【PS3】バイオハザード6 レビュー
発売元 | カプコン (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2012-10-04 |
価格 | 7990円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 セクシャル 暴力 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | セブンネットショッピング / Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:サバイバルホラー ■ プレイ人数:1〜2人(オンライン:2〜4人) |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 4pt | 4pt | 2pt | 4pt | 1pt | 3pt |
55pt
GOOD!
○ストーリー
これはとっても良かったです。
常にドキドキしていました。
ネタバレなので詳しくは書きませんが、これは7出ます。出さないと許しません。
ボリュームも大満足です。
○演出
まるで映画です。とってもよかった。
これがうっとおしいと感じる人もいるようですが、私はそうは思いませんでした。
○オンライン
正直あんまりやりこんではいないんでフレとしかやってないんですが、楽しいです。
○キャラ
みんないい味だしてます。
2からの再登場のシェリー、4からのエイダ・レオン。
5から続いてクリス、新キャラのピアーズ・ヘレナ。
みんな言ってますがシェリーは本当に感動しましたw
○マーセ
今回も楽しいです。BGMも、敵の種類も、ステージも。
BAD/REQUEST
なんといいますか・・・
挙げたらキリがありません。
○HUD
HUD=画面表示のアレなんですけど、これ見づら過ぎです。
体験版やった時は思いませんでしたが、ひどい。いや本当に。
一部キャラは「あれ弾が入って無いじゃん」と思ったら入ってた、みたいなのもあります。
○格闘
自由に出せるようになったのでもはや格ゲーです。
ザコ相手に銃を使う価値がかなりさがっています。
あとHSからの体術が即死ってのもなんか納得いきません。
要するに全体的に体術強すぎ。
○スキル
これはもう・・・マジで要りません。
バイオってのは「現実路線」と思っていたので。
そりゃ1〜3には4次元ボックス、4には謎のアタッシュケースはありましたけど。
でもなんか・・・スキルっていうのは目に見えないですから。
現実的じゃない。これに尽きます。
ってか武器改造させろw
○エージェントハント
楽しい・・・ような気もしますけど。仕留めたときの爽快感は異常ですけど。
設定項目を増やしてほしいですね。
いままで5回やりましたが全員無限弾スキル装備で無双状態です。
近づいた瞬間グレで爆殺orマグナムで昇天。これしかないです。
設定項目に無限弾スキルの許可不許可を追加して欲しい。
○QTE
QTE=クイックタイムイベント、まぁ1ボタン入力を要求してくるアレです。
出すのはいいんですけど、数が・・・
しかも失敗=即死です。萎えます。
○システム周り
言いたいことはこれだけ。
「いらん武器を置かせろ」 いやマジで。
武器、弾薬これだけでかなり圧迫されます。
しかも武器変えるのにいちいち別の武器を持たなければならない。
アイテム関連は5のスロットのほうが圧倒的によかったです。
COMMENT
○結論
非常に惜しい作品です。7に期待です。
○その他
これは正直ストーリーで他の欠点をカバーしてる感じです。
1〜5を一通りやってから購入するべきです。
○プレイ環境など
32型D4端子でプレイ。レビュー現在でプレイ時間55時間。
バイオハザード1〜5のみプレイ。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 2pt | 4pt | 3pt | 2pt | 3pt |
57pt
GOOD!
クロスオーバーシナリオの特徴というべきか、別の主人公がどういう理由で動いていたのかという点がわかりやすく、それぞれの主人公の行動がひとつの物語を作り出すという点はよくできていた。更に、各主人公毎に特徴的な場面もあり、同じ場面をなぞっているだけと思わせないというのも良い。
4や5の時は敵となる相手が、言語によって行動するような知性的な行動をとっていたり、メインの攻撃方法が武器だったりと人間っぽい敵が多く、人対人というような印象を受けたが、今作では敵の会話らしき声がなくなったり、体そのものが変異したりするなど、よりクリーチャーらしさが出てきた。
一番評価したいのは、不気味で近づきたくない、恐ろしい、といったクリーチャーの特徴が強い敵が多く出てくる事。
「バイオと言えば化け物」と思ってるので、今作の人を媒介に食い破って出てくるような描写が実にバイオらしいと感じた。
始めこそ「今回の敵も銃とか人工的なもの使ってくるのかよ……」とか「ゾンビが武器使うとか無いわ……」と思っていたのだけれど、後半になるにつれ、実にクリーチャーらしい敵が増えてきて「コレだよコレ」といった感覚を覚えた。
BAD/REQUEST
まず、シナリオに関して「あっちへ行こう」というような移動を繰り返しているだけなのに偶然他の主人公と合流したとか、超展開的な場面切り替えがやや多い様に感じた。そのためか、クロスオーバー部分以外のシナリオがやや強引なこじつけに感じてしまうことも多かった。
キャラの掘り下げのイベントが前作までと比べると減っているような印象もある。
ただ、実質全部で4つのシナリオをプレイする事になる以上、それら一つ一つが全て濃厚なシナリオだと冗長になってしまうと感じたので、そのあたりは難しい所なのだろう。
ただ、タイムシート上では最初の、事件の発端となる位置のシナリオは人間相手の戦いとしか思えない内容で、ちょっとどうかなと思った。ここだけまるで別のゲームの様な印象を受けた。
また、物語の核心に迫れるシナリオは最後にプレイすることになるエイダ編だけで、他のシナリオはそれの補足の様な印象を受けた。コレも、真の主役的ポジションを狙ったものなのだろうか。
操作性に関しても、装備の切り替えがやや不便であることが挙げられる。
手に入れた武器を外すことができず、ボタンを押す回数が増えてその隙に攻撃を受けるようなケースを回避できない。
更に、アイテムの所持できる数が少なめなのも正直辛い。
後半になるとひと通りアイテムを持っているだけで一杯になり、何かしらを捨てる事になる。
その原因は弾薬の種類が多く、ひと通り持ってるだけでアイテム欄が一杯になるからだ。
そのため、リロードで銃に弾を込めた上で要らない弾薬を捨てるといった行為が必要になる。
使わない武器を選べて、更にその弾薬が出なくなるという要素があれば、上記2点は同時に解決できそうなものだが……
カバーアクションに関しては、完全に使いづらい感じになっている。
カバーしてから銃を構えるのでなく、銃を構えてからカバーアクションに入る必要があるので、隠れたいと思ってもイマイチスムーズに隠れられない。
しかも、銃を構えるのを終えると勝手に通常の立ち状態に戻るので、使いづらいにも程がある。
スキルに関しては、バリエーションが少し残念だった。
スナイパーライフルのズームを3段階にするとか、離れてる仲間も回復できるとか、そういう普段とちょっと違うことができるようになるスキルがもっとあれば良かったと感じる。
パラメータ強化系が一番いいというバランスに関しては、もはや何とも言えないしステージ途中に変えられるのもちょっと違和感がある。
体術に関してもちょっと便利すぎて、ナイフが要らないものになった感じがする。
初代からの「這いつくばってるゾンビ踏みつけで倒せるなら最初から体術で戦えよ」というネタを本気で受け取ってしまったような印象を受けた。
スキル周りで体術強化とかならコレぐらい強くても納得できるのだけれど……
結構な人が言っているけど、QTEはどうにかならないのか。
というか、QTEにかぎらず「知らなきゃ死ぬ」みたいなのは無くして欲しい。
今作中で「コレ最初から知らなきゃ絶対死ぬだろ」みたいなQTEが少なくとも5,6個はあった。
タイミング、レバガチャ、連打などバリエーション豊かだけれど、根本的にほとんど「こんなシビアじゃ本当にクリアできない人出るんじゃないか」というレベルだった。難易度で変わるんだろうか……
エフェクト周りはやや地味、当たってるのかどうかとか倒せたのか等が分りづらい。
特に、死亡してから倒れこむまでがやたら長い敵がいて、無駄弾を打ちやすいのが問題。
COMMENT
前作までの主人公格が出てきて、シリーズを追って来て始めて意味のわかる会話も多く、ファン向けの内容もある。特に、レオンとシェリー絡みのイベントは、前作プレイ済みでないと何のことを言っているのかわからない事も多い。
その反面、スキルシステムによるキャラクターの強化要素や、エージェントハントモードによる他プレイヤーへの乱入等もあり「こんなのバイオハザードじゃない」と言う両面を持った作品という印象。
前半だけだと、そこらのTPS等と同じような印象を受けるが、後半のステージに出てくる敵は結構ホラーっぽいものが増えてくる。
特に、普通のTPSっぽさが満載のクリス編の序盤を乗り越えられるかどうかが鍵になってくる。
しかも、体験版のクリス編はよりにもよってその部分だったため、クリス編は普通のTPSっぽい戦場がメインなんだと勘違いしやすいので、そこで止めないように注意。
個人的には敵が弱く感じるほど強化できるのに違和感があったので、武器強化がなくなったのは改良点だと思ったが、それと同じような効果を持ったスキルが大量にあるので結局微妙……
スキルポイントで隠し武器使用可能や特殊アクション追加など、オマケ要素があれば良かった。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 1pt | 3pt |
58pt
GOOD!
・アクション
バイオハザードとして、ひとつの到達点に達したものと感じる。回避やスライディングが有効に使える場面が多く、慣れればかっこよく敵を倒すことができる。体術は相変わらずかっこいい。とにかく、今までのシリーズで一番キャラを自由に動かすことができる。
・ストーリー構成
4つのストーリーに4人の主人公。次作も同じようにする必要は無いが、これはこれで面白いものだと思う。
BAD/REQUEST
・武器チェンジ
これは最悪。とてもやりにくい。なぜこんなことに。今でも慣れない。これなら4のアタッシュケースの方がよかった。使いたい武器を選ぶのにいちいち気をとられ、プレイに支障が終始出る。7では絶対に変えるべき点だ。
・アイテム管理
これも。武器全部の弾薬を一枠ずつ持っていると、ハーブの調合ができなくなる。なぜ?
枠が少ない。前作みたいに持っていく武器選べないんだからこれはない。
・ショットガン
前作のようにショットガンの爽快さ、これがあれば安心だ的な感じがない。あたりにくくなっている。
COMMENT
特に感じた点だけ書いた。
ゲームとしては、面白いが、バイオハザードなだけに過度に期待してしまうのだ。
ただ、武器チェンジだけはホントに最悪。
Amazonレビュー
レビュー日: 2013-06-17
しかし今作は弾薬に苦労することは殆どない上に、スキルの利用でパートナーが無制限に回復アイテムを使ってくれるのでこちらがゾンビになったかのような戦法がとれ、高難易度でも通常の敵との交戦で死ぬことはほぼありません。
その反面QTEの多用によりイベントシーン内でミス操作をすると残りの体力等に関係なく死にます…。
この仕組みによってイベント下での操作を覚えた二週目以降では殆ど苦労することもなく、非常に味気のないものになってしまいました。
長く続くシリーズ物は各々の好みもあり、万人に受けるゲームを作ることは不可能に近いと思いますが、次作では今回集まったユーザーの意見を参考にし、新しいバイオハザードの魅力を作り上げることを願っております。
GOOD!
・ボリューム満点
初回で、約8〜10時間ほどかかるシナリオが4つ
スコアアタックのマーセナリーズ
クリーチャーを操作してプレイヤーを襲うエージェントハントモード等など
ボリュームは過去最高でしょう
BAD/REQUEST
・怖くない
原点回帰?の作品のようですが、ゾンビが出てくるだけで、1の頃の「扉を開けた先の恐怖」みたいな物が、まるで無い
・武器の変更に戸惑う
1〜ベロニカのように、いったんポーズ画面に移るわけでもなく、前作の様にボタン一つで好きな武器に持ち替えられるわけでもない
敵と戦いながら、ハンドガンじゃなくてショットガンでもなくてナイフでもなくて‥って選んでいるうちに攻撃を受ける
・理不尽な死
難しいのは悪い事ではない
1のハンター、2のリッカー、3の追跡者の様な強敵から逃げ惑う、または殺されるのはむしろ歓迎
ただ、今作のように、自分(またはパートナー)が突然トラックに轢かれて死ぬとか、QTEに失敗して死ぬとか、理不尽な即死系のイベントが多すぎる
・1つのチャプターが長い
1つのシナリオにつき、5つのチャプターが存在しますが、1つのチャプターをクリアするのに、1.5〜2.5時間かかります
しかし途中で中断すると、どこまで戻されるか分からない。そのため、悪い意味で止められない
・ポイントが貯まらない
今作、無数にあるスキルを強化するためには、ポイントを貯めなければいけません
一つのスキルを強化するために必要なポイントは、手ごろなもので3千、強化していくと5万以上
その反面、2時間かけてクリアしたシナリオでもらえるポイントは、平均して1万ちょっと
この辺のバランスは、もう少し考えて欲しかった
・これはバイオ?
ウィルスの影響で、恐竜や巨大な虫になった人間と戦うレオン編
敵クリーチャーと銃撃戦を行うクリス編
ウィルスに感染した敵と戦うのがバイオって言われたらそれまでだけど、何か違和感を感じてしまう
COMMENT
goodともbadとも取れる感想
・難しい
BADの項目でも書きましたが、理不尽な死を迎える場面が多々あります
しかし、それを除いても、過去の作品に比べて、今作品の難易度は高いと思います
アクションゲームが苦手な方は、難易度を落として始めた方がいいかもしれません
・ハンドガンが弱い
ヘッドショットを狙っても死にません。そしてその分、接近戦が強くなっています
おそらく製作者側は、銃で怯ませて接近戦をさせたいのだと思いますが
殴って蹴って、投げ飛ばして壁に叩きつけて、踏み潰して‥
レオン編をプレイしていて、「龍が如く」を思い出しました
総評
「バイオハザードの新作」として見ると、「なんでこうなった?」って部分は多いです
そのため、悪い項目が増えてしまいましたが、決して面白くないゲームではないと思います
タイトルを変えて、もう少し微調整してくれたら、いいゲームと思えたかもしれません
今後のレジデントイビルネットとの繋がりにも期待しています