【PS3】ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド レビュー
発売元 | エレクトロニック・アーツ (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2012-11-15 |
価格 | 7665円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:アクションレーシング |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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2pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt | 2pt |
45pt
GOOD!
良かった点
今までのNFSシリーズでは、最初は遅い車から始め、レースを勝ちあがって徐々に速い車に乗り換えて行く・・・というシステムでしたが、今作は最初から速い車種を見つけて乗り換えることが出来ます。車種選択の自由度が増えました。
改造についても、レースに勝利した報酬でパーツを購入というシステムではなく、レースで1位を取得でパーツがアンロックされる仕組みなので、稼ぐ必要が無くなりサクサクとゲームを続ける事が出来ます。
次にモストウォンテッド(ボス戦)ですが、旧作ではボスに勝つために何回もレースをして勝たなければいけませんでした。しかし今作は簡単なスプリントレース1本のみで勝負が決まります。ボスの車もテイクダウンするだけで簡単に手に入るため、かなり進めやすかったです。
BAD/REQUEST
ロードの長さ・・・最初にゲームを始めるまでのロードが長すぎます。
一度ロードが終われば割と軽いですが、それでも長すぎると思います。
挙動・・・これには賛否両論あると思いますが、バーンアウト系の挙動になっているせいか、かなりクセがあります。NFSシリーズをやってきた方にはかなり抵抗があると思います。
NFSがどっしりとした感じならば、今作はフワフワと落ち着かない感じでしょうか。
シングルモードをクリアしても慣れることが出来ませんでした。
改造点が少ない、ガレージが無い・・・今作はタコメーターが無い時点で割り切ってると思いますが、改造箇所が極端に少ないです。タイヤ、ギヤ、ボディの強化・軽量化、ナイトロ位しか改造箇所がありません、おまけにセッティングも不可能です。外観に至ってはエアロ、ホイールはおろか色すら変えることが出来ません。ガソリンスタンドに入る事で修理と色の塗り替えが出来ますが、ランダムです。
活躍できる車種が少ない・・・最初から速い車に乗ることが出来る分、序盤で手に入る性能が低い車は使う事がないままゲームクリアしてしまいました。
旧MWまでは行かなくとも、プロストリートのように改造次第で低性能車でも競れるように欲しかったです。
マニュアルが皆無・・・私はDL版を購入しましたが、最初の音声チュートリアルのみで後はほぼ説明がありません。メニューにマニュアルはありますが、分かりづらかったです。洋ゲーと言えばそれまでですが気になりました。
COMMENT
40型液晶テレビ HDMI出力 純正ワイヤレスコントローラーにてプレイ
NFSシリーズはUNDERGROUNDからMW、CARBON、PROSTREET、UNDERCOVERまでプレイしました。
今作は思い切った方向転換で旧MWのように楽しめるかと思いましたが、残念ながら私には無理でした。ですがあまり考えずに楽しめるので、NFSシリーズを始めてプレイされる方にはおススメ出来ると思います。
いつか旧MWのように長く楽しめるレースゲームが出る事を願っています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 3pt | 3pt |
81pt
GOOD!
NFSシリーズは本作が初プレイ。バーンアウトシリーズを手掛けたクライテリオンゲームズが開発ということでプレイしましたので、バーンアウトパラダイスと比較を中心にレビューしています。
作り込まれた箱庭世界を自由に走り回れる。ただ広いだけでは無く脇道やジャンプ台、中に入れる建物など遊び心をくすぐる仕掛けが満載。ロケーション風景も変化に富んでいて走り回っているだけでも楽しい。道路も高速道路からヘアピンカーブまで走りの趣がことなるフィールドが用意され単調にならない。バーンアウトパラダイス以降やっと満足できる箱庭レースが出たという喜びが大きい。
グラフィックはオブジェクトの質感や遠景がリッチに描かれていて非常に綺麗。空から差し込む陽射しや舞いあがる砂埃などが妙にリアルで空気感がうまく表現されている。バーンアウトパラダイスから着実に進化していて見応え有り。干渉できるオブジェクトが豊富で壊れ方も多種多様なためリアクションを楽しめる。フレームレートも30FPSで安定しており混戦時にフレームレートが落ちてプレイしにくいということもなかった。欲を言えばバーンアウトパラダイスのように60FPSの滑らかさも欲しかったがグラフィックとのトレードオフと思えば不満はない。
サウンドはどっしりと重みのあるエンジン音が印象的で、周辺環境で音響が変わるため臨場感が高い。また警察車両に追跡されてるあいだは警察無線が飛び込んでくるのだが、日本語音声ローカライズにより運転しながらそのやりとりを楽しめるのが◎。プレイヤーに翻弄される警察官を声優もノリノリで演じておりプレイヤーの行動に対してリアクションをするので非常に気持ちがよい。
自由に散策できるフリードライブとレースイベントに垣根が無くシームレスにすべてが繋がっていて非常にスムーズ。十時キーからいつでも画面切り替えなしでアクセスできるEasydriveというメニューによりSTARTメニューを開くことなくレース参加やリスタートが実行でき、プレイヤーの気持ちを途切れさせないゲームデザインが秀逸。カスタムパーツの変更や車種変更など頻繁にアクセスする項目が揃っているのでストレスフリーに操作ができる。
操作感がリアル寄りで重めとレビューで聞いていたので、不安だったが全く問題なし。たしかにバーンアウトパラダイスに比べると重量感があるが、クセがある分使いこなせるようになる楽しさの方が勝り、次第にコーナリングのドリフト操作などキビキビと気持ちの良い挙動がクセになる。
マップのナビゲーションが親切で優秀。目的地やチェックポイントを示すルートが常にマップ上に表示されルートを誤ってもすぐに修正ルートが更新される。バーンアウトパラダイスではルート表示が無く頻繁に全体マップで目的地を確認する必要があったため正当に進化していて安心した。ナビ上に自由に目的地をセットすることも出来るし、一度プレイ済みのレースイベントに再挑戦する場合はマップからファストトラベルも出来る。車種の乗換ポイントも豊富に用意されているためほぼマップのどのエリアにも即座にジャンプでき、煩わしさがない。
レースの難易度が絶妙。常に接戦となるゲームバランスで基本リトライを繰り返しながらのプレイになるのだが絶望的な高難易度ではないため挑戦する意欲が湧く。デットヒートで勝ち抜いた時の達成感はひとしお。またすべてのレースで1位にならなくても進行できるシステムのため詰むということもない。このあたりのさじ加減がよく調整されていると感じた。
レースも車種により趣が全く異なるのが面白い。スポーツカータイプでは300km超えの超高速でのスリリングなスピード感が味わえるし、ドリフトカーでは曲がりくねったコーナの連続をドリフトを駆使しながら攻略する爽快感、SUVタイプではダートレースのようなオフロードをゴリゴリと走り抜ける迫力感・・・といったように別のゲームをプレイしているかのよう。それらをひとつの箱庭の中にシームレスに納めてしまったのには驚く。
8台のプレイヤーが入り乱れるマルチプレイは非常に面白い。ただストイックにレース一位を目指すだけでは無く、プレイ中の様々な行動によってポイントが得られるため「上級プレイヤーが圧倒的で勝負にならない」という状況になりづらいのが◎。ゲームルールもシンプルなレースから「チャレンジ」というタスクを全員でこなしてくモード、チームレースなどがローテーションしていき変化に富んでいる。とくにチャレンジはジャンプの距離を競うものや建物の屋上など特殊な場所に集合するものなど箱庭をうまく活かした条件が豊富に用意されていて面白い。チャレンジによって「こんなロケーションあったんだ」とオフラインでは気づかなかった場所を知ることが出来るためマルチプレイは本作を楽しむ上で必須と感じた。
各ゲームの開始まえにはスタート地点に集合するのだが、自由度の高さが気持ちいい。この間は一番乗りを目指して疾走するも良し、マシンのセットアップを見直すも良し、集合地点を無視して自由に走り回るも良し(最終的にはリミットがきて集合場所へ強制ワープ)と枠に縛られない行動が出来る。オープンワールドとレースの特性がうまく結びついていて面白い。
オンラインのマルチプレイであってもオフラインと遜色ない品質(フレームレートや解像度)でプレイできる。ラグも少なく途中からでも合流しやすい設計のためマッチングも数秒で6〜7人が揃う。オンラインのシステムまわりは非常に優秀。
BAD/REQUEST
ロードがすこし長い。初回のロードに45秒程度かかりこれ以降はオープンワールド内のどのエリアへもシームレスで移動できる。だがレースイベントなどを開始するとライバル車をロードするため15-20秒程度、レースのリトライに10秒程度要するのはちょっとストレス。とくにリトライはゲーム難易度によっては何度も行うためスムーズに行えると良かった。HDDへのデータインストール機能を付けて欲しい。
クラッシュ演出中にEasydriveが操作できない。マルチプレイではパーツの付け替えや車種選択をしている途中にクラッシュされると選択中の状態がリセットされてしまい煩わしい。4〜6秒あるクラッシュ演出の間ただ見ていることしかできないのは×。
オフラインで車種を変更すると、その車種のデフォルト停車位置へワープしてしまう。オンラインではその場で変更できるのでワープするかその場に留まるかを選ばせて欲しかった。
オンラインのマルチプレイには警察車両が登場しない。処理的に厳しかったのかもしれないが、他のプレイヤーと警察車両から逃げ回るようなイベントがあったら・・・と考えると残念であることは否めない。
マルチプレイのアンロック要素(成長要素)が車種毎に別扱い。ある車種で条件を達成して入手したパーツは他のパーツでは使えない。基本パーツは走行距離(**kmを走行等)でアンロックされるため普通にプレイしていれば解除されていくのだが、車種を変えても共通で装備できるアイテムがあると良かった。
マルチプレイのチャレンジルールにある「退場」要素が蛇足。チャレンジでは「最長距離をジャンプ」などタスクが与えられ、それを達成すべく皆で競い合うのだが、他のプレイヤーをクラッシュさせると「退場」扱いになりそのプレイヤーの記録はロックされる(以降記録更新ができなくなる:次のルールに移ればロックは解除)という要素がある。自分の記録を守るために他のプレイヤーを排除するという要素なのだが、その結果妨害を公式に助長してしまい本来の「記録を塗り替えるために競う」ということが損なわれてしまっている。
ガレージがない。ガレージ的な機能(パーツのセットアップや車種変更)はすべてEasydriveで行えるのだが、マイカーをじっくり眺められるような場所が欲しかった。
COMMENT
NFSシリーズファン(オリジナルのMost Wantedファン)からすると評価が芳しくない本作ですが、バーンアウト系のオープンワールド・カーアクション好きには十二分にお勧めできる作品だと思います。とくにバーンアウトパラダイスにハマった人なら満足度は高いはず。わたしも購入以降時間を忘れて走り回っています。街を走り抜けるスピード感、ドリフトをきめる爽快感、テイクダウンするカタルシスなどプレイしていて気持ちいい要素がたっぷり詰まっています。オープンワールドのゲームとしてストレス無くデザインされたゲーム設計に、クライテリオンの培ってきたノウハウを感じます。
一部のレビューに「オンラインとオフラインの成長要素がまったく別扱い」というのがネガティブに語られていますが、これは一部誤解があるようですので以下に詳しく記載します。スピードレベルと(SL)いうレベルの概念が本作にはあるのですが、このSLはオンもオフも”共通”です。オンではこのSLに応じて使える車種(性能の良い車種)がアンロックされていくのでオフでレースやイベントをこなした努力成果はオンにもしっかり還元されています。ただしカスタムパーツ(モッド)は完全に別扱いとなり取得条件も異なります。モッドは車種毎に用意されており全車共通では使い回せません。しかしプロモッドと呼ばれる上位モッドは条件を満たしてアンロックすれば他の車種でもアンロックしたことになります(ただし上位互換なので新たな車種ではすぐに使用できず、その車種の下位モッド解除時に同時に使えるようになる)。成長要素の説明については以上です。
オフのレースイベントは繰り返し感が強く人によっては作業っぽさを感じるかもしれませんが、本作の魅力はオンのマルチプレイにあると思います。一部の上級プレイヤーのみの独壇場になりがちなレースのマルチプレイを"皆で楽しむ場"として成立させたゲームデザインは秀逸です。わたしもレースの腕はからっきしですが、その他のチャレンジイベントをこなして総合1位を獲得できたりします。投稿時点でのオンライン人口も非常に多くマッチングに困ることはありませんので、多くの人に是非プレイしていただきたい一作。
Amazonレビュー
レビュー日: 2013-05-22
せっかく買ったwiiUもソフトが少ないせいもあり、久々に車のゲームでもするかと思い購入。
操作感やレースの内容はリッジと似てるように思うので、そんなに違和感なく遊べました。
最後方からスタートしてゴール前で抜いてゴールするという感じです。
トップを走る2〜3台の車は追い抜いても事故っても、凄まじい速度で復帰して追いついてきます。
実際は分かりませんが、感覚としては何があっても決められたタイムでゴールするようにプログラムされてるような感じです。
敵に体当たりをして事故らせるとニトロのメーターが満タンになるので、
こちらがミスをして最下位になってもニトロ→前の敵に体当たり→ニトロでトップに追いつくことが可能です。
敵もこちらにガンガン体当たりしてきます。
ちなみに視界に入ってる敵車はよく事故ります。
警察というものも存在します。
色んなシチュエーションで登場し、捕まえようと追いかけてきては体当たりしてきます。
踏むとタイヤがパンクするスパイクベルトなる罠も仕掛けてきます。
レース中捕まるとレースが中断してしまいます。
ですが、レース終了後やレース以外で捕まっても特にペナルティはありません。
ドリフトは簡単にできますが、
それ以外の操作は若干難しいように思います。
主にハンドル操作に慣れるのに少し時間がかかりました。
低速でも高速でも敏感に反応します。
それでも難易度的には低めかなと思います。
とりあえずコースさえ覚えてしまえばなんとかなります。
レース中の一般車もonとoffができますし。
正直レース中の一般車は鬱陶しいですが、いれば敵車もよく一般車と事故ってくれます。
自分が事故る率も高くなりますが・・。
ライバルとのタイマンレースが11レース程あったと思います。
このゲームは最初から殆どの車種を操作することが可能なので、とりあえず早そうな車でライバルに挑んでみました。
スーパーカーやフォーミュラカーで挑むも・・・・勝てません。
こういった車は癖が強くて操作が難しかったのです。
なのでとりあえずGT-Rの操作が簡単だったので、GT-Rを強化して挑んでいったら、あっさり11レース勝てました。
癖が少なく、そこそこ速くてドリフトも簡単で、オフロードも強いのでお勧めです。
ゲームは楽しめたのですが、どこかあっさりしすぎの様に感じました。
全車種の装備を最強まで上げたりとか、全車種の置いてある場所を見つけるとか、全広告看板をぶち破るとか、
そういったやり込み要素もありますが、それをやりだすと完全な作業ゲーになって、すぐに飽きてきます。
もう少しストーリーがあったり、グランプリモードのようなものがあったらなと思いました。
GOOD!
■グラフィック
他の方がいうようにめっちゃ綺麗。車はもちろん町並みも。太陽の光具合なんかは素晴らしいの一言。車のクラッシュシーンなんかもほかのゲームよりリアリティがある。
■スピード感・爽快感
ニードフォーシリーズ全般に言えることですが、他のレースゲームにくらべ速度感が良い。200km/hあたりからはえええと感じるスリルを味わうことができます。さらに様々なものを壊しながらも前に進むことで爽快感もあります。
■mapの広さ・作り
綺麗に作りこまれている上に広大なマップはグランドセフトオートシリーズを感じさせます。線路や工事現場、丘など道路以外も走行可能で、ジャンプ台など様々なギミックがあちこちに仕掛けられているので楽しい。
■サウンド。有名な曲がたくさん。これはこれで楽しめる。
BAD/REQUEST
■挙動
人によって好みが別れると思いますが、フォルツァやグランツーリスモなどリアルなマシン挙動は皆無です。ハンドリングはもっさり。基本アクセル全開。ニトロ直線番長。敵マシンをぶっ飛ばしたもん勝ち。コーナリングテクニックやオーバーテイクを駆け引きする要素は一切なし。
■一つ一つのレースが作業
レースをするごとに賞金がもらえるわけではなく、マシンがちょっとずつパワーアップするのですが、とにかくゴリ押しレースゲームなので、パワーアップの恩恵があまり感じられません。マシンもそこら辺に落ちているマシンを拾って使用するので、頑張ってポイントを貯めて憧れのマシンを買うぞ!なんていう楽しみがありません。
■車種が少ない
ライセンスの関係で多くのメーカーが参戦していません。
COMMENT
久しぶりのニードフォーシリーズだったせいか、こんなにゴリ押しゲームだっけと驚きました。もう少し華麗なドリフトなんかができるかと思いましたがとにかくアクセル全開+ニトロで敵をぶっ飛ばすゲームです。
ブレーキングの重要度は低く、マシンの向きを変える場合はサイドブレーキで強引に車を滑らせます。驚くことに車のゲームでありながらギアがオートマティック固定でマニュアルシフトがありません。これには愕然としました。あくまでこのゲームはリアルドライビングシュミレーターではなくカーアクションゲームということですかね。
僕が求めているものとは異なったため酷評となってっしまいましたが、バーンナウトシリーズなどの爽快ぶっ飛びカーアクションが好きな方は最高の一品だと思います。