【PS3】侍道3 レビュー
発売元 | スパイク (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008-11-13 |
価格 | 7770円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon / 侍道3plus レビュー |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクション・アドベンチャー ■ プレイ人数:1人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 1pt | 2pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt |
45pt
GOOD!
エンディング多数、やりこみにはもってこい。ショートストーリー&エンディングで少ない時間でもすぐクリアできる。
BAD/REQUEST
製作者が自覚している通り、画質にこだわっているとはお世辞にも言えず、PS3をHDMIコードでテレビに繋がないかぎり、PS2程度の画質レベル。エディット要素も選べるパーツが少ないため楽しめず、キャラに感情移入しにくい。
COMMENT
アイデアは素晴らしいが、画質そのものがレベルが低く、アクションゲームとしては技が出にくいなど、気になる点が多い。もう少し感動がほしかった。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 1pt | 3pt | 2pt | 2pt | 3pt | 2pt |
44pt
GOOD!
・主要人物すら倒せてしまう。
・自分の行動で町や村での評判に変化がでる。
・マルチエンディング
・刀や槍、型を作成出来鍛えることも可。
・MMORPGのように装飾品が見た目に反映される。
・動きが軽やか。
・キャラのカスタマイズが豊富
BAD/REQUEST
・何をするか、まったく解らない。
・ひたすら、お使いゲー。
・水の表現がひどすぎる。セメントが流れているのか?と思うほど。
COMMENT
まー、良いトコの方が多いですが、正直クソゲーですね。
ストーリーを追いながら…的なものを想定していたので残念です。
町や村の人々の浮世をこなし自分の評判を上げ、対立する3つの勢力と
自分が共存していくのがテーマのゲームです。
なので、やる事は何もなく自分が全て決めてやるだけです。
これを「自由度」と言ってしまえばそうですが、あまりにもお粗末だと思う。
「束縛」されるから「自由」が欲しくなるのが普通の感覚だと思います。
ですが、侍道3は「自由」しかありません。
これが楽しめる方には神ゲーとなるでしょう!
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 5pt | 4pt | 4pt | 2pt |
81pt
GOOD!
■抜刀/土下座システム
イベント中、通常時を問わず何時でも抜刀/土下座が出来る。心配してくる相手に唐突に抜刀したり、商人に土下座して恵んでもらったりと楽しい。
初めは罪悪感があって恐る恐る裏切っていたが、最後にはパーツ集めの為に完璧な辻斬りになっていた。
夜中歩いていると不審者が襲ってくるが、どう見ても主人公の方が危険です。
■必殺
このゲームは多人数での戦いでも基本1対1で戦いますが、敵の攻撃の合わせが成功すると必殺状態に入ります。
この状態では雑魚敵を一撃で仕留める事が出来、次々と敵が斬られに来てくれる様はまさしく時代劇の殺陣。100連殺決まった時は脳汁が溢れました。
■刀・構え
無手、上段、中段、下段、居合い、脇、片手、忍者、二刀流、忍者二刀流、槍と構えの種類が豊富。槍スキーなので個人的に槍が強かったのが嬉しかった。
鍛えた条件により名刀、神刀、妖刀と銘々出来るのも良かったのですが、槍も名刀になるのは残念でした。
説明書に書いてないが、刀を拾う瞬間□ボタンで掴んで投げられるのには驚いた。実用性は低いが見た目的に格好良い。
■容姿変更
頭部、服装、装飾品変更に、(条件を満たせば)全NPCを使用可能。オプションの透明人間が解除されれば装飾品だけの化け物も作れます。
頭部は髪やマゲの有り無し、装飾品は拡大縮小、移動、角度変更を抜刀時/納刀時でそれぞれ設定でき、普段は三度笠を被り戦闘時は脱ぐといった細かい指定もできます。
■勢力・イベント
この世界には四つの勢力「藤森軍」「桜花党(反抗勢力・山賊)」「御幹町(商人)」「高種村(農民)」(と、どこにも属さない浪人組)が居り、どの勢力に肩入れするか自由に選べる。桜花党に入党すると街中で藤森軍に警戒されたりと反応が変わって面白い。各勢力を一人でも殺すと敵対してきて、商人にすらリンチされたのは笑った。というか商人のリンチは本当に酷い。「くず野郎!」「帰れ、物乞い!」「チンピラが!」と叫びながらフルボッコされて、あれで抜刀しない剛の者は居るんだろうか。
町民、農民ともに(嫌な意味でも)個性的で、特に渡世人(依頼人)はメインキャラより好きだったりします。小イベントも結構あるみたいで、店主を殺した後に用心棒が生き残っていれば用心棒が第二の店主の道を歩んだりと色々と試してみるのも楽しいです。
■伴侶
条件を満たせば連れ歩いたり同居したり出来る。メリットのあるキャラばかりでないがついつい伴侶にしてしまう。
何日も帰らないと浮気してたり斬りかかって来るキャラも居ますが。
伴侶の好感度は周回引継ぎ出来るので誘い易いのは◎。
■難易度
易しい〜一撃死まであり。難易度によって落とすパーツが違ったりと低難易度にも意味がある。
これを楽しめるか作業と思うかでこのゲームが合うか合わないかが決まります。
■快適性
アイテムのクイック使用、刀の選択、全体MAP移動などがメニュー画面を開かずに操作出来る。刀も拾う前に能力値が見え、アイテムを捨てるのもボタン一つで決定出来るなどユーザーに優しい仕様。でも全体MAP移動(L3)は斬りあい中に時々誤爆します。贅沢を言えば拾う前に重さが表示されて、通常画面で刀を捨てれたら刀集めが楽だったんですけど。
■熱中度
ともかくやり込み要素が多い。100時間遊んでても見てないエンディング、小イベントがあります(見ようと思えば見えるんですけど)。刀を集めて鍛えて技を覚えたりと、蒐集癖のある僕には最高のゲームです。何十時間もかけて刀を集め、技を覚えきってからがオリ刀作りの始まりです。好きな人はとことんハマる。嫌いな人は10,20時間で飽きる、そんなゲームです。
BAD/REQUEST
■ロード・処理落ち
ゲーム読み込み時(ソフトリセット時)や他のMAPへ移動する際に数秒のロードがあります。何故HDD対応にしないんでしょうか。
あと多人数で戦闘しているとたまに処理落ちします。必殺モードの時は楽になるですけどね。
■キャラクター
ちょっと薄い感じがするかな。皆割りと常識人というか……桐江なんて顔はキワモノなんだからもっと外道で良いのに。
でも最初うじ虫とか言われてた桐江に「お前は好きに攻めて良い」と言われた時は、分信頼されてるなってちょっとグっときた。
■抜刀/土下座システム
売りである抜刀/土下座システムが上手く機能していない点。「ここはオレに任せろ!」とばかりに抜刀すると何故か乱心した事にされたり、自分の想像していた展開にならない時がある。土下座に至っては早く土下座してしまうとイベントキャンセル扱い、(当たり前かもしれないが)戦闘中に土下座しても許してくれない奴が多数と使い時が良く分からなかった。侍が地べたに頭擦り付けてんだから許してくれよ……。
■刀の重さ
軽いほど刀の振りが速く折れやすく、重いほど刀の振りは遅く折れにくい、という特性なのですが、刀のレベルをMAXまで上げると硬度が一切減らなくなり折れない為、「折れにくい」というアドバンテージが消えます。結果、重い刀=遅いだけの刀に。故に下記のオリジナル刀作りでも重さが最大の障害になります。
せめて重さを減らすシステムがあれば死にパラメータにならなかったと思うんですが……。
■オリジナル刀
制限が厳しすぎる。
まず重さが0以外のパーツを選ぶデメリットが大きすぎる事。重さ2〜3なんて真面目に使う気が失せる程振りが遅いのに、好きな刀身が重さ2以上だとどうしようもない。元の刀より重いパーツもあるので場合によっては既存の刀を鍛えるほうが強くなる事も。
次に技ポイントについて。技ポイントを消費して技を選びますが、技ポイントを重視して性能の低いパーツを許容するか、性能を重視して技を諦めるか。そもそも技ポイントの総量自体が少なく、同じパーツを使い元の刀を再現しようとしても技を全て覚えられないという点も不満。
最後に再現出来ない刀がある事。殆どの刀は再現可能ですが、マグロや竹やり、ネギ、ホウキ、小枝、木刀など作れない刀があるのが不満。基本ぶっ飛んでるゲームなのにここをリアルにする必要はなかったんじゃないでしょうか。
と、不満たらたらですが、やはり厳選して作り上げた刀には愛着が沸きます。妖刀「かりん刀」とか神刀「滅却」とか名前考えるのも楽しいですよね。
■容姿変更
NPCの足の速度。主人公が最速で他はどうしても遅くなってしまう。特に爺さん婆さんは常に抜刀していないとまともに走れないのは困りました。
■勢力・イベント
「オレは農民の味方だぜ。藤森軍も桜花党も全部ぶっ殺してやるぜ!」とか思ってても、藤森、桜花に所属しないと両勢力では渡世(依頼)も受けれないし、余りイベントが発生しないのは問題だと思います。少ないわけじゃないんですが、何十週もプレイしてるともう少し違うルートが欲しかったかなと……贅沢ですか。
■伴侶
総勢14人居ますが汎用グラが多いのはかなり不満です。イベントも少なく、もう少し工夫して欲しかった。
就寝時に添い寝してくれて嬉しい……キャラも居るんですが、毎回同じ話を繰り返してスキップも出来ないのは厳しい。
■非道
非武装のNPCを攻撃すると非道判定され侍点が-50点されます。一回殴る度にマイナスされるのはきつい。せめて殺した時だけにしてくれたら……。
ついでに逃げる(武装、非武装)キャラはロックオン出来ないので攻撃が当てにくいのも困り者。買い物後に店主を殺して金を回収しようとしたら逃げられて凹むのは日常茶飯事です。
■子供と動物
斬れたら問題なのは分かりますし、普段は斬りたいとは思わないんですけど。ふざけて殴りかかってくるリアルな子供像は勘弁して下さい。
■スリ
このゲーム最大の敵。怨敵。
大金を持ち歩いていると突如スり去っていく。盗まれる金額が半端なく、一週間かけて集めた4000文スられたりとマジギレ出来ます。マジで。
しかも、蹴り攻撃して動きを止めると「無礼者!」と偉そうに抜刀してくる。盗人猛々しいとはこの事です。
逃げ足が早く対応をミスるとアウトなので、逃げていくスリにジャンプ蹴りを当てる練習は必須。幸いスリ化する浪人の容姿は決まっているので、見つけたら悪即斬しましょう。金を預けたら出ないのですが、家まで戻って預けるのが面倒なんですよね……。
■侍殺し
足音もなく後ろから襲い掛かってきて楽しいのですが出現率が極端に低い。何か条件があるのかもしれないが、150時間プレイしてて三回しか戦った事がないのはかなり物足りません。もっと戦いたいんですが……。
■天奈城
侍が少なすぎる。あんな手薄な警備で城を守れるとは思えない。桜花党より少ないってのはあんまりじゃないでしょうか。
■家
どの勢力に属していても高種村の家を利用するのはちょっと雰囲気を損ねている気がします。それぞれ宿舎があれば……。
COMMENT
グラフィックはPS3としては下から数えたほうが早いレベルですが、その分自由度を上げているとの事で、実際概ね満足しています。
良い意味でのB級ゲームで、周回前提のやり込みや刀の収集、オリジナル刀作りを楽しめない人には向かないゲームです。
キャンセル出来る技を探してオリ刀作ったり、周りに敵を押し付けて高みの見物をしたり、白刃取りで刀を折って遊んだり、装飾品でカスタマイズしたり、刀をコレクションしたりと自分で遊びを見つけるタイプの方は是非プレイしてみてください。
全102本の刀、全85の装飾品、全759の技に全598の見切り技が貴方を待っています。
驚いたのはHDDにインストールしないゲームなのにアップデートがあった事。
バグの修正から難易度調整、イベント変更などアクワイアをちょっと見直しました。
Amazonレビュー
レビュー日: 2014-06-10
○有る程度、自由に行動出来る。
○主人公だけに、魅力を感じる。
○会話の途中で、刀を抜ける。
○武器の種類が豊富で、倒した敵からも
色々と拾える。
○ローディングは、そこまで長く無い。
(ただ、ちょくちょく入る。)
○走りながら刀が抜けるのが、格好良いと思った。
■BAD■
×女性キャラクターに、魅力を感じ無い。
PS3なのに、グラフィックがヘボいから
だと思います。
×主人公の他に、魅力的なキャラクターが居ない。
×ココは行けるだろって思える場所に行けず、
見え無い壁が有り自由度が無い。
×PS3のソフトは、川等の水の表現は大体
綺麗なのに、侍道3はPS2並の水の流れ。
×段差に手を使って、登れる様にして欲しかった。
わざわざ、遠回りするハメに。
×一般市民や、脇役等の言葉が微妙。
×カメラ ムーブが遅く、快適とは言え無い。
■感想■
侍道は1、2が面白かったので、
3が安くなった所を狙って購入
しました。
侍道の1は凄くハマり、2はPSPで
持ってました。
今回PS3ですが、一番 出来が悪いですね。
自由度は殆ど無く、自由に歩ける物の、
ステージが狭いのと、エリア移動が
面倒です。
オープンワールドにすれば良かったと
思いますが、やはりエリア移動がウザい。
手を使って、手が届く程度の高さの壁に
登れたりすれば良かったのに。
主人公は割りと格好良い感じですが、
脇役に魅力が無いので盛り上がりません。
グラフィックが雑で、PS2でも頑張れば
出来るレベル。
GOOD!
−1−
イベント中に抜刀、土下座が出来る。後者はあまり意味が無いが、前者はより選択肢を増やす結果になったので、悪くは無い。
−2−
戦国の世が舞台。
立身出世をするあの人、と呼ぶあなたはもしかして…… と言うように、戦国時代が好きな人であれば、時々気になる要素が出てくる。
−3−
峰打ちが追加され、殺し一辺倒であった前作より、戦闘での選択肢が増えた。
仕方無く戦う時に、殺さずに終わらせられるのは、心理的にも優しい。
BAD/REQUEST
−4−
日数が無限になり、イベントを進めない限り、物語が進まなくなった。
侍道は、物語が大きく動く数日間の中へとやって来た侍の生き様を楽しむ所に魅力があると思っている。何もしなくても進んで行く、核となる物語があり、そこに侍として参加する事で、物語と、結末が変化して行く。もちろん、物語に参加しなくても良い。
しかし今回は、イベントを発生させない限り、物語が動かなくなった。これでは、強制的に物語に参加させられるようなものである。
「何もしないままで期日が過ぎると、自動的にこのエンディングになるが、それまでの行動によっては、色々と分岐して行く」この基本スタイルを続けたまま、さらに進化させた侍道を見たかった。「何をやっても良いと言う自由では無く、ある程度縛られた中での自由」これを突き詰めれば、生き様がダイレクトに物語や結末に繋がる、真に面白い侍道を作り出せるはずだ。
いつになっても、特定の人物のみが物語に関るのは、時代遅れだ。そこにいる人全員が固有の人物で、誰かに何かをすれば、何かが変わるようにして欲しい。
人を殺せば関係者全員に影響があり、場合によっては、殺された親の子供が敵討ちを挑んで来る,お金を使うと、その店に関係する人が裕福になる,立身出世をし、お偉いさんとして政治や戦を行うなど、可能性はいくらでもあるはずだ。
何かをすれば、必ず何かが帰って来る。次こそは、そのような世界を作り出して欲しい。
−5−
無抵抗の者を切ると、得点が大きく減るようになったが、これは良くない。殺人鬼と言う生き様もあると言うのに、それを縛るのは良くない。
今回もまた、子供を切れない。無敵の人物を作るのは、激しくリアリティを欠いてしまうので、絶対に止めて欲しい。興が削がれる。
COMMENT
−6−
悪い所でもあげたように、私は、さらなる進化、生き様が世界を動かして行くような、さらなる自由度の向上を求めていた。
ストーリーを無視して暴れられるのでも無く、自らがストーリーを作り上げて行くのでも無く、その時代、その物語の中で自らの生き様を示す。その結果たどり着いた結末に、しっかりとした必然性があるような、そんな侍道がやりたかった。
上手く作れば、海外の、自由度を売りにしているゲームとはまた別のベクトルで、究極の自由度を持ったゲームを作り出す事は可能である。
すでに4は出てしまったが、5では、本当の意味での進化を望んでいる。