オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
80pt
GOOD!
シリーズは今回初プレイ。
・オリジナリティ
筆で画面に描くことで様々な効果が起こる筆しらべ。
世界の再生、敵との戦闘、謎解きなど様々な場所で使用する。
使用できる場所や描く模様は決められてはいるが、
プレイヤー自身が神となって、ゲームの世界に影響を与える感覚を味わえる。
経験値ではなく、幸せを集めて自身を強化するシステム。
呪われている地形を元に戻したり、
困っている人間を助けたり、動物に餌を与えたりすると幸せを貰える。
これらの行為が、いかにも神サマをやってると思える。
神サマに感謝する心を得ることが能力に反映する点がゲーム内容とマッチしている。
・グラフィックス
墨で描かれた世界はとても雰囲気が出ている。
美しい世界を駆け巡るのは操作しているだけでも楽しい。
状況や状態を表現するのに「怨」や「無駄」などの文字が現れるなど、
表現や演出面も素晴らしく、十二分な出来だと思う。
・サウンド
和のテイストが濃い音楽。
グラフィックスとの調和が素晴らしく、ずっと聞いていたくなるほど。
マップ移動や時間の変化での音楽の切り替わりも気にならない。
不要に思う音楽がなく、文句なしの5点。
・熱中度
先が気になる展開と、ほどよく入るイベントで飽きさせない。
シリアスながらギャグテイストもあり、それほど重い気分にさせない。
それでも最後にきちんと感動を与えてくれるストーリーと演出が素晴らしい。
BAD/REQUEST
・グラフィックス
カメラワークの問題で見づらい時があった。
筆しらべを使用する画面が、
実際の位置と若干ズレがある?のか少し使いづらい。
・快適さ
アイテムを入手すると毎回説明文が表示される。
ストーリー進行上やらなければならないミニゲームがある。
ミニゲーム自体はそれなりに面白いが、強制されるのはどうかと思う。
転送系の移動手段が3種類(実質2種類)ある。
使う手段によって飛べる場所が決まっているので、
これで移動した後別の方法で移動、などが必要で少しばかり不便だった。
戦闘がオートロックオン。倒した後もしばらくロック時間が残る。
なので、倒したい敵にうまく攻撃できないことがしばしば。
ストーリーがお遣いのようなものが多く、基本一本道。
COMMENT
クリアだけならヘビーユーザーには物足りない難易度。
ただし、やり込み部分や、戦績などを意識すると難易度は上がる。
万人にプレイできるよう丁寧に作り込まれた作品だと思う。
細部までとても良く出来ているだけに、
よけいに細かいところが目に付いてしまう。
古事記の神々が登場する和テイストなゲーム。
雰囲気に興味が湧いたら是非プレイして欲しい作品。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 5pt | 4pt | 5pt | 3pt | 1pt |
82pt
GOOD!
・筆しらべ
画面上に筆で記号を書いて通力を発動させるシステムで、本作の代表的なオリジナル部分です。
発動させたい場所に直接記号を書くことで直感的に通力を利用できます。またR1ボタンを押すことで時間を停止させたうえで記号を書くことが出来、記号も簡単なものが多いため、扱いやすいです。
シナリオ進行とともに使える筆技が増えていきます。墨瓢箪という自動回復するゲージがある限り、何回でも使えます。ダンジョン攻略では主にこれを利用して攻略していきます。
・主人公が大神(狼)
そのまんまですが、主人公は犬で、なおかつ人々の信仰を集める大神アマテラスです。大神というタイトルが大神と狼をかけたシャレになっています。
人間に出来ないような高い機動を発揮したり、穴掘ったり吠えたりと、犬だからこそ(?)できるアクションが楽しめます。
神様なので、奇跡を起こして動植物や人間から信仰を集めます。信仰の力は経験値となり、能力の上昇に使えます。神様として現世に生きる者への慈しみと、奇跡により信仰を得て力を付けていくという設定を上手く反映しています。
・フィールドマップと映像美
水墨画で描かれたような3Dマップが特徴で、ほかのリアルさ重視のゲームとは一線を画します。フィールドマップも広く犬の動きも素早いので美しいフィールドマップを存分に駆け巡れます。
また新たな通力を覚えた後にいけるようになる場所もあり、何度も訪れる気分にさせてくれます。
またこの独特の映像美は一度体験してほしいものです。他のHDリマスターとは違い、リマスターしてももとから現行機用に作られたリアル系グラフィックと比べると…ということはなく、6年たった今でもこのグラフィックはナンバーワンです。HDリマスターを受けたもののなかで一番恩恵にあやかっているのではないでしょうか。
・戦闘システム
筆しらべに加え、三種の神器をもした鏡、勾玉、剣を操って戦います。常時オートターゲットがついており、ボタンをただ連打するだけでも戦えます。3DACTだからといって難しいと構える必要はありません。
また特定の筆しらべを弱点とする敵も存在し、物理攻撃だけでは倒せないような類いの敵もいるので、単に連打一辺倒にならないように工夫がされています。
雑魚敵は結界が張られ狭い領域での戦いとなり、ボス戦は広い戦場を駆け回っての戦いが常になります。
・BGM
和楽器や囃子を使い、和の旋律を重視したBGMが特徴ですが、洋楽器も使ったアップテンポの曲なども多く収録されています。町やキャラのテーマなどでは和の旋律重視で、フィールドマップでは洋楽器の力強いリズム、戦闘BGMでは祭りのような賑やかなリズムを主としています。BGMの使いどころもうまく、印象に残りやすいです。
もちろん曲のクオリティも高く収録数も相当な数で、すばらしいの一言。特に人気なのは両島原、キュウビ退治、太陽は昇る。どれも映像の美しさや展開の熱さをより引き立てている、良BGMです。
・ラストバトル
熱い展開に加え、これまでに集めてきた筆神すべてに出番があるなど、かなり印象的な闘いになります。
・大量にある小ネタ群
一寸法師、かぐや姫、舌切り雀など、日本昔話をパロディした話が多く、日本人なら誰しもにやりとする場面が多いです。
昔話に限らず、同社作品のセルフパロ、果てはジャンプ漫画のパロまであります。
・クリア後資料
設定資料集、BGMプレイヤー、プレゼンの映像が、HD画質で楽しめます。ここまで豪華なのはそんなにないのではないでしょうか。
BAD/REQUEST
・3Dゼルダのパク…
ダンジョンの作り、敵の倒し方、サブイベントやフィールドなど、ゲームの根幹の部分があの名作を思い浮かべさせる作りです。
他の要素は一長一短ですが、ダンジョンの作り込みの差は歴然で、ボリューム、ギミックの面で大きく後れをとっているように感じます。
ただし良い点で上げたように、あちらにはない良さも多く取り入れているので、たんなるパク…に終わらない魅力も持っています。
・カムイ編(ラスト除く)
物語の結の部分になりますが、世界観を大きく逸脱したり、タイムトラベルネタをキャラの成長のために引っ張ってきたりと、構成としても種明かしとしても失敗してると感じられます。それまでが良かっただけに残念。
・アマテラス強すぎ
あらゆる面でプレイヤー有利な設定になっていますが、特に強力なのは筆技霧隠。厳密には違いますが、時を遅くするという攻守に有効な万能能力がたったの墨瓢箪1消費で連発できます。DMC3でいえば、コストが異様に安いクイックシルバーみたいな使い方が出来ます。
アイテムもやたら有用なものがそろっており、資金さえあればラスボスですら無傷で倒せます。
COMMENT
プラチナ取得済み、37インチフルハイビジョンTVを使用。原作PS2版プレイ済み。PSMoveは未使用。
筆しらべはじめのオリジナリティーに加え、美しい風景やどこか緩い冒険譚を楽しむゲームです。とある名作を参考に作られた(言いがかりではなく制作側が明言)屋台骨がしっかりしており、それを元にいろいろな要素を付け加えたゲームです。よく雰囲気ゲーの筆頭に挙げられる本作ですが、しっかりと内容も伴った上でのゲームですので、雰囲気ゲーだけのゲームでは決してありません。特に気に入ったのが、フィールドを駆け巡った時の気持ちよさ。時オカでもただエポナ(馬)でフィールドを駆け巡っただけで楽しく感じた方に特におすすめです。あと高台から飛び降りている時の映像の見せ方、最高です。
難易度の低さに加え、様々な要素が高いレベルで纏めあがっているので、基本的には万人向けのゲームです。だれにでもおすすめできます。ただし、3Dゼルダが苦手な方、シビアで硬派な戦闘を本作に期待する方は避けた方がいいです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 5pt | 4pt | 5pt | 3pt | 1pt |
86pt
GOOD!
純和風な世界観がとても印象良く自分は好感を持てました。
ストーリーは神様が全国を廻る世直し旅というどこかの時代劇の様ですが、
各々登場キャラがとても個性的で印象強く会話が苦になりません。
よくレビューで和風ゼルダと例えられますが、
プレイしてみて当にその通りだなと実感しました。
探索がとても楽しくステージの隅々まで駆け巡りたくなります。
自分はゼルダより楽しいと感じました。
このゲームの大きな売りの一つではないかと思われる「筆しらべ」
物語を進めていくうちに様々な種類を獲得し、覚えると今まで進めなかった
場所やお宝が手に入ったり敵妖怪の攻略につながったりと物凄く楽しいシステムです。
グラフィックは実写の様なタッチではなくアニメの昔話の様なやわらかい描写です。
とても色鮮やかで見易く小さい子も楽しめる感じとなっております。
BGMもとても印象強いものばかりで、三味線や尺八?など上手く使っていました。
謎解きやアイテム取得のBGMもテンション上がります。
主人公がわんこなのですが戦闘中や普段に鳴く声がちゃんと違いがあり感情が入っていて良い。
とてもやり込み要素が満載なのでストーリーから脱線することが多かったです。
とにかく探索やアイテム収集が苦になりませんでした。
BAD/REQUEST
悪い点は見つけるのが難しいほど良い作品です。
強いて挙げれば難易度でしょうか。。
とても簡単で万人受けは出来ますが少し物足りない気がします。
ボスだけでももっと強くてタフでも良かった気がします。
ストーリー攻略が一本道で自由度はないので、
今時の海外ゲーム好きな人には少し物足りないかもしれません。
COMMENT
ブラビア(KDL-710EX 40型)HDMI接続でプレイ。
ハードは250GB:CECH-4000Bにてプレイ。
PS2版プレイ済みではなく今作が初プレイ。
とても満足しております。
なぜもっと早くプレイしてなかったのが不思議なくらいです。
正直PS3の作品より出来が良すぎます。
ゼルダ調のアドベンチャーが好きな方は是非プレイしてみて下さい。
価格もそこそこ安価なので超おススメです。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-04-23
綺麗な風景と面白いストーリーでやり甲斐があるゲームです。
GOOD!
*オリジナル(PS2)版未プレイの感想です。
・オリジナリティー
個性的なグラフィック、機械音のようなキャラボイス(これは『花と太陽と雨と』というゲームのような感じ)など、かなりの個性的でした。
画面に字を書いて物を切ったり動かしたりできるのも面白かったです。
主人公が狼という点も新鮮味がありました。
・グラフィック
我々が幼少の頃見た日本の昔話の絵本をそのまま3Dにしたような感じでした。
まるで昔話の世界に入り込んだかのような錯覚を感じる程でした。
・サウンド
昔話っぽさが出ていてよかったと思いました。
悲しいシーンのBGMもなかなかよかったと思いました。
・熱中度
5点つけた理由、それは道中に落ちているアイテムゲットに夢中(必死)になるから。
序盤から色々な場所に、目立つ場所に(目立たない物でも夜になるとあきらかにレアアイテムがあると分かるようになる)アイテムが落ちている。
だがそれらはすべて入手できず、主人公がストーリーを進めていくうちに身につける技術を利用しないと入手できないものが少なからずある。
序盤のMAPなのに後半(場合によっては終盤近く)にならないと手に入らないのもある。
なまじ目立つだけに素通りしなきゃいけないと分かったときは手に入れたい衝動に駆られる。
それらのアイテムはゲームをクリアするだけなら手に入れなくても問題ないのだが、目立つところに置いてあっただけに放ってはおけませんでした。
1つ新技を手に入れたらその技で見逃したレアアイテムを取りに行く⇒レアアイテムGET・・・という流れがたまらなく楽しいです。
RPGで本編進めずサブイベントを楽しむ人はこの楽しさはたまらないと思います。
・キャラクター
主人公のアマテラス大神は喋れない(キャラとの会話は基本的に一緒にいる相棒のイッスンが担当)が、その分仕草が可愛かったり、ボーっとしたりと見ていて飽きなかったです。
また脇役でも個性あふれる感じでした。
ドラゴンボールのミスターサタンみたいなキャラかと思いきや実は裏で苦悩しているスサオノ、弱虫だったけどたくましくなっていくコカリなど、見所満載でした。
おバカな理由で落ち込んでいる村人など脇役1人1人に個性がありました。
見た目も分かりやすく、酒屋の娘なら頭に米俵みたいなのを乗っけていたりと分かりやすいキャラがほとんどでした
・ストーリー
ギャグとシリアスが程よく混ざっていて楽しめました。
ラストバトルはなかなか心に熱い物を感じました。
ただ皆は泣けるゲームと言っていましたが、自分は良いとは思いましたが泣くほどではないのではと思ったので、やる前に号泣できるゲームと過度の期待するはやめたほうがいいかも。
BAD/REQUEST
・視点
カメラアングルはちょっと悪いと思う時が少しありました。
アクションを必要とする場面でちょっと気になりました。
・ミニゲームの難度
一部のミニゲームが理不尽に難しい。
穴掘りゲームはAIが馬鹿でイライラする事も・・・。
とある人物とのレースはやりこみ級・・・泣きたくなりました。
COMMENT
かなり個性的で楽しめました。
難易度もかなり低くてサクサク進めました。
イッスンがヒントを喋って謎解きの難易度が低すぎという意見もありますが、イッスンのヒントが無い場所はけっこう謎解きに時間がかかる場合がある(自分だけ?)のでサクサク進めたい方は気にならないかも知れないです。
気軽にプレイしたい方、個性的なゲームをプレイしたい方はかなりおススメです!