【PS3】HITMAN ABSOLUTION(ヒットマン アブソリューション) レビュー
発売元 | スクウェア・エニックス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2013-01-24 |
価格 | 7980円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 暴力 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:ステルスアクション ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
91pt
GOOD!
<オリジナリティ>
メタルギア、アサクリが本分を見失った現在において唯一のステルスゲーム。
メーカー側がコンテンツを供給するのではなく、ユーザー側にオリジナルのミッションを作成させコンテンツを量産させるというコントラクトモードが、手抜きの発想からではあるが新鮮だった。
<満足度・熱中度>
ドンパチゲーではなく真にステルスに特化したゲームだということ。
一つのステージは一度ルートを見つけると数分でクリアできるのだが、それまでに要する下準備にかなりの時間を割くことになり、その過程が熱中する。
まず、大まかなフラグの発生条件やアイテムの位置などステージの全体像を把握する。そして、ステージ毎に用意された数々のチャレンジをこなしていき、全てのチャレンジを埋めたところで一旦ステージをクリアする。
今度はそのステージのコントラクト(他のユーザーを作成したミッション)数個ほどプレイして、ステージの全体像を完璧に把握する。
最後に、そのステージのランキング上位を目指して最高の難易度でクリアする。
これを全ステージ繰り返しクリアしたところで、最後に1からラストまでを通しでクリアする。全工程が淀みなくスムーズに決まれば、まるで映画を見ているような感覚に浸ることができる。
これは個人的な遊び方だが、半年以上熱が冷めることなくプレイするこができた。
さらに熱中要素として前述したコントラクトの存在がある。
このコントラクトモードは、ただ指定された条件通りにターゲットを殺害すればいいというわけではなく、いかに効率的にターゲットを殺害するかが高得点を取る鍵になるため、その最高の効率を求めて試行錯誤していく過程が謎解きをしているようでとても熱中する。
BAD/REQUEST
<快適度>
これは面白さと表裏一体の部分だがトライ&エラーの繰り返しになるため、フラグの発生などの待ち時間などが結構なストレスになる。
COMMENT
シリーズ経験者の方達には色々と不満があるようだが、未経験者の自分にとっては余計な比較対照が無く素直に楽しむことができた。
久々に心底はまったタイトル。
このゲームはアクション好きというよりも、シュミレーションとか頭を使うゲームが好きな人にお勧めしたいタイトル。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt |
80pt
GOOD!
〇グラフィックが綺麗。
今作では暗いところから明るいところに出るときに前が見えにくい、影や鏡がリアル、雨に濡れると主人公47の顔や服が湿った状態になる等細かいところまで作られています。また、チャイナタウンやディスコでは人の多さと綺麗さに驚きます。キャラクター同士の会話も見どころですね。
〇暗殺スタイル
ターゲットを暗殺する方法は一つではありません。銃で狙撃するも良し、食べ物に毒を入れて毒殺するも良し、物を落として事故死にみせかけるのも良し、すべて自分で決めれます。また、各ステージごとにチャレンジがあり、武器収集・変装をせずにクリアする・証拠を集めてクリアする等がありやり込み度も高いです。
〇BGMが良い
敵が近くに迫ってきた時、周りの音が静かになり緊張感が増す演出や脱出するときはハラハラするようなBGMで盛り上げてくれます。私が好きなのは、暗殺寸前のところ(毒を入れた食べ物をターゲットが食べようと近づいて行く瞬間等)でたまにBGMが変わるのでそのBGMを聞きながらターゲットが苦しんでいるのを見ることもなく悠然と背を向けて立ち去って行く事です。完全にヒットマンになりきって楽しんでいます。
BAD/REQUEST
×字幕が小さい
私としてはヒットマンは英語の字幕付きの方が雰囲気がでて内容にのめり込めるだろうと思っていたのですが、字幕が小さすぎて見えにくく結局日本語でプレイするはめになりました。ゲームの開発中に誰か一人でも見にくいと思わなかったのか不思議です。
×違和感のある物・敵の行動
死体や気絶した敵を隠すために、ところどころにタンスやゴミ箱があるのは場所的に違和感のないところならば良いのですが、明らかに変なところ(部屋の一室に空の大きな箱等)にあり気になりました。また、敵の行動パターンの使い回しがみられます。立ちションするターゲットは何人いるんですか?それも高圧の電気がながれているところで(笑)料理をつまみ食いするターゲットも何人いるんですか?毒が入っているのに(笑)と、これでは暗殺方法も同じパターンになりやすいです。されに、敵を気絶させた後、運ぶことができますが体がふにゃふにゃし過ぎです。人間の体なのでもう少し重みを感じる運び方をして欲しかったです。
COMMENT
これほどまでのステルスアクションゲームをプレイしたことがありませんでした。変装してもバレる・敵の多さと敵一人一人の動き、はっきり言って誰にも見つからず・不審がられず・ターゲットを暗殺して脱出することは一回では無理です。だからこそ何回もプレイして達成できた時の嬉しさはこのゲームの魅力的なところだと思います。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 2pt | 3pt | 3pt | 1pt |
59pt
GOOD!
1)周囲に溶け込みながらの暗殺活動
本作が他のステルスアクションと大きく異なる点は、一般人が大勢いる中で暗殺活動を行う点です。「それってアサシンクリードと何か違うの?」と思われるかも知れませんが、アサクリは群衆監視のなかでもわりと堂々と殺しができてしまうのに対し、本作では自分の存在を知られること無く暗殺を行わないと、非常に不利な状況に立たされてしまいます。身を隠すために時に変装し、時に群衆に紛れ、時にトラブルを起こして周囲を混乱させるなど、様々な方法をとる必要があります。アサクリといえば群衆に身を潜めて行動する「ソーシャルステルス」が売りですが、正直こちらのほうがよほどソーシャルステルスしてるという印象を受けました。
2)多彩な暗殺方法
毒殺、事故死、狙撃など、非常に多彩な暗殺手段が用意されています。初心者でも攻略できるように暗殺方法のヒントを見ることができるほか、インスティンクトゲージを消費して敵の行動を読んだり、複数の敵を瞬殺したりすることが可能です。
3)演技の妙
英語・日本語ともにそつの無い演技になっています。ただ個人的には英語音声でプレイして欲しいですね。ストーリー中盤、主人公の47が少女を伴って敵の目を避けるシーンがあるのですが、47が少女に「静かに。音を立てるな」とささやきかける台詞、この英語音声の演技が場の緊張感を実によく表現していて、プレイヤーをぐいと引き込んでくれます。作中でも特に好きなシーンのひとつです。
BAD/REQUEST
1)暗殺方法を探る楽しみがいまいち足りない
インスティンクト機能は非常に便利で、
・攻略のヒントを視認
・敵の巡回ルートを可視化
・壁越しに敵の位置を確認
など、ゲージを消費することで多くの恩恵を得ることができます。
ただ攻略方法が可視化できる点自体に不満を覚える人がいるかもしれません。狭く一本道なステージ構成が多く、インスティンクトを使わざるを得ない箇所がどうしても出てくるので、嫌でもヒントが見えてしまいます。こういう点に興ざめする可能性はあると思います。
また、チャレンジの項目を見ると攻略方法のヒントが載ってたりするので、これまた楽しみを削ぐ一因となっています。
2)格闘時のQTEが非常に見にくい
近接格闘時に指示されたボタンを押すのですが、キャラの周囲にちっちゃく○や△などが表示され、見にくいです。また、単発で押す箇所と連打する必要がある箇所の区別がつき難く、ちゃんと押したのに実は連打しなければいけない所で、結局敵に殴られるということが何度かありました。
3)ストーリー性を強めすぎている
ドラマティックな展開には心惹かれたものの、ストーリー性を重視しすぎるあまりゲーム性にも悪影響を与えている(自由度が犠牲になっている)ような気がしました。決められた状況下でステージが始まる点、ただ逃げるだけのステージが多い点、直線的なステージ構成などがその例です。
COMMENT
狭いステージを針の穴を通すように進まないといけない点は窮屈に感じますが、周囲に気づかれずに攻略できた時の快感は他のステルスゲームよりも強かったです。ただ、インスティンクト機能ありきのステージ構成や、やりこみ度の低いゲーム性には若干不満を感じました。
おそらくは、新規ファン獲得の為にあえてストーリー性を強め、攻略方法を察しやすい作りにしたのではないかと推察します。実際、新規ユーザーの私にはとっつきやすいゲームだなと感じました。但し、何週もプレイして新しい楽しみを見つけられるほどの奥深さはありません。
ヒットマンシリーズ入門編として47の人となりを知りつつ遊ぶことができたので、一応、買って良かったと思っています。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-09-08
自由度が落ちてるけどそう悪くもなかったかな
安いと思ったらダメ元で遊んでみるのもいいかもしれない
以下惜しいと感じた部分
・起動のたびにOP見せられる…OPなんて一回見たら十分だからNEW GAME選んだあとにのみOP流れるようにしてメーカーロゴのあとはさっさとメインメニュー選べるようにしてほしい
・場合によって行動しづらくなる…オブジェクトが近くに増えると狙った行動が取れなくなる。あとカメラワークによってボタンによる行動のガイドが見えなくなるのでちょっと困る
・効果がわかりづらいパワーアップ…設定されたチャレンジをクリアするとその評価によって色々能力が上がるけど、上がるのが微妙すぎてよくわからん。もっと劇的に歩く速度が早くなったりとか、倒した敵を引きずるのが早くなるとかなってくれてればよかった
・どう考えてもばれない状況でバレる…3Dゲームじゃたまにある
・銃が落とせない…銃が落ちてると警戒されるステージがあって銃の処理ができなかった(自分が同じ銃を持っていると交換すらできない)
結構難点はあったけど安かったし結構楽しめた
しかし、こんな古いゲームを今さら参考にする人いるのかな…
GOOD!
グラフィックは素晴らしい。
建物、人などはリアルでいて破綻しておらず、矛盾点もほぼない。
質感や濡れ、人々のバリエーションなども実に豊富。
BAD/REQUEST
・扉の前に銃や道具が転がっていると非常に扉が開けづらい
扉を開けたいのに道具を拾ってしまったりしてしまい、素早く行動するためにわざわざ扉の周りを綺麗にしなければならないなど
アクションに不都合がある
・自由に見えて行動の自由度が低い
建物に登ったり降りたり通過するポイントがインスティンクトで分かるが
『それ以外の場所』からは絶対に登ったり降りたりできないという線引きには
少々行動に枷を嵌められている気分になる。
・殴り合いになったときにその場から逃走ができない
周囲に存在がバレ、銃撃されてる中でのんきに倒れるまで殴り合いは非常に不自然
・変装で同じ服装の相手にはバレるが違う変装なら見破られることはない
両極端過ぎる気がします(武器商人の衣装を奪ったらほとんどフリーパスとか)
・サイレンサー付きの狙撃銃の遠距離狙撃でもあっさり発見され、拳銃で反撃してくる
反応が超人的です、47より強いんじゃないかな・・・
・キルすればするほどスコアペナルティが発生する
ヒットマンが人をキルしてペナルティが発生する矛盾
既に余計な人をキルすれば異常事態として行動しづらくなるペナルティを負うのに
スコアでもペナルティを科される二重ペナルティ
COMMENT
個人的には面白いは面白いのですが
正直パズル的であり、爽快感や隠密感は足りません
私のヒットマンのイメージがずれていることもあるかもしれませんが
『どれだけの命を奪うのか、たった一人を守るためにー』
というCMやムービーに引かれて買った身としては
銃撃戦になったらほぼ終わりかリスタート、というのはストレスが溜まります