オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 4pt | 2pt |
51pt
GOOD!
ストーリーは幕間まではよかったです。
前作よりもロードが早くなっていました。
ラスダンはグラフィックを頑張っていたように感じます。
音楽は…新規のものもありましたが、クロウとの対決曲以外は耳に残りませんでした。
それと前作の使いまわし曲が多かったように思えます。
オーバーライズは戦闘に爽快感を出していました。
悪い点で細かく書きますが、今作は非常に不満な点が多かったです。
唯一よかった点は外伝があったことくらいでしょうか。
ロイドとリーシャの3Dデザインや戦闘のSクラフトがとてもよかったです。
というより、Ⅶ組のSクラフトがエフェクトに頼りすぎで微妙なんですけど…
BAD/REQUEST
今回の閃の軌跡Ⅱの密度は、空の軌跡FC程度のものでした。
・テンプレになりつつある展開
後編でも同じマップを回らせて、属性に関係あるダンジョンに行かせ、終章で何か出てくる。
毎度のパターンです。
・Ⅱ部が無駄な部分が多すぎる!
ストーリーの短さから、ここで水増ししたのではないかと思うほどに無駄な展開が多い。
とあるキャラが人質になったので救いに行く→実は他のキャラが来ていてなんとかなった
Ⅶ組の肉親が消息不明なので救いに行く→側近がついていて問題なかった
貴族勢力のとある砦を落としに行く→既にトカゲの尻尾切りをされていた
寄り道ばかりしていてイライラしました。
ちなみにトールズ仕官学院が開放されるのは終章の直前です。
何をのんびりしているんですかね。
他に首を突っ込む暇があるなら、無理をしてでもトールズ仕官学院を取り戻すことが第一でしょう。
・トールズ開放作戦の敵が役不足
幕間までの展開がよかっただけに、この開放作戦で非常にがっかりしました。
とある貴族勢力が出てきますが、ぶっちゃけザコです。
ミリアムのSクラフトを撃てば一撃で終わります。
しかも後日譚のクエストで対決しますので、全く意味がありません。
トールズ仕官学院でクロウとの対決にした方が盛り上がったように思えます。
・エリゼを助けに行くのが遅すぎる
太刀の材料探しに行く前に情報を集めて助けるべきでは?
リィンは妹のことを大事に思ってないのか…とさえ感じました。
・第2柱
かませにしか思えないほど弱かったです。
これで鋼のアリアンロードと同じポジションなのですか?
戦闘力ではマリアベル以下なのでは?
・アリアンロード
結局出てきませんでしたが、前編での助けた伏線は何だったのですか?
・同じ敵が何度も出てくる
ディバリィと合計4度も戦うのはさすがに…
・敵のインフレ化
加勢が来ないと対応できないようでは、Ⅶ組がラスダンに入る資格がないのでは?
碧の軌跡ではそれ以上のレベルの相手(赤い星座のNO2や風の剣聖など)も対応できていました。
・ラスダンでの矛盾点
下層の敵「ここで引き止めろと言われている!」
頂上へ行くと、幻焔計画は戦う儀式がどうこう言われます。
主人公を引き止めてたら計画そのものが失敗すると思うのですが…
・主人公の力について
どういう経緯で身についたのか謎のままで消化不良です。
・帝国西部が出てこない
今回は西部が舞台とばかり思っていましたが、今までと同様に同じマップ巡りでした。
・ラスダン
空の軌跡のリベルアーク、碧の軌跡の碧き大樹と比べると規模がスケールダウンしています。
空FCの封印区画程度のスケールです。
グラフィックやギミックは凝っていましたが、ラスダンを作るのに時間を取られて他が疎かになったのでは?と。
・ラスボス
手抜きです。
碧のデミウルゴスのようなインパクトが全くなく、とってつけたようなラスボスです。
零の軌跡のラスボスを多少変えた程度にしか思えませんでした。
・戦闘バランス
終盤ボス戦は、ミリアムに修羅、覇道などの攻撃力UPクオーツに、STR100上昇装備×2、リベリオンもしくはタウロスを装備し、オーバーライズからのギャラクシーカノンを撃てばすぐに終わります。
終盤のザコ戦は、ATS特化キャラにアリエスをつけて、クロノバーストからのアルテアカノンを撃てば瞬殺できます。
ただの作業でした。
・謎の現象
ラスボス第1戦で、普段は5000弱のステータス異常攻撃が、18000ものダメージに変わることがありました。
エリオットを入れている時によく発生しましたが、他のメンバーに変えたら起きなくなりました。
・ガレリア要塞の曲が流れない
トールズ開放やカレル離宮の時くらいは流して欲しかったです。
・後日譚
いらなかったと思います。
本編のラストは騎神戦のため、生身で戦わせるために思いつきでつけたようにしか。
裏ボスの出現理由も苦しいものがあります。
また、学院生活はあと1年あるのに、なぜああいう展開になるのかが謎でした。
キャラのリストラにしか見えませんでした。
次回に向けてキャラを絞り込むため(出る可能性があるとしたら、リィン、フィー、ミリアム、サラ教官あたり?)無理やりまとめた感じがしました。
COMMENT
今回の閃の軌跡2はやっつけ感を感じました。
ストーリーについても、空の軌跡のエルベ離宮開放、《紅の方舟》グロリアスからの脱出、碧の軌跡終章 メルカバを使った仲間との合流の焼き増しで新鮮さがありません。
これならば、空の軌跡、零の軌跡、碧の軌跡を、外伝のような3Dに作り直した方が遥かによかったと思います。
過去作品はグラフィックで劣る分、ストーリー、アニメーション、Sクラフトなどが作りこまれていました。
閃の軌跡はもういいので、碧の軌跡2を作ってください。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt | 3pt | 2pt |
45pt
GOOD!
バイク登場により中盤でのMAP移動が楽になった
本の回収がある程度緩和された
ダンジョンでのMAP表記によりサクサクと進める
外伝がよかった
BAD/REQUEST
■意味のない分割
これなら分割する必要がなかった、と思える内容。
閃1で仕官学院の戦闘後に全員がユミルへ移動、そこから閃2幕間へ繋げれば問題なし。
Ⅶ組を拘束するのならば、敵側の主力がすぐに追いついてもおかしくはない。
全員が揃った後、各地へ出向くイベントは蛇足すぎ。
カレイジャスが来た時点で仕官学院へ向かえばいい。
最強の火炎魔人と互角に戦える人がいるから解放は余裕だろう。
その後に夢幻回廊へ行けるようにし、各ボス階ごとにゼムリアストーンの大結晶を取れるようにして、極力無駄を省くべきだった。
■劣化したBGM
作曲者が変わったのか、閃1の方がいい曲が多い。
他の人も書いているが、ノルド高原や突入時の曲はあきらかに閃1の方が上。
■2周目限定のイベント
黒の史書というアイテムを集められるように。
全て集めると、……(ネタバレにより削除しました)……という衝撃の事実が発覚。
本編に組み込むべき要素なのに、やりこみ要素にしていることが×。
■ver1.03による要素
アルティナやクロウが使えるようになった。
MEMORYモードも追加された。
その事自体はいいのだが、本来はそれが追加済みの状態で発売するべきではないだろうか。
ネット回線が使えない人もいると思うのだが。
■テイルズを意識しすぎている
今回追加されたオーバーライズは、テイルズGのエレスライズに非常によく似ている。
碧の軌跡から導入されているMAP移動も、シャトルの移動を真似しているようにしか見えない。
閃1から追加された戦闘終了後のキャラクターの掛け合いも、テイルズ戦闘終了後にかなり似ている。
空からプレイしている軌跡ファンだが、以上の項目はさすがに擁護できない。
COMMENT
開発スタッフも今回の出来が微妙であることを悟っていたのだろうか。
2周目限定の要素、最近出たver1.03のパッチが、早々に中古市場へ流れる事を防ぐ手段にしか見えなかった。
またテイルズを意識するのであれば、分割にすることなく完成度を高める姿勢を見習っていって欲しい。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 2pt | 4pt | 1pt | 1pt | 3pt | 2pt |
36pt
GOOD!
BGM
突出したものは有りませんでしたが、安定していると思います。
戦闘
大味になり過ぎな気もしますが、だいぶサクサクプレイできるようになっています。
UI
Ⅰに比べると移動がだいぶ楽になりました。
BAD/REQUEST
シナリオがとんでもなく薄いとか、びっくりするぐらいキャラが全く立ってないとか、ロードも結局あまり快適でなかったとか、騎神戦がつまらないとか、絆システム明らかに要らないだろとか、
まあ言いたいことは山ほどあるのですが、もうさんざん言われてるので割愛。
後日譚って必要だったのですか?
卒業ってなんですか?自主退学の間違いですよね。何綺麗に纏めましたみたいな流れになってるのか全く理解できないのですが。
サラ、ミリアムはまあ分かります。エマ、ユーシスも立場を見ればまあ理解はできます。
ですがその他の面々、あと1年の学院生活を今すぐに放り出してでもやらないといけないことなのです?何のために士官学院に入ったの?
特にエリオット、音楽院へ編入とはどういうつもりなのでしょう。今までのゲーム中の自分の存在を全否定ですか?士官学院に来て本当に良かったと言っていたあれは何だったのか。卒業後に音楽系へ再度進むと言うなら分かりますが、これでは全く筋が通っていない。
ご都合展開が酷すぎます。
COMMENT
空の軌跡、零の軌跡が好きだった層には間違いなくおススメできません。
軌跡の売りであるシナリオやキャラクター描写や背景描写も何もかもが雑、〆るところは〆る英雄伝説らしさもなく、展開のほとんどないダラダラと水増した話が進み、敵も味方も慣れ合ってばかりで何がしたいのかわからない、達成感など皆無です。
10年前に軌跡に出会った自分としては
何でこうなってしまったのか本当に、本当に、本当に残念で仕方がありません。
何だかんだ言われる碧の軌跡ですら、物語の強弱はありましたし、特務支援課はとても映えていました。
Amazonレビュー
レビュー日: 2015-09-08
マップは使い回しが多く、キャラのぎこちないモーションや表情はそのまま、チープな演出も変わらずと良いところがありません。
ストーリーに至っては謎が残りすぎてもやもやがMAXです。
謎を残しておくのはこのシリーズの特徴のひとつだと思いますが今回は多すぎませんか?
ちょっとひどいレベルだと思います。
GOOD!
【戦闘システムが楽しい】
戦闘をする上でキャラクター毎のカスタマイズにより、戦い方が工夫できる。
また、魅力的なキャラクターも数多く登場するので
気に入ったキャラクターを連れ出して戦うのは楽しいです。
【目的がわかりやすい】
次に何をすればいいのかがすぐわかる。
【会話が楽しい】
町の住人、仲間との会話などが非常に多く用意されており
これだけでも楽しむ価値があると言っても過言ではありません。
ほんの少しストーリーが進んだだけでも数多くの会話が変化したりしますので
会話を全て楽しもうと思ったらそれだけで100時間(本編込み)は楽しめます。
【音楽】
特筆する点はありませんが
シリーズ通して安定した高品質です。
雰囲気にそっており、かつ味わい深い音楽が数多く存在します。
BAD/REQUEST
【演出がマンネリ】
過去作品からの演出の使いまわしがウンザリする。
●強そうな人は高いところから登場。もしくは高いところから主人公達を見物。
●強敵を倒す⇒強敵「遊びすぎたか、次は本気を出す」⇒主人公達が劣勢⇒味方登場「ここはまかせて」
この2つだけでも、本作品においてかなりの使いまわしが存在する。
これらの演出を見る度に興が削がれるので、もっとレパートリーを増やしていただきたい。
【戦闘システムが煮詰まってきた感】
戦闘システムが過去から大きな変更点はないにも関わらず
新しい技や魔法が数多く追加されてきてるので、徐々にバランスがおかしくなり始めている。
●自己強化技が強力すぎて、デバフ魔法の使い勝手が悪い。
●戦闘システムの根元を破壊する技がある。それを組み込んだ戦術でどんな強敵でも相手にターンを与えずに倒すことが可能。
●戦っていて楽しい強敵が存在しなくなってきている。硬い敵は一定パターンで安定して倒せる。
⇒プレイヤー側の技が強すぎており、結果敵が使用する技は、一撃死・状態異常等、えげつないものが増えている。
【絵に描いた様なキャラクター】
過去作品を通して、味方側として登場するキャラクターは悪い意味で真っ直ぐな性格をしている。
表しか存在せず、意外性がなく人間味もないので、キャラクターの容姿を通してでしか愛着が湧かない。
一言で表すと物足りない。
【人形劇を見ている感じ】
イベントパートのキャラクター同士の会話が、まるで卒業生へ贈る一人一言のような感じで会話する。
例を挙げると
A「まさか」、B「この先に」、C「ヤツが待ち構えてるみたいね」
よって、予め用意された言葉を聞いているだけのようで退屈です。
また、キャラモーションも男性と女性とでしか使い分けてないようで
キャラクターを人形としてでしか見れなくなってしまう。
詰めて考えれば人形なんですけどね。
COMMENT
総評としての点数は低くなってしまいましたが
RPGが好きな方、本シリーズを楽しんでプレイしてきた方は楽しめると思います。
また、悪いところが目立っているのは、このシリーズに対して期待と理想の高さ故だとお考えください。
私自身では、この程度の悪さでは見限るには至りませんでしたので、次回作もプレイさせていただきたく存じます。
ただ、重ねて言いますが、イベント演出、キャラ演出、会話演出などの演出全般については
はっきり言って怒りを覚えるほどマンネリ化が進んでいます。これだけは本当になんとかしてほしいと願います。
キャラクターもマンネリ化が進んでいると感じます。
個人的にはモブキャラや悪役のキャラクターに愛着が湧くに至っています。
例を挙げると、リンデとヴィヴィ、悪役ではブルブランやヴィータあたりですかね。
味方側のキャラクターが容姿以外で魅力がなくなってきているのもなんとかしてほしいですね。
ソフトタイトルはここでは挙げませんが、容姿が悪くても魅力のあるキャラクターはたくさんいます。
なので、できない筈がないのです。キャラクターに人間味を吹き込むくらいはしてほしいです。
最後になります。
上ではごちゃごちゃ言いましたが、結果的には楽しくプレイさせていただきました。
RPGというジャンルは日本の誇りだと思いますので、これからも手を抜かず妥協せずに制作していただきたく願います。