オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 2pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt |
55pt
GOOD!
・難易度選択可能
・簡易マップ移動可能
・戦闘演出省略可能
・周回時に各種引継ぎ可能
・メインイベントやクエストの発生場所の把握が容易
BAD/REQUEST
・ロード時間が長い
・イベントスキップができない
・グラフィックが微妙
・敗北確定のイベントが多い
・ドラマCDは本編に組み込んだほうが良い
COMMENT
3Dキャラや背景、モーション等のグラフィックは決して良い出来ではない。だが、一番問題なのは、イベントや画面切り替え、バトル時などに長いロードが頻繁に発生し、ゲーム進行のテンポがかなり悪い点である。せっかく簡易マップ移動システムがあるのにロード時間が長いのが残念。
また、やりこむには周回が前提となるが、イベントスキップができないためロードの長さも加わって二週目以降はかなり苦痛に感じた。さらにステータスに関係なく敗北確定のイベント戦闘が多いため、完璧な戦闘記録を目指すといったやり込みができなくなっているのも残念。
個人的に限定盤の特典はサントラや資料集などにして、ドラマCDの内容はゲーム本編に組み込んだ方が良かったのではないかと感じた。
ただ、難易度選択可能でストーリー進行もわかりやすく、戦闘やBGMなどはそこそこ楽しめる内容であると思うので、多少微妙なグラフィックやロード時間の長さに耐えられるのならばプレイしてみてもいい作品だと思う。次回作では今回の反省点を活かしてより良い作品になる事を期待したい。
PS3版プレイ。一週目は50時間程度、二週目以降は30時間程度でクリア。
100時間程度でプラチナ取得。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 2pt | 3pt | 4pt | 2pt | 2pt | 2pt |
54pt
GOOD!
軌跡シリーズの集大成とも言える舞台「エレボニア帝国」。「やっときたか」と言う思いでプレイ始めました。軌跡シリーズは那由多以外プレイ済みです。それを踏まえて。
◆シナリオ
軌跡シリーズの醍醐味でもあるシナリオ。近隣諸国との関係、勢力図が今までしっかりと描かれてきているので「軌跡の世界観」にどっぷり浸かることができました。最後までは→(これはBADに)
時間が経つに連れて街の住人・軍人などモブのセリフが変わることにより、その世界に住むの人々の動向も楽しめる所。ここは本当に良い所だなあと思います。
◆BGM
ボス戦…宝箱・手配魔獣の曲はファルコムらしくて、アツい戦闘を楽しめました。
フィールド…フィールド曲も哀愁漂う曲が多く、広大なエレボニアを旅している気分にさせてくれました。
◆戦闘
難易度ハードでやったのですが思ったよりスピーディで、気を抜いたらやられそうになるので緊張感を持てた。中々バランスは良かったと思います。(最後を除いては…笑)
BAD/REQUEST
残念ながら沢山あります。不満点が。
◆ロード問題・バグ
これについては多くのサイトで取り上げられている通り。
◆3D化によるキャラの表情の安っぽさ
前作までイラスト絵でキャラの表情を楽しめたが、セリフやイベント時はすべてポリゴンで表現されなんだかがっかり。イラスト絵からの移行は時代の流れからして必要なのかもしれません。でもやるならキャラの表情をもっと細かく描写するべき。ただでさえ媚びてる感じのキャラが増えてるのに(ここも若干気に食わないところではありますが)。
キャラの動きに関しても違和感あるところがちらほら。確かに帝都などの壮大さは今回の移行による賜物でしょうが、人物の動き・表情に「魂」が感じられませんでした。
◆BGM
良い点としてもあげましたが、やはり3rdは超えられませんね。
3rdの曲が出てくるのですが、そこがBGMで一番鳥肌たちました。
耳に残るものも格段と少なくなった感じ。
◆シナリオ
ネタバレにならないよう書きますが、最後が酷すぎます。
最後の「演説」あたり物凄く盛り上がるんです。「おいおいまじかよ…」って感じで。
軌跡シリーズ醍醐味のどんでん返し。良い意味でのどんでん返しがラストで起ころうとしていました。
そしてED直前…
「え?なにこれ?軌跡シリーズなの?」って思うイベントが待っていました。
完全に悪い意味でのどんでん返しが起こったのです。
今までの作品で何となく描かれていた部分ではありますが、「さすがにそれは無いよ」と言いたかった。シリーズで築いた世界観が一気に崩れた感じです。失礼ですがここだけシナリオライター変わって素人が書いたの?ってレベルです。
COMMENT
ファルコムにとっては"挑戦"となる作品だったのでしょう。
そこは単純に評価したいです。進化には代償も必要ですし仕方ないことではあると思います。
ただファルコム特有のこだわりがどこかへ行ってしまった感じですね。
何よりもがっかりなのは築いた世界観が崩れてしまったことです。
碧ED後の物語はどこかで見たいと強く願っていました。それだけに時系列がかぶるエレボニアでの物語に期待を大いに寄せていました。作中でも、宰相が発する「激動の時代」が迫ってきて緊張感も出てきていたんです。そこで問題のED。今回のEDで一気に冷めました。
良い部分をどんどん失い続ける作品。声優陣アピールや一部の層に媚びているキャラが多くなったなあと感じてから、色々狂い始めていますね。
空での丁寧さ・こだわりはどこへいったのやら。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 2pt | 2pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt |
60pt
GOOD!
英雄伝説ならではのサブキャラからサブのサブキャラ、名無しのキャラまで描かれているショートストーリーがやはり楽しい。トリスタ住民は特に拠点ということもあって丁寧に表現されているし、その地の住民になった感じがして不思議な感覚。
主人公たち?組の面々の人間模様もよし。学生たちの成長と友情がしっかりと描かれていてる。
ストーリーは?組の成長や帝国の政治情勢の描写に多くが費やされており新規で始めても楽しめるようになっていると思う。
スタートメニューの演出、音楽がすばらしいと思う。いろいろなものを予感させ、せつなさやらがこみ上げてくる。
シリーズものだからこその盛り上げどころはしっかりあっていいけど、ちょっと出てくるのが遅すぎる。
微妙にマルチエンディングな点。リンクレベルの経験値が一番高いキャラだと思うが、そのキャラとのラスト近辺のシーンはなかなかぐっとくるものがあるが、正直ギャルゲー的要素なんでちょい否定的な感情もある。
零碧はハーレムとか聞いてたが今作はそんなことはなかったので安心した。上記のキャラとのシーンもその要素はあまり感じられないものでしたので。
BAD/REQUEST
軌跡シリーズは零と碧はやってないが、ストーリーの大まかな展開がパターンすぎてやってるとだんだんかったるくなってくる。
そしてやはりといえばやはり、この作品だけでリィンたちの物語にはきっちりとした終わり、もしくは区切りが描かれていない。しかもかなりばっさりとした終わり方です。なんつうか空の軌跡でいうと大佐がクーデター起こしたところで終了みたいな。そりゃあないぜ大佐。
彼らの物語を丁寧に描きすぎていた弊害なのかなあ、かといってそういう丁寧さをなくせとも思えないし、シリーズ作品の物語ることの難しさを感じました。
それと結社がほとんど物語に絡んでこない、帝国各地にいくのはいいが所詮学生の実習でしかないこともあってかストーリーに盛り上がりがかけていたと感じた。
最後の最後で世界観がぶち壊しになってしまった。まさかこれからロボット物になっていくのか?
カレイジャスに合流するんだろうしガンダムっぽくなっていく気がしていやだなあ。
剣聖(笑)な世界になっていくんでしょうか?エースパイロットの時代がやってくるんでしょうか?
主人公が選ばれし者すぎる。義妹に好かれていたり、きれると髪が白くなって超人化してみたり、ロボットに乗る資格を7組のなかで彼だけがもっていたりと英雄伝説の主人公っぽくない。出す作品をうっかり間違えたといわれても驚きはない。
あとちょっと思わせぶりなセリフが多い。6作も作ってることを考えるとさすがにいい加減にしろよと思わなくもない。まあそれゆえのカタルシスはちゃんと用意されているんだけども。
あ〜それとどうでもいいことだけど、「おまえたちの力・・・見せてもらおう!!!」多用しすぎ、戦闘前に何回もいろんな奴がいいすぎ。何回みせればいいんなんだよ。
ギャルゲーチックな要素はいらない。物語を見たいのであって介入したいわけではないのです。
それに関連して、主人公の義妹が気持ち悪い。というより製作者の媚やら狙いがスケスケすぎて引く。声優の方も妙にしっとりした声で子供っぽくないつやがあってゾワっとする。
戦闘バランスがひどい。主にクラフトの強化と遅延効果と連携のせい。クラフトの性能がだいぶ上がってアーツがほとんど不要。さらにクラフトの多くに遅延効果がついてるせいでずっと大佐のターン状態。さらに連携発生からCPが回復。さらにさらにCP回復クラフトやらCP回復アーツでガス欠心配なし。
ほとんどの人が、「あれ・・・そういえばさっきからずっと攻撃しっぱなしなんだけど」みたいな感じで遅延効果のやばさにきづくんじゃないでしょうか?
そしてボスでも遅延耐性なしが多いのも問題だと思う。ほんとにテストプレイしたのか怪しいレベル。
幹部S戦はひどかった。
難易度HARDでのクリアだったが、きつかったのは初見殺しの状態異常まみれとか敵のSクラフトで即死くらいのもので、あとはただHPが多くて面倒というだけでした。雑魚戦は敵が即効で状態異常まみれになって遅延地獄でフルボッコだったので面白みなどなかった。
戦闘時のモーションはもうちょっとしっかりと作ってほしかった。リィンのSクラフトは吹き出しで「あちょー!!」ってのがでてもおかしくない残身っぷり。
音楽が3曲くらいしか良い物がなかった。ボス戦闘時の盛り上がりのなさは異常。戦闘BGMはいまいちです。
ロードが長いかな。特にトールズ士官学校の建物の出入りがかなり気になるレベル。
どれくらい気になるかというと
本校舎は2F→(ロード9秒)1F→(ショートカット使用、やはり9秒ロード)屋上と行ってから外にショートカットででると効率的だとか発見して喜ぶレベル。屋上から建物の外へはロードが入らないのでNPCを探し回って会話するときにいいんです。といっても階の上り下りでロードが入るのは士官学校の校舎だけです。そして戦闘の開始終了は長さは感じなかった。
この辺の長さは10/3のあぷででも変化なし。主にVITA版の改善だったのかな。
COMMENT
軌跡シリーズも閃の軌跡で6作目。リィンたちの学生生活を通してエレヴォニアををがっつり描くことに注力した作品といえる。
今後はここを中心としていくということなのか、かなり丁寧に当地の政治情勢を提示していて単体としてみれば終わりはいまいちだけどおもしろく仕上がっていると思う。だけど軌跡シリーズとしてみるといつ結社や至宝が出てくるのかとやきもきさせられるものになっている。
終わりが終わりだけに彼らの学生生活をここまで丹念に描いたことが間違いではなかったと思える次回作を期待したい。
ただ面白い作品だとはいえるが、続き物であることといい終わりかたをしていないことを考えると正直次の作品の発売がみえてからのプレイを推奨したいところです。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-05-29
たしかにストーリーはいい?のかもしれません、戦闘システム・キャラクターデザインなどは好きです
でもやはりそれ以上に意味のないシーンやロード時間が多すぎる
ロード時間がなくなったとしても新しく行った町やイベントシーンへの移り変わりの時に例えばどこかの部屋での会話シーンに移る時に
まず町全体を写し、次に建物全体を写し、次に部屋の中を遠目から写し、次にキャラが写る位置まで接近してやっと会話に入ります
こういったパターンがクリアまでに100回くらいあります(体感)
しかも1つ1つのシーンがゆっくりなのでイベントが始まるまでに30秒くらい待たされます
それだけでプレイ時間が飛躍的に伸びます
ちなみにプレイ時間は85時間です
そしてもう1つうんざりしたのがキャラクターの登場シーン
キャラ同士で会話してたらさもすべて聞こえていたようにすっごい遠くから会話に入り込んでくるパターン
普通に考えたら少しも聞こえてない距離での登場
このパターンも数十回あります
上記以外にもどれもこれもほぼワンパターン
一度クリアした地域へは一切いけず、滞在時もほぼイベント時しかフィールドにでれず自由度が皆無
ストーリーが強制で進められるのでキャラクターを操作する意味が失われている
期間別で戦闘に参加させられるキャラクターが固定なので好きなキャラがしばらく使えないし、使いたくもないキャラを使わざるを得ない
あとはネタバレになりますがラスボスがありえない
最後の最後にいままで必死に集めたクォーツや武具、アイテム、愛着を持って使ってきたキャラを無視していきなりロボットゲームになります
戦略もなにもないただロボット同士が殴り合って終了!となります
まさかこれでおわりじゃないよね?と思ったら無慈悲に終わりを迎えてしまった
周回してやり込む要素もないので達成感が0です
正直途中で挫折しなかったのが自分でも不思議です(何度もしかけましたが・・・
2はまだプレイしてませんがレビューやプレイ動画など見てから決めたいと思います
3の出来が良ければ2は絶対やるとおもいますが・・・
GOOD!
ゲームは年に数本、RPGの話題作を遊びます。英雄伝説シリーズは初めてやりました。
*音楽
噂に違わぬ魅力的な音楽。
*戦闘システム
ATバトルシステムは、なかなかスピード感があって楽しい。後半、戦闘バランスが崩れますが、あまり戦闘で苦労したくない、むしろヌルいくらいがいい、という向きには快適でしょう。とはいえさすがにNORMALでもよかったかも(EASYでプレイしました)。クオーツを使った強化のシステムも、設定はやや面倒ながら、主人公たちの「強くなっていく感」は十分味わえます。
BAD/REQUEST
*演出
ゲームに感動を求める歳でもないので、RPGのストーリーは「あればいい」という程度ですが、それでも本作は、ストーリーというか、演出の稚拙さにがっかりしました。
たとえばあるクラスメイトの正体。折々に仲間が彼女の素性を怪しみます。ところがその都度彼女の単純なごまかしにいともアッサリ追及をやめ、「それはそうと……」という感じで次の話に移る。これが何度も続くと、主人公たちは頭が悪いのか? と思ってしまいます。主人公が馬鹿に見えてしまっては、演出として失敗でしょう(もともと頭が悪いという設定なら別ですが)。
それと、他の方も書かれていますが、敵味方問わず「そんなに強いんなら最初から本気出さんかい」と突っ込みたくなるサブキャラクターたちの勿体ぶった描写。同じく、そのキャラクターが馬鹿に見えます。
あるいは、強い中ボスのHPを削りきったら戦闘シーンが終わり、一件落着かと思いきや敵が特にダメージを負った風もなく長々と講釈をたれ、その間主人公たちは棒立ちでお説拝聴(3Dなだけに、余計その不自然さが目につく)。話が終わるや「ではさらばだ!」という感じで逃げ出し、主人公たちは「あっ!」。あっ! じゃねえだろ、どうして勝ったらすぐとっ捕まえておかないの……と思ってしまいます。同じく、主人公たちが以下略。
要するに、フィールドに宝箱が置かれているのと同じく、みんなゲームの「お約束」なのでしょう。謎を引っ張るためにあえて追及しないのもお約束。強いキャラクターが最初から本気出さないのもお約束。倒したはずの敵が元気に逃げ出すのもお約束。
ゲームにお約束はつきものだし、いちいち揚げ足取りをするのも無粋ですが、本作はそれがあまりに目につきました。思考停止にも程があるんじゃないの、もうちょっと頭使ったら? と制作者の方々に言いたい気分です。技術だけが進歩して、肝心の見せ方が旧態依然のままでは、お約束感を助長するだけだし、いつまで経っても「しょせんゲーム」というそしりを免れない。今は自分のようなおっさんゲーマーも多いでしょうし、これからも増えていくんでしょうから、ぜひおっさんも欺す演出を追求してほしい。
COMMENT
ロードが遅い、PS3にしてはグラフィックがいまいち、といった点は、あまり本数をやらない自分にとっては「まあこんなもんかな」という感じでした。
苦労することなく、戦闘やキャラクターの成長システムを楽しみたい、という向きにはお薦めの作品です。ゲームにも、良質の映画や小説に触れたときのような感動を求める、という向きには個人的にはお薦めしません。