【PS3】真・三國無双6 Empires レビュー
発売元 | コーエーテクモゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012-11-08 |
価格 | 6090円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:タクティカルアクション ■ プレイ人数:1〜2人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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3pt | 3pt | 3pt | 1pt | 1pt | 3pt | 2pt |
38pt
GOOD!
・エディットの種類が多い、デザインもまあ良い。
・爽快感はある方。無双ぶっぱなすとある程度気持ちが良い。
BAD/REQUEST
・服装エディットで色の「白」が無い。
このゲームはエディットがほぼすべてなのに、白が無いって・・・
・街の静けさ。一つの街に10人いない気が。合戦とのギャップも相まって、街に行くと悲壮感しか無い。
・とにかく、視覚的な楽しさが無い。キャラ作ってもダウンロードしても、じっくり見れるのが合戦場だけって・・・
COMMENT
作り手に、ほんとにセンスが無い。こだわりもまったく感じられない。「まあ、これでいいか」ですべて作られてる。ゲームって何?って考えくなる。
やってて楽しくなるべきものがゲームですよね??
最近のkoeiのゲームは本当に視覚的要素が貧弱。いくらモデリングよくしたり、キャラデザ良くしたりしても、見せるべきところで見せないとまったく意味がない。
プレイしてると、合戦場はいいにしても、普段のメニューは文字ばっかり。街いっても人はまばら。
まったくやっててワクワクしないのよね。寂しくなってくる。ほんとテストプレイしてる?気付いた人いても、上司に言えない。そんな制作現場になってない?
いつでも選択したら全身見れるようにしてくれ。ていうか顔グラくらい名前の横に常に表示させてよ。普段の画面が完全にPCっぽいテキストの文字ばっかりで寂しいんだよ。ファミコン時代のゲームですか?これは。
特にEmpireに関してどうあるべきなんだよ。Empireを買う人は、何を求めてるんだよ。普通の無双との違いはなんだよ。答えが見えないままコンセプトだけでゲームを作るな。
太閤立志伝の評価がなんで高いか、考えようよ。
10人中、10人面白いゲームなんて出来ないよ。でもさ、そんなレベルじゃないよ、このゲーム。面白くない責任を人に押しつけあうなよ。独りよがりでもいいから、現場で誰か声を大きくしようよ。それでも面白くない作品しか出来ないなら、責任者入れ替えようよ。
クリエイティブな仕事なんだからさ・・・体質を少し変えてください。以上。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
77pt
GOOD!
KOEIの昔からのお家芸である歴史SLGと無双シリーズの融合はやはり楽しい。
こういう形でアクションとSLGを融合させた作品はこのシリーズだけではないだろうか。
前作はバランスが悪かったが、今作ではSLGパートと無双アクションパートのバランスやテンポもかなり改善されたと感じる。カード内政が廃止になり普通のSLGと同じ内政になったのも嬉しい。
絶招秘計が楽しい。
今回、プレイヤーの行動に応じて各種の名声が上昇するシステムになっている。例えば、民に施しを行えば「仁愛」が上昇する。そしてその名声に応じて戦争中に使える秘計が増えていく。例えば武勇では自分の能力強化、智謀では火計や伏兵、陥落(落し穴)などのような罠、財産の名声が高まると防御拠点や投石拠点など攻守に役立つ拠点改築、規律は精鋭騎兵などの味方召喚、仁愛は味方の回復、悪逆は味方を犠牲に強力な効果を得るなどその数も多い。低難易度であれば力技でも簡単に攻略できるのだが高難易度を選択した場合はこれらの絶招秘計の重要度も増してくる。高難易度の序盤など防戦一方のときに伏兵や陥落などの罠に敵を誘導したりすると、ちょっとした諸葛孔明気分も味わえるし、投石拠点などは高難易度で敵拠点を攻略する際には重宝する。アクションとは言え、ある意味で最新のKOEIの三国志12(SLG)などよりSLGらしい戦闘を再現している。また、絶招秘計は敵武将や味方武将も使用する。時には回避不可能、確実にこちらが撃破されるようなタイミングで発動してくるため、一定の緊迫感があって良い。
前述のように撃破されても通常の無双や過去作と違い、自分が撃破されても残り兵力に応じて0〜4回程度の再出撃が可能。以前からCOMに関しては再出撃してきたのだが、自分も再出撃でいるようになった。これにより、SLGパートで兵力を充実させておくことの重要度も増した。
オンラインプレイが手軽。
高難易度でのオンライン協力プレイが楽しい。正直、低難易度だと協力プレイを必要とする場面はあまりないと思うが一人での勝利が難しい厳しい条件でプレイしていると本当の意味で「協力」プレイとなるので面白い。ホストはフレンド限定で招待することもできるし、無条件にゲストを募集することもできる。参加する側は難易度などの選択をすることも、選択せずに無作為にゲストを募集しているホストに繋ぐこともできる。
ホストの進行具合がホストに反映されるようになった。
ゲストはエディット武将でオンラインプレイに参加するのですが、その際の使用武器や名声レベルなどがホストの進行具合に依存するようになりました。従来のように序盤の武器も名声も低レベルのホストのところに武器や名声を強化しまくったキャラで参加してゲストが一人で無双状態なんてバランス崩壊なマルチプレイが起きにくくなりました。
追加武器が良い。
無印や猛将伝からさらに武器と武将が追加された。新武器の撃剣、破城槍などは派手な動きで立体的に飛び回り爽快感も抜群。
配下プレイ・君主プレイどちらも遊びやすい。前作よりも全武将プレイが遊びやすくなりバランスが良いです。
エディットモードが楽しい。200人まで作成・登録が可能です。そして、今回は既存武将との入れ替え登録が出来ます。これにより今まで、無双シリーズで扱いの低かったキャラを自分好みに自分の持っているその武将のイメージに合わせて作り替えることができます。例えば、袁紹軍の2枚看板の猛将である顔良・文醜などもモブ武将ですが自分で作り替える事ができます。
また、作成した武将はアップロードして他のプレイヤーとシェアする事もできます。
BAD/REQUEST
大きな不満要素ではないですが、いくつか挙げます。
武将のセリフが不自然。Empiresシリーズは既存のキャラやモーションを使って手軽に儲けようとしているのか、この辺りが相変わらず雑です。例えば本家の無双や三国志(SLG)の方であれば血縁関係などがきちんと設定されておりセリフにも反映されますが、その辺りの設定はないようです。血縁でも他人行儀です。
ただし、ゲーム中で築いた関係は反映されるのでそこは良い点だと思います。ちなみに味方を陥れるようなプレイをしていると味方からも敵視した態度を取られます。
エディット武将は口調で「豪快」を選ぶと主人にむかって「お前」呼ばわりするなどもあります。人によってはここに違和感を覚えるかもしれません。
ただし、この部分は元々の三国無双シリーズの設定がそんな感じですし、おそらく無双キャラでいうところの張飛、夏候惇、呂布、あたりを意識しているのかと思われます。
ただし、嫌なら言葉遣いをそういう設定にしなければ大した問題ではないですかね。
マルチプレイの細かいバランス。
ゲストキャラの強さがホストに依存する部分が多いことはGOODに書きましたが、アイテム装備が依存していません。普通にオンラインプレイするとゲスト装備アイテムなしで参戦します。ゲストは特定の操作により自分のセーブデータのアイテムを持ち込むことができますが、どちらにしてもバランスを重視するならホストに依存した方が良かったかと思います。また、全武器解放(戦闘で貯めた特典ポイントを使って解放できる。武器レベルを上げずに全武器を使える。)を使って武器レベルを上げないホストだとこれもゲストだけ武器が初期状態になってしまうのでこの辺りもホストと条件を合わせた方が同じ条件で楽しめたのではないかと思います。
マルチプレイをしているとフリーズすることがある。戦闘前にセーブするようにしているので大きな被害はないですが、改善されることを望みます。
BADというより要望ですが、もう少し本家の歴史SLGのように歴史イベントを盛り込んでも良いかと思います。(もちろん、イベントあり・なしオプション付で。)
こちらも要望ですが、拠点の取り合いだけでなく、真・三國無双5(無印)にあったような攻城戦、つまり衝車を守ったり、梯子で登って城壁の上の兵を倒したりといったものがあれば更に面白いと思います。
COMMENT
今回のエンパイアーズは良く出来ていると思います。概ね期待以上の出来です。私はKOEIの歴史SLGは「信長の野望・全国版」のころから好きですし、無双も「真・三國無双」の1作目から好きなので、エンパイアーズシリーズのSLGと無双の融合というテーマは好きなのですが、このシリーズは決して出来が良い作品ばかりでもなかったので今回は嬉しい誤算です。バランス、テンポ、難易度など良く纏まっていると感じます。SLGと融合した作品なのでストーリー性は低いですが、逆に歴史SLGが好きで無双も好きなら楽しめるかと思います。また、君主プレイ・配下プレイどちらも遊びやすく作られていますし、エディットモードではモブ武将との入れ替え登録ができるようになったのでコアな三国志ファンでも自分の好きなキャラで楽しむことができると思います。私は約190体(残りは予備枠)のモブとの入替用武将及び今作でカバーされていない三国志武将を作成し登録して遊んでいますが、200体では足りなくらいエディットにはハマりました。
そして、そんな入魂のエディットキャラを操作したり、ゲームに登場させるのもまた楽しいです。
エディットモードでいうと逆に、三国志とまるっきり違う登場人物ばかりにして違う世界観で楽しんでいる人も多いようです。武将を姫キャラだらけにする等。
真・三国無双シリーズは漫画・蒼天航路のような一騎当千を手軽に楽しめる作品ですが、キャラ設定・言葉づかいも同作品の影響を受けているのではないかと思ってしまうような部分が多分にあります。ただ、エンパイアーズシリーズはキャラ同士のつながりは汎用的でその辺りのキャラクター同志のやり取りの部分はあまり楽しむことはできないのでそこは期待しない方が良いです。
エディットモード約190体作成済み(10対程度予備枠としてあえて残しています。)、修羅モードクリア済み。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-12-17
オンラインでエディット武将やシナリオをダウンロードできるので、次のゲームの繫ぎには十分楽しめるかと思います。
GOOD!
エディットが充実している。
かなり細かいところまで作成でき、作成人数は200人。プレイ履歴も付加できます。
ただ、あくまでも上っ面だけの話です。詳細はBADで。
自由度の高いフィールドで「無双シリーズ」が出来る。
おんなじ三国志のストーリーをもとに7回もシリーズ続けたのが逆に驚きですが、エンパイアは、物語の流れとは関係なく、自由にゲームを進める事が出来ます。
気持ち悪いオカマ声のモブ武将の「あー」って悲鳴。どう考えても戦場にはそぐわない違和感たっぷりの声がそこら中で響きます。
なんか昔からこんなのがいたなあと懐かしくなりました。この声はシリーズ全体の譲れないポリシーなのでしょうか。面白くて好きです。
BAD/REQUEST
一番致命的だったのが、エディット武将の扱いについて。
一度クリアした武将にはプレイ履歴というのが付けられて、それによって武将の成長傾向、レベルなどの履歴を付け、データ上ではエディット武将も最強の武将と肩を並べる事が出来ます。
ただし、これはデータ上のみの話で、エディット武将にどんな履歴を付けようと、敵として戦場で戦った時のAIは変化なし。防御も受け身もあまりせず、モブの武将と変わらない弱さです。
エディット武将が目的でこのゲームを始めた私はこれに気が付いて、一気に冷めて中古屋に売ってしまいました。
エディット武将の存在が難易度のバランスを崩さない為にあえてこのような仕様にしたのだと思いますが、エディットが大きなウリであった本作であるからこそ、履歴あり武将だけでもAIのレベルを任意で設定できるなどで、ユーザーに選択を委ねるべきだったと思います。
地図がわかりにくい。
高低差や、拠点の扉の場所、川から陸地に上がれる岸の場所などさっぱりわかりません。
慣れていないと平泳ぎして陸地に上がる場所を探している間に戦争が終わります。
こういう所は本当に基本的な所だと思うのですが。
これ・・・・シリーズ6作出てるんですよね。慣れろって事なんでしょうか。
快適さは2点とさせいていただきます。
夜の戦闘
闇に包まれて視認性の悪い夜のステージとなると思わず舌打ちが出ます。地図が上記のとおりで当てにならないので、同じ行き止まりに何度も阻まれたり、川にドボンして上がれなくなったり。
実際夜の戦闘は、そういう不自由さの中で行われたのかもしれませんが、問題なのは、それがゲームの面白さに全くつながっていないことです。
原作の武将のアイデンティティがない。
原作で強い個性を持った武将の性格が無視されています。
関羽があっさり劉備の元から離れてしれっと曹操の配下になっていたり、
孫権、孫策が敵同士でなんのためらいなく矛を交えます。
義理人情を屁とも思わない関羽、兄ちゃんが大嫌いな孫権、というならIFとしての面白さがありますが、
このゲーム世界に個々の人間性という概念そのものが無いに等しいので、原作と矛盾した状況もコンピュータの無機質な気まぐれでしかありません。
だから仲間にしてもあんまり嬉しくない
イベントが少ない。
建国・結婚・義兄弟などのイベントがありますが、結婚や義兄弟は契りを結んだ最初だけイベントが起こり、その後、その内容に関連したムービーはなし。
強敵との邂逅は、元からいる無双武将の中の限られた人のみイベントが起こります。
エディット武将は上記のとおりの扱いなので、強敵にはなりえませんが、もう少しあるとよいと思います。
武将同士のかかわりが希薄です。
声優の演技。
戦場なのに声が細い人ばっかり。
あくまでも個人の好みなんでしょうが、へたくそでしかも演技過剰で気持ち悪いのが多いと昔から思っていました。
いつか変わるだろうと期待していたのですが7になってもそのまんまなんですね。むしろウリの一つなんでしょうか。
孔明に至っては字幕なしではなに言ってんのかも聞きとれませんがいいんですかねあれ。
でもフハハハハの人は好き。
難易度
最高難度の修羅は、あれ?何で死んだの?と思うような理不尽な即死が多く、
だからと言って一つ下の難易度「難しい」は全然難しくありません。修羅と難しいの間がちょうどいいのですが…
オリジナリティ
無印、猛将伝、エンパイア、それぞれ独立したソフトとして出しているんですよね。これ。
それもフルプライスで。そして武将の追加は一人。
自分は三國無双は久しぶりだったので、武将はずいぶん増えたなあとは思いましたが、
シリーズ全部追いかけてるファンの人はこれでいいのでしょうか。
オリジナリティは1点です。
音楽
別に古代中国の戦争のBGMじゃなくてもいいかなと個人的には思います。
F1レースのバックにかかってても違和感ない感じ。
取り立てて好きではありませんが、耳障りではないので、評価は普通です。
カスタムサントラが使えればよかった。
COMMENT
このゲームについてはエディット武将の履歴付けの為に周回プレイしました。
修羅までクリア澄み。
三國無双シリーズは3無印・猛将伝・エンパイアをプレイして以来の購入で、
エディットで色々作るの楽しそうだな、程度の動機で始めた者の意見です。
なんか非常にBADに偏った評価になってしまい、ファンの方には申し訳ないですが、
これが正直な意見です。
詳細まで作り込めるエディットや、シリーズを重ねて洗練されていった独特の無双アクションなど、非常に良い土台があるのに、明らかな手抜きの部分がゲーム全体の出来を大きく下げています。
無印、猛将伝、エンパイアで独立した商品として売り、そして最後にリリースした作品がこの出来…。
他のレビュアーさんも書いていますが、アメリカのプロレスゲームWWEのシリーズは、自由なエディットと、ストーリーを追っていくモード、団体内で自由に戦って地位を上げていくモードが一本のゲームに収録されていて、しかも追加レスラーはDLCで配信されているんですよね。
それを考えると…目先のセールスばかりでなく、そろそろ身を切ったサービスした方がいいと思うのですが。