スキルや武器を解放するために必要となるポイントがさほど多くなく、この武器を使えるようになるまでに「何十時間もポイント稼ぎをしないといけない」ということが無かったのは良かった。 また、うまく機能したとは言いがたいが、バイオハザードの世界観をうまく利用したウイルス感染によるゾンビ化やBOWと敵との三つ巴の戦闘というアイデア自体は斬新に感じたので評価したい。
このゲームの悪い点は非常に多く感じた。 それも、よく言われるタイトル詐欺というモノでなく、根本的に作り込みが浅いと感じるレベルのものが大半だ。今回番外編でTPSだからシナリオには期待していなかったけれど、最後のシナリオの突拍子もない選択肢には驚かされた。 1、キャラクターの扱いについて 全キャラクターの持ちスキルが違うだけというのにやや不満を持った。 一部の兵種にしか装備できない武器等があればもっと戦略性が高まったのではないだろうか。 また、1チームで同じキャラクターが使えないというのも、チームでの共闘をするという面で見たら意味があるのだろうが、オンライン上でその「思い描いたチーム」を形成するのはコミュニティ等がない限り不可能である。まして、ランダムマッチングが主体のゲームで採用するのはやや無理があると感じた。 2、ゲームバランスの設計がテキトウすぎると感じた 特にキャンペーンモードの作りがテキトウすぎる。まず、敵キャラクターが非常に硬い。怯みどころかリアクションが一切ないとか反則すぎる。更に、ヒットエフェクトがわかりづらく、攻撃があたってるのかいまいちわからない。そのせいで「それっぽい所に乱射」→「よく分からんけど死んだ」みたいな事が続出する。また、出血させてゾンビに襲わせる、ウイルス感染でゾンビ化という要素も、運要素が多すぎてストレスになることが多かった。せめて相手を出血させたら何か表示して欲しい。実際、出血してるかわからないからそのまま打ち続けて殺したほうが早い事の多いこと。 更に追い打ちをかけるように味方のAIが、突如棒立ちになったり、敵も何もいないのにトラップに突っ込んで行ったりとかなり酷い。ココらへんはCOOPでやれという事なのかもしれないが…… 3、操作しづらい事が多い 操作系統がやや不親切な事が多い。 ×ボタンに「アイテムを拾う、扉を開く」といった調べるアクションが割り当てられているのだけれど、コレがダッシュ中だと「緊急回避」になるので、一部のステージで倒せない敵から逃げるという場面で「扉を開けようとして緊急回避」「鍵を拾おうとして緊急回避」というような現象が多発した。ムービースキップにまで対応しているので誤ってムービースキップしたら目も当てられない。 また、◯ボタンの「体術攻撃しようとしたらタックルになった」とかも同じ。 更に、右スティックを倒しながらL2を押すとクイックターンになるのも暴発しがち。カメラ操作しながら武器取り替えようとするなんてのはかなりの人がやると思うのだけれど、誰も気づかなかったのか不思議なぐらい。 4、オンライン前提なのに色々と足りない キャンペーンモードの難易度と良い、対戦モードの力の入れ具合と良い、オンライン前提で作られている節があるのに、なぜかボイスチャット以外のコミュニケーションが取れない。 アウトブレイクや5であったような簡易メッセージすらできないのはどうなのかと。 三つ巴の戦闘自体は斬新で、ゲームとして成立していたから、作り込みの甘さが目に見えて浮き彫りとなっていて残念だった。
今作はバイオハザードの本編に連なる作品でなく、あくまでも外伝作品であることを理解する必要がある。バイオと言ったらホラーと言う人は絶対に楽しめないし、本編のシナリオとのつながり等を考えるのも野暮という印象。あくまでも、バイオハザードの世界観を使った別ゲーと考えたほうが楽しめる。 難易度に関しては、ソロプレイでの感想。 オンライン環境必須と言っていいレベル。DLCで追加シナリオとか販売するみたいだし、ゲーム自体もソロプレイは辛い。正直、ソロで楽しめる事が良作の前提だと思ってる私にはいい作品だとは思えなかったが、マルチプレイの作品が好きな人ならそれなりに楽しめるのではないかと思う。
GOOD!
スキルや武器を解放するために必要となるポイントがさほど多くなく、この武器を使えるようになるまでに「何十時間もポイント稼ぎをしないといけない」ということが無かったのは良かった。
また、うまく機能したとは言いがたいが、バイオハザードの世界観をうまく利用したウイルス感染によるゾンビ化やBOWと敵との三つ巴の戦闘というアイデア自体は斬新に感じたので評価したい。
BAD/REQUEST
このゲームの悪い点は非常に多く感じた。
それも、よく言われるタイトル詐欺というモノでなく、根本的に作り込みが浅いと感じるレベルのものが大半だ。今回番外編でTPSだからシナリオには期待していなかったけれど、最後のシナリオの突拍子もない選択肢には驚かされた。
1、キャラクターの扱いについて
全キャラクターの持ちスキルが違うだけというのにやや不満を持った。
一部の兵種にしか装備できない武器等があればもっと戦略性が高まったのではないだろうか。
また、1チームで同じキャラクターが使えないというのも、チームでの共闘をするという面で見たら意味があるのだろうが、オンライン上でその「思い描いたチーム」を形成するのはコミュニティ等がない限り不可能である。まして、ランダムマッチングが主体のゲームで採用するのはやや無理があると感じた。
2、ゲームバランスの設計がテキトウすぎると感じた
特にキャンペーンモードの作りがテキトウすぎる。まず、敵キャラクターが非常に硬い。怯みどころかリアクションが一切ないとか反則すぎる。更に、ヒットエフェクトがわかりづらく、攻撃があたってるのかいまいちわからない。そのせいで「それっぽい所に乱射」→「よく分からんけど死んだ」みたいな事が続出する。また、出血させてゾンビに襲わせる、ウイルス感染でゾンビ化という要素も、運要素が多すぎてストレスになることが多かった。せめて相手を出血させたら何か表示して欲しい。実際、出血してるかわからないからそのまま打ち続けて殺したほうが早い事の多いこと。
更に追い打ちをかけるように味方のAIが、突如棒立ちになったり、敵も何もいないのにトラップに突っ込んで行ったりとかなり酷い。ココらへんはCOOPでやれという事なのかもしれないが……
3、操作しづらい事が多い
操作系統がやや不親切な事が多い。
×ボタンに「アイテムを拾う、扉を開く」といった調べるアクションが割り当てられているのだけれど、コレがダッシュ中だと「緊急回避」になるので、一部のステージで倒せない敵から逃げるという場面で「扉を開けようとして緊急回避」「鍵を拾おうとして緊急回避」というような現象が多発した。ムービースキップにまで対応しているので誤ってムービースキップしたら目も当てられない。
また、◯ボタンの「体術攻撃しようとしたらタックルになった」とかも同じ。
更に、右スティックを倒しながらL2を押すとクイックターンになるのも暴発しがち。カメラ操作しながら武器取り替えようとするなんてのはかなりの人がやると思うのだけれど、誰も気づかなかったのか不思議なぐらい。
4、オンライン前提なのに色々と足りない
キャンペーンモードの難易度と良い、対戦モードの力の入れ具合と良い、オンライン前提で作られている節があるのに、なぜかボイスチャット以外のコミュニケーションが取れない。
アウトブレイクや5であったような簡易メッセージすらできないのはどうなのかと。
三つ巴の戦闘自体は斬新で、ゲームとして成立していたから、作り込みの甘さが目に見えて浮き彫りとなっていて残念だった。
COMMENT
今作はバイオハザードの本編に連なる作品でなく、あくまでも外伝作品であることを理解する必要がある。バイオと言ったらホラーと言う人は絶対に楽しめないし、本編のシナリオとのつながり等を考えるのも野暮という印象。あくまでも、バイオハザードの世界観を使った別ゲーと考えたほうが楽しめる。
難易度に関しては、ソロプレイでの感想。
オンライン環境必須と言っていいレベル。DLCで追加シナリオとか販売するみたいだし、ゲーム自体もソロプレイは辛い。正直、ソロで楽しめる事が良作の前提だと思ってる私にはいい作品だとは思えなかったが、マルチプレイの作品が好きな人ならそれなりに楽しめるのではないかと思う。