【PS3】悪魔城ドラキュラ Lords of Shadow 2 レビュー
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2014-09-04 |
価格 | 8208円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 暴力 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクションアドベンチャー ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 52
- (難易度)
- 3.00
- レビュー数
- 2
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt |
71pt
GOOD!
・前作と比べ圧倒的に操作性が良くなったので、純粋にバトルが楽しい。
かなりGOWな戦闘で、とても楽しい。
・グラフィックは飛び抜けていいわけじゃないが及第点。
惚れ惚れするゴシック建築が素晴らしい
・ボスがやたら多くて盛り上がる。
・チャレンジモードがGOWの試練のような形になっておりやりやすい。
なかなか挑み甲斐のある難易度。
・ちょこちょこネズミに返信するシーンがあるが、そのネズミが可愛い。
BAD/REQUEST
・ステルスパートは本当で不要。特に中盤ステルスでずっと進んでいくとこがあるんだが難しい上にクソつまんなくて参った(~_~;)
・特定の箇所から時代を超えて行き来できるんだが、ここでのロードがめちゃ長い。
犬に先導されてトンネル突き進んでいく姿とかタラタラ見せんなよ、と。
・収集物が相変わらず多い。
・チャレンジモード内で途中リスタートするとダメージ食らってHPが減った状態のまま始まる。
ちょうど細かい敵がわんさか出てライフ増やしまくれるチャレンジステージがあるので
そこで増やしてから再び戻ってリスタとか、なんか不便なことさせる。
・ネズミから元に戻るときに、相当アホ面になってる
COMMENT
前作キャッスルバニアもプレイ済み。
バニアは操作とかカメラ辺りの出来が悪くかなり惜しい完成度だったが、今回はそこらが良くなってるので、
3Dアクションとしてはかなり楽しめた。しかしステルスパートがかなり邪魔だった。
GOWやダークサイダーズあたりが好きな人は楽しめると思いますよ!
Amazonレビュー
レビュー日: 2017-04-08
私は悪魔城ドラキュラシリーズの大ファンです。
悪魔城ドラキュラシリーズを幅広く遊んでいる方にとっては
非常に楽しめる物語となっている事でしょう。
新規の方には少々理解できない部分が多いかもしれませんが、
ゲーム内で手に入る設定を読めば大体は分かるかも。
アクションゲームとしては結構面白かったのですが、
気になった点も多くありました。
●演出がくどい
ショップやチャレンジの為に拠点に戻る際
①移動エリアに行く
②移動の決定のための操作をする
③高い場所に味方が来る(数秒の演出)
④高いとこに登る
⑤登りきったら味方が誘導してくれるので付いて行く
※走ることが出来ず強制で歩きにされる
⑥歩きながらワープ地点へ行く
⑦異次元世界に飛ぶ。まだ歩く。ワープ地点へ飛ぶ。
⑧目的地(ショップのある場所)に到着
⑨ショップへ行くためにエレベーターに乗る
⑩ショップへ到着
●極悪カメラワーク
基本的に敵を追いかけるので、行きたい方向に進めず。
操作にかかわらず、敵が動く度にカメラも動き回るので
攻撃中にオブジェクトの死角に回り込まれることも。
●ステージギミックが理不尽
謎を解かなければならないダンジョンにも関わらず
一定の場所に近づくと必ず敵が発生します。
この敵が数回喰らわせれば倒せる敵であるのなら
まだ救いようはあるのですが、これがまた無駄に硬いのなんの。
おかげで敵を一掃してからダンジョンを探索しようと思っても
歩き回ってる内に敵が発生してしまうのでかなり面倒。
●肝心なときに説明不足
基本操作が多い為か、クドい程の説明(操作ヒント)が出ます。
しかしボス戦のとどめを刺す際に、特殊な操作が必要な場合がありましたが
これについては何のヒントもありませんでした。
お陰様で下記のような時間を無駄にする悪循環に。
「ボスの体力を減らす」→「演出(無い場合もあるで困る)」
↑ ↓
「ボスが回復する」←「トドメの方法がわからない」
書き出すと他にも有るのですが、個人的に苦痛だったのはこの辺です。
スニークに関しては思った以上に苦に感じませんでしたが、苦手な人は多そうです。
物語が良いのに無駄な操作で効率よく進めない点が、作品の評価を下げていると思います。
GOOD!
・サウンド
前作を踏襲したテーマを用いており、思わずため息がでるような美しさがある。
・バトル
回避周りの操作性が非常に改善されており
ヒットアンドウェイがスムーズに行え快適。
前作がゴッドオブウォーのような操作性だとすれば
本作はDMCのような動きに近い。個人的にこの変更は歓迎。
・ストーリー
カタルシスを感じる流れ。
演出等は陳腐ながらもトリロジーの最後を
締めくくるにふさわしいストーリーであり
バットマン等のダークヒーロー物のような
いぶし銀的なシブさが、今回の主人公にはある。
BAD/REQUEST
・スニーキング
各所で散々書かれているが、まったく楽しくない。
ネズミに変身したり霧になったりして敵をやりすごす内容だが
いかんせん、変身時の操作性が最悪であり、何も無いところで
前に進めなかったり、移動が遅すぎたり、
ストレス以外の何者でもなく、その上難易度は高い。
・ボタン配列
バトル上重要になるガードと回避だが、これを全部L2で操作させる。
L2ホールド左レバーニュートラルでガード、レバーを倒すと回避だが
致命的にやりにくく、ガードするつもりが回避になりタイミング合わず
被弾し、回避するつもりが、しなくても良い状況でガード発動する等
何故このキーコンフィグにしたのか疑問。しかも変更できない。
・終盤の盛り上がりに欠ける上に
序盤も大して熱くならない。
まず序盤にチュートリアルが始まりアドベンチャー要素のある操作
崖登りや、ジャンプ等の説明が入るが、全体的にダサい。
プレイヤーが操作しているのは闇の王・ドラキュラである。
にも関わらず移動に必死になり、息切れや嗚咽が漏れる
主人公を見るとゲンナリする。ただのオッサンか?闇のオッサンか?
・吸血鬼の能力がショボい
スニーク等で使うネズミの変身だが
特定の場所でないと実行できない上に敵に踏まれたらプチっと潰れる
霧になることもできるが移動があまりにも遅いため探索パート以外では
ほぼ使い物にならない。(後半の拡張スキルを覚えると何とか使えるレベル)
何というか、ドラキュラの神秘性を損なってまでやるほどの演出とは
思えない。
・まったく意味のないオープンフィールドマップ
全てのダンジョンが繋がっているのは良いが
どこに行っても廃墟か城などの通路or細い路地等で
かつ移動範囲や壁のぼり等のアドベンチャーアクションも
決まった場所までしかいけないため、全体的に狭く
ほぼ自由度はない。そして自由度の無いオープンフィールドは
苦痛以外の何者でもない上に
マップが致命的に見づらく、どこへ行けば良いのかはもとより
今どこにいるのかすら把握困難。
さらにナビのような機能もあるのだが、これがまったく使い物にならず
ナビが指示する進入経路では移動できず全然違う場所から
探索しないと目的地にたどり着けない等が頻繁にある。
わざとストレス溜めさせているのか?と思う仕様。
・前作にあった、チャプターごとのやり直しができない。
etc、、、、
COMMENT
買って損した気分になった作品。
前作が非常に出来が良く、今作に期待しすぎただけかもしれないが。
全体的に、GOWとDMCとスカイリムとアンチャーテッドの要素を
混ぜ合わせたら。全ての長所を損なったと感じた。
また微妙にストレスになる箇所が多く、イベントシーンでも
蛇足と感じる演出が多い等、開発者がこれを最初から通して
テストプレイしたのか疑問に感じる。
また、明らかにカットしたな?と思われる箇所も多く
全体的に尻すぼみでシリーズの最終作品とは思えない出来だと思う。
もったいない、この一言に尽きる。