オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 2pt |
65pt
GOOD!
【グラフィック】
キャラクターのイラスト再現度もそうですが、街やダンジョンのグラフィックもなかなか。
立ち絵が廃止されたと批判する人もいますが、グラフィックの向上を考えれば当然でしょう。
【音楽】
相変わらずガストの作るゲーム音楽は素晴らしい。和むものからテンションの上がる戦闘曲、神秘的なダンジョンで流れるものまですべて秀逸です。
【一周目のゲームバランス】
特に戦闘ですが、一周目のゲームバランスはなかなかのもの。ボス戦の絶妙な緊張感は前述した秀逸な戦闘曲と相まって最高です。ただ、多少問題も……
【調合システム】
サイトなどで見ていると「複雑そうだなぁ」と思わざるを得ないんですが、実際調合していると単純かつ爽快で奥深い。属性値、調合スキルをガンガン活用して強力なアイテムを作るときの没入感は相当で、二周目ではほとんどの時間を調合に費やしていました。
【キャラクター】
あまりクセが無いと言えば問題点なんですが、静かで素朴なこのゲームによく合ったキャラクターと言える、全体的に朴訥でいいキャラクターばかりです。特に女主人公のエスカ。
【戦闘システム】
三人を前衛に、三人を後衛に立てて、相手との位置関係やサポートアシストを駆使して闘います。難易度こそ低いですがなかなか戦略性が高くとっつきやすいです。
【ロード時間】
短く快適です。ほぼ皆無と言ってもいいぐらいで、ゲーム全体のテンポの良さが際立つ。
BAD/REQUEST
【ストーリー】
一応「未踏遺跡への到達」という目標こそありますが、非常に単調……
世界観は良いので残念なんですが。
【難易度】
アトリエ初プレイの私からしてもヌルめ。
一周目こそサクサクやれて楽しいと思えなくもないですが、二周目からは特に戦闘はヌルすぎます。また、女主人公エスカの専用アイテム「四極天の知恵書」がバランスブレイカー。縛りプレイをお勧めします。
【W主人公】
女主人公エスカを選ぼうと男主人公ロジーを選ぼうと、良くてサブイベントが違うぐらいでメインストーリーに至っては最後の感想をどちらが言うかぐらいしか違いがなく、これ意味あるか……?と思ってしまう。
【暇な時間】
この作品では四ヶ月に一回目標とサブの目標が立てられそれを達成していくんですが、正直一周目でも二か月以上余ってしまう。時間潰しが苦痛だし、レベル上げでもしようものならタダでさえヌルい難易度が……
COMMENT
アトリエ初心者・初プレイ者向けの難易度・システムで、初プレイの私としては非常に楽しく遊べました。
ただ、長く続けているとやはりストーリーやゲームバランス、世界観などに「薄さ」を感じてしまわざるを得ず、アトリエ既プレイ者には微妙かもしれません。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 1pt |
64pt
GOOD!
・調合システムが分かり易く、かつ楽しい。
最初に見た時は複雑そうと感じたが、まったくそんな事は無い。
それでいて理想のアイテムを作る為に考えるのは楽しめる。
・アイテムの消費が気にならない
探索から戻るとアイテムが補充される為、節約して使っていく必要が無くなった。
また、ほとんどのアイテムの複製が可能な為、貴重な素材も惜しみなく使用できる。
・グラフィックはなかなかに良い
世界観に合ったものだと思います。
・イベント発生場所が分かる。
町中を無駄に歩き回ったりする必要が無い。
・ロード時間が短い
アトリエシリーズ相変わらずの快適さ。
・エンディングを選べる
立てれるだけフラグを立てておき、最後に条件を満たした中で見たいエンディングを選択できる。
細かい調整が不要となったのはうれしい。
BAD/REQUEST
・難易度が低い
あえて強敵遭遇で強い敵に挑まない限りは、戦闘が終始イージーモードと感じる。
ラスボス以上に強い敵に挑んだり、DLCを使うなどすればかなりの強敵と戦えますが……メインストーリーでもそれなりの手ごたえは欲しかった。
ちなみに難易度は1としていますが、ラスボス以上に強い敵やDLCの部分のみに限定すれば難易度は4か5です。
・時間が余る
課題は終盤のやり込み系のもの以外は楽に達成できます。
その為、クリアまでにかなりの日数が余ることになります。
・ストーリー
終盤に少し盛り上がりますが、そこ以外はひたすら淡々と進みます。
退廃的な世界観などがあるので、もう少しストーリー性を持たせても良かったのでは。
・演出スキップ、イベントが無い
毎回スキルやアイテムの演出を見るのはめんどくさいです。
1週目は良いですが、2週目以降に同じイベントを見る事になるのも億劫になります。
COMMENT
システム面は良好で楽しみやすい作品だと感じました。
調合システムは、1つの完成系と言えるのではないでしょうか。
継続的にモチベーションを高められるストーリー展開や手ごたえがあれば、もっと楽しめた作品だったと惜しく感じます。
それでも手軽に楽しめるので、初心者にオススメ出来ます。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 2pt |
68pt
GOOD!
<調合>
アトリエシリーズにしては初心者向けの調合となっている。
調合完成時、発現する効果が一覧となって表示され、その中から好きな効果を付けることができるというもの。
前作アーシャのアトリエよりやりやすくなっている。
<戦闘>
DLCを抜かせば7人で行動(前衛3人、後衛3人、控え1人)。
サポートや連携があってターン制ながらもいろいろアレンジがきくようになっている。
主人公ペアは役所勤めのため、調合して装備した爆弾などの消費物資がアトリエに帰還すると自動補充される。
他の仲間に比べ戦闘力に劣るため、序盤からアイテムをつかってゴリゴリいけるのはよいかと。
<イベント>
好きな場所にボタン一つで一瞬で移動できる(街中)のは簡単でいい。
ED回収にはフラグ回収が必須。そのイベントが表示されるため、基本取りこぼすことはない。
<調合時間、移動時間>
他のアトリエに比べるとやや短めに設定され、基本的には時間が余る感じになる。
<雰囲気>
前作アーシャと同様、『黄昏』の世界観。
穏やかながらも、確実に少しずつ終末に向かっていくもの寂しい、悲哀な雰囲気がある。
BAD/REQUEST
<調合効果>
アトリエシリーズの調合は、いかに強い武器屋防具を調合できるか、いかに強い効果をつけられるかがミソ。
だけど、似たような効果を持つものが多くてどちらの効果が高いのか、どちらを選ぶべきなのか判断ができない。
効果の説明はちょっと詳しくしてほしかった。
<強敵>
一部の敵はヘタをすると4連続攻撃など、複数回の攻撃を『当たり前』に行ってくる。
中にはガード不能の全体攻撃を複数回いきなり行われ、前衛がそろってやられたことも。
ターン制なのだから、そのあたりはもう少し丁寧にしてほしかった。
また、5万与えても3万回復とか、下手をするとダメージ以上に回復されてしまい、尋常でない時がある。
<ストーリー>
主人公ペアは役人で、基本は課題を出されてそれをこなしていく感じで話が進む。
物語途中で重要な話が出てくるのだが、その話がメインに置かれないため、放っておいても話が進んでしまう。
『悲願』とまで謳っている重要な話なのにもかかわらず、いうなら『ついで』として扱われる。設定をあまり考慮していない、課題最優先での進行はどうなのかなと思った。
<雰囲気>
GOODでも書いた雰囲気なのだが、それがストーリーに現れることはあまりない。
ヘタすると前作よりも触れられていないかも。
終末に向けて止まらない歩みを街の人々は感じているのだろうか?食べ物が少ない・・・くらいの話はあるが。
<友好度>
今回のパーティは7人編成(前衛3人、後衛3人、控え1人)。
控えのメンバーは友好度が上がらない?ので、定期的にメンバーを変えていかないとフラグが回収できない。
というか表示されないので、控えの有効度が上がらないかどうかもわからないが・・・
<マップ>
各エリアには小マップがあるのだが、総じて少なく感じる。
もうちょっとあってもよかったかな。
COMMENT
前作アーシャからの変化も感じられ、黄昏シリーズも順調に進化している印象。
自分はアーランドシリーズのキャラというか、いわゆる一枚絵が泣いたり笑ったりするのがどうにも苦手なので、このくらいの薄さというか、あっさりさがちょうどよく感じる。
アーランドシリーズをがっつりプレイされた人にとっては黄昏シリーズは生ぬるい印象だと思うが、自分のようなアトリエシリーズ初心者はいろいろちょうど良く感じる。買っても損はしないと思う。
主人公などのキャラは見た目よりライトな感じなので受け入れやすく、とっつきやすいかと。
この『黄昏』シリーズも多分三部作だと思うので、今まで説明されていない部分も明かされていくのではないか。
前作とのつながりもあるので、これらの伏線が次回作で回収して欲しい。
次作が出るなら、もちろん買う予定。
Amazonレビュー
レビュー日: 2015-06-09
ゲームの性質上作業的になってしまうところは否めません。・・・が安価ですし問題ないかなと。
GOOD!
・アトリエシリーズ伝統の錬金システムが秀逸。フィールドで採取した様々な素材から、攻撃アイテム、回復アイテム、武器防具などを調合可能。調合では、錬金釜に材料を投入していくと材料が持つ4属性のパラメータ値が合算されていき、それによって様々な調合スキルが使えたり、完成品に付与される特性、効果、潜力が強化される。材料の投入順序や発動するスキルに何を使うかなど、良質なアイテムを生成するための思考錯誤が非常に楽しい。
・一度作成した攻撃アイテムや回復アイテムは、消費しても街に帰還すれば同じものを補充してくれるようになった。このため、強力なアイテムを出し惜しみする必要はなく、ガンガン使っていけるようになった。
・イベント発生のフラグが立つと、行先ショートカットメニューにキャラのアイコンマークがつく。このため、定期的に各マップを巡回してイベントを確認する手間が無くなった。
・戦闘システムが大幅進化。前衛と後衛に分かれ6人が参加可能。サポートゲージが上手く溜まれば、6段階まで追撃を決められる。更に本作独自の強力な攻撃システム『Wドロー』が絡むと、錬金術師2人が攻撃アイテムをそれぞれ消費して演出が豪快なものに。
BAD/REQUEST
・前作もそうだったが、ボリュームが少なくて、1周目でほとんどやり尽くせてしまう。皮肉にも、効率良いプレイができるようにシステムを改良し尽くしていることも、中だるみに拍車をかけてしまった。
・本作は周回プレイがつまらない。従来のアトリエシリーズだと、攻略が進むたびに探索可能エリアがどんどん広がって次から次へとやるべき課題が尽きなかったが、本作は探索可能エリア拡大のタイミングが4か月ごとにフィックスしている。そのため、周回プレイで攻略スピードが上がると、4か月の節目を迎える前にやることが無くなる。二週目以降は時間を潰すのが苦痛。
・各仲間との友好度が隠しパラメータになってしまった。キャライベントの管理に欠かせないので、従来作のようにステータス画面から分かるようにして欲しい。実際、有効度が足りないキャラが1人出てしまい、1周余分に多くプレイする羽目に...orz。
・前作「アーシャのアトリエ」はプレイしてなくても楽しめる...というか、前作との絡みが無さ過ぎで、もうちょっと前作のキャラを絡めても良かったのでは。前作から出演しているニオは、ストーリー上重要な役割の割に背景があまり語られない。黄昏シリーズのストーリーは、謎を謎のまま引っ張りながら、アイディアを小出しにし過ぎているような感じがする。
・ストーリーが淡泊過ぎる。本格的な物語の展開は、最終章に入ってから。
COMMENT
・トロフィーはコンプ済。コンプは簡単な部類。
・前作「アーシャのアトリエ」は、戦闘システムと調合システムの出来が中途半端に感じましたが、本作をもって完成に至ったと感じました。
・今作は難易度がかなり低いです。ライトユーザーを意識してのことらしいですが、もっと歯応えがあってもいいかと。簡単過ぎると、「こんなものか」で終わってしまう。『1周目は達成が難しいが、2周目3周目と周回を重ねると難易度が下がっていく』といった課題がもっと欲しい。過去作のトトリやメルルは、そういった課題が目白押しで、2周目以降も、どうやったら前の周回よりも早く進められるか工夫するのが楽しくてたまらなかったのですが、残念なことに本作はそういった要素があまり無いです。無駄を無くしたり分かり易くするのはいいのですが、簡単にし過ぎる必要はないと思います。
・錬金や戦闘などのシステム面は非常に完成度が高くて楽しいので、次回作ではシステムを不必要にいじり回すよりも、もっと世界観の作り込みにも専念して欲しいです。