オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 5pt | 4pt | 2pt |
82pt
GOOD!
ストーリーに登場する多くのキャラクターがそれぞれに魅力的で、彼らが織りなすストーリーが最高に面白い。このシリーズ以上にストーリーが楽しめるゲームを他に知らない。BGMもストーリーを盛り上げるにあたって良い働きをしている。お話の先が気になってどんどん進めたくなる。
ストーリーが楽しみなタイプのゲームにおいて、ダンジョンが長くて面倒だとやる気が削がれるものだが、このゲームでは全くそういうことがない。ダンジョンは戦闘を楽しむ・先のお話を見たくなるという両面にとって適度な長さだし、いつでも参照可能な簡易マップもあって便利。
このゲームはコマンド戦闘で、難易度もゲームスタート時に選べる。私はアクション戦闘が大嫌いなので、コマンド戦闘を採用しているのは非常に嬉しい。HARDで始め、基本的にはそれなりに楽しめる敵の強さだった。ただ、プレイ中にレベルが上がり過ぎて簡単になりすぎるということもあるので、出来れば、ゲーム中でも難易度変更が出来るようにしてほしい。
BAD/REQUEST
主人公のライバルに相当するキャラクターがどうしても好きになれなかったので、ライバルとの対立や交流が不快に感じることもあった。
シリーズ過去作の零・碧の軌跡の主人公であるロイドが登場するシーンがある。その声が妙にねっとりしていて気持ち悪い。過去作では普通の声だったはずなのに。
また、ロイドが登場するシーンで行くダンジョンは他と比べて構造が複雑で簡易マップでも見づらい、簡易マップ上に宝箱の位置を表示するアイテムが使えないなどの制約がありダンジョンが非常に面倒。
一部のBGMについて、前作の方が良かったものがある。その代表はノルド高原。前作のBGMは繰り返し聴くほど素晴らしかったのだが、今作では採用されていない。前作からそのまま継続しているBGMも複数あるなかで、あえて質の落ちるBGMに変更したのは解せない。
COMMENT
完全に前作「閃の軌跡」をプレイしていることが前提の作りなので、今作からプレイするのは推奨できない。ただし続き物だからこその良さがあるので、前作前提であること自体は悪いことだとは考えない。
私はゲームをプレイする時にはまずストーリーを楽しめることを期待する。その意味で、このゲームは最高のゲームだった。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 5pt | 4pt | 4pt | 5pt | 2pt |
84pt
GOOD!
なんと言ってもこんなオーソドックスでしっかりしたJRPGが据え置きハードで遊べることでしょう。
近年据置JRPGは衰退の一途を辿っており、発売自体が希少なものになっている。
出てもIFゲーのような低予算乱発で費用回収する質の粗悪なものばかり。
近年、真面目に作られてるものはFFテイルズ軌跡ゼノくらいでしょう。
(鳥山FFは内容は悪いですが予算は掛けられているので)
さて、閃の軌跡2の内容についてですが、僕が特に気に入った点は3つ戦闘の爽快感、音楽、ボリューム感です。
1 戦闘
オーソドックスなコマンド式。上手く戦えば数秒で終わる程テンポがよく、演出、SE、戦闘BGMがそれぞれ派手で、非常に爽快感がある。
戦闘バランスも絶妙で、歯ごたえは感じるものの、難易度が高すぎて詰まる事はほとんどない。総じてこのゲームの最も評価できるポイントである。
2 音楽
戦闘曲が特に良く、メロディアスなメタル調の曲が多い。非常に自分好みである。
以前の軌跡シリーズは大人しい曲が多かったが、こっちの路線のが断然好きだ。
戦闘以外の曲も良曲が揃っているが、このゲームの面白さは爽快感抜群の戦闘なので割愛。
3 ボリューム
ストーリーボリュームはJRPGの中では多い部類である。
テイルズオブヴェスペリアと同じくらいかな。
仲間が非常に多く、飛空挺で世界を飛び回り、サブで依頼をこなしたりできる。アーク2を思い出した。
ラスボス激破後も遊べることが多い。(やり込み要素ではなく、純粋に先の道筋を用意されている。)
あと、ロードが快適になり、多くのマップで移動を簡略化した瞬間移動ができるので、全体的にテンポが非常に良い。
BAD/REQUEST
1 ストーリー
このシリーズはストーリーRPGらしいが、軌跡のシナリオライターは個人的には苦手である。
RPGとしては文量が多すぎるし、台詞を全て読むのが面倒だ。こんな事はラノベでやって欲しい。
そして何より酷いのは、複線回収を投げてしまっていること。
2作も続けてるのに複線投げっぱなしの事象があまりに多い。
前者は好みの問題だが、後者は純粋にライターの能力の低さに由来するだろう。
仮にこの軌跡の世界を続けて行くにしても、1作でその地域固有の問題は解決して欲しい。
消化不良どころの話じゃない。
2 グラフィック
しょぼいので一応こっちに記載しているが、個人的には許容範囲内だ。
その理由は、テクスチャこそショボイものの、高FPSでヌルヌル動いてくれるからだ。
グラを頑張ったFF等はFPSが低くこちらの方が個人的には不快感を感じる。
ハードのマシンスペックは限りあるもので、グラ、FPS、解像度は開発者の取捨選択に拠るが、この選択は個人的には嫌いじゃない。
(弱小企業でこれ以外の選択ができないだけだろうけど)
COMMENT
JRPGが大好きで、片っ端からプレイしている。
軌跡シリーズも全てプレイしているが、正直いままでは肌に合わないものが多く、開始5時間程度で投げ出していたものがほとんどだ。
しかし、この閃の軌跡シリーズは凄く自分の好みに合う。PS3の中で一番気に入ってるゲームかもしれない。
ファルコムには今後もこの閃の軌跡路線で軌跡を作っていって欲しいです。
(大筋の複線は1本毎にちゃんと回収してね。)
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 2pt | 4pt | 1pt | 1pt | 3pt | 2pt |
36pt
GOOD!
BGM
突出したものは有りませんでしたが、安定していると思います。
戦闘
大味になり過ぎな気もしますが、だいぶサクサクプレイできるようになっています。
UI
Ⅰに比べると移動がだいぶ楽になりました。
BAD/REQUEST
シナリオがとんでもなく薄いとか、びっくりするぐらいキャラが全く立ってないとか、ロードも結局あまり快適でなかったとか、騎神戦がつまらないとか、絆システム明らかに要らないだろとか、
まあ言いたいことは山ほどあるのですが、もうさんざん言われてるので割愛。
後日譚って必要だったのですか?
卒業ってなんですか?自主退学の間違いですよね。何綺麗に纏めましたみたいな流れになってるのか全く理解できないのですが。
サラ、ミリアムはまあ分かります。エマ、ユーシスも立場を見ればまあ理解はできます。
ですがその他の面々、あと1年の学院生活を今すぐに放り出してでもやらないといけないことなのです?何のために士官学院に入ったの?
特にエリオット、音楽院へ編入とはどういうつもりなのでしょう。今までのゲーム中の自分の存在を全否定ですか?士官学院に来て本当に良かったと言っていたあれは何だったのか。卒業後に音楽系へ再度進むと言うなら分かりますが、これでは全く筋が通っていない。
ご都合展開が酷すぎます。
COMMENT
空の軌跡、零の軌跡が好きだった層には間違いなくおススメできません。
軌跡の売りであるシナリオやキャラクター描写や背景描写も何もかもが雑、〆るところは〆る英雄伝説らしさもなく、展開のほとんどないダラダラと水増した話が進み、敵も味方も慣れ合ってばかりで何がしたいのかわからない、達成感など皆無です。
10年前に軌跡に出会った自分としては
何でこうなってしまったのか本当に、本当に、本当に残念で仕方がありません。
何だかんだ言われる碧の軌跡ですら、物語の強弱はありましたし、特務支援課はとても映えていました。
Amazonレビュー
レビュー日: 2015-09-08
マップは使い回しが多く、キャラのぎこちないモーションや表情はそのまま、チープな演出も変わらずと良いところがありません。
ストーリーに至っては謎が残りすぎてもやもやがMAXです。
謎を残しておくのはこのシリーズの特徴のひとつだと思いますが今回は多すぎませんか?
ちょっとひどいレベルだと思います。
GOOD!
ファルコム作品ファン歴20年超のいい歳のユーザです。この軌跡シリーズは空の軌跡に強い感銘を受けていつも期待してプレイしています。空の軌跡からずっとストーリーと世界観を連続性のあるものとして楽しむことができています。このような長い期間、ずっと楽しませてもらえるのは素晴らしいことです。また、音楽は相変わらず秀逸です。聞いていて良くないと思える曲が殆ど存在しないのはファルコムの作品のみです。そして、学院生は相応の個性のあるキャラクターも多く、やり取りをすることが「学生」を描く上で成功していると思います。また、戦闘は非常にテンポがよく、難易度を高めると歯ごたえもあり、とても楽しめました。
BAD/REQUEST
メインのストーリーが今ひとつです。内戦を描いているのに、開発期間の短さと予算の制限を受けていることも影響していると思えるくらいにメインのストーリーの厚みが足りません。ファルコムの作品はみだりに殺伐としないような王道の安心感のある世界観が美点だと思いますが、今作は紹介されていた敵と戦うことがまずありきで、そこからストーリーがはめられている感じで、戦うことの動機付けや戦った後の終わり方も深みを感じません。開発期間が短くても相応の販売価格で出している以上、みだりな水増し要素はやめて欲しいです。特に最後の最後のところはラストダンジョンは冗長です。プレイ時間が長いのはコアなファンとしてありがたいですが、敵キャラの使いまわしがストーリーにもこじつけの要素となっているのを感じると冷めます。また多くの人が言及している絆システムは印象に残らないので全廃してほしいです。メインストーリーの中での連続性がない主人公を中心としたやり取りは心に残らないんです。しかも周回プレイ前提でないと全員分見れない。見てもごく一部を除き、面白いと思えない。心に残らないことを続けることがファルコムさんにとって良いとも思えません。例え閃Ⅲが出てもやめる、という勇気ある決断をお願いしたいです。
COMMENT
長くのファンとして残念な気持ちと今後への期待が混ざっています。メインのストーリーが厚みを感じなくても、素晴らしい音楽、爽快な戦闘、一部サブクエストの秀逸さ、学院生や街の人々との丁寧な会話の変化、など、局所的な要素だけでも可能性を感じます。これらの中でキラリと光る要素がある以上、メインストーリーを素晴らしいものにする力がファルコムさんは間違いなく持ち合わせている気がします。それだけに今作は残念な点多いです。作品は売れなくてはしょうがありませんが、私のような古参のファンからすると、軽々しい恋愛要素やキャラクターの格好や女性キャラ多用など見かけのパフォーマンスで売り上げを伸ばす手法をメインとするのでなく、あくまでストーリーを重視して欲しいです。当時、PCの空の軌跡をプレイしたときに、主人公2人のみならず登場人物のすべてに強い存在感と魅力を感じたことは見かけではなく、ストーリーの中での行動や人間関係をきちんと練って表現していたからだと思います。ファルコムさんは初心に帰って欲しいと切に願います。ストーリー一本道で結構です。オタク要素を散りばめていても、骨格のストーリーと登場人物の深みをよく描けていて本当に感動したものです。売れるための要素を前面に出すのは結構ですが、今作同等のストーリーが次作以降続くようならば軌跡シリーズを不朽の名作として完結させることは難しいと思います。