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【PS3】SIREN: New Translation レビュー

発売元 ソニー・コンピュータエンタテインメントオフィシャルサイト
発売日 2008-07-24
価格 5980円(税込)
レーティング 【D】17才以上対象 (CERO について)
ショップ/リンク Amazon廉価版
タギングトップ3
タイトル概要 ■ ジャンル:ホラーアドベンチャー
■ プレイ人数:1人

【オンライン配信版】
■ 発売日:2008/12/11
■ 価格:4,500円

【廉価版】
■ 発売日:2009/07/09
■ 価格:3,800円

総合ポイント
62
(難易度)
2.11
レビュー数
35
スコアチャート SIREN: New Translationレビューチャート

真・三國無双5 購入する
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8.6%
70-79
14.3%
80-89
2.9%
90-100
【60点以上】
57.1%
【標準偏差】
14.66


デフォルト:新着順

435人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 4pt 3pt 3pt 3pt 3pt 1pt
総合点
64pt

GOOD!

自分は1だけプレイしたことがあります。2は未プレイです。

☆待望の新作
やっと出た、新作。これだけでも十分に嬉しいです。
☆グラフィックが綺麗
今回のSIRENの目玉は正直これですね。
確かにこれがPS3最高のグラフィックとは思いませんがかなり綺麗な方だと思います。グラフィックが綺麗になったので恐怖感もそれなりにアップ。
☆視界ジャックの進化
1作目しかプレイしたことが無かったので視界ジャックの進化っぷりには脱帽ですね。個人的には複数の視界を一度にジャックできるのが一番の利点でした。
☆一部屍人が強くなった?
固定キャラ(ソル等)の屍人が結構強い。というか回復力が半端無い。
最後のエピソードのソルなんて回復力が半端なかったです。
あとベラの伊東家のステージの最後のメリッサ屍人が追いかけてくるところ、まさかメリッサが鍵を閉めているなんて思いもしない。(笑
☆タイムアタック
ED後は各ステージのタイムアタックに挑戦できるのですが結構楽しいです。
特にベラのステージはやりがいがあるのでいいですね。
☆屍人の独り言や会話
面白いですね。特に病院の人達は結構面白い人が揃ってる気が・・・。
しばらく視界ジャックで面白いこと言ってる屍人を探してたくらいです。
☆マップの見易さ
とても良かったです。
1をプレイした者にとってはスタート時に自分の位置を確認しないとどこにいるのかも分からなかったあの状況。辛い思い出です。
でも今回は足跡まで付くという親切さ。迷いやすいのでとても助かりました。
階層が何階かあるステージに関しては3Dで表示されたりと非常に便利でした。

BAD/REQUEST

☆難易度
確実に1よりは下がってますよね。
ゴリ押しが通じる辺り、かなり下がってる気がします。
銃を持った屍人がいない限りはほとんどの場合ゴリ押しできたのでこれはどうなんだろうと思いました。
☆終了条件2の消滅
これも難易度に繋がる問題で即出なんですがやっぱり終了条件が減ってしまうとどうしても難易度は下がってしまいます。(自分はこれのおかげでクリアできたようなものなのであまりえらそうなことは言えません(笑)
☆一部屍人のこと
あの力強い屍人、ありえなさ過ぎて怖くないです。
無敵なら無敵と言っていただきたい(´・ω・`)
犬屍人消滅も1をプレイした者にとってはちょっと。。
確かに蜘蛛屍人の方が壁も上れるし便利だけど。。
☆一部ステージの消滅
個人的には学校が無くなったのが非常に残念。
1の時の先生と春海のステージのあのシビアさは味わうことができませんでしたね。。
☆字の小ささ
目が悪い&テレビのせいかもしれませんがものすごく字が潰れて本当に見えない。
小目的などが字が潰れて見えないことが多々あったのでものすごく苦労したところも多々・・・。。

COMMENT

と色々と書きましたが楽しかったです。
PS3で何を買おうか迷ってたり、ホラー・サイレン好きなら買いです。
少し物足りない気もしますがあの程度ならプレイヤーのプレイの仕方次第でどうにでもなる程度のものばかりがほとんどなので。
ただサイレン1のようなゲームを求めている人にはちょっとボリューム的にも難易度的にも物足りないかもしれません。
でもホラー好きには自信を持って楽しめたと言えるゲームですね。

プレイ時間:05時間以上15時間未満(クリア済)
にょにょさん  [2008-08-04 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

426人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
3pt 4pt 3pt 2pt 4pt 4pt 2pt
総合点
66pt

GOOD!

グラフィック:前作の二つ以上に質感が増し、雰囲気を盛り上げている。若干水の表現等が硬いと感じるが、総じて良い出来だと思います。

満足度:前作二つはストーリーが把握しづらく時系列で表示されるリンクナビゲーターと言うのも有ったがかえってごちゃごちゃして判り辛くしている感じでした。今作からリンクナビゲーターが廃止されチャプター事に分けられ海外ドラマ風に予告やあらすじが出て演出面が強化されていて良かった。これで、クリアしたチャプターで登録された武器アーカイブから武器を選択して装備できるなどオマケ要素が有れば確実に満点だったのですが、面白くもないミニゲームだけなので4点です。

難易度:前作二つは難易度が高めで、1はゴルゴ13並の狙撃屍人でほぼ即死し2は自衛隊屍人が出るので銃弾の雨が降る面があったりと、アクションが苦手な人はクリアどころか終盤まで行くのが苦難する作りでした。今作はキャラクター達が攻撃に耐えられるようになり(一部攻撃された次点でゲームオーバーになるキャラがいる)武器次第だが、屍人を圧倒できる事が可能になり難易度が大幅に下がった。緊張感も薄れてしまった感じもあるが、銃を持つ屍人の凄腕の狙撃能力は健在だし武器が初期装備に無いなど適度に緊張感があるので問題は無いと思う。ただ、ある一面だけ1並に難しい場所がありアーカイブ取得も至難の業で感知され近づかれた時点でゲームオーバーになるので簡単じゃなく普通と言う評価になりました。

快適さ:MAPが立体に表示させる事が出来る様になって把握しやすくなったり、小目標がある程度細かくでるので迷う事が少なくなったりと良くなっている。しかし、屋内で操作キャラが邪魔で視点が見づらくなり戦い難いなどがある為快適は4になりました。

BAD/REQUEST

熱中度:満足度にも少し書いたが、前作二つと同じでオマケ要素がほとんど無い。2のレビューにも書かせて頂いたが、次回作はクリア後に楽しめるオマケ要素を期待していた。しかし、オマケは2と同じにミニゲームだけでかなり落胆した。武器アーカイブがあるなら2週目から隠し武器(圧縮空気でボールを撃ちだす銃とかハリセンとか)やコスチュームチェンジ(主人公がガクランになるとか屍人が変な被り物してるとか)など遊び心があるオマケが欲しかった。良い作品だけにクリアしたらする事が無いのは勿体無いと感じる。アーカイブさえ集まってクリア出来れば終わりなので熱中度は2.

ストーリー:今作は新訳と言う事で1に沿った内容だけど、1をやった人間には展開が読めてしまうのはマイナスだった。若干細部が違う程度のEDで似たような終わり方じゃなく、大胆に変えて欲しかった。

以下は点数には考慮していないマイナス点です。
次回予告とあらすじの演出が足りない。日本で放送されている海外ドラマの様に「サイレン、前回までは〜」等のナレーションを入れても良かったと思う。どうせならOPとEDもつけて完全にドラマ仕立てでやって欲しかった。

外人の登場に違和感を感じる。これなら、舞台が日本である必要が無い気もする(苦笑

COMMENT

前作2つでかなり苦労してクリアしてるので購入を躊躇しました。

しかし、誘惑に負けて購入。
つまるかなと思ったら、難易度低下でスムーズに進行し驚きました。

後半につまりましたが、前作二つに比べてまだ楽な方です。
チャプターの演出もよく楽しめました。

オマケ要素が無くクリアしたら終了で、やる事が無いのは残念です。
ですが、アクションが苦手な方でもクリアしやすくなってますからPS3があるならお勧めです。

最後に基本的に1とは無関係ですが、1の新訳と言う事で1と似てる部分が多いです。
それで1からやろうとしてる方は注意が必要です。
「1は最高難易度しかない選択出来ないゲームです。」
生半端な覚悟でやると泣きを見ます。
ご注意を。

   
プレイ時間:05時間以上15時間未満(クリア済)
Reviaさん  [2008-08-04 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

496人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 4pt 4pt 3pt 3pt 3pt 2pt
総合点
66pt

GOOD!

難易度、システム、グラフィックなどあらゆる面が洗練されたと思う。
オリジナルのほうは、屍人の回避にしても、謎解きにしても「これでもか」と言わんばかりの難易度で、ついてこれる奴だけついてこいという、突き放した内容だったのが、NTになって随分とユーザーフレンドリーになった。
それでいてオリジナルの雰囲気は充分保っているので、初めてこのシリーズに手をつけるなら、このNTからがいいと思う。

BAD/REQUEST

ストーリーが薄っぺらくなった。
オリジナルに比べて登場人物が少なく、話の背景設定なんかもかなり削ったので、相変わらず訳の分からない話のくせに、あまり奥行きを感じられないという、寂しい結果になったと思う。
またオリジナルが1日目は淡々と過ぎ、2日目からいろんな登場人物の話が絡みあって俄然盛り上がり、3日目には怒濤のクライマックスを迎えたのに対し、NTのほうはなんだか知らないうちにクライマックスになって終わってしまった印象。
あと屍人の種類が減った。犬屍人がいなくなり、蜘蛛と羽ばっかり。ステージの種類もオリジナルより少ないので単調。

COMMENT

オリジナルの名場面、例えば「お父さん、お母さん、開けて」のシーンや、子供を守るために自爆するシーン、などなど一通りはリメイクされて揃っている。
でもそうした演出をオリジナルで見た時の衝撃が強烈だったのに対して、NTでは「ふーん」程度にしか感じなかった。
話はスッキリした分、少し把握しやすくなっているけど、結局細かいところが意味不明なのは一緒。
むしろ細かい設定を省略した分さらに意味不明になっている。
とはいえ、不満があるのはストーリー進行の盛り上がり方とボリュームくらいで、それ以外はあらゆる面でオリジナルよりいいゲームになってると思う。
オリジナルの内容は「かかってこい」と言わんばかりの挑戦的なものだったのに対して、NTの内容は随分ライトでマイルドになっている。
そういう意味では、オリジナルをやろうと思えば相当気合いと覚悟が必要だけど、NTは気軽にやれるので、敷居は随分と下がったと思う。

   
プレイ時間:15時間以上30時間未満(クリア済)
5454さん  [2011-12-06 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

435人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
4pt 5pt 4pt 3pt 3pt 3pt 2pt
総合点
67pt

GOOD!

 私はSIRENシリーズは初めてで、ホラー系は「SILENT HILL」の1と2はやったことがあります。

<良い所>
■グラフィックス
◎秀逸です。人物、背景とも良かったです。その辺にちょっと貼ってあるポスターも作りこんであって楽しめました(敵に追われながらですが)。ポスター集めイベントなどがあれば、もっとじっくり見れたと思います。

■満足感
◎「視界ジャック」
 このゲームの個性である、敵の“視界”を画面右に3つまで表示できるシステムで、敵が今、何を見ているかが判ります。弱いキャラほどこれに頼って逃げることになります。私は非常に面白いシステムだと思いました。

○「多様な操作キャラ」
 ミッションごとに、操作キャラや、守るべき対象が変わっていきます。特に、武器を使えないベラ(10歳の女の子)は視界ジャックを駆使しながら逃げきるという、このゲームの面白さを体現しているキャラクターだと思いました。複数の敵の動きを見切るのはなかなか難しく、面白いところです。

○「登場人物」
 キャラ絵から声優さんまで良かったです。モデルさん御本人が声優も兼ねているケースが多いようで違和感がありません。屍人である看護婦さんのモデルが美人で、これがああなるのか…と感慨深かったです(笑)

 敵キャラである屍人にも、いろいろセリフがあって楽しませてもらいました(視界ジャック時に相手の声が聞けます)。名前を持っている屍人や味方キャラは特有のセリフを言い、愚痴をこぼしたりするので、面白かったです。ただ、全キャラ特有ではないのが残念です。マニアはそこまでこだわります(笑)

○「ドラマ仕立て」
 各章の終わりに次回予告がついていて、雰囲気を盛り上げてくれました。

■熱中度
◎「タイムアタック」
 実は目標、小目標どうりにやる必要はなく、もっと早くクリアできる上手い方法があったりします。物凄いプレイを公開している人達がいまして、それを真似てみたのがクリア後一番楽しかったです。戦略が非常に秀逸で、一度自力で苦労してクリアした人ほど楽しめると思います。
 他に、「敵に発見されずにクリア」「敵を倒さずにクリア」などの称号もあります。

■快適さ
○「目標、小目標の表示」
 ここは評価が分かれているようですね。私は総合的にはプラス評価です。
 主に“アクションゲーム”として楽しみたいプレイヤーには好評なようです。良い点は、迷わないことです。また一つ一つ目標を達成していく感覚が楽しいです。他のアクションゲームも是非真似して欲しいと思いました。

 一方“アドベンチャーゲーム”として、推理、パズル的な要素、つまり「次に何をやるか」までを自分で考えて楽しみたいプレイヤーには不評かもしれません。
 最も悪い所は、寄り道しなくなってしまうことでしょう。目標地点に一直線に進んでも特に困りません。探索する楽しみがなく“この先に何があるのだろう”という扉を開ける時のドキドキ感が減ってしまっていると思います。

○「ロード時間」
 短いです。これだけのグラフィックを誇るゲームで一瞬ということは、他のゲームは文字どうり、何をやっているのか!?

■音楽
 テーマ音楽は雰囲気が出ていると思いました。ただ、エンディングのハードロックは、このゲームには合わない感じがしました。耳障りでかなり嫌でしたのでマイナス。しかし、謎の三人組の歌がとても良かったのでやはりプラスして4点。今でも口ずさめます(笑)
 ゲーム中のラジカセから流れる音楽が、オリジナルの名曲(迷曲!?)と、全般において細部まで作りこまれているのがこのゲームの特長ですね。

BAD/REQUEST

<悪い所>
■満足感
××「恐怖の質」
 私が怖いと思うのは、暗闇や未知のものに怯える感覚で、決してキモさやグロさではありません。このゲームは(前者の怖さもあるのですが)後者寄りだと感じました。そういうのはあまり怖くないのです。キモさは十分ですけど。
 パッケージには「日本土着の恐怖」と書いてありますが、私は“アメリカン”なスプラッター系統だと感じました。日本的な怖さとは“ゾンビ”じゃなくて“霊”ではないでしょうか。

×「戦闘」
 なんでもいいので武器さえ持っていれば、1対1ならなかなか負けません。
 視界ジャックは結構面倒くさく、またわざと見にくくしてありますので、何もせずに特攻した方が楽だったりします。敵は正体不明ではなく、武器で倒せる“物体”なのですから。
 後ろから忍び寄って倒すのはいいのですが、正面きって敵と戦うのはこの手のゲームの醍醐味ではないと思います。強キャラもいていいと思いますが、大半は弱い方が恐怖が大きくなるのでは。武器は“罠”ぐらいが適当かと。

×「ストーリー」
 ネットで考察しているページを見るまで全く分かっていませんでした。
 “なぜ銃で心臓を撃たれたはずなのに平気なのか”、“死んだはずのキャラがなぜ生きて出てくるのか”等々全く理解できず、最後は「このおじさん何を嘆いているのだろう?」と、もはや訳が分からず(笑)

 いわゆる“○○○”のたぐいですよね。○○○にするのなら、何でもありになってしまいます。片方は○○○となる2つの物語を混ぜるくらいなら、条件分岐でそれぞれ別の展開、すなわちマルチエンディング形式にした方が面白かったのではないでしょうか。
 ボリューム不足を補うために、同じステージをもう一度使おうと思って、こういう話にしたのかな…(大人の事情で)

 話を理解したあと、注意しながらもう一周ゲームをしてみたところ、ちょっとした場面の意味がよく分かり面白かったです。実はこのストーリー、深いのだなと感心しました。
 製作者サイドはストーリーを既知だったので、この程度の説明でSIREN初プレイの人にも通じると思いこんでしまったのではないでしょうか。これは簡単にはわからないですよ。

×「アーカイブ集め、武器集め」
 コレクション要素です。取り合えず50個、数だけ揃えたという印象のアーカイブ(物語の背景が分かる様々な手がかり)が多かったです。集めたからといって本編に全く影響を及ぼさないため、苦労して手に入れた割には物足りなかったです。
 武器の資料集もあり、どちらも一応全部埋めましたが…実用性がないのです。そのステージに落ちている、例えば“重い切る武器”を指定できるとか、少しでも何かがなければ、集めたからといって、特に意味も満足感もなかったです。

×「ぶつ切りの話」
 章に分けている意味が感じられず、つながりの分かりにくいぶつ切りのショートストーリーが続きます。ダウンロード販売のためだけに適当に分けたのでは?という悪い印象だけが残りました。

×「武器の持ち越しがない」
 ストーリーごとに、武器の持ち越しがないのはかなり不自然だと感じました。プレイヤーの選択の楽しみを奪っており、自分だけのキャラクターという感覚に乏しくなります。
 持ち越しがあれば、同じステージを複数キャラが通る場合、どのキャラでその武器や罠を取るかという戦略も生まれると思うのですが。

△「登場人物」
 登場人物の大半が外国人なのは、英語の勉強にはなっていいのですが、怖さが少し軽減されてしまうと思います。たぶん、表現のしかたやイントネーションの違いによって感情移入がしにくいためだと思います。「ファック!」より「ちくしょう!」「くそ!」といった方が私はより心に響きます。実際、日本人である美耶古の悲鳴などは“やばい”という感覚を引き起こしてくれました。

△「テーマ」
 “SIREN”ってあのサイレンそのままのことなんですね。題名が先にあって、ストーリーを無理やりこじつけている感じがしました。サイレン鳴らす必要性なんてあるのかな。

■快適さ
××「コントローラーを振る」
 このゲームでは敵に捕まった際、コントローラーを高速で振らなければなりません。これが苦痛で、頭が痛くなりました。このゲームの不快さの大きな部分を占めています。新ハードの追加機能を間違って使っている例だと思います。

××「狙撃銃の操作性」
 普通の人間は銃など扱いませんから、多少ぎこちないのはわかります。が、あまりにも悪い。人間なら速く動かすところと遅く動かすところのメリハリをつけますが、このゲームはいちいちオプションでそれを切り替えなければなりません。実質、一段階です。これを、終盤のメインアクションにもってくるとは…
 アドベンチャーというより、アクション寄りのゲームなのですが、爽快感がないです。はじめにストレスのかかる難しさがあって、慣れてそれが多少減るという程度で。

×「視界ジャック」
 “視界ジャック登録していない画面”から、“登録している画面”に切り替わったとき、3つあるどれに替わったか分からんのです。
 また、視界ジャックしながら移動もできるのですが、その際残像がついて見にくくなるのです。このため、ジャックは使わず、武器を持って特攻し、失敗したらそれを覚えるという方向に。他に、ライフルを構えるたびに、ジャックが解除されるなど(集中力が必要とかいう理由で?)があります。
 リアル志向か分かりませんが、折角のゲームの最大のウリを使いにくくして、実際プレイヤーが使わなくなったら意味がないと思います。ゲームなのですから、割り切りが必要なのでは。

△「親切すぎる」
 敵が襲ってきたのを画面で認識できるシステムというのは親切すぎたかもしれません。全部オフにしてやっていたところ、ふと見ると同行者が敵に襲われる寸前でドキッとしたことがあり、よかったです。視界ジャックも含めて特殊能力の有無や性能はキャラごとに変えてみても面白かったかも。

COMMENT

<感想>
 アクションゲームとしては爽快感がない。アドベンチャーとしては話が解らない。スニーキングとしてはメタルギアに及ばない。怖さしかないのだが、それも履き違えている…印象としては悪くはないゲームなのですが、何か焦点がぼやけているのですよね。

 総合的な評価は現在のように60点台に落ち着くのではと予想しています。「万人にはお勧めできないが、興味がある人には面白い部分もある。やってみてもいい」という感じです。決して遊べないこともなく、及第点には達しているでしょう(私は、MK2の60点台は割と遊べると思っています)。現時点でグラフィックはかなりのものだと思いますので、それを見るだけでも価値はあります。
 と言いつつ、実は一度途中でやめてしまいました。私は「弱いキャラで逃げる」「心理的なホラー」「絡み合ったストーリー」という要素を求めていました(探せばそういうゲームあるかも、ただこのゲームではなかった)。
 特に、このゲームのアクション部分には魅力を感じられませんでした。むしろ、登場人物が子どもばかりで、武器は罠ぐらいしか使えないという方が面白いように思いました。敵を倒しまくる現状は、劣化版“バイオハザード”って感じです。

 前作にはあったようですが、学校ステージなんか欲しいですね。真っ暗な教室は、一目で全てを認識しにくいので、誰もいないと思っていた部屋に何かの気配が…そういう“気配の怖さ”が欲しかったです。病院があまり怖くなかったのは、病室は狭く、何かがいるならいる、いないならいないとすぐに分かってしまうからでしょう。
 そして、「日本的な怖さ」とは未知のものに対する“気配の怖さ”であって、物質としてのゾンビのキモさじゃないと思います。

 実は、YouTubeでこのゲームの動画を見て、衝動的にPS3ごと買ってしまいました。ゲーム自体も3年ぶりぐらいです。私が求めていたものとは、ちょっと違っていましたが。
 これだけのスタッフを揃えていながらこの評価というのは、勝ちとはいえないと思います。しかし、技術は断トツですので、次回作があるなら、期待はしています。

 
プレイ時間:30時間以上60時間未満(クリア済)
ゲッチュー上田さん(Webサイト)  [2008-10-05 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

Amazonレビュー

レビュー者: ダンピール
レビュー日: 2008-09-20
この作品については他のレビュアーの方が殆ど書き尽くしていると思うので私事な見解だけ述べます。
NTは全世界のユーザーを視野に入れて創られています。キャストの殆どが外人の時点で如実に物語っております。
私もこのキャスティングには大いに不満を覚えました。しかし、裏を返せば国籍問わずSIREN特有の泥臭い和製の恐怖を全世界に伝染させる事が出来る。
世界中にSIRENに魅入られたファンが増える。これは喜ばしい事ではないでしょうか?。
え?…じゃあ何故、★三つなのかって?…。それは勿論、国内ユーザーも大切にしてね♪って事です。
以上、矛盾しまくりの超・私事的な見解でした。

【PS3】SIREN: New Translation
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BGM、音楽、効果音など

飽きがなくどれだけ長く遊べるか

一通りプレイして面白かったか。総合的な評価

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プレイ時間:通算プレイ時間です。クリア時間ではありません
「クリア済」:原則「エンディングまでたどりついた」が基準です

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