【PS3】スリーピングドッグス 香港秘密警察 レビュー
発売元 | スクウェア・エニックス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012-09-27 |
価格 | 7980円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 暴力 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:オープンワールドアクション ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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2pt | 3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 1pt | 2pt |
55pt
GOOD!
タイトルの通り、主人公が警察ということもあって武器を持ち歩くのが難しいが格闘戦が楽しい。主人公が強いのでいくつか技を覚えたら最後まで通用する。
映画のようなスタントアクションが出来る点は特にオススメできる。
シナリオでクリアしたミッションはリプレイで再挑戦できるのでやりたいミッションのためにセーブスロットに気をつけるということも少ない。(警察ミッションや雑多なサイドミッションは再挑戦できない)
チェックポイントの感覚も短めで楽に再開できるし、理不尽な要素のあるミッションは思いつかない。
香港情緒を体感できるマップも評価できる。
ダークでアンダーグラウンドな雰囲気の漂う中に主人公の葛藤や義理人情がキラリと光るシナリオは、こういうのが好きな人にはたまらないのではないか。
BAD/REQUEST
かゆいところに手が届かない、又は不便で苦痛に感じる点がいくつか。
実際にバグにも遭遇したので快適さという点ではどうしても低評価に。(壁通過からの∞落下)
パクリと言われようがGTA4のようにタクシーを呼べるようにしても良かったのでは。
グラフィックやモデリングも微妙な点が多く最新のオープンワールドゲームなどと比較してしまうと傍目にもハッキリ分かるほどに大きく劣る。フレームレートも低いしカクつく。
DLCお気に入りの装備を使おうとするといつの間にか装備が消えていたり使えなくなったりするところを見ると細かいところまでデバックしていないのが良く分かる。
捜査手帳を開く度にオンライン接続がないというメッセージが出るとうざったい。
特に酷いのはカメラワーク。乗り物に乗ったときの後退は不便極まりない。
ミッション中に物を壊したり民間人を殺傷するとスコアが減点されるシステムは削除しても良いと思う。
ミニゲームのカラオケは説明が出てこないし…失敗しろということですか…?
COMMENT
GTA、バットマン、龍が如く、アサシンクリードといったようなどこか見覚えのあるゲームの要素が多くオリジナリティは弱いがオープンワールドとしては佳作の部類に入ると思う。
もっと工夫すればもっと面白くなるのではないかと期待してしまう。
ボリューム不足ややりこみ要素の弱さから繰り返し遊ぶには物足りないが全体としてはコンパクトに上手くまとまっている。冗長すぎず上手いところで話が完結している。
どうせパクるのであればアサクリ2を見習って香港の歴史や地理のデータベースなんかも実装していたら良かった。
個人的にはバイクのレースが一番楽しめた。
不具合や不満点を十分に解消した次回作が出るのなら是非遊んでみたいと思う。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 2pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt |
58pt
GOOD!
ストーリー性
潜入捜査官が主人公ということで、組織に身分がばれてはいけない等の
緊張感はストーリーに没入感を与えています。
ゲーム性は比較的、既存の箱庭ゲームに似ているところもありますが
今までの「ただの犯罪者からのし上がっていく」ところを
「警察官としての身分を隠しながら」犯罪者としてのし上がっていく
描写は新しいものをかんじました。
ゲーム性
ストーリー中に語られるように銃などの火器はほとんど活躍の場は
ありません。ストーリーなどで手に入れる機会があっても
いつの間にか無くしており(笑)、「まぁ、別になくてもいっか」
程度の扱いです(必要になれば、ミッション中に再入手できますので)。
その点を補って余りある「カンフー」スタイルはなかなかの迫力で
並み居る敵を殴り、蹴り、カウンターをいれ、ミキサーの中に叩き込む(!)
など、流れるような格闘は見ものです。
運転については長所、短所ありますが、ドライバーシリーズのように
指が操作で混乱しないように、射撃を開始するとスローモーションになるなど
さりげないユーザーフレンドリーな部分もGOODです。
BAD/REQUEST
ストーリー
のめりこむことはのめりこむが、せっかくの潜入捜査官が主人公という
テーマにもかかわらず、基本的に組織に疑われるというシーンが少ない。
まぁ、ありすぎてもなんですが、インフェナルアフェアシリーズのように
組織にばれないように、なんとか警察に情報を流す だとか
ニアミスで警察に連絡を取っているところがバレずにすんだ とか
ハラハラするシーンもほしかったですね。
割とサクセスストーリー的に展開ばかりです。
ゲーム性
町並みはきれいなのですが、車でいつまでもドライブしていたいとは
思えませんでした。理由としては、大きく4つに町が分かれているのですが
そのアクセスが微妙に不親切で、やたらと曲がりくねった細い峠道や
乗り入れ箇所(ランプ)が限られた高速道路などが連絡の要所となるため
「あっちの町で買い物してから、こっちの町にもどってくる」というのが
後半になればなるほど億劫になります。せめて、タクシーを呼べるシステムが
ほしかったものです。
車の操縦も、車それぞれの特性(加速のよしあし、最高速、ドリフト時のコントロール)
の表現はされているものの、なんとなくモッサリとしていて非現実的な
印象は受けます。
ギャンブルもありますが、あまり面白くはありません。
COMMENT
総評としては割りと好印象です。
たしかに他の評価者のおっしゃるように「縦方向の移動」がないことは
ゲームとしての幅が少なくなると感じるかもしれませんが、
そもそもゲームのストーリー性にマッチしたかたちで、その辺は
変わるものと考えられるので私はあまり意識しませんでした。
(壁を飛び出すワイヤーなんかで登ったり、屋上で鷹の目をつかっている
「潜入捜査官」というのはあまりいただけないでしょうし)
なにより評価すべきは、初発のゲーム、しかも箱庭系のもので
かなりの完成度を保っているということです。
しかしながらGTAシリーズ、セインツロウシリーズ、ドライバーシリーズと
さまざまな先達がいる、この分野で生き残っていくにはさらなるオリジナリティが
求められることでしょう。
今後のシリーズ化にもぜひ期待をしたいものです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 2pt |
68pt
GOOD!
・オープンワールドゲームはGTA3.SA.5とセインツロウ3をプレイしましたが舞台が香港というのは無かったので新鮮に感じます。
露店が並ぶ通りやビルが並ぶ都市、海沿い近くなどいろいろなエリアがあって十分広いと思います。
・主人公ウェイ・シェンが香港のマフィア組織トライアドに秘密裏に潜入して捜査していくストーリーは先が気になってついついストーリーを進めてしまいます。
今作もGTAやセインツロウと同じくギャングの抗争絡みのストーリーとなってますが秘密警察であり捜査の為マフィアの一員となって伸し上がっていきます。
トライアドの連中も親友ジャッキーを始めとして良い奴らばかりでシェンも潜入捜査でありながらトライアドの為に感情をぶつけていったりと本当に組織の一員と言わんばかりの活躍を見せていき、もう刑事辞めて本当にトライアドになれば良いんじゃね?と思ってしまいます。
ストーリーも強襲、他組織との抗争、内部の争い、死が交差していきます、特に終盤の衝撃の展開が待ち受けていてついつい進めてしまいます。
・他のオープンワールドだと大体銃撃戦がメインですが、今作は格闘がメインとなっています。殴る、蹴るは勿論、投げ飛ばしたり、カウンターで攻めるのも良し。
カウンターは意外と簡単に決まるので気持ちが良いです、というよりカウンターをメインにして攻めて行くと良いです。
さらに換気扇やゴミ収集場所に敵をつかんで持っていくと特別なアクションが決まり(龍が如くのヒートアクションっぽいの)ます。敵を換気扇にぶつける、ゴミ収集場所に投げ入れる、さらには串刺しにする、なかには切断するというのもあります。
・成長要素もありミッションごとに経験値が貯まってレベルアップごとに能力を開放できます。それ以外にも収集要素で強くなっていったりもできるのでついついミッションを進めないでそちらに集中してしまうこともあったり。
・壁を登る、車の運転中に相手の車に飛び乗るなどさながら香港映画を見ているかのようなアクションがあり楽しいです。
また車の運転中にボタンを押せば体当たりができるのも良いです、これのおかげで警察が逃げるのも結構やりやすいです。この体当たり前、横のどっちにもできるので前を走っているバイクに体当たりなんてことも可能です。
・屋台の食べ物を買って食べる、ジュースを飲むことができますが、飲食することで格闘での威力アップやダメージを受けた際の回復速度上昇などしっかり効果があるのが細かいです。
BAD/REQUEST
・ストーリーの中身は濃いのですが、少々短いです。もうちょっと多くても良かったかな。
・盗聴器設置や暗証番号入力などのミニゲームが多くいちいちやらされる感があります、説明も無いので最初はどうすれば良いのか戸惑ってしまうかも、特にカラオケ。
ギャンブルはあるにはありますが麻雀を使ったポーカーのみ。正直面白くはありませんでした。
・銃撃戦はありますが格闘戦に比べたら底が浅い、ハンドガンしか持ち歩きができず、他のマシンガン、ショットガンは使い捨て。ハンドガンも死んだりするとすぐに無くなるのであれば良いかな程度。なおカスタマイズは当然の如くできない。
・車は各エリアに存在するカーショップでの購入しかできず街中を走っている車を奪うことはできるが保管はできない。GTAやセインツロウだとガレージに入れると所持はできたが今作だと買った車をパーキングエリアで出すシステムなので不可能。
車のカスタマイズもできない。
・タクシーで指定場所に行くこともできるがタクシーに乗るのが車を強奪する際の時とほぼ一緒の為、間違えてタクシーを奪ってしまったことが多々ありました。
またタクシーを見つけても走り去って結局乗れないことも多かったです、せめてタクシー乗り場があるか自分から呼べるなどができれば・・。
・マイナー(かも)な作品故か、攻略情報は非常に少ない。電話で女性を呼び出すことができるようになったら早めにクリアしておかないと後々苦労する。(クリア後に収集要素の設置場所が見にマップに表示される為)
・少々バグあり。体験したのでは本来行けない場所に来てしまい進行不可になったこと。オートセーブはあるがこまめなセーブはしておいた方が良いかも。
・家のカスタマイズ要素もありません。アジトはストーリーが進展した時の自動入手で家の中はせいぜい鳥を飼うどっかにいる人から絵などを買うぐらい、鳥は飼ってもただ鳥小屋が置かれる程度。
・DLCが少々高い。
・ジャンプできないので登れそうな所が登れないということがあります。
・グロテスクというか衝撃的な部分がありますので苦手な方は注意。
COMMENT
買ってみたら面白かったです、特にストーリー展開が熱くついつい進めてしまいます。
刑事として、トライアドの一員として(潜入捜査とはいえ)悩み、苦しみながらも前に進んでいくストーリーは先が気になってしまいます。
ただ残念な部分も多かったかなという気もします。もう少しカスタマイズ要素があれば良かったですし、ミッションでのレベルアップも意外とMAXになることが早かった気がします。
後は収集要素でどうすればここにいけるのか分からなかった箇所が1点だけありました。
格闘戦は簡単にカウンターが決まって気持ちよかったです、ただ銃撃戦は銃の使い捨てな所もありうーん・・・という感じです。
面白かったんですがもう少し内容が欲しかったって所です。
Amazonレビュー
レビュー日: 2012-11-02
MAPの広さ、プレイ時間はセインツロウサードと同じくらいです。
ストレスフリーの要素として、
・車がどんなに衝突しても壊れない、修理という概念がない
・4階くらいから落ちても生きれる
・極端な話、バイクに乗ったまま自分の部屋に帰ったりできる、コンビニ入って買い物できるなど
・金稼ぎが関係ない
良い点
・主人公が警官なので、警官ちょっかいのうざさが無い
・ハッキングシステムが独特
・香港という日本人には比較的馴染みある観光地が舞台なので、ビクトリア・パークやTシャツ街などが馴染みある
・ストーリーはベタだが、しっかりしている。
・香港マフィア映画お馴染みの残虐ムービー、プレイがあります。
・ラジオがスタッフの選曲ではなく、太っ腹なことにwarpやninja tunesなどレーベルそのものが局になっている
残念な点
・最終チャプターなど主人公が無双すぎる
・回復アイテムは常時持つことができず、毎回買わなくてはいけない
・基本的に夜が長く、敵が見にくい
・詰め込みだけど、それぞれのミッションがオーソドックス
GOOD!
■オリジナリティー 4
企画は良いと思う。
香港を舞台にしたオープンワールドで、これまでの箱庭とはまた違った雰囲気がある。
■グラフィックス 2
BADへ
■サウンド 3
特に印象には残らない
■熱中度 1
BADへ
■満足感 1
BADへ
■快適さ 4
特別長いローディングがあるわけではないので、
ゲーム進行上は全く気にならない。
BAD/REQUEST
■グラフィックス
香港の世界を再現しているという点では、そそるものがあったが、
街を歩く人、細かな表現、そういったオープンワールド上で
繰り広げられる自然感にあまり特徴が無い。
特に、街の人たちはとにかくつまらない。
■熱中度・満足感
どうしてもGTAなどの大ヒット箱庭ゲーとの比較になってしまうが、
まず、一番ガッカリしたのが車の操作と動き。
一番最初にバイクに乗って街に出られるが、
「来た来た〜♪」と思ってアクセルを入れた瞬間、
ぴゅーーっと進む。これに思いっきりがっかりした。
車も同様。徐々にスピードに乗って行く感じや、
車らしい操作の難易度など、全く感じられない。
つまり、リアリティが無い。
その辺の作り込みが甘いので、街に繰り出す気が失せる。
あと、「ジャンプ」が無いので、行動範囲が縦に伸びない。
どこでもいける自由度を考えると、それこそGTAやジャストコーズ、
アサシンクリードなどの方がオープンワールドとしての完成度は高い。
アクションも、格闘が充実しているので、1対多数の戦いが楽しめるが、
街を散策していると、大体3人組の連中を襲撃して、カウンターを
繰り返して終わり。作業ゲーと化す。
市民に手を出して警察が追ってくるが、その辺の仕組みが
既存のタイトルと変わり映えが無いので、結局出来の悪いGTAと
いった印象。
COMMENT
結構楽しみにしていたタイトルでしたが、がっかり感が強く。
あっという間に飽きて萎えました。
これなら箱庭にせず、アンチャーテッドのような作品に
仕上げた方がいいんじゃないかと思う。
このレベルの箱庭であることが魅力を下げていると思う。
一度電源を落としたら再びつける気がせず、
発売日に買って、翌日に売ってしまいました。