オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 2pt | 5pt | 4pt | 2pt | 3pt | 1pt |
61pt
GOOD!
【サウンド】(5p)
シリーズらしいクオリティで良かったです。
一回目のED曲は、軌跡らしいEDで聞き入りました。
オペラ入りのダンジョンBGMも神秘的な雰囲気で気に入りました。
【快適さ】(3p)
乗り物が多く、繰り返しのクエストでの移動の苦痛は減りました。
アプデでPTメンバ変更も楽になったので、宝箱回収はやりやすいです。
ロードは前作よりは短くなったとはいえ、PS3ゲームとしては長い方です。
イベントスキップボタンが欲しいです。
早送りボタンを押し続けていると、指が痛いです。
戦闘時の演出スキップも、オプション設定で自動スキップ機能が欲しいです。
【グラフィックス】(2p)
他のPS3ゲームと比べるとショボイです。
過去作品の2Dキャラは好きだったので、残念です。
アップになると女性キャラの胸がやたら動いていて、気持ち悪かったです。
無料DLCで衣装やら入手できるので、周回プレイで少し気分が変わるのは良かったです。
【熱中度】(4p)
戦闘システムは、爽快感が高くなっているように思います。
使用可能キャラクターが多く、好みの戦術にカスタマイズしやすいです。
オーバーライズ、ロストアーツ、バースト、カウンター、覚醒、騎神、クラフト....と
一発逆転が出来る選択肢が多いので、戦闘スタイルの自由度が高いのが良かったです。
やりこみ要素も豊富です。書物集めがさらに増えて面倒でしたが・・・。
ほぼネタバレ前提の隠し要素は少なくして欲しいです。
あとは、負け必須イベントでも、HPは0に出来るようにして欲しいです。
周回プレイの楽しみが減ります。
BAD/REQUEST
【オリジナリティー】(3p)
今作は期待していた帝国内戦編だけに失望が大きかったです。
ストーリーに起承転結を感じられませんでした。
一言でいうなら、「ロボットアニメを真似て失敗したゲーム」。
王道ながらも丁寧な作りこみにプロ魂を感じたファルコムの作品とは思えません。
ゼムリア大陸全体の世界観は評価しています。
【満足感】(2p)
ストーリーにははまれなかったので、満足出来ませんでした。
メインクエやサブクエをこなしつつ、
イベントをやり過ごすJRPGとしてはそんなに悪くはない作品だと思います。
【ストーリー】
ストーリーの内容が薄いです。
空&零等での、よくまとまった王道RPGの魅力がほとんどありませんでした。
感動することもなく、終始冷めたまま作業のようにゲームを進めていました。
前作の閃1では、どうせ続き物だから伏線放置でも目を瞑ろうと我慢しましたが
二作品続けて、構成にまとまりが無いのは、納得がいきません。
何か一つでも、分かりやすい形での起承転結が欲しいです。
特に不満な点は下記でしょうか。
○騎神(ロボット)戦
不要です。ロボットもののゲームはスパロボとか他にも沢山ありますし
軌跡ユーザーが求めるものは王道RPGとしての剣と魔法の生身バトルだと思います。
主人公だけ明らかに高スペックな大量破壊兵器に乗り込んで、
俺TUEEEEって戦場無双されても、なんか違うと、感じてしまいました。
弱いものイジメをしているようで気分が悪いです。
○ギャルゲー要素
気持ち悪いです。いちいち抱きつかなくていい。温泉イベントも不要。
内戦中という世界観に合っていない。
リィンが20人程の人間にモテモテで非現実感が強くなります。
絆イベントも不要派ですが、売るために必要なら、せめて2,3キャラに絞って欲しかったです。
ティータとアガットとか、オリビエとシェラの様な主人公以外のキャラクターの交流をみたい。
そうじゃないと、世界観全体が薄く感じる。
○演出
3Dの6頭身キャラでの、非現実なオーバーアクションに感情移入がしにくいです。
グラフィックの頭身が高めになり、
表現出来ること出来ないことを確認していないように感じました。
開発途中にちょっとしたテキスト修正を加えるだけで、
もう少しはマシなイベントに出来たのではと思うともったいないです。
○学生という立場
ボンボン学生が性能の良いオモチャを手にいれたので(騎神や赤い翼)
お遊び感覚で内戦に干渉しているように感じます。
正規軍や領邦軍だと都合が悪かったから、どっちでもない立場で、
という理由なのかもしれませんが
ひと工夫あればもっと物語に入り込めたのではと思うと残念でした。
○五分五分の地域を争う、ドロドロの内戦(笑)
戦争中なのに、ほのぼのとしすぎです。
登場人物の半分が死者となってもおかしくないような状況で、主人公たちは修学旅行的なノリ。
ハーメル・楽園・塩の杭...といった悲劇と同一世界での出来事なんですから
ケルディック程度だと、トラウマにもならないように感じました。
ユーザーの感情を揺さぶることによって人間ドラマを魅せてきた過去作と
製作陣が同じとは思えませんでした。
COMMENT
過去作品のように感動することもなく、考えされられることもなく、
感情移入も出来ずに淡々と2週クリアしてしまいました。
3rd,碧,閃1とほぼ同じ帝国内戦ネタで膨らませてきた設定を活かしきれていません。
もっと盛り上げる方法があったと思います。
消化できてない舞台や設定から想定すると、スタッフ的には内戦なんて
今後の作品への布石でしかなかったのでしょう。
熱意とこだわりを持って、丁寧に作り上げられた作品でなかったことが残念でした。
結社とか至宝とか鬼の力とか、謎を残しておけば買ってもらえる、と
甘く見ているのではないでしょうか。
前作はほぼプレイ必須です。
ストーリー目的での購入はオススメ致しません。
もし前作の閃1で、絆イベントを気に入ったのであれば、今作は楽しめると思います。
また、和製のターン式RPGが好きであれば、戦闘は気に入るのではないでしょうか。
私はイースのようにアクションRPGの方が、ゲームシステムとしては好きな人間で、
軌跡シリーズには物語の完成度を期待していたので、不満が残ってしまいました。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 2pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
73pt
GOOD!
前作プレイ済みです。主に前作と比較してのレビューになります。
まずシステム関連から。前作はロード時間の長さ(特にvita版)が難点でしたが、本作ではロード時間がとても短く、快適になりました。ほぼ皆無は言い過ぎにしても、プレイしていて全く気にならないです。またストーリーを進めるとほとんどの場所で馬やバイクに乗れるようになるので移動時間の短縮に役立ちます。パッチを当てれば本拠地である飛行船に戻らず直接仲間の入れ替えができるようになるので、ここもGOODです。快適さには4点をつけます。
次にボリューム。前作はストーリーを進めるとモブの一人一人のセリフが全部変わるという凝りようでしたが、本作でもそれはしっかり受け継がれています。メインのストーリーも長いので、やり込み要素は適度にといった感じでプレイしてもクリアまでに50時間はかかるでしょう。
戦闘。奇襲できれば一方的にボッコボコ、バックアタックを食らえば行動順に割り込まない限り仲間の一人や二人は簡単に戦闘不能にされるというバランスは相変わらずなんですが、やっぱり楽しいです。雑魚敵の攻撃力が苛烈な本作ですが、うまいことノーダメージで撃破できたり、ボーナス大量で経験値ウッハウハにできたときは爽快です。
また前作では楽しくも何ともなく辛いだけだった騎神戦も、仲間の援護を受けながらでの戦闘になったので非常に楽になり、また大ダメージの協力必殺技もあったりしてかなり良くなりました。
そしてストーリーとキャラクター。前作ラストでばらばらになった仲間を探して合流するという序盤の流れ、中盤での主人公覚醒、そしてライバルとの一騎打ちあたりは文句なしの盛り上がりで超燃えます。最後も前作のように中途半端でぶった切って終了ではなく、きっちり一定のカタはつけて終わります。……といってもまた色々伏線だの謎だの散りばめたままでの終了なので、次回作もこのまま帝国が舞台になりそうですが、それは全然構わないです。出すなら早めに出してくださいねファルコムさん。このボリュームとストーリーで満足感と熱中度は4点です。
BAD/REQUEST
グラフィック。前作と同じPS2レベルです。そういう綺麗さは個人的にまぁどうでもいいんですが、主人公の3Dモデルがイラストと全く別人なのも前作と同じです。次回作では修正してくださいね……。
キャラのモーション。前作はへっぽこ人形劇でした。本作では多少の修正は入ってマシにはなっているんですが、まだ人形劇を脱しきれていません。
ストーリーや演出がワンパターンすぎます。主人公たちが強敵と遭遇、頑張ってバトルで撃破しても敵方が「手を抜きすぎたか」みたいな感じで本気を出してきて追い詰められ、危ないところを駆けつけた助っ人に救われて……という流れが延々繰り返されます。そりゃもう最初から最後までずっとコレと言ってもいいくらい。主人公たちがまだ学生で、達人レベルの人がわんさかいる世界観なので多少はしょうがないにしても、もう少し何とかならなかったんですかね? 主人公たちの雑魚臭というか一般人感がハンパないです。ていうか逆に主人公と戦う場面があるんですが、そこで今度は主人公が「そろそろ本気を出すか」みたいな感じで舐めプレイをやってくるw 本当にコレしか書けないんですかねこのライターさんは……。バトルで勝ってもその後のイベントで負けあるいはそれに近い扱いにされるって、RPGに限らずゲームで一番嫌われる展開だと思うんですが。
今回追加されたSクラフト(超必殺技)はほとんどがどこかで見たことのあるようなものばかり、そうでなければ笑いを取りに来たのかなと思えるようなネタ技ばかりです。演出のシメも、大爆発する敵に背を向けてポーズ!が多すぎます。ネタ切れなのはわかりますがもう少し頑張ってほしかったです。
COMMENT
特にGOODにもBADにも入れるほどではないかなという点はこちらに。
使いまわしが多い。全くの新作ではなくあくまで閃の軌跡の「2」なのでこれはしょうがないのかなとは思います(だったらフルプライスにするなという意見もあるでしょうけど)。
前作では「学園祭が延期になっちゃうのは嫌だ」という、全RPG中でも屈指のクソどうでもいい理由でラストダンジョンに挑んだものでしたが、本作においてラスボスと戦う理由はそれを遥かに超えちゃってます。こんな理由でラスボスと戦うRPGって前代未聞なんじゃないでしょうか? その後の演出でなんだか誤魔化されちゃう気もするから別にいいんですが……。
一部キャラの格好。作中の季節は冬なのに思いっきり腹丸出し、そのまま雪山だって登っちゃいます。そんなあざとい点とかもありますが、昨今のJPRGと比較すれば本作はまだ控えめなほうだとは思います。
文句も色々書いてしまいましたが、個人的には値段分以上に楽しめたので満足です。前作をプレイせずに本作をプレイする人は少数だとは思いますが、プレイしていない状態であると恐らく半分も楽しめないと思うので、もし興味のある方がいらっしゃったら前作からプレイすることをお勧めします。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 5pt | 4pt | 3pt | 5pt | 2pt |
75pt
GOOD!
エレボニア帝国を舞台にしたストーリーの第2弾。
ストーリー終盤で怒涛の展開を迎えた前作から、今作は帝国は内戦へと発展し、リィンをはじめとする登場人物たちはその戦火に巻き込まれることになります。
内戦という状況下で、さまざまな経験や出来事を通して、主人公たちが葛藤しながらも成長していくストーリーは感動的でした。
戦闘システムが更にパワーアップ。
オーバーライズや上位リンクアビリティといった新要素の追加、クラフトやSクラフトの強化によって、より戦闘の戦略性や優位性が増しました。
騎神戦もパワーアップし、強力な必殺技などが追加され、より戦略性や面白さが増しました。
カレイジャスをはじめとした乗り物が登場。
乗り物はストーリーを進めたり、特定の条件を満たすことで使用できるものが増えていきます。
このおかげで帝国内やフィールドでの移動がとても楽になり、レベル上げやサブクエスト攻略などの時に大変重宝します。
BGMも前作同様、大変素晴らしいものばかり。
特に今作では内線であることを強調してか、壮大さや悲壮さを表すBGMが特に印象に残りました。
一部前作から使いまわしで流れているBGMもありますが、場面の特徴や雰囲気を抑えた選出となっているので、逆に好印象でした。
前作で換金アイテムとして登場した「セピス塊」のレートが変更。
レート価格が10から20に変わったことで、お金がより稼げるようになりました。
従来のシリーズ作品同様、難易度はEASYからNIGHTMAREまでの4段階。
戦闘のゲームオーバーからのリトライ時に、難易度を下げて再挑戦できる機能も今作にあるので、戦闘に不慣れな方でも安心。
BAD/REQUEST
GOODで挙げたストーリーですが、感動的な要素はあるものの、全体的に粗が目立ちます。
「ボス敵を何とか倒すも絶体絶命のピンチに ⇒ 強力な仲間が登場して何とか乗り切る」といったパターンの展開が多く、展開が単調に感じます。
また、内戦に巻き込まれた主人公たちの行動も、どこか矛盾に感じるところがあり、いまいちパッとしませんでした。
特にストーリー終盤の展開は取ってつけたような内容なので、「まだ続くのか!?」と言いたくなるほど蛇足な感じが拭えませんでした。
前作でも解明されなかった謎や伏線も、今作で解明されないままのものもあるので、その辺もいろいろ掘り下げてほしかったところ。
ストーリーの展開や内容の都合上、新しい街や地域に行ける要素はほとんど無し。
前作に比べて行ける場所は増えていますが、あくまで前作で訪れた場所の延長上の場所でしかないです。
「新天地」と呼べるようなまったく新しい街や地域に行けるわけではないので、新鮮味がありませんでした。
やりこみ要素である学生ランクやサブクエストのクリア条件が、前作に比べて少々シビアになりました。
「一定のターン以内に撃破でAP追加」など、攻略情報がなければ分からないようなものが増え、自力でやりこみを目指すのが難しくなりました。
あるサブクエストでは、とあるミニゲームを攻略していないとクリアできないものもあり、場合によってはクリア不可になるものもあります。
グラフィックも前作同様、PS2時代のものをHD化した程度の出来。
演出は強化されたところもあるのですが、グラフィックの質そのものはあまり変わっていません。
ボイスも前作同様、フルボイスではないところ。
場面によってボイスの有無の差が激しいので、ここぞという展開でボイスがないのは本当に残念です。
COMMENT
32型液晶TV・HDMI端子使用。
英雄伝説(軌跡)シリーズは空の軌跡FC・SC・3rd、零の軌跡、碧の軌跡、閃の軌跡、那由多の軌跡をクリア済みです。
今作は難易度EASYでクリア。
たまたま新品1700円ほどで売られていた今作を購入しプレイ。
とりあえずクリアしてみての感想ですが、今までのシリーズの中で一番微妙な出来でした。
なんといってもストーリーがこれまでの作品に比べて全体的に粗が目立っていて、いろいろとひっかかる要素が多かったです。
感動的な要素はあるものの、そこまで余韻にひたることはできませんでした。
ただ、あくまで今までのシリーズ作品としては微妙というだけで、RPG作品全体の出来としては悪くないです。
特に快適さについてはシリーズ最高の快適さです。
英雄伝説シリーズが好きな方・すべてプレイされてきた方なら、今作もプレイする価値はあると思います。
ストーリーは空の軌跡FCから続いているので、軌跡シリーズ自体初めての方は、空の軌跡FCから始めることを強くオススメします。
2017年9月には今作の続編である閃の軌跡IIIが発売されるので、そちらに期待します。
Amazonレビュー
レビュー日: 2015-09-08
マップは使い回しが多く、キャラのぎこちないモーションや表情はそのまま、チープな演出も変わらずと良いところがありません。
ストーリーに至っては謎が残りすぎてもやもやがMAXです。
謎を残しておくのはこのシリーズの特徴のひとつだと思いますが今回は多すぎませんか?
ちょっとひどいレベルだと思います。
GOOD!
バイク登場により中盤でのMAP移動が楽になった
本の回収がある程度緩和された
ダンジョンでのMAP表記によりサクサクと進める
外伝がよかった
BAD/REQUEST
■意味のない分割
これなら分割する必要がなかった、と思える内容。
閃1で仕官学院の戦闘後に全員がユミルへ移動、そこから閃2幕間へ繋げれば問題なし。
Ⅶ組を拘束するのならば、敵側の主力がすぐに追いついてもおかしくはない。
全員が揃った後、各地へ出向くイベントは蛇足すぎ。
カレイジャスが来た時点で仕官学院へ向かえばいい。
最強の火炎魔人と互角に戦える人がいるから解放は余裕だろう。
その後に夢幻回廊へ行けるようにし、各ボス階ごとにゼムリアストーンの大結晶を取れるようにして、極力無駄を省くべきだった。
■劣化したBGM
作曲者が変わったのか、閃1の方がいい曲が多い。
他の人も書いているが、ノルド高原や突入時の曲はあきらかに閃1の方が上。
■2周目限定のイベント
黒の史書というアイテムを集められるように。
全て集めると、……(ネタバレにより削除しました)……という衝撃の事実が発覚。
本編に組み込むべき要素なのに、やりこみ要素にしていることが×。
■ver1.03による要素
アルティナやクロウが使えるようになった。
MEMORYモードも追加された。
その事自体はいいのだが、本来はそれが追加済みの状態で発売するべきではないだろうか。
ネット回線が使えない人もいると思うのだが。
■テイルズを意識しすぎている
今回追加されたオーバーライズは、テイルズGのエレスライズに非常によく似ている。
碧の軌跡から導入されているMAP移動も、シャトルの移動を真似しているようにしか見えない。
閃1から追加された戦闘終了後のキャラクターの掛け合いも、テイルズ戦闘終了後にかなり似ている。
空からプレイしている軌跡ファンだが、以上の項目はさすがに擁護できない。
COMMENT
開発スタッフも今回の出来が微妙であることを悟っていたのだろうか。
2周目限定の要素、最近出たver1.03のパッチが、早々に中古市場へ流れる事を防ぐ手段にしか見えなかった。
またテイルズを意識するのであれば、分割にすることなく完成度を高める姿勢を見習っていって欲しい。