【PS3】魔界戦記ディスガイア3 レビュー
発売元 | 日本一ソフトウェア (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008-01-31 |
価格 | 7140円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:シミュレーションRPG ■ プレイ人数:1人 【廉価版】 ■ 発売日:2009/01/15 ■ 価格:3,990円 【ラズベリル編はじめました】 ■ 発売日:2009/09/17 ■ 価格:2,625円 2009/01/30より、PlayStationStoreにて配信されている内容です。 人気シミュレーションRPG「ディスガイア」初のPS3作品が登場!シリーズ独特の魅力はそのままに、やりこみ要素、タワー攻撃などパワーアップが図られている。本作の主人公は、魔立邪悪学園の理事長でもある魔王の一人息子マオだ。「オヤジを倒す」が目標のマオは、「魔王を倒すのは勇者と相場は決まっている」という理論で勇者になるための力を手に入れようと考える。付き人のじいやの助言を得たマオは、勇者を捕獲して、その力の謎を解き明かそうとするのだった。(転用元:GDEXより) |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 3pt | 5pt | 5pt | 4pt | 3pt | 1pt |
83pt
GOOD!
◎システム
ディスガイアシリーズと言えば、
定番の”やりこみ育成”これは文句無しで5。
しかもただ黙々と上げるんじゃなくて、
レベル上げや強化の楽しい部分を
きちんと理解して作ってくれてる。
だからだれずに続けられる。
前作と比べて、様々なシステムが
一部変更されたが、個人的にこれはGOOD。
凶室システム、委員会システム、
そして魔ビリティ、どれも新鮮。
持ち上げタワーもかなり改善され、
痒いところに手が届いた形になった。
◎音楽
意外と忘れられがちだが、重大な要素のひとつ。
1作目から今作まで、曲は傑作揃いなので
購入して是非聞いてもらいたい。
BGMとして流すタイミングも良く、
戦闘を熱く盛り上げてくれる。
また、ゲーム中で音楽を購入して
アイテム界BGMに設定できる点は○。
◎熱中度
朝からプレイし始めて、気づいたら夜に。
でもやめられないからまた朝まで・・
なんてことがあっちゃうくらいの熱中度。
ハマる人はとことんハマれてしまうので、
むしろ殺人的とも言えるが(笑)
プレイヤーにとっては、やめられない!
と思わされているというよりやりたくてたまらない!
という中毒性を植えつけるであろう。
◎個性豊かなキャラクター・豊富な職業
デザインはチビキャラ的な感じでとっつきやすく、
媚びた感じは全くしない。
それでいて個性があって、愛着が沸く。
特に汎用キャラクターのデザインの豊富さは、
プレイする上でモチベーションをぐんぐん
上げてくれたりもするので嬉しい。
ストーリー上で登場するキャラクターも
悪魔的なほど面白さを兼ね備えている。
BAD/REQUEST
◎グラフィック
PS3になって特殊技にド派手な
モーションがたくさん増えたり、
キャラが繊細に動いてくれるようになったけど
拡大する場面などで、微妙にドットの粗が目立つ。
(0.5秒くらいなのでさほど気にはならないが・・・)
あとは、オブジェクト等の3Dを
できればもっと滑らかにしてもらいたかった。
次世代機にしては、向上したというよりも改善した
程度にしか感じられなかった。
◎インターフェース関連
画面の字が若干小さかった。
いろいろな情報をすっきり表示はできている
ものの、どうも一つ一つが見づらい。
あまり苦ではないが
もう少し大きく表示できたらなぁと思った。
モニタの問題もあるが。
COMMENT
悪い部分も書いたが、良い部分は
それを補うほど素晴らしいものがある。
このシリーズをプレイした人では、
本体ごと買ってしまったという人が
多いのも裏付ける証拠だ
(現に自分もそうなので・・・)。
このシリーズをプレイしたことのない人は、
初心者でもチュートリアルが親切に
かつユーモア満載で用意されているので、
何も心配はいらないはず。
これからの追加要素に期待ということで。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 5pt | 4pt | 4pt | 2pt |
81pt
GOOD!
相変わらず、ハマると時間を忘れるゲームです。あーこいつ新しい職業に転生させてちょっとレベルあげるか・・・あーこの武器もそろそろアイテム界潜って強くせにゃ・・・あ、でも学級界でこいつにあの技覚えさせないと・・・やることがたくさんありすぎてつい嬉しくなっちゃいます。で、今日もアホみたいに長時間プレイ・・・(汗)
相変わらずのやり込み要素が盛りだくさん。凶室や魔ビリティー、魔チェンジなどの新要素も加わり、より一層楽しめるように。新職業や性別が増えたり、新たなランダムダンジョン「学級界」の登場は個人的に◎です。
良い面なのか悪い面なのかわかりませんが、私個人としてはプラスだったのでこちらに書きます。EXP増加屋の効果が重複されるように改変され、獲得経験値の最大がなんと97倍!これのおかげで、ディスガイアシリーズの中で最もやり込んだゲームとなりました。他の増加屋も重複するようです。
また、定期的に出現してくれるレベルスフィアなどの新要素のおかげで、アイテム界での武器レベルアップもしやすくなりました。前作ほど運に頼らなくても、逆界賊も併用すると、ほとんどのレジェンド武器はレベル200まであげられるようになってます。
EXP増加屋のほかにも、前作より更にイノセントの種類も増え、収集に熱が入ります。またレベルの高いアイテムが出る場所が後半(?)出てきます。そこからまた熱が入る事うけあいです!
前作、前々作とプレイしてると、ニヤリとしてしまう音楽もちらほら出てきます。使いまわしという方もいらっしゃるかもしれませんが、自分はそうは思ってません。こういう演出は嬉しい限りです。
ゲーム中のメッセージにも出てくるんですが、最大1億以上ものダメージをたたき出せるようです。現在それを目指してキャラを強化中です。とにかく先が見えない、これ1本でしばらく他のゲームは要らないほどやり込めます。SRPG好きな人には絶対お勧めです!でも1や2をプレイしてたほうがより一層楽しめるかと思います。
BAD/REQUEST
ストーリーがちょっと微妙。2よりはいいけど、1には劣るってところでしょうか。まあこのゲームはクリアなんて単なるウォーミングアップと思ってますので、私個人としてはさほど気になりませんが、ストーリー重視の方はご注意を。
また、あいかわらずアイテム界など、起伏が激しく、かつ敵が多いマップが非常に見づらい。ジオブロックの登場で、より一層見づらくなった感が否めません。視点変更にやや上方からのビューが増えましたが、焼け石に水・・・
とにもかくにも、システム的に武器を強くさせやすく、かつレベルも上げやすくなったので、これをどう捉えるかにより、賛否両論ありそうです。アイテム界でレベルあげなくても、後で稼ぎ場であげればいいやっていう気持ちになり、アイテム界の楽しさがちょっと減ったかも・・・
それとこれは前々からずっと思ってるんですけど、議会(今回はホームルームという名称)って必要ですか?最後の方は敵を強くする、新しい職業を作成する程度の願いも否決ばかりになり、いちいち力ずくで委員会倒すの面倒なんですけど・・・。否決されないように、賄賂などのアイテムもありますが、そっちの方がめんどくさく、意味がない。力ずくのほうがまだマシです。放送用マイクとか、金ののべ棒とか、結局一回も使わずじまいです・・・。
それに、「敵をもっと強くしたい・弱くしたい」も、いちいち1回ずつ可決しないといけないのはやっぱり面倒です。一気に上げられるようにしたいもんです。
魔ビリティーの装備が1人2つってのはちょっと少ない気がする。付け替えられるのは1つだけだし。せめて3つか4つつけたかった。
何をするにもマナマナマナ・・・序盤はマナ不足に悩まされる事間違いなしです。特殊技の威力や範囲をマナであげられるのはいいんですが、強くなりすぎて、通常攻撃をほとんど使わないようになってしまいました。前作のような、ウェポンマスタリー制の方が良かった気がします。
COMMENT
日本一ソフトウェアのやりこみSRPGはほぼ全部プレイしてますが(グリムグリモア以外)、個人的には今のところハズレがありません。評判の悪かったファントムキングダムも結構楽しめました。
次回作が出ても、まず間違いなく買います。それほど思い入れがあるので、かなり個人的な贔屓目が入ったレビューかもしれませんが・・・
オタクっぽい絵に偏見を持たず、一度プレイしてみてください。特にシステム重視の方には絶対お勧めなんです!
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 2pt | 5pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
72pt
GOOD!
・味のあるキャラクター
ディスガイアの魅力の一つであるキャラクターは今作もいい感じだと思います
主要キャラは今一歩ですがゲストキャラはやはり神です
ラハール様は今回が一番好きです
・素晴らしい音楽
今までも音楽はなかなかでしたが今回は群を抜いて素晴らしいです
戦闘のBGMは4点というところですが拠点BGMは5点以上の価値があります
洗脳されて、拠点BGMに聞き惚れたりなんてことも・・・
・細かいギャグ
今回の小ネタは今までに無く洗礼されていて面白かったです
○八先生とか某オヤシロ様の村の鉈とか
BAD/REQUEST
・グラが進化もへったくれもない
自分は別にそれでいいのですが
客観的に見ると次世代機で出すゲームとして
これはないかなーと思ったので
COMMENT
HDMI1080p出力21ワイドPCモニタ使用
特に悪い点は無く良作ソフトであると思います
やりこむ時間がある人にはサイコーのゲームだと思います
Amazonレビュー
レビュー日: 2011-12-26
これぞディスガイア!というアイテム界もぐりなどのやり込みの楽しさはありましたが、正直メインキャラクターとストーリーの魅力がイマイチでした。
面白さは★4くらいで十分楽しめますが、ディスガイア4が出ている現在だと3未プレイでも3は飛ばして4をプレイでも良いかもしれません。
GOOD!
※シリーズ過去作経験者です。4月末のパッチ配布に伴い、レビュー内容を一部修正しました。
■システムの改善
教室システムは中々面白いです。その他、「技の受け継ぎ」「WM廃止」等々、仕組みとしてはかなり大きな変更点がありますが、個人的には「概ね良い方向」に変わっていると思います。(育成が楽になったので、中にはマゾさが足りないという人もいるかもしれませんが。)
又、覚えた技の中で、実際に使う技だけ選択できるようになった等々、いくつか操作性面での改善もされています。
■ロード
タイトル画面前に長めのロードが1回入るだけで、後のロード時間はないようなものです。
■ストーリー・キャラクター
シリーズ通して『アニメ・マンガ等に詳しく「ネタ」や「お約束」が理解できるマニアな人』向けな味付けです。過去作でわかっていたはずなんですが、1話・2話あたりでは(いろいろな意味で)その臭いがキツイと感じましたので、人によっては「完全に受け付けない」場合もあるかと思います。
↑はなんだかまるでマイナス要素のように書いてますが、最初は上記のような感想であったにもかかわらず、中盤〜終盤では(浅はかなりに)思いのほか盛り上がり、予想以上に楽しめました。「善と悪の意味合いが逆転した世界」は中々よかったです。声の人も上手で、固有キャラクターもなかなか魅力があると思います。
前作の2では、「ストーリーは完全にオマケ。その後が本番」と完全に切り捨てた覚えがあるので、それに比べればかなり好印象です。
■拠点(学園)での歌
なんとなく洗脳されました。
BAD/REQUEST
■致命的なバグがある
※4月末に配布されたパッチで、下記のバグの多くが修正されたようです。「感想」の部分に関係する為、過去に書いた内容のまま残してあります。
裏面一つがクリア不能&周回プレイにおいて途中で進行不能になってしまう最悪のバグがあります。このバグに自分のセーブデータが「どのタイミングで冒されるか」解明できていませんので、最悪の状況である「周回直後で安易に上書きセーブしちゃってオワタ\(^o^)/」は避けるとしても、コンプリートを諦めるか、運良く別のセーブデータがまだバグっていなければそこからやり直すぐらいしか手がない状況です。
数十時間、数百時間を費やす「やりこみゲー」としては致命的です。メーカーが対応してくれるかかもしれないと思い、このレビューを書くのをしばらく待っていましたが、現状でも何のアナウンスもなく、PS3らしく「パッチ対応」をする気があるのかもわかりませんので、「非常に大きなマイナス要素」として挙ておきます。
ちなみにその他にも、魔ビリティが消えてしまい二度と覚えられなくなるバグ(酷いバグですが、条件が判明しているので回避可能)、教室関係のバグ(表示がおかしくなったり、真ん中あたりの席のキャラが隣のキャラから認識されなくなったり)、上位職の生産可能アナウンスバグ等々、「バグ山盛り」です。
■グラフィック
基本的にゲーム中のグラフィックのクオリティは「過去作のPS2版と全く同じ」です。汎用職のドット絵は、そのまま同じものだと思ってください。
したがって、他のPS3・xbox360等のゲームを見慣れている人、そしてそういったゲームに適した「新らしくて大きめのテレビ」を使っている人は、かなり汚く感じてしまうかと思います。古くて小さいテレビならそこまで気にならないと思いますが、、今度はPS3基準の小さな文字が読みにくいかと思います。
正直、ハードの移り変わりによる「時代の流れ」は感じました。
※※※以下はそれほど大きな問題ではありません。※※※
■過去作の改良版程度の出来
グラフィックの所でも少し書きましたが、「あくまでPS2の過去作の改良版レベル」のものです。1作目→2作目と比べればマシとはいえ、「PS3だからこそ」の要素はほぼ何もなく、システム的な改良を除くと、新職・新技等の追加された要素に対する感動は少ないです。(元々ボリューム的には十分な内容ですけどね。)
ストーリーとそれに関わるキャラクターは新作とはいえ、「目新しさ」の面で大きな期待はしないように。
■いくつかの快適性の問題
「真上に近い視点が攻撃開始で元に戻ってしまう」「相変わらず段差がキツく、MAPが見づらい」「移動速度を速いにしても、段差やタワー時は遅い」「道具の選択・使用の利便性はもう一工夫欲しい」「パズル要素の複雑さと煩雑さ」
・・・等々、いくつか改善されたと言っても、小さな不満はワラワラ出てきます。細かい話で、不満が大きいわけじゃないですが。
COMMENT
■オリジナリティー
2点。この項目は難しいのですが、1作目〜3作目とやっている場合、さすがに「変化不足・目新しさ不足」だと思います。
■グラフィックス
3点。これも難しい。PS2基準なら演出等を考え3〜4、PS3基準なら、ひょっとすると3は大甘で2が適当かもしれません。
■音楽
歌はこのシリーズ独特でかなり素敵です。マイナス要素として、過去作からアレンジすらされていない「全く同じ曲」が多いです。3点。
■熱中度、満足感、快適さ
致命的なバグにより、熱中度は2点、満足度は0点、快適さは2点としていましたが、パッチ配布を考慮し、熱中度を2→4、満足感を0→2、快適さを2→3と変更しました。
以前、「バグがないのならこの点にする」と表記した点より低い点をつけていますが、これは、「発売から約3ヶ月も後のパッチである事」と、「メーカーがバグの存在を一切公表しなかった事(パッチも「バグを修正した」とは明記されておらず、こっそり秘密裏に処理されていた)」によるマイナスです。
■難易度
2点。「短時間で強くなる」という意味では、過去作より圧倒的に楽ですが。
■総括
メーカーの対応にはいくつか不満がありますが、何もせずバグを放置するよりは遥かに良い事だと思います。何より今から始める方は、(オンライン環境さえあれば)最初からパッチの当たった安心Ver.で楽しめるわけですからね。
ということで、「アニメ・マンガネタの多いマニアックなノリ」「PS3ではなくPS2基準のグラフィック」「シリーズ過去作と同じ素材が多く、目新しさに欠ける」という3点さえクリアできれば、売り通りの「だらだら長く遊べるやりこみゲー」として、十分オススメできるものだと思います。
又、パッチ配布を決めたことの副作用か、更なる追加オンラインコンテンツ(恐らく有料)の企画もあるようです。第一弾パッチの出の遅さを考えると、「予定は未定」ということで過度の期待は禁物ですが、「次世代機ならではの拡張の仕方」にはちょっと期待しています。