オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 2pt | 4pt | 3pt | 4pt | 2pt | 2pt |
62pt
GOOD!
軌跡シリーズは全てプレイ済です。
【キャラクター】
メインとなる?組生徒以外にもスポット参戦含めるとかなりのキャラクターがいますが、それぞれの人物像や事情などきちんと描かれているので愛着が持てました。
メインストーリーはもちろんサブクエストですら一切関係してこないモブキャラにもそれぞれ物語があり、この辺りは軌跡シリーズの良い点を踏襲しています。
【CV】
知名度、実力を兼ね揃えた声優がたくさん出演していて豪華です。どうせならメインシナリオはフルボイスに対応して欲しかったです。特に主人公リィン「だけ」ボイスなしのシーンが目立ち不自然に感じました。
【ストーリー】
軌跡シリーズの柱ともいえるストーリーは相変わらず良かったです。中盤くらいから一気に盛り上がるので話に引き込まれてプレイを中断するのがなかなか出来ませんでした。
相変わらず話はまとまっていくどころか新たな伏線が出ていくような状態ですが、これだけ壮大なスケールで丁寧に作り上げているRPGは軌跡シリーズくらいなのでこれはこれで良いと思います。
【戦闘システム】
戦術リンク導入で様変わりするかと思いましたが、ほとんど変わっていません。複雑な要素はないのでRPGが苦手な人でもとっつきやすいシステムだと思います。
BAD/REQUEST
【グラフィック】
フル3D化により前作までとは臨場感が断然違うのですが、グラフィックそのものはお世辞にも綺麗とは言えませんでした。特にキャラクターのモデリングが酷く、せっかく魅力的なキャラクターなのに「コレジャナイ」感が…。トゥーンレンダリングの方が軌跡シリーズの雰囲気には合うと思います。
後は会話ウィンドウや絆イベントはせめて2Dイラストにすべきだったと思います。
【色んな場面でカクつく】
PS3版はロード時間は全然許容範囲で問題ないのですが、とにかく色んなシーンでカクつきます。
なんでもない会話ウィンドウですらカクついてこれがプレイのテンポを悪くしています。
もうすぐ修正パッチが配信されるようなのでこれでどれだけ改善されるか期待しています。
【イベントスキップがない】
こちらも次回の修正パッチで改善されるようですが、イベントスキップがなく×ボタン押しっぱなしで早送りになります。じっくり楽しむ1週目は良いのですが周回プレイはプレイ時間の大半がイベントシーンなのでかなりストレスでした。
【絆イベントが微妙】
終盤のダンスイベントで選んでイベントをしても協力クラフトが習得出来るわけでもないので全員回収するモチベーションが保てません。絆システム自体にも賛否がありますが、どうせやるなら中途半端なものではなくきちんと仕上げて欲しかったです。
COMMENT
【トロフィー関連】
最短でも2周プレイしないとコンプ出来ません。前述のスキップがない事により周回プレイが苦痛ですが、次回の修正パッチではスキップ実装されるそうなので少しは快適になるかも?
1周目は逐一全てのキャラに話かけ、戦闘も回避せずゆっくりプレイしたら80時間ほどでした。ゲームでの流れは1か月毎にほとんど決まっているのでダルいと感じる人もいると思います。
【その他】
今作は初のフル3D化、PS3とVitaでのマルチ展開と軌跡シリーズでも一つの転換となった作品だと思います。細かい不満点はありましたがクリアしての感想はやっぱり「早く続編がプレイしたい!」です。
過去の軌跡シリーズはプレイしていなくても全く問題ないですし、これをプレイして気に入ったらプレイするのもアリだと思います。
ただ、これが初めての軌跡シリーズでこれだけをプレイする場合、話は完結せず思いっきり途中で終わりますので消化不良になります。
【注意】
ラストバトルはイベントシーンが長いため、イベント後セーブが出来るのですが当然ここでセーブすると後はラストバトルだけになります。難易度ナイトメアだと詰まる可能性があるので別セーブにしておく事をおすすめします。
校門を出るまでなら旧校舎が探索出来るのでレベル上げも出来ます。ラストバトルはリィンのレベルで性能もきちんと変化しますのでレベルが低いとナイトメアでは詰みます。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 1pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt |
49pt
GOOD!
音楽は相変わらずの高クオリティ。碧・Ys7・セルセタあたりの音楽が好きだった人にはたまらないでしょう。
また、(魔獣ではなく)人型のボスと戦うときには会話の最終場面で「これからバトルだ」という雰囲気になった時点で戦闘BGMが始まる点は地味に高ポイント。こういう演出、好きです。
プレイヤーキャラも始めは多すぎるかと思っていたけれども、それぞれにキャラが立っていてむしろ飽きさせないので良い。
難易度ハードで始めたところ、始めのダンジョンクリアに1時間近くかかった…
が、クラフト、詠唱時間、行動順位などをしっかり考えていけば何とか勝てるバランスが秀逸だった。しかし、これは序盤のみ。中盤からはリィンの遅延付与クラフトが猛威を振るうためハードでも簡単すぎる。
BAD/REQUEST
■グラフィックが酷い…
背景や街のマップままだ良しとしよう。しかし、なぜ、キャラのモデリングやテクスチャに手を抜くのか…
さらに追い討ちをかけるのがモーションの酷さ。
まず、フィールドを走る姿。なんというか、格好悪い。
次に戦闘シーンのモーション。全く戦っている気がしない上に、武器を振るう姿が不恰好すぎます。同じく勝利ポーズやレベルアップのポーズもダメダメ。
2Dキャラ絵は非常に良いだけに、この落差はガッカリ度100です。女子勢のモーションなんかはアトリエシリーズを見習って欲しいです。
■フィールドマップなし
シリーズは遊んでいるので、分かっていて買いました。それでもRPGはフィールドマップ+町やダンジョンなどのロケーションマップで構成してほしい。
■学園パートが多すぎ
学園生活も1つの中心テーマだからなのでしょうが、戦闘の無いパートが多すぎです。また実習中も謎のお使いで街中をグルグル歩き回るだけで退屈です。せめて、手配魔獣を増やすとか、山賊を鎮圧するとか、山に入った子供を魔獣から救うとか、そんなクエストが多ければ印象は違ったと思います。
■マップが狭い
街道マップもダンジョンマップも狭い上に単調です。しかも最初から全体マップが見れるので余計に狭く感じます。「どこまで行けばいいんだ!?」とか不安になりながら分かれ道を選ぶ要素など皆無です。
COMMENT
41インチHDMI
PS3+TV画面で遊ぶにはきついグラフィックでした。PSVitaだったらもしかしたらそれなりに見えるのかもしれません。
モーションやモデリングを酷評してしまいましたが、同時期に発売されたFF14(win版)と比較してしまっていることも原因です。
2D絵の魅力を3Dキャラが完全に殺してしまっているのが残念でなりません。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 1pt | 4pt | 4pt | 4pt | 1pt | 2pt |
64pt
GOOD!
まず特筆すべきは世界観の作り込みです。本筋には全然絡んでこないサブキャラクターにまで名前が付けられ、性格が設定され、ゲーム内で時間が経過すると喋る内容まで全員変わるという作り込みっぷり。力を入れて作ってるなというのが伝わってきます。ちなみに私は軌跡シリーズは少しかじったことがある程度なのですが、特に問題なく世界観に入り込めました。
キャラクターもそれぞれ個性的で、プレイしているうちに味方はもちろん敵側にまで愛着が湧いてきます。シナリオも友情努力勝利がしっかり抑えられていて、かなり熱中できました。またボリュームも結構なもので、クリアまで普通に50時間以上かかりました。
戦闘もなかなか楽しかったです。先制攻撃に成功するとボタン連打しているだけで完勝できるくらいなんですが、逆にバックアタックを食らうとSブレイクで攻撃順に割り込まないと数人は軽く戦闘不能に追い込まれるくらい雑魚の攻撃力が高い極端なバランスなのは好き嫌いが別れそうですが。また回復アイテムより料理のほうが優秀で、体力回復以外に攻撃力アップなど様々な効果がつくので、料理アイテムの優秀さに気づいてからは「戦闘中に料理を何皿も平らげつつSクラフトを連発するさまは紛うことなき変態」状態になってしまったのはご愛嬌。
BGMも燃えるものが多いです。戦闘曲よりダンジョン内で流れるBGMのほうが熱いです。特にラストダンジョンの曲は個人的にかなり燃えました。
BAD/REQUEST
残念ながら悪い点も非常にたくさんあります。
まずグラフィック。PS2と言われても全然違和感がないレベルです。唯一PS3レベルの映像だったのはOPだけです。そしてそのグラフィックのショボさに拍車をかけるのが、モーションの野暮ったさ。こっちはPS2を通り越してPS1レベルまで退化してしまっています。例えば戦闘中、攻撃をするときに敵のところまで移動して攻撃するのですが、走り寄ってそのまま斬りつければいいのに、移動して一旦立ち止まり、剣を振り上げ、振り下ろすという何の冗談だと言いたくなるくらいの素人っぽい動きが満載です。特に中盤、とある理由から仲間同士で決闘をするシーンがあるのですが、出来の悪すぎる人形劇でしかなく、あまりにヘボすぎて笑いすら出てきませんでした。
騎神(ロボ)戦。通常戦闘とは違って頭、胴体、腕のどれかを選んで攻撃し、敵の構えと攻撃部位が合致すれば追撃が発生、ポイントをためて必殺技発動……という流れになるのですが、それはいいとして、敵が強すぎます。「まず適当に攻撃して構えと攻撃部位を確認しながらやっていけばいいんじゃないの」と思ったあなた、すでにゲームオーバーです。そんな悠長なことを許してくれるほど敵が弱くありません。何度も死にながら敵の構えとそれに対応した攻撃部位を覚えていき、それからほぼ最善と思える手を選んでいっても運が悪かったら余裕で押し負けるくらいのバランスです。散っっっ々もったいぶった挙句にようやくロボ戦ができるようになったぜ、こいつで無双してやるぜえええと思ったら「GAMEOVER」「GAMEOVER」「GAMEOVER」なんて、そりゃいくらなんでも酷いっすよ。
終盤を含めた一部のシナリオ。発売前から連作になることはわかりきっていましたが、謎やら伏線をばら撒けるだけばら撒いておいてのぶった切りEND。大袈裟すぎるくらい大袈裟に登場したかと思いきやあっさりボコられてトンズラするところとかは、もうギャグでやってるんじゃないかと……。
ロードの嵐。建物の中から外に出るときなどはもちろん、酷いときには一連のイベント中にもロードロードロード。一気に冷めるんでやめてほしいです。戦闘中にSクラフトを発動した時などにカクつきが発生するのも勘弁してほしい。
COMMENT
その他個人的には気になったけど人によっては気にならないかもしれない点。
・「○○するがいい」みたいな喋り方をする人が多すぎ。貴族っぽい喋り方といえばそうですが、明らかにこの場面でその言い回しはおかしいよね?というところがちらほらとあるのが問題です。わざとかなとも思いましたが、「目ん玉かっぽじって」なんて台詞もあったりするあたり、素で間違えているのかなと。
・女キャラのスカート短すぎ。あまりに短すぎて椅子に座る際にスカート越しじゃなくて下着そのままで座ってしまっています。そういう層に媚びてるというのはわかりますがこれはやりすぎ。
・主人公の設定。邪気眼みたいな力を隠しているのですが、ある程度は自分の意志で発動できるはずなのにその力を使わないで戦っているのを見ると、なんか舐めプレイをしているように見えてしまって複雑な気持ちに。
良い点と悪い点が非常にはっきりと分かれている作品で、色々悪いところも書いてしまいましたが、個人的には非常に楽しめました。万人にオススメできるというわけではありませんが、世界観にどっぷり浸かりながらチマチマと進めていくのが好きな人は楽しめると思います。二部作か三部作になるのかは知りませんが、次回作が出たら絶対に買うと思います。なので、グラフィックはともかくモーションとロード関連だけは絶対に何とかしてほしい。ファルコムさんお願いします。
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-05-29
たしかにストーリーはいい?のかもしれません、戦闘システム・キャラクターデザインなどは好きです
でもやはりそれ以上に意味のないシーンやロード時間が多すぎる
ロード時間がなくなったとしても新しく行った町やイベントシーンへの移り変わりの時に例えばどこかの部屋での会話シーンに移る時に
まず町全体を写し、次に建物全体を写し、次に部屋の中を遠目から写し、次にキャラが写る位置まで接近してやっと会話に入ります
こういったパターンがクリアまでに100回くらいあります(体感)
しかも1つ1つのシーンがゆっくりなのでイベントが始まるまでに30秒くらい待たされます
それだけでプレイ時間が飛躍的に伸びます
ちなみにプレイ時間は85時間です
そしてもう1つうんざりしたのがキャラクターの登場シーン
キャラ同士で会話してたらさもすべて聞こえていたようにすっごい遠くから会話に入り込んでくるパターン
普通に考えたら少しも聞こえてない距離での登場
このパターンも数十回あります
上記以外にもどれもこれもほぼワンパターン
一度クリアした地域へは一切いけず、滞在時もほぼイベント時しかフィールドにでれず自由度が皆無
ストーリーが強制で進められるのでキャラクターを操作する意味が失われている
期間別で戦闘に参加させられるキャラクターが固定なので好きなキャラがしばらく使えないし、使いたくもないキャラを使わざるを得ない
あとはネタバレになりますがラスボスがありえない
最後の最後にいままで必死に集めたクォーツや武具、アイテム、愛着を持って使ってきたキャラを無視していきなりロボットゲームになります
戦略もなにもないただロボット同士が殴り合って終了!となります
まさかこれでおわりじゃないよね?と思ったら無慈悲に終わりを迎えてしまった
周回してやり込む要素もないので達成感が0です
正直途中で挫折しなかったのが自分でも不思議です(何度もしかけましたが・・・
2はまだプレイしてませんがレビューやプレイ動画など見てから決めたいと思います
3の出来が良ければ2は絶対やるとおもいますが・・・
GOOD!
・軌跡シリーズであること
シリーズとしての特徴は、メインからモブに至るまでの人間模様が丁寧に描かれているという点ですが、
それとは別に内容面で軌跡シリーズ間の繋がり部分が散見できます。
今までのストーリーで謎だった部分が解き明かされたり、思わぬキャラの繋がりが判明したり、過去作をプレイした人には嬉しい仕様でしょう。
・3D化
3D化自体の評価は置いておくとして、そこに踏み切った意欲は評価したいです。
・キャラ
女性キャラ全般と一部の男性キャラが魅力的に描かれているので、好きなキャラが最低でも一人は見つかると思います。
BAD/REQUEST
最初のがっかりポイントはタイトル画面でした。空の軌跡と比べると月とスッポンです。
次に戦術オーブメント。ラインや固定スロットとは何だったのでしょうか。
組み合わせが無くなったことにより、楽にはなりました。しかし、面白味が全くありません。設定上の問題なのかもしれませんが、システムとしては難ありとしか言えません。
機神についても同じですね。実につまらない。
キャラに関しては前述の通り、男性キャラが不遇です。
ストーリー面でも戦闘面でも女性キャラが頭一つ抜けています。(後者は一名除く)
最後にストーリー面。
まだ許容できるレベル。というより、ほとんど動きがないのでまともな批評ができない状態です。
とは言ってもお世辞にも良いとは言えませんがね。
ポイントは、学生という言葉の主張が強すぎるところ。士官の部分が忘れ去られているせいで、陳腐な印象が拭えません。名ばかりの士官学生ではなく、ちゃんとした士官候補生として戦争に対するアプローチが欲しかったところです。
あとは機神。どう考えても邪魔です。
どうにかして機神を活躍させようとしてるのが見え見えで、流れが明らかに不自然。おまけにあの演出。人前でやると恥ずかしくなります。
COMMENT
主に蒼の軌跡で感じた不安が見事に体現されていました。
3D化や女性キャラ優遇については時代の流れでしょうから、戻してとは言いません。だけど、ストーリー、システム面については別です。
人間模様は売りでもありますが、飽くまで+α。最悪犠牲にしても良いので、メインに力を注いで欲しいです。
Ⅱは後の祭り状態なのでどうしようもないですが、その次の作品では是非軌跡シリーズの意地を。