拾う/武器を拾う/味方の蘇生」など多くの役割が割り振られており思い通りの操作ができないことがある。特に蘇生は「武器を拾う」行為に優先されがちで、なかなか蘇生できずに結果ゲームーオーバーになりストレスが溜まる。また緊急回避も「×ボタン」で行うのだがL3の押し込みと併用するためコマンドを入れづらく、回避もモッサリとしたアクションのため使いづらい。 敵との戦闘が単調になりがち。どの敵クリーチャーもひたすら弱点を撃つことしかなく、仕掛けやギミックを駆使して闘うボスシーンなどが欲しかった。またゾンビに対して欠損表現が全くない為、多量のゾンビを相手にしても、それらをなぎ倒していく爽快感が薄いのも残念な点。 ストーリーモードも7〜8時間程度でクリア可能なので若干物足りない。一応武器集めや難易度による周回要素はあるにしろ、ボリューム不足感は否めない。エコーシックスという別部隊視点のDLCがあるようで、それを加えてやっと十分なボリュームと言えそう。 またストーリーモードのラストにある2択選択はあまりに唐突で取って付けたような投げやり感があり、興醒めした。そこに至る過程を端折りすぎで、そこまで描いてきたストーリー性が蔑ろになり勿体ない。 オンライン対戦のVersusモードはどうも不安定で、試合中に突然タイトル画面に戻されたり、エラーにより部屋から出されることが多い。接続先によるだろうけれどラグを感じる事も多く、まだ安定してプレイできるレベルに達していないように感じる。
バイオハザードシリーズで初のTPS操作(移動しながら銃が撃てる)というもので、期待が高かった本作ですが、作り込みの粗さを感じる部分が多い、という印象です。しかしTPSとしての基本的なアクション部分は安心できる操作性が実現出来ていると思います。ストーリーもダークサイドの活躍を描くだけあって非道な汚れ仕事が多く、新鮮味があり面白かった。全編通じて4人までのオンラインCoopプレイに対応しているので、ともに遊べるフレンドがいる方にはオススメできる作品です。人数が揃えば揃うほどワイワイしながら楽しめる内容だと思います。
GOOD!
ストーリーモードを最大4人でオンラインCoopプレイができる。Coop自体は珍しいものではないが、メインのストーリーモードがフルにCoop対応しているゲームはPS3には意外と少ない。基本はフレンドと2人+CPU2人でのプレイだったが、パブリックで3人、ときには4人揃うことがあり、やはり対人ならではの面白さが感じられた。この仕様は非常に魅力的だと思う。
武器やアビリティが豊富で、多様なカスタマイズが行える。それらはプレイによって得られるXPポイントを消費してアンロックしていくのだが、絶妙な消費と収入のバランスによりゲームプレイのモチベーションとなっていると感じた。
アビリティは敵をコントロールできるものや地雷を設置できるものなどかなり個性的。プレイ時に選択するするキャラクターによって攻略の仕方が大きく変化する為、遊び甲斐があって面白い。また4人パーティーに誰を入れるかも攻略する上での重要なポイント。これらの組み合わせを試す楽しみもありステージのリプレイ性をうまく出していると感じた。パーティーのキャラによってデモシーンの会話にも変化が生じる為それらを観る楽しみがあるのも◎。
プレイ中に会話しながら進行することが多いため日本語吹き替え対応は有り難かった。英語音声が基本のバイオシリーズで日本語音声は違和感あるかと思ったが、すんなり受け入れられた。レオンやクレアといった既存キャラクターもマッチした声優が演じており安心して聴くことが出来た。
グラフィックも崩壊したラクーンシティの雰囲気を上手く表現できていて◎。薄暗い中に蛍光灯が点滅しているなど、闇と光の使い方も上手いと感じた。暗いマップがほとんどだが、隠密行動というこのゲームの根幹からすると、この雰囲気がマッチするんだと思う。
BAD/REQUEST
1人プレイ時は他3人をCPUが操ることになるのだが、このAIの出来が非常に悪く感じた。見えている罠に突撃したり射線上をウロウロしたりと、おせじにもお利口とは言えない。せめてプレーヤーの邪魔にならない程度の配慮が欲しかった。またCPUキャラに命令が出せないのも×。「集まれ」「下がれ」などの基本的な指示が出来ればおなじCPUでも大分違った印象になったはず。
「×ボタン」に「調べる/アイテムを拾う/武器を拾う/味方の蘇生」など多くの役割が割り振られており思い通りの操作ができないことがある。特に蘇生は「武器を拾う」行為に優先されがちで、なかなか蘇生できずに結果ゲームーオーバーになりストレスが溜まる。また緊急回避も「×ボタン」で行うのだがL3の押し込みと併用するためコマンドを入れづらく、回避もモッサリとしたアクションのため使いづらい。
敵との戦闘が単調になりがち。どの敵クリーチャーもひたすら弱点を撃つことしかなく、仕掛けやギミックを駆使して闘うボスシーンなどが欲しかった。またゾンビに対して欠損表現が全くない為、多量のゾンビを相手にしても、それらをなぎ倒していく爽快感が薄いのも残念な点。
ストーリーモードも7〜8時間程度でクリア可能なので若干物足りない。一応武器集めや難易度による周回要素はあるにしろ、ボリューム不足感は否めない。エコーシックスという別部隊視点のDLCがあるようで、それを加えてやっと十分なボリュームと言えそう。
またストーリーモードのラストにある2択選択はあまりに唐突で取って付けたような投げやり感があり、興醒めした。そこに至る過程を端折りすぎで、そこまで描いてきたストーリー性が蔑ろになり勿体ない。
オンライン対戦のVersusモードはどうも不安定で、試合中に突然タイトル画面に戻されたり、エラーにより部屋から出されることが多い。接続先によるだろうけれどラグを感じる事も多く、まだ安定してプレイできるレベルに達していないように感じる。
COMMENT
バイオハザードシリーズで初のTPS操作(移動しながら銃が撃てる)というもので、期待が高かった本作ですが、作り込みの粗さを感じる部分が多い、という印象です。しかしTPSとしての基本的なアクション部分は安心できる操作性が実現出来ていると思います。ストーリーもダークサイドの活躍を描くだけあって非道な汚れ仕事が多く、新鮮味があり面白かった。全編通じて4人までのオンラインCoopプレイに対応しているので、ともに遊べるフレンドがいる方にはオススメできる作品です。人数が揃えば揃うほどワイワイしながら楽しめる内容だと思います。