これは本編のみのレビューとなるのでご承知ください。 <素敵な世界観> さすがはオープンワールドアクションと言うだけあってマップはいままでプレイしてきたゲームの中でも群を抜いた広大さ。(まぁオープンワールドマップを冒険するゲームすら初めてだったから当たり前と言えば当たり前なのだが。) ゲームを始めてその世界に置かれた時、ここまでドキドキワクワクに駆られたゲームもないんじゃないかというほど。オープンワールドだというのにキレイなグラフィック、これはデカい。遥か遠い所に立つ建造物や山を見つけた時など、「あそこ行くまでにどんだけ掛るかなぁ?もしかしたらレベル倍以上になってるんじゃないか?そもそも自由なんだから、あそこに行かなくてもいいわけでしょ?えぇまじで!?これすごくね!?」など、考えて一人で勝手にニヤニヤさせてくれた。お礼を言わせてほしい、ありがとう。先に書いた通りオープンワールドを冒険するのははじめてだったので、他のゲームでどうなるかわからないが、少なくともこの作品はそうさせてくれた。 <数々のダンジョンが存在する> 探索するのが非常に楽しかった。恐怖と好奇心と勇気と・・・。入り込める。気づくと入り込んでた。本当に時間を忘れてプレイできた。グラフィックの成せるわざだと思う。だからこそもっと沢山あってもよかったと思うがそれは後ほど・・・。 <アクション性の高さ> 流石はカプ〇ン制作というべきクオリティー。派手すぎず、あくまで武器を魅せるアクションの中に、実は操作キャラの武器の扱いの上手さ、強さが隠れている、そう感じた。そう感じさせてくれた。どの武器を使ってもかっこいいアクション。しかも武器や防具の種類も豊富。どれを使っていこうか迷った。迷うこと自体が楽しかった。 <昼と夜で有利不利がついた> 他のオープンワールドアクションゲームを見たことがあるが、それは昼夜はあるものの、別段何か違いがあるわけでもなかった。(ちょっと暗いくらいかな。)しかし今作では圧倒的に昼に冒険したくなるような作りになっていて、探索に引き際を作ったのが良かったと思う。夜めっちゃ暗い。正直あれはちょっと恐怖を覚えた。探索したくなくなる。昼行きたくなる。というわけで、プレーヤーに冒険のめりはりをつけさせた作りは、余計に冒険欲を駆り立てた。ダラダラ何時間も探索したくもないし。寝床の有難さをこうひしひしと感じるゲームも多くないだろう。 <ポーンが優秀> とても頼りになる。賢く優秀でプレーヤーにストレスを感じさせない。魔法から攻撃、支援や防御にいたるまで、AIのスペックが他のゲームの追随を許していない。ともに旅する頼もしい、「仲間」。そう感じた。そう感じさせてくれた。こんなに仲間AIを頼れるゲームもそうそうないんじゃないだろうか。
<移動方法が基本徒歩> 多くの方が大体これをBADに挙げているようなので書く必要があるのかどうなのかわからないが、冒険する世界がオープンワールドなのに移動方法が徒歩のみというのはやはりいかがなものだろうか。一応特定の場所に設置してワープできるアイテムも2つほどあるのだが使いにくいし片方高すぎ。実用性がない。たしかに簡単にワープができるようになれば、周回する際は基本ワープを使うようになり、あまり世界を歩くことはなくなるだろう。夜になってしまって焦ることも、回復が切れて右往左往することもなくなるだろう。だけどそれはいいんだよ。周回プレイする人にはそれは求めてもダメなんだ。そこは初見プレイで存分に感じさせてくれたんだから、2周目以降はサクリと快適にプレイさせてはくれないだろうか。クリア前のみこの制度であったならば、この作品に対する評価が妙に低い、今のこの事態はなかなか改善されていたのでは、ということは言うまでもないだろう。惜しいと思う。もったいない。その一言に尽きる。 <アイテム周りの仕様が不快感を与える> 不快感を与えると同時にこのゲームの難易度を随分と下げたようだ。良くも悪くも。死にそうになったらあのメニューを開けばまず死なない。スタミナもしかり。個人的にバイ〇ハザード4を連想させた。しかしあれはTPSシューティングであり、ある意味緊張感を出したりしていてゲームに味を出していた。でもこれはアクションRPG。相性最悪じゃないか。 スピード感や爽快感がこのメニューを開くたびにかき消される。上がっていたテンションが下げられる。結果、レビューでBADに挙げるまでになってしまう。楽しいものを作るために、楽しい作品を参考?にしたのか謎だが、それは良いことだし、必要だと思う。でもなんでもかんでも導入してもそれがプレーヤーにストレスを与えるものになってしまっては意味が無いどころか現状を悪化させる。そこを勘違いしてはならない。 調合の仕様もなんともかゆい。調合してできるものを一覧に載せて欲しかった。必要なもの載せたって探しにくくて諦めちゃう。結果特定のアイテムしか調合しなくなる。沢山アイテムの種類導入してあるのに、もったいない。 <ストーリーの適当っぷり> ジャンル的にいってしかたないとは思う。思うがやはりこういうジャンルでもプレーヤーはそこもある程度は求める。しかもこの作品のストーリーの適当っぷりに至ってはもう酷いとしか言いようがない。何もかもが適当。自分は初見で女性キャラで進めたのだが、姫が女性である自分に、「私、あなたのことが・・・」と言い寄ってくるシーンを見たときはもう泣きそうになった。いやいやいやこれ性別男性じゃないと成立しないでしょ、それとも姫はまさか同性の・・・って嫌な想像させないでください!適当にもほどがあるでしょう。 その他なんで覚者が自分なのか、なぜ生まれるのか、最後はあれもう全部どういうことなの。 色々説明不足。消化不良。もう少しなんとかならないかな・・・。 <敵の種類が少ない> いや、種類は、まあまあ良い。なのに出てくる敵が特定されすぎている。小型はまだしも大型はあんなに種類あるのに道中出会うのなんて2、3種類程度。クエストでしか出会えない大型が多すぎる。これは自分のこのゲームに対するマンネリ感を増幅させた。沢山の敵と闘いたかった。そしたらいかにも冒険らしいのに。もったいない。 <ダンジョンの数が少ない> これもガッカリさせた。ちょっとダンジョンが少なすぎる。もう少し増やしてほしい。 その他細かい所を挙げると書ききれない。作りこまれているのに抜けてる所が重要すぎてちょっとフォローするにもしかねる。惜しいんだけどなぁ・・。
プレイして思ったことは非常にもったいないということ。表現力やアイディアといった部分ではピカイチ、しかもなかなかに作り込まれていたと思う。しかし作り込みに集中しすぎたせいかまずゲームとして押さえておかなければならない所がぬけてしまっているように感じた。例えるならばケーキ作りでトッピングに時間と労力、集中力を注いだ結果、それをのせるスポンジを作るのを忘れてしまったみたいな。それを頑張る前にまず作るものがあるだろう。 正直にいってこのゲームは初見グイグイ引き込むかわりにクリアしてしまえばほぼ魅力はない。自分ももう二度と起動はしないだろう。 楽しいものを提供しようという意思は強く伝わってくるのだが、抜けている部分があまりに中枢部分であるためになんとも非凡、またはそれ以下の扱いがされているのがもったいないなと思う。このセリフもう何回目かわからない。でも一番強く感じたことなので何度でも書かせていただきます。もったいない。こんな評価で収まるゲームではないと思うのだが・・・。
GOOD!
これは本編のみのレビューとなるのでご承知ください。
<素敵な世界観>
さすがはオープンワールドアクションと言うだけあってマップはいままでプレイしてきたゲームの中でも群を抜いた広大さ。(まぁオープンワールドマップを冒険するゲームすら初めてだったから当たり前と言えば当たり前なのだが。)
ゲームを始めてその世界に置かれた時、ここまでドキドキワクワクに駆られたゲームもないんじゃないかというほど。オープンワールドだというのにキレイなグラフィック、これはデカい。遥か遠い所に立つ建造物や山を見つけた時など、「あそこ行くまでにどんだけ掛るかなぁ?もしかしたらレベル倍以上になってるんじゃないか?そもそも自由なんだから、あそこに行かなくてもいいわけでしょ?えぇまじで!?これすごくね!?」など、考えて一人で勝手にニヤニヤさせてくれた。お礼を言わせてほしい、ありがとう。先に書いた通りオープンワールドを冒険するのははじめてだったので、他のゲームでどうなるかわからないが、少なくともこの作品はそうさせてくれた。
<数々のダンジョンが存在する>
探索するのが非常に楽しかった。恐怖と好奇心と勇気と・・・。入り込める。気づくと入り込んでた。本当に時間を忘れてプレイできた。グラフィックの成せるわざだと思う。だからこそもっと沢山あってもよかったと思うがそれは後ほど・・・。
<アクション性の高さ>
流石はカプ〇ン制作というべきクオリティー。派手すぎず、あくまで武器を魅せるアクションの中に、実は操作キャラの武器の扱いの上手さ、強さが隠れている、そう感じた。そう感じさせてくれた。どの武器を使ってもかっこいいアクション。しかも武器や防具の種類も豊富。どれを使っていこうか迷った。迷うこと自体が楽しかった。
<昼と夜で有利不利がついた>
他のオープンワールドアクションゲームを見たことがあるが、それは昼夜はあるものの、別段何か違いがあるわけでもなかった。(ちょっと暗いくらいかな。)しかし今作では圧倒的に昼に冒険したくなるような作りになっていて、探索に引き際を作ったのが良かったと思う。夜めっちゃ暗い。正直あれはちょっと恐怖を覚えた。探索したくなくなる。昼行きたくなる。というわけで、プレーヤーに冒険のめりはりをつけさせた作りは、余計に冒険欲を駆り立てた。ダラダラ何時間も探索したくもないし。寝床の有難さをこうひしひしと感じるゲームも多くないだろう。
<ポーンが優秀>
とても頼りになる。賢く優秀でプレーヤーにストレスを感じさせない。魔法から攻撃、支援や防御にいたるまで、AIのスペックが他のゲームの追随を許していない。ともに旅する頼もしい、「仲間」。そう感じた。そう感じさせてくれた。こんなに仲間AIを頼れるゲームもそうそうないんじゃないだろうか。
BAD/REQUEST
<移動方法が基本徒歩>
多くの方が大体これをBADに挙げているようなので書く必要があるのかどうなのかわからないが、冒険する世界がオープンワールドなのに移動方法が徒歩のみというのはやはりいかがなものだろうか。一応特定の場所に設置してワープできるアイテムも2つほどあるのだが使いにくいし片方高すぎ。実用性がない。たしかに簡単にワープができるようになれば、周回する際は基本ワープを使うようになり、あまり世界を歩くことはなくなるだろう。夜になってしまって焦ることも、回復が切れて右往左往することもなくなるだろう。だけどそれはいいんだよ。周回プレイする人にはそれは求めてもダメなんだ。そこは初見プレイで存分に感じさせてくれたんだから、2周目以降はサクリと快適にプレイさせてはくれないだろうか。クリア前のみこの制度であったならば、この作品に対する評価が妙に低い、今のこの事態はなかなか改善されていたのでは、ということは言うまでもないだろう。惜しいと思う。もったいない。その一言に尽きる。
<アイテム周りの仕様が不快感を与える>
不快感を与えると同時にこのゲームの難易度を随分と下げたようだ。良くも悪くも。死にそうになったらあのメニューを開けばまず死なない。スタミナもしかり。個人的にバイ〇ハザード4を連想させた。しかしあれはTPSシューティングであり、ある意味緊張感を出したりしていてゲームに味を出していた。でもこれはアクションRPG。相性最悪じゃないか。
スピード感や爽快感がこのメニューを開くたびにかき消される。上がっていたテンションが下げられる。結果、レビューでBADに挙げるまでになってしまう。楽しいものを作るために、楽しい作品を参考?にしたのか謎だが、それは良いことだし、必要だと思う。でもなんでもかんでも導入してもそれがプレーヤーにストレスを与えるものになってしまっては意味が無いどころか現状を悪化させる。そこを勘違いしてはならない。
調合の仕様もなんともかゆい。調合してできるものを一覧に載せて欲しかった。必要なもの載せたって探しにくくて諦めちゃう。結果特定のアイテムしか調合しなくなる。沢山アイテムの種類導入してあるのに、もったいない。
<ストーリーの適当っぷり>
ジャンル的にいってしかたないとは思う。思うがやはりこういうジャンルでもプレーヤーはそこもある程度は求める。しかもこの作品のストーリーの適当っぷりに至ってはもう酷いとしか言いようがない。何もかもが適当。自分は初見で女性キャラで進めたのだが、姫が女性である自分に、「私、あなたのことが・・・」と言い寄ってくるシーンを見たときはもう泣きそうになった。いやいやいやこれ性別男性じゃないと成立しないでしょ、それとも姫はまさか同性の・・・って嫌な想像させないでください!適当にもほどがあるでしょう。
その他なんで覚者が自分なのか、なぜ生まれるのか、最後はあれもう全部どういうことなの。
色々説明不足。消化不良。もう少しなんとかならないかな・・・。
<敵の種類が少ない>
いや、種類は、まあまあ良い。なのに出てくる敵が特定されすぎている。小型はまだしも大型はあんなに種類あるのに道中出会うのなんて2、3種類程度。クエストでしか出会えない大型が多すぎる。これは自分のこのゲームに対するマンネリ感を増幅させた。沢山の敵と闘いたかった。そしたらいかにも冒険らしいのに。もったいない。
<ダンジョンの数が少ない>
これもガッカリさせた。ちょっとダンジョンが少なすぎる。もう少し増やしてほしい。
その他細かい所を挙げると書ききれない。作りこまれているのに抜けてる所が重要すぎてちょっとフォローするにもしかねる。惜しいんだけどなぁ・・。
COMMENT
プレイして思ったことは非常にもったいないということ。表現力やアイディアといった部分ではピカイチ、しかもなかなかに作り込まれていたと思う。しかし作り込みに集中しすぎたせいかまずゲームとして押さえておかなければならない所がぬけてしまっているように感じた。例えるならばケーキ作りでトッピングに時間と労力、集中力を注いだ結果、それをのせるスポンジを作るのを忘れてしまったみたいな。それを頑張る前にまず作るものがあるだろう。
正直にいってこのゲームは初見グイグイ引き込むかわりにクリアしてしまえばほぼ魅力はない。自分ももう二度と起動はしないだろう。
楽しいものを提供しようという意思は強く伝わってくるのだが、抜けている部分があまりに中枢部分であるためになんとも非凡、またはそれ以下の扱いがされているのがもったいないなと思う。このセリフもう何回目かわからない。でも一番強く感じたことなので何度でも書かせていただきます。もったいない。こんな評価で収まるゲームではないと思うのだが・・・。