オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 3pt | 1pt |
85pt
GOOD!
「シェルノサージュ」の続編として発売された「アルノサージュ」。
独特の世界観、システムなど、とても素晴らしい作品でした。
よかったところを箇条書きで挙げていきます。
・新たな発想であるが挑戦的な作品
まずはじめにこの作品ではプレイヤーとゲームの境界線はありません。
「シェルノサージュ」が七次元の世界(ゲームの舞台)でヒロインとコミュニケーションをとるゲームであるなら「アルノサージュ」は七次元の世界に介入する作品だと思っていただければわかりやすいと思います。自分も一人の登場人物として作品に登場する・・・といった感じです。
一応、テレビという壁がある訳ですが、その壁を越えて一人の端末(アーシェス)としてストーリーを進行し、その中で「イオン」というヒロインと仲を深めていったり・・・など。
わかりやすく言うと、直接ゲームに入るわけではないけどゲーム内に干渉する、といった感じです。
・ストーリー
「シェルノサージュ」の続編であり、「アルトネリコ」と同じ世界観。
といった感じの作品。前作未プレイでも楽しめると思います。
「シェルノサージュ」が「イオン」の記憶を巡る物語(DLC)であるなら、
「アルノサージュ」は「イオン」の記憶のその後のお話です。
今作はダブル主人公で「デルタ&キャス」「アーシェス&イオン」の2組を操作して物語を進行してきます。
一つの星、人間、シャールという種族の未来のために二人の主人公の視点から世界を救うお話です。
このゲームの専門用語等がたくさん出てきますが、用語説明がきちんとついているので前作をプレイしていなくても楽しめます。
・キャラクター
前作のキャラはほとんど大人に出てきます。(あまり変わらないのもいます)
どれも個性豊かなキャラで可愛いですね、キャラ同士の会話の掛け合いなど面白いです。
またこの作品のシステムの『ジェノメトリクス』
キャラクターの心の世界に入ることができるのですが、そこではキャラの本心など様々な一面が見れて面白いです。
個人的には「キャス」がとてもお気に入りで、ストーリーを進行するにつれてわかる「キャス」の気持ちや「キャス」の心の内に・・・とても感動しました。
『禊ぎ』では「キャス」や「イオン」と世間話ができるので、満足です。
また『調合』でも、一つの物語が描かれており、少し感動したりなど、とても素晴らしいものとなっています。
・戦闘システム
新しい感覚の戦闘システムだと思います。
ただ一方的に殴るのではなく、考えてコマンドを入力すればずっと攻撃できたり、またストーリー進行で手に入れることができる『詩魔法』もとても魅力的です。
・グラフィック
綺麗です。
また表情豊かなところも良いですね。
また途中で入るアニメーションもいいと思います。
・音楽
BGMや挿入歌やOPなど申し分ないです。
・調合システム
ガストのゲームでおなじみの『調合』
この作品でも『調合』を行えるのですが、ネタ満載で笑えますw
中には「どうしてこんなもの作った?」と思える程くだらないものや「天才だ!」と思うくらいすごい発明をしたりなど、『調合』だけで楽しめますw
また調合をするときに聴ける「調合の歌」はどれも良いと思います。
BAD/REQUEST
・RPGとしては・・・
RPGなのかADVなのかわからなくなります。
どちらかというとADV寄りですね。
RPGとしての要素も薄いと思います。
・音楽
途中で急に音量が上がったり、音が聞こえなくなったりなど不安定です。
バグかな?
・女性キャラ
露出度がかなり高かったり、無駄にギャルゲ要素が強い?感じはしました。
必殺技やイベントや禊ぎなど、狙ってる?と思いました。
とてもじゃないけど、親の前などでできる内容ではないです。
・モブキャラ
モブキャラが全員同じ顔、違っても3〜4種類でテレビに同じ顔が何人もいるという状態があります。もう少し頑張って欲しかったです。
・戦闘システム
悪く言ってしまえば、連打戦闘です。
ボタンを連打→詩魔法で終わります。
敵に手応えを感じませんでした。
もう少しきちんとして欲しかったです。
・アーシェス
今作のもうひとりの主人公「アーシェス」
「アーシェス」は自分の分身であり、このゲームに干渉するための端末です。
なのでゲーム内のキャラは「アーシェス」に語りかけるようであって、自分に語りかけています。
感情移入しやすい人は・・・向かないかもしれません。
・続編は続編
やはりプレイしていると前作の内容は気になります。
一応説明は入りますが・・・。
その前作が問題作であるため(ロード時間、DLCなど)
前作からプレイしたい人には向かないです。
COMMENT
プラチナトロフィー所得済み。
トロフィーはストーリー進行で全て手に入るので簡単に取れます。
久しぶりに熱中できるゲームに出会えました。
とてもよかった作品なので悪いところもきちんと書かせていただきました。
全体的に良い、ですが部分部分が適当なのが目立ちました。
RPGとしての要素、露骨なエロなど僕は良かったのですが、一般受けするかは微妙なところのゲームです。
全体的にはよく考えられており、楽しめると思います。
あとは自分の感情や家の環境などを少し考慮したほうが良いかと・・・。
RPGがやりたくて購入される方にはあまりオススメはしません。
「アルノサージュ」という一つの作品に触れるという気持ちで購入してみてください。
ありがとうございました。
Amazonレビュー
レビュー日: 2014-04-21
アルトネリコは3部作で完結しましたので
これは似て非なるモノとなってました
【クリアー時間】
50時間(コンプするにはもっとかかりそうです)
【マルチエンディング】
エンディングは大きく4つ
1.デルタ側エンド
2.イオン側エンド
3.イオン・ネロ、帰還エンド(これがトゥルーエンド)
4.シュレリアエンド(アルトネリコ1プレー済みの人向けのオマケ)
ラスボス戦少し前にセーブすれば全部見れます
【音楽】
音楽はアルトネリコから続く素晴らしい出来(てかこれがこの作の命)
サウンドアルバムはは出すこと前提の力の入れよう
そしてファンを裏切らない
【戦闘】
シリーズ通して毎回戦闘システムが変わってましたが今回もやはり変わってました
良いとも悪いとも言えない出来栄え、システム敵には面白い手法なのだが、敵が格好良くなく、ボス戦も
戦闘突入までの盛り上がりは感じられない
【ダイブシステム】
シリーズを通して行われるヒロイン精神世界へのダイブ
感想は人それぞれだろうが、今回はなじめなかった
サブキャラ達の精神介入で複雑になったことと、深く潜るにつれてヒロインと深くつながる感覚が今回は希薄に思えた
【ザッピングシステム】
新しい試みだったが、これもなじめなかった
デルタ+キャス
アーシェス+イオン
二人の主人公、双方のヒロインが別視点から交互にストーリーを進めていく
頭がこんがらがることはなかったが、全体的に内容が浅くなってしまってる気がする
端々に扶線が散りばめられているが、設定資料内での話なのか、最後まで不可解な事は結構残った
この辺については今まで通り
主人公に対してヒロイン2名+1名のシリーズ王道でよかったと思う
【膨大なアイテム作成と、付随する会話イベント】
これはシリーズで一番多かった
どうでも良いモノもあれば、意外と重要なのもある
問題はフルボイスでない事
比較的重要なんじゃないかなーってイベントでボイスなかったり
フルボイスじゃなくても、ボイス入れとけばなぁってシーンは多々あった
50時間のクリアー中30時間はこれだと思う
ここのやり取りを面白いと思えるか、ダルイを思うかで評価が乱高下する作品
【シナリオ】
ザッピングシステムと、アルトネリコ・シェルノサージュの世界が入り込んでいるせいで複雑
キャラ同士の人間関係もスタート時にすでに構築されており
いきなりシリーズモノの2をやってる感を覚えた
難しい専門用語などが会話内で出たらいつでも意味を調べれたり親切設定のわりには
シナリオ内容そのものが不親切だったりする
【重要な問題点】
100%楽しめる人が限られている
まずアルトネリコシリーズをやっていない人は、システムや用語を理解するのが大変だと思うし
散りばめられたアルトネリコネタを「うはっ」って楽しめない
そしてPSVita のシェルノサージュを持っていないとリンクした遊びが出来ず
尚且つプレーすると分かるのだがシェルノサージュの予備知識があると無いとでかなり差が出てくる
私もシェルノサージュは未プレーなのだが、ほかの方のレビューでその隔たりを感じた
んー評価が難しい
★1つける人もいるかもしれない
★5つける人もいるかもしれない
アルトネリコシリーズやってきた人(私がそう)に★3
アルトネリコもシェルノサージュもやってきた、サウンドアルバムも欠かさず買ってる★4〜5
シリーズ初、パッケージ買い★1〜5(ただしクリアーまでプレーしてないで★1はやめてほしい)
GOOD!
メインのシナリオはなかなか良かった。
大筋ではどこかで見たことあるような設定かもしれないが、演出は良かったし感動した。
音楽と歌はさすがガスト。
アトリエシリーズののどかさとは少し違うが、アコースティック系の楽曲や、いかにもSFっぽいものがあった。
ストーリー上、歌(詩)が多く歌われるのだが、ひとつひとつがしっかり作られ、演奏されている。
BAD/REQUEST
前作があって、その続編が今作。
しかも別機種で出ている作品の続編。自分は前作はやってない。
単に、シリーズものという訳でなく、どうやら連続しているストーリーのようで、今作から始めた自分にとっては、まるで小説の途中から読み始めたように開始当初はちょっと困った。
とは言え、小説を途中から読んだとしても前半の話はある程度なら見えては来るものだし、ヘルプ機能などで解説はある。
ただ前作からの人物登場や、伏線回収カタルシスっぽいシーンでの「ポカーン」はある。
これは好みの問題かもしれないが、非常にテキスト量が多く、スキップ出来ない。
メインのシナリオとは別に、サブイベント?が多くて、シナリオが多い。
最初はまじめに読んでいたが、個人的にはそれらの内容が読む気が失せる程度のイベント内容ばかりで、スキップしまくりたかったのだが、未クリアイベントについてはスキップ出来ない。
やりなおす=未クリアなので、また付き合わされる羽目になる。
2週目が無い。
やり込み要素が無い(本編で)。
結局、ギャルゲーらしいというか、ただのエンディング回収作業など楽しいのだろうか?
バッドエンディングを回収するとか意味が分からない。
一度クリアしたら終わり。
自分はトロフィーコンプみたいな「作業」は嫌いだし、したことが無い。
COMMENT
ガスト作品はアトリエシリーズしかやったことがなく、アトリエシリーズの大ファン。
PS3でRPGを探していて、ガストの最新作というだけの理由で購入した。
初めてのこのシリーズだが、いいところも悪いところもガストらしさが出ていたと感じた。
いい音楽と、ギャル要素たっぷりの冗長でしつこいサブイベント。エンディング回収。
RPGと呼ぶには探索や戦闘のほうがうすく、連金もあるが、同じガスト作品のアトリエシリーズのそれとは違い、頭をまったく使わず、単に材料を3つほど渡して「ハイ、出来ました」というだけのもの。
メインのストーリーはいい意味で大風呂敷で面白いが、サブは「ちょっぴり」エッチなギャルゲー。
話の続きがあるなら気になるが、そのためにあの膨大なテキスト(スキップなし)に付き合う気にはなれない。