オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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1pt | 2pt | 2pt | 0pt | 0pt | 1pt | 2pt |
13pt
GOOD!
俳優チョウユンファと監督ジョンウーによる名作映画「男たちの挽歌」シリーズのアクションが体験できる。
香港アクション映画の最高峰「ハードボイルド/新・男たちの挽歌」のような、はちゃめちゃでスタイリッシュな映像をゲームとして体感できる。
以上は購入前の期待であり、たぶんこのゲームの最大の宣伝ポイントだと思うが、結果として良いところは残念ながら見つけられなかった。
期待を完全に裏切られたという点で、良いところはまるでない。
BAD/REQUEST
■オリジナリティー
ブルースリーでもジャッキーチェンでもジェットリーでもなくて、チョウユンファをもってきたところがオリジナリティーとして唯一評価できるところではあるが、ただそれだけ。
チョウユンファがたまたまゲームのモデルになりましたというだけ。
しかも本人には全く似ていないし、チョウユンファを知らない人には不細工にうつると思われる。
はにかんだ感じの笑顔とか、いたずらっぽい表情とかが本当は魅力なはずで、それで世の女性たちを翻弄してきたはずなのに、そういった彼の魅力が一切表現されていない。
ジョンウーによる香港アクション映画のB級テイストは、俳優の魅力やばかばかしさを通り越したでたらめな銃撃戦の爽快感でもって芸術性が高められている。
しかし、敵を殺傷するのがあたりまえのゲームの中の世界においては、警察官がいくら敵を殺そうが、真新しさはまるでない。
■グラフィックス
絵は汚い。
品質としてはPS2程度の荒さだし、デザインとか芸術性においてはまず人の顔が醜い。わざと醜くしてるのかもしれないけれども、主人公が醜くてどうする。
背景や小道具は、それほど汚い、というほどの品質ではないけれども、もっとキレイなゲームはいくらでもあるし、見劣りする。同じ7000円払ってこの絵かよ、と思わざるをえない。
■サウンド
舞台は香港ぽいのに、なぜか主人公らは英語で会話していて、さらにどういうわけか敵の雑魚キャラは広東語(おそらく)で、そのボスは英語。いつから香港はアメリカの植民地になったのかといいたい。チョウユンファの声も違う。
劇中の音楽は、中国テイストたっぷりではあるけれども、アメリカ人が中国をイメージして録音しました的なレベルにずぎず、ちょうどハリウッド映画の中に出てくる日本を表現する音として、琴とか三味線が下手に使われているようでしらける。
■熱中度
はっきりいって、ゲームを続けることが苦痛だった。
二丁拳銃の乱射による爽快感もなかったし、撃っても、敵を倒したのかそうじゃないのかはっきりしなかった。
しかも、画面による視点の動きがなんというか機械的でカメラ位置もFPSにより近く、そのためかどうか知らないけれども、ゲームをし続けると目が廻って気持ち悪くなったりした。
ミッションクリアの要素として、ナントカを16個破壊せよとか、C4を16個設置せよ、のような課題を課せられたりすることがリアルではないと思った。そういった設定はあくまでもゲームとしてのパズル的な目標であって、物語とは全く関係ないところも、熱中度を冷ます要因だと思われた。
マップは迷路のようになっていて前後左右よくわからないし、例えば拳銃で柱を倒さないと先に進めないような面もあって、30分ぐらいそのことがわからずうろうろしたりした。
アクロバティックなアクションを決める主人公が、金網のフェンスをよじ登れないなんてことは考えられないし、しょっちゅうダイブしてるのに、ちょっと高い所から下へ降りることもできないのには説明がつかない。
だいたい街中で普通に考えて、先にすすめなくなることなんてあるはずがない。
あくまでもゲームの進行上、都合のわるいことはできなくなっていた。
おかしいよな、これおかしいよな、と思いながらプレイいていた。
熱中するわけがない。
■満足感
期待していただけに裏切られた感が増幅しているとはいえ、満足できる要素は何一つなかった。
テキーラボムだかなんだから知らないけれども、狙撃と無敵と無双の特別アクションはかっこよくもなんともなかった。
敵の武器を拾って使えるのだけれども2種類しか持てないし、アサルトもサブマシンガンもショットガンも、威力や性能に大差なく使い分けは必要なかった。
ショットガンやマシンガンは、ここぞというときに入手して、入手した喜びも物語の一環として語られれば映画っぽかったと思うのだけれども、そんな気の利いた演出はひとつもなかった。
■快適さ
なにしろ、酔う。
健康を害してくれたという点でも、ゲームとしての品質が悪いという点でも、不愉快このうえ極まりない。
売る側は、このゲームのダメさ加減に気付かなかったんだろうか。
快適どころか、不愉快さを通りこしている。
COMMENT
「男たちの挽歌」シリーズファンの私にとっては、おもしろかろうがつまらなかろうが避けては通れない道でもあり、だから買ってしまったけれども、クリアしてすぐに売った。
ファンだからこそ買ったが、ファンならなおさら、買うべきではない。商品価値はまるでない。
金かえせ。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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3pt | 3pt | 2pt | 4pt | 3pt | 4pt | 2pt |
67pt
GOOD!
・銃を撃って敵を攻撃するスタイルのかっこよさ。
→前後左右にジャンプしながら敵を撃ち倒す爽快感がいいですね。
ただ撃つだけじゃなくて映画でよくある一瞬スローモーションになる演出もなかなか良いです。
・頭の中で整理してあれこれ考える必要が無い解りやすいストーリー。
→人間関係やら組織の関係やら頭で整理しなくても解りやすいので頭が疲れません。娯楽映画を観ているノリで気楽に楽しめます。
・ひたすら銃で敵を倒してストレス解消。
→ゲームでストレス解消をしたい人にはもってこいかも。敵も「どうぞ倒してください」と言わんばかりに堂々と目の前に現れてきます。
・特殊攻撃技の演出が良い。
→ある一定までメーターが溜まると出せる特殊攻撃の演出が映画っぽくてカッコよい。
BAD/REQUEST
・字幕の大きさが小さすぎる。
→私は24インチのテレビを使ってますが、このサイズですらテレビに近づかないと読みづらい。ブラウン管テレビだったら読むのにかなり苦労するか、最悪の場合は読めないかもしれない。それぐらい小さすぎる。
かと言って音声は英語のみ。設定で日本語音声にも切り替えられればこういう苦労もないだろうに。
・フリーズする。
→ゲーム中、かならず一回はフリーズします。
・主人公がターミネーター級。
→これでもかと敵に撃たれまくっても体力はなかなか減らず、これ即死だろ!?って攻撃ですら即死しない。しかものけぞることなく元気にピンピンして動きまくれる。
一般の敵は簡単に死ぬが、ボスにいたっては脳直撃攻撃をしても死なない・・・・。ゾンビか!?
・ゲーム終了後の特典が無い。
→私はまだ一番簡単なモードでしかやってないが、この手のゲームによくある特典、例えば「弾丸無限」とか「特殊武器獲得」なんてものが無い。
・マップが一方通行。
→グラフィックではごちゃごちゃしているように見える街中なのに実際に移動できる道順は一方通行。たまに向かうべき方向を周りのごちゃごちゃした風景に惑わされて迷う程度。
・主人公がメタボリック^^;
→主人公にしては頬がポッチャリしてるし体も鍛えているとは言い難い。
通勤途中のサラリーマンが会社をサボって敵を倒している様に見える。
COMMENT
このゲームは「いかにカッコよく銃で敵を倒すか」にスタッフの全精力が注がれていると感じた。
そのためマップが一本道であろうが主人公がなかなか死なないとかいろいろ不満はあろうけどそんなの関係ねぇって思いが伝わってくる。
移動中に裏路地を探したり、隠しアイテムを探したり、特典をゲットしたりなんてアドベンチャー的要素を求める人には物足りず飽きやすいかもしれない。
ただ、映画の主人公になりきって「いかにカッコよく銃で敵を倒すか」が好きな人には是非お薦めしたい。
Amazonレビュー
レビュー日: 2014-06-15
○アクション性が有り、ステージ上の
色々な物を利用したり、画面をスローに
したり出来る。
○難易度を、3種類から選べる。
○L1ボタンで特殊アクション後、
倒れたまま銃を撃つ事が出来る。
仰向け、うつ伏せのまま、どちらでも
撃つ事が出来る。
■BAD■
×一本道な上に、次々と出て来る敵を
倒すだけなので退屈。
×銃声が雑で、撃ってる感じがし無い。
安っぽい音で、撃っても萎えるだけ。
×雑魚敵を含め、ボスにも魅力が無い。
×主人公にも、あまり魅力を感じ無い。
×任意でジャンプが出来無いのが不便で、
おまけに机が有ると勝手に滑ってしまうので、
操作してて誤操作が多い。
机の上を滑るアクションも、ジャンプも
自分で操作させて欲しかった。
×手が届く段差は、手を使って登らせて
欲しかった。
■感想■
安いからと言って、手を出したら
損します。
GOOD!
超壮絶!撃ちまくり!吐き散らかすエンプティケース!砕けるブロック!おびただしい弾痕!飛び散る木片!四散するガラス!舞い散るクッションの中身!流血!過剰なマズルフラッシュ!なぎ倒される雑魚!市場!レストラン!バラック小屋!カジノ!ペントハウス!博物館!大邸宅!すべてズタズタに破壊!だいたい装弾数ってなに?知らねえよ!なんだよジョンウーかよ!飽きねよー!ユンファだよ!アンタ似すぎだろ!もっとスタイリッシュに!もっと弾幕の雨よ降れ!殺っても殺ってもまだ足りない!血と硝煙と鳩と廃墟の中で永遠にまどろみたい....
こんなゲームがしたかったよー。ありそうでなかった、ひとひらの落ち葉のために命を投げ出す熱い男のゲーム。グラフィックいいなー(豚の丸焼きのテリがすげえ!)サッっとプレイしただけじゃ全然スタイリッシュにならないんで、一つのステージを何度も何度も納得するまでプレイ。(ゲーム攻略なんぞどうでもいい。ここでこのオブジェクトを破壊しつつ2人殺、ダイブして3人殺、スパスショットガンに持ち替えてウオールムーブといったふうに殺陣を組み立ててのプレイがたまらない!そう、ジョンウーになった気分だ)ファンじゃなければ全然キツイとおもいますが、「男たちの挽歌以外はガンアクション映画にあらず」な人には(いるのかよ?)もう宝物ですね。プレイのたびにウー&ユンファの幻の新作を観てる気分になるなー。たっぷり壊れてくれるセットと爽快にやられてくれる雑魚。似すぎなユンファ!ジョンウープレゼンツは伊達じゃない
BAD/REQUEST
ファンじゃなければ全然キツイ世界 中腰で走る姿がヘタレ山ちゃんに見える?ここはもっとかっこよくして欲しかった 同様に歩く姿が肩いからせすぎでちょっと似てない? 銃で殴って攻撃はなくてよかったのでは?やっぱ目の前でも(目の前だからこそ?)一弾倉ほど敵に叩き込みたい!ルートが迷路(ルートを探しててセカセカ動いてしまうので酔ったという感想のプレイヤーが多かったのでは?)スパスショットガンの破壊力とマズルフラッシュがまったく足りてない 20mは吹き出してもらわんと...火が廊下の端から端まで届くくらいで一発で目の前のオブジェクトが全部壊れるほど極端にして欲しかった...ロクの顔が夢にでるほど恐い...以上です
COMMENT
マックスペインに感激しつつ心のどこかで一抹の寂しさを感じていたジョンウーファンのためのゲーム、熱い男たち御用達の一品です。前から欲しくてたまらなかったけどPS3がなかなか買えなくて今頃のやっとプレイです。(xbox360は子供に却下)でもほんと最高です。ボクはこのゲームをプレイするために20年もゲームを続けてきたのかもしれないなぁ。