オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt |
92pt
GOOD!
・最初全く関係のないキャラたちがしだいに密接に関わりを持つことになったのは驚きました。KEEP機能があることも、物語の先が気になるということで、いい働きがあったんじゃないかと思いますし、よってオリジナルティーはあります。世間は「24」のパクりだとか言っていますが、製作者側は「24」みたいな作品にあこがれていたそうですのであまり気になりませんでした。
・キャラに親密性があり、一人一人個性があるので、愛着度が持てます。それに、変に美男美女なキャスティングになっていません
・グラフィックスに関しては、実写を使用しているものの、俳優さんの演技はすばらしいです。なぜなら、静止画ですが、実際に声を出して演技をしているからですね。
・途中で挿入されたムービはもちろん実写なので綺麗でした。
・BADエンディングがかなり多いのも特徴的ですが、私には全く苦にはなりませんでした。むしろ、すぐにそうなった理由を突き止めたくなるゲームです。うまく話を進められたときは嬉しいです。
・ストーリーは終盤に行けばいくほど先が気になります。ストーリーの長さも私にはちょうどよかったです。
・音楽は本当にすばらしいです。場面場面に合う曲が逐一流れるので、よりいっそう物語が盛り上がりました。怖い曲から、暖かみがある曲まで色々ありました。私は大沢編に使われた音楽が大大大好きです。私はサウンドトラックを購入して、i-podに入れて聞いています。音楽だけでも聴く価値はあります。
・熱中度はかなりあるでしょう。BADエンディングを全部回収しないと出ないボーナスや、ハッピーエンドで終わるエンディングを迎えないと出ないボーナスなどがありますので
・ロード時間は普通に早くて、全く気になりませんし、イライラさせられた場面もありませんでした。快適さは十分にあります。
・セーブはこまめに行えるので、ちょっとした時間でもプレイできるのがよかったです
・ストーリーを進める中で、やっと真実がわかったと思ったら伏線がはられていたりして、最後までハラハラでした。満足感は十分にあります。
・全ての人物の時間帯の行動が終了し終えた後に流れる次の時間帯のダイジェストムービーは音楽とテンポが合っていてかっこよかったです。
BAD/REQUEST
・ボーナスシナリオのカナン編がちょっと専門用語が多かったので私には苦痛でした。
・ストーリーが良かっただけに、もう少し追加要素が欲しかったです。
このぐらいですよ。本当に。
COMMENT
ここまで出会えてよかったと思えるゲームは久しぶりでした。
最初は、評判が良かったから買ってみただけで、実際にやるとすっかりはまってしまいました。
ストーリーの重厚さに、物語にあった音楽、そしてそれらを演じる俳優さんたちも素晴らしい演技でした。
クリアにもさほど時間がかかるわけでもないですし、話を進める上でつっかかる場面も全く無いので、どんなかたでも楽しめる作品だと思います。
ぜひ、たくさんの人にこのゲームをやっていただきたいです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 1pt |
58pt
GOOD!
いろんなゲームサイトのレビュアーの方を初めとしたネットの高評価を見てプレイしました。
プラチナトロフィー会得済み。
サウンドノベルは、かまいたちの夜だけしかプレイ経験なし。
■本編のストーリー
評判通りのおもしろさでした。
特に中盤から終盤にかけての盛り上がり方はすごく、続きを早く読みたい気持ちのまま終盤まで続けられました。
あと、本編とは別にサブキャラたちもそれぞれいい味を出していました。特に中年達のちょっと悲しいストーリーに惹かれました。
メインストーリーとなる五人の主人公の話。それにかかわるいろいろな人達の苦悩が、うまくミックスされていたと思います。
■システム
KEEP OUT、TO BE CONTINUED.などで、いいところで話を中断されたときは、いい意味でのじらされ感があり、先を知りたいという気持ちになりました。
システムでこういうアクセントをつけることで、画面にズラズラと表示される文字列をただ読むだけの行為を、だれずに続けられました。
が、一部分、意地悪に思える箇所もありました->BAD
■グラフィック
始めるまでは実写とサウンドノベルは合うのか疑問でしたが、
始まってみれば、全然違和感なく最後までプレイできました。
役者さん達の演技も、主に静止画でしたが物語を盛り上げてくれました。
ただ、中年の。特におじさんのアップになると無精ひげや毛穴がアップになるのは、ちょっとつらかったです(笑)。
■サウンド
ドラマのような音楽は、物語を盛り上げるのに実に貢献していると思います。
メインテーマは、どこかで聞いたことがある印象がありますが、現代を舞台にしたゲームのイメージを具現化できているのではないかと。
関連ですが、全員をTO BE CONTINUED.にした後に出る次回予告のような演出は、毎回TVのボリュームを上げて楽しんでいました。
■おまけ要素
本編クリア後に、サブシナリオや番外編ぽいものが、豊富にありました。
我孫子氏と、人とは違うモノ達のシナリオは楽しめました。
が、->BAD
個人的にはタマが気に入りました。とてもかわいらしい。
物語が進むとぬいぐるみが脱げて正体が分かるのですが、もっと長くタマのままでいて欲しかったです(笑)
BAD/REQUEST
■10:00〜12:00はBAD ENDが多すぎる
読み進めて、物語が動き出したなと思ったら、GAME OVER……。
特に序盤は、先に進める選択肢以外を選んだら、もう終わりです。
どれを選ぶかも、そこまでの進行内容ではどれが正しいか判断できないものが多いです。
そのため最初のうちは、やる気をポキポキ折られるのでかなり萎えました。
かまいたちの夜では、BAD ENDでも結構長くおもしろい話を読ませてくれたのに。
本編の中盤から終盤が楽しめた理由のひとつは、BAD END出現の頻度が落ちたからです。
■KEEP OUTで納得いかないものがある
基本的には、他のキャラで話を進めれば、ああこのキャラで解除するんだなと推測できる造りになっていますが、
14時中ごろの大沢や御法川 や、17時中ごろの亜智のKEEP OUTの解除方法等は、個人的には「なんじゃそりゃ!!」とかなり頭にきました。あれは意味のないただの意地悪でしょ。
スト−リーが気になって先に進みたいのに、今まで読んだログ(めちゃめちゃ多いです)をひとりずつ遡っていってKEEP OUTをはずせそうな項目を探して・・・・・・。
その結果、くだらないひっかけとしか思えないトリックだったとわかったときは、かなり力が抜けました。
こんなのに引っかかるお前が悪いといわれるのでしょうか? クリア後でもあれは納得できていませんし、一発ギャグと笑う余裕もありません。
■システムで使い勝手がよくない部分がある
1.既読部分への戻り
今まで読んだシナリオを戻ってプレイしなおしたい場合、再読マーク(文章上の特定の位置にしかない)しか指定できません。
そのためゲームを再開したいポイントに再読マークがない場合、最寄りポイントから始めて、いちいちボタンを押して進めなければなりません。
しかも、演出上ゆっくり画面がスクロールしたり、文章がひと文字ずつきざむように表示される場合は、演出をキャンセルできないため終わるまで待たなければなりません(オートプレイはいちいち行うのが面倒くさいのでやっていません)。
文章のどこからでも、簡単に再開させてくれても良さそうなものですが。
サウンドノベルなのですから、文章を読ませるということにかけては、もっと気を使ってほしかった。
2.各画面やストーリーへの移動が簡単に出来ない。
・本編とボーナスシナリオは、一度選んだ後は、もう一方は選択できない。
・タイムチャートやキャラ選択画面からは、メインメニューに戻れない。
別の機能を使いたい場合、いちいちタイトルや本編シナリオまで戻らなければならず、不便に感じました。
特に、隠し要素を出すためには頻繁に本編やメインメニューからいったりきたりするのですから。
このあたりはもっと神経質に仕様をきめて欲しかったです。
■シナリオに若干疑問あり
楽しめた本編ですが、終盤にいくにつれ、いくつか疑問を持つ点も。
ネタバレにならないように一つ上げると、例えば黒幕の計画。
なんで、あんな大掛かりなことを実行する必要があったのか?
黒幕の目的は「○○を××したい」という、そんなひねったものではありません(簡単でもないですが)。
ならば、もっと単純な計画でよかったのでは?
それまで、ごく一部にしかマークされていなかったのに、わざわざ別の事件おこしたため警察は出てくるわ、関係ない一般市民まで計画に組み込むわ。
物語中「黒幕は計画を立てた後、あえて針の穴ほどの矛盾点を入れる」という旨(すこし違うかも。違ったらすみません)の記述がありましたが、
「穴多すぎ」と思わず突っ込んでしまいました。
なぜこんな大きい話になったのかの本当の理由は「主人公五人のストーリーに絡ませるため」というのはわかっているつもりですが(笑)
もう少しうまくストーリーに溶け込ませて欲しかったです。
■おまけ要素
1.ゴールドトロフィー二個の話
悪ふざけが過ぎます。しかも、それがものの見事にスベり倒しで失笑すらできませんでした。
おそらく、これらが隠し要素の最後になりますが、あのおもしろかった本編の後、最後の最後でこんな三流ですらない茶番を見せられて終わりでは、あまりに空しいです。
2.カナン編
いろんなレビューサイトで賛否両論のカナン編ですが・・・・・・私は駄目でした。とにかく文章そのものが受け付けられませんでした。
奈須氏の文章を読むのは今回が始めてというのが大きいと思いますが(加えて、読書ではライトノベルはまったく読みません。TYPE MOON作品はすべて未プレイ)、
いちいち漢字を通常とは異なる読ませ方をしたり、ひねりがある描写があったり。
文句をいいましたが、おそらくこれらが奈須氏の長所なのではないでしょうか(よく知りませんけど)。でも私はダメでした。
途中からはトロフィー会得のためだけが目的でボタン連打してました。
■上木彩矢の宣伝がスベり倒し
宣伝だと思いますが、物語中にこの方(本当に歌手の人)の歌と顔(街中の看板等)が出てきますが、
出し方があざと過ぎます。もっと話にうまく溶け込ませることはできなかったんでしょうか?
他のレビュアーの方も書かれていますが、これでは逆効果なのでは。
特に、本編ストーリーでの主題歌のアノ使い方はないんじゃ・・・・・・。イメージ悪くしすぎでしょ。
COMMENT
確かに本編はおもしろかったです。
ですが、その足を引っ張る短所も確実に存在する。という印象です。
あくまで個人的な感想ですが、ネット上でよく見る評価の「傑作」は、まぁうなずけますが、「最高」や「神ゲー」には首を傾げます。
人を選ぶゲームのように思います(画面いっぱいに出る文章を読み続けるものをゲームだと納得できるか。値段に納得できるか等)。
最後に。余計なお世話と思いますが、画質などを落としてPSでCD5枚組みとかで出したほうが(PSシリーズ全てでプレイ可能)、商業的には良かったのではないかと思います。
確かに人を選ぶゲームだと思いますが、むしろゲーマーではない一般層には比較的受け入れられると思いますので、その方面への受け口を広げたほうがよかったのではないかと思いました。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 3pt | 2pt | 1pt | 1pt | 3pt | 0pt |
32pt
GOOD!
PS3でサウンドノベルができる事。あまりないので正直嬉しい限りです。
バッドエンドになってもすぐヒントがでるのでやり直せる。ストレスを感じない。
静止画だが違和感がない事。現場で演技をしてるからか、サウンドが合ってるからか、違和感は感じなかった。
BAD/REQUEST
ゲームを進める→バッドエンド→ヒントが出る→その通りにやる、このループばかりでこのシステムは良いとは思えなかった。
評価が高い事。期待してしまい、その分失望する。
サブストーリーが多すぎる。寄り道したくないのにさせられてる気がする。
笑いのあるシーンが多いがパターンが少ない。古い顔芸やネタばかり。笑うどころか不愉快。
肝心のストーリー。子供のような展開。どこかで見た事あるキャラが演じる、よくあるドラマを活字で読むだけ。
1時間ごとに複数の主人公を進める件。ドラマ24が思い浮かぶ。オリジナルとは思えない。
謎解きとあるが、迷う事すらない1本道。
COMMENT
多くの小説や映画を見るとどうしてもオリジナリティーを感じれない。よくあるキャラクター、よくあるストーリーである。評価が信じれない。 自分には合わなかったみたいです。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-05-20
映像、音楽、操作性、ストーリー、演出、登場人物文句なし!!
最近PS4本体を購入。PS3の電源を入れることがほとんどなくなったためにPS3は売却しようかと思ったのですが、このゲームをまたやりたくなったらと思い売却をやめました。
PS4に移植されないかなー
GOOD!
オリジナリティ:5
サウンドノベルゲーとしては(多分)ストイックな作りですが、今日日サウンドノベルという前時代的なジャンルというだけでも珍しいです。加えて完成度が高い。
却って新鮮です。 ザッピングシステムも珍しいわけではないですが演出との噛みあわせが非常に良いです。
グラフィック:4
静止画なのに動きがある。演技も実に生き生きしているように見えます。 むしろオール静止画のほうが良かったのでは・・・?と思うくらいです。
熱中度:5
文字通り寝る間を惜しみました・・・ もうそれが全てでしょうか。
熱中期間は非常に短かったですが いい時間をすごせました。
BAD/REQUEST
快適さは4にしましたが、-1点は一部キープアウト解除に理不尽なものがある点です。
全体的に非常に快適なのですがその一点は人によってはかなり納得できないものだと思います。
総当りで解除できるっちゃできるのですが・・・・
あとは些細なことですが序盤のバッドエンドが本編とパラレルワールドになっちゃうのも微妙です。
序盤は情報量が少ないのでネタバレ回避とか仕方ないとは思うのですが
このお話は誰か一人でも選択を誤ると渋谷が大惨事になってしまうのがキモだと思うので数ヵ月後に平穏な生活を送っています・・・とかのエンディングはちょっと腑に落ちない。
ちなみに、他の方のレビューでも散々なカナン編ですが、評価から外しています。
大体はみなさんと同じ意見で「あれいらない!」なんですが。
非常に読みにくい、表現が稚拙、独りよがりで無駄に遠まわしな描写と文章・・・・結構早い段階で失笑しながら読み進めるハメになりました。
句点を読点にしてしまったり(例「しかし、」→「しかし。」)「傭兵」という漢字に「プロフェッショナル」というルビを振ってしまう痛さ・・・本気と書いてマジと読むを地でいってます。 たまーに使われるくらいなら流せるのですが多用されると何故かこっちまで恥ずかしくなって来るという不思議な文章です・・・まさに蛇足。
まあおまけなのでそれで本編の評価下げるのもなぁ・・・という訳で評価外です。
COMMENT
Wiiから気になっていたものの長いことサウンドノベルに触れていなかったせいかずっと躊躇してましたがアニメのカナンを見たきっかけでせっかくだからとプレイしました。
結果大満足です。もっと早くやっていればよかった。
ありきたりのストーリーという評価もありますが個人的には放っておくと自分勝手に暴走する登場人物たちを自らの手で王道的な結末へ導いてる感触がとても面白かったです。
アニメから入ったんだからカナン編も大丈夫なはず・・・と思っていたのですが甘かった・・・
ちなみにアニメとカナン編、何人か声優が違います。詳しいとこまでは分かりませんがあからさまに声質がちがうキャラも・・・
本編も好き嫌いは確実に分かれるでしょう。そもそも活字が苦手な人には興味すら沸かないでしょうし。
ただこれだけレトロなジャンルに夢中にさせられた感動はできるだけ多くの人に味わって欲しいなあと思えた作品でした。
売り上げ的には厳しいかもしれませんが、チュンソフトさんにはまたこの古めかしいジャンルでの「大作」を期待してしまいます。