【PS3】SILENT HILL : DOWNPOUR(サイレントヒル ダウンプア) レビュー
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2012-11-08 |
価格 | 6980円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:ホラーアドベンチャー ■ プレイ人数:1人 |
Amazonレビュー
レビュー者: ジーク21型
レビュー日: 2016-01-09
レビュー日: 2016-01-09
「こんなのサイレントヒルじゃない!」と言ってしまうような作品ではなく、
「復讐」をテーマにしたストーリーの暗さと切なさは歴代シリーズ同様に深いものがあり、
それを全ての起点であるシャワールームの水びたしの風景と、
サイレントヒルの土砂降りの雨に重ねるなど、
雰囲気はとてもよくできた作品です。
ただ、せっかくそういった作品の根本が良いのに、
登場するクリーチャーがせいぜい3種類しかおらず、
それが長くプレイしていて毎回毎回登場するのは飽きがきます。
サイレントヒルの世界観に重要なのは
「一体こいつは何なんだ!?」という現実を超越したクリーチャーの数々です。
今作はそこが非常に弱い。
人型で、殴ったり引っかいたりしてくるだけのクリーチャーが延々出てくるので、
途中から怖さというより、ヤンキーに絡まれてるだけに見えてきます。
光に弱いのでサーチライトを当てて撃退するパートなど、
完全に仕草が人間なので怖さが全くなく、「かわいいなおい」と一緒にいた友人が笑っていました。
サイレントヒルのクリーチャーにそういうものはあってはいけないように思います。
サイレントヒル4の「ヴィクティム」のような、夢に出そうなクリーチャーこそこのシリーズに求められているはずです。
「ヴィクティム」が実は殺人鬼に殺された犠牲者のなれの果てであるなど、
クリーチャーにも設定がきちんとあるのがまた怖いのであって、
ただのモブ、ザコでしかない今作の怪物たちはどうにも魅力がありません。
そこの細部にもっとこだわりを持ってほしかったですね。
「復讐」をテーマにしたストーリーの暗さと切なさは歴代シリーズ同様に深いものがあり、
それを全ての起点であるシャワールームの水びたしの風景と、
サイレントヒルの土砂降りの雨に重ねるなど、
雰囲気はとてもよくできた作品です。
ただ、せっかくそういった作品の根本が良いのに、
登場するクリーチャーがせいぜい3種類しかおらず、
それが長くプレイしていて毎回毎回登場するのは飽きがきます。
サイレントヒルの世界観に重要なのは
「一体こいつは何なんだ!?」という現実を超越したクリーチャーの数々です。
今作はそこが非常に弱い。
人型で、殴ったり引っかいたりしてくるだけのクリーチャーが延々出てくるので、
途中から怖さというより、ヤンキーに絡まれてるだけに見えてきます。
光に弱いのでサーチライトを当てて撃退するパートなど、
完全に仕草が人間なので怖さが全くなく、「かわいいなおい」と一緒にいた友人が笑っていました。
サイレントヒルのクリーチャーにそういうものはあってはいけないように思います。
サイレントヒル4の「ヴィクティム」のような、夢に出そうなクリーチャーこそこのシリーズに求められているはずです。
「ヴィクティム」が実は殺人鬼に殺された犠牲者のなれの果てであるなど、
クリーチャーにも設定がきちんとあるのがまた怖いのであって、
ただのモブ、ザコでしかない今作の怪物たちはどうにも魅力がありません。
そこの細部にもっとこだわりを持ってほしかったですね。
GOOD!
ストーリー、ゲーム進行はなかなかワクワクしました。
サイレントヒルを久し振りに彷徨える感じがやはり楽しいです。
敵がなかなか強く怖さもあり良かった。初プレイ時の緊張感はなかなか。
演出や展開も謎めいていて不気味、最後まで予想と考察で楽しめた。
遊園地のライド系お化け屋敷的演出の場面があり、魚眼的カメラになり臨場感を楽しめた。
裏世界のデザインが今までのシリーズと少しニュアンスが変わり新鮮な感じもある。
主人公マーフィーの所どころのセリフも楽しめた。ピンチの時の叫びが臨場感を誘う。
情報無しで遊ぶと、割に仕掛けやサイドクエスト、入れる建物の発見など今までのシリーズに無い広がりを見せる。
シリーズ未プレイで興味を持たれた方はカオティックな世界に没入する快感を得られるかもしれない。
BAD/REQUEST
まずゲームとして処理落ちが酷い。再プレイしようという気持ちを妨げるレベル
主人公の移動が遅い、初回はまだいいが周回時はカったるい。
色々と不親切、おちているアイテムが何なのか拾ってみないとわからなかったり、思わせぶりな謎が中途半端だったり、番号入力ロッカーがノーヒントだったり(予約特典で番号もらえたらしい)
サイレントヒルシリーズとして、まず何よりもクリーチャーデザインでしょうね、最初に出てくる敵までは許せたけど、後はまったく認められませんでした。サイレントヒルじゃありません!
裏世界がイマイチ物足りない、「ここ進みたくないなぁ」と思わせるようなグッと迫ってくるような怖さが無くなってしまった。裏世界の散策も基本無くなってしまっている。
音楽の魅力はだいぶ減少してしまった。サイレントヒルは山岡さんの音楽ありきで成立してた所もあり仕方無い所でもあるが、色々と普通のホラー音楽と化してしまっている。全編通してのシリーズのあの切なくも美しく不気味な音楽世界は消失してしまった・・・しかしオープニングのkornジョナサンの楽曲は悲しくかっこいい!新たなサイレントヒル音楽の可能性は感じさせてくれます。裏世界の音楽も悪くなかった。
オープンワールドを謳ってますがサイレントヒルをくまなく歩き回れる訳でもないので残念でした。
COMMENT
サイレントヒルを新たなスタッフで作り上げたモデルチェンジ版サイレントヒルといった所でしょうか。なかなかの意欲作だと思います。まったくの別物と化している訳ではなく制作側のサイレントヒル理解もあると感じました。シリーズを存続していくにあたりこのモデルチェンジはアリなんじゃないかな?と個人的に感じた作品です。
しかし色々と粗く、シリーズ従来のクオリティーには到達していないかなという感想ですね。
この作品をナンバリングタイトルとして発表されたら認められませんが、シリーズの1作品として遊ぶには楽しめると思います。サイレントヒルシリーズが好きな方は遊んでみても損は無いと思いますよ。