【PS3】輸入版:DEAD SPACE レビュー
発売元 | Electronic Arts (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008-10-14 |
価格 | 0円(税込) |
レーティング | (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 | ■ ジャンル:アクションアドベンチャー |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
82pt
GOOD!
■オリジナリティー
怖いです。かなり怖いと思います。
暗い船内を歩くのはとても不安になりますし、
敵(ネクロモーフ)も凶暴すぎて怖いです。
突然現れたりしたときなんか、もうパニックです。
だけど、面白いんです。
怖いけど、それを乗り切ったときの達成感がハンパではないです。
それゆえなのか、すごく続きが気になり、没頭してしまいます。
戦闘では戦略的部位破壊という、敵のあらゆる部位を狙って攻撃する
システムがあるのですが、これもまた面白い。
脚を撃てば動きが遅くなるし、腕を撃てば攻撃が出来なくなったりします。
自分の状況に合わせて好きに敵を倒せるこのシステムは良いと思いました。
また、ただずっと一本調子でもなく、
所々に映画のような演出も見られ、よく出来てると思いました。
ホラー版アンチャーテッドみたいな感じでしょうか…?
■グラフィックス
とてもキレイです。
ステージの隅々まで丁寧に作りこまれています。
逆に荒いと思われる部分はあまり見当たりませんでした。
■サウンド
とてもリアルで、世界観によく合っています。
敵が現れたときのBGMは不安になりますし、
宇宙空間に出たときの音(ほぼ無音ですが)はすごくリアルに感じました。
■熱中度
気づいたら没頭してたって感じです。
一回のプレイで大体30分〜1時間半程度でしょうか。
上記のとおり、映画のような演出もあるので
短い時間で濃い体験が出来ると思います。
■満足度
1周がそれなりに長く、ボリュームはかなりあります。
案外自由なプレイができるので(オブリビオンのような自由ではなく)、
そこも満足です。
また、難易度調整がとても良いです。
難易度が低いと死亡のリスクが減るため、
多少怖いのが苦手な人でもプレイできるようになってます。
逆に難易度が高いと緊張感もグッっと高まり、
究極の恐怖体験が出来ると思います。
■快適さ
ロードの利用が上手いです。
ゲーム中は目立ったロード画面はほぼありません。
すべてエレベーターの中や、ドアを開いている最中に行われるので快適です。
また、右スティックを押し込むことで
次の目的地へ案内してくれるので
とてもスムーズにゲームが進みます。
操作性も結構良かったです。
BAD/REQUEST
■オリジナリティー
これはゲームの性質上、仕方ないことなのですが、
とてもグロいです。やりすぎなくらいです。
日本での発売禁止が頷けます。
自分としては大丈夫なのですが、人によってはダメでしょう。
■快適さ
リスタート時のロードがやや長いです。
また、英語なのでストーリーなどは少々分かりにくいです。
COMMENT
HDTV使用。
恐怖度も満点ではありますが、ただそれだけではなく、
すごく丁寧に作りこまれたゲームでもあると感じました。
宇宙という舞台、凶暴なネクロモーフ、グロテスクな表現…。
そういった様々なものが上手に組み合わされた結果、
このような素晴らしいゲームになったんだと思います。
ホラーゲームファンにとどまらず、アクション・シューティングゲームが
好きな方にもお勧めできる作品です。
少しでも興味がある人は是非買ってみてください。
すごいゲームですよ、これは。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 2pt |
98pt
GOOD!
箱版を持っている知人の薦めで購入。洋ゲーは他にGTA4、CoD WaW等をやっておりますが英語力は殆ど無い者のレビューです。
・オリジナリティ
ゲーム性自体はバイオ4、5と同じ様な視点のTPSタイプのゲームですが多くのゲームにありがちなHUDを殆ど廃し、HPメーター等は主人公の背中に表示、アイテムメニューやマップは開いた時に自分の周辺にホログラム表示させる等、無駄な表示が無く非常にすっきりした画面構成になっています。その為、ゲームと言うよりも映画の主人公をそのまま動かしているという感じが強く、没頭出来ます。この点は斬新さを感じました。またクリーチャーは最近のゲームによくあるゾンビやいかにもモンスターやエイリアンといった安ぽっい物では無く、人間が宇宙生命体に侵されて異形化したというデザインが見るからにおぞましく映画「遊星からの物体X」等の古き良きホラー映画のクリーチャーに通じるものがあります。この点も逆に新鮮さを感じました。
・グラフィックス
優れた光源処理のお陰で光と影の表現が素晴らしく、影の揺らめきや物体の質感が良く出ていまし、壁や床に付着した血のぬめり具合等恐怖の演出にも一役買っていると思います。また宇宙船から垣間見れる宇宙空間の風景はあまりの美しさに思わず見とれてしまいました。また無重力空間での物体の浮遊感も良く出ており、宇宙という描写が良く出来ていると思います(CoD4が空気感を良く出しているゲームといえるならばDEAD SPACEは宇宙感を良く出したゲームといえるでしょう)
・サウンド
ゲーム中殆どの場面で不協和音を元にした、いかにも何か出そうな感じのBGM(よくホラー映画で殺され役の人が一人で暗闇を歩いている時に流れる様な感じの)が流れており嫌でも緊張感を駆り立ててしまいます。SEも化け物の恐ろしい雄叫びや呻き声、得体の知れない何かがダクト内を這いずり回る様な音、遠くから鳴る物体の落下音、突然鳴ったりする機械の稼動音等、常にビビらずにはいられません。恐怖を煽るサウンドに関してはこのゲームがピカイチだと思います。
・熱中度
ゲーム内の恐怖を煽る演出も素晴らしく、化け物が突然排気口から出て来るのは当たり前、倒したと思って安心したのも束の間、数秒後にバリーンと次の奴が出てくるのもザラにあり、たまに生存者に会えても理解不能な行為に及んだりして、妥協の無い恐怖に怖い物見たさでついついプレイしたくなりますが、まめに小休憩を取らないとあまりの怖さゆえに連続プレイはきついです。でもまたやりたくなってしまいます。次に戦闘ですが相手は人間の面影を多少残した異形の生命体だけあって頭吹っ飛ばして終わりという常識は通用しません。頭部が千切れ飛んでも構わず襲い掛かってくるので、まず足を千切って動きを鈍らせ、次に腕を千切って攻撃手段を奪うという事が重要になります。(実際殆どのクリーチャーの弱点が手足に設定されている)正に攻防一体といった形でよく出来ているシステムだと思います。集団で猛スピードで襲ってきて手足を狙う余裕が無い時でも物体の動きをスローにする特殊能力(回数制限有り)を駆使することでうまく立ち回れたりして戦略にメリハリが出るのでこれも熱中度を高める要因だと思います。
・快適さ
当然の如く会話やメッセージはすべて英語で仲間の通信でミッションの指示をされても何処に行って何をしたらいいかまったく分かりませんがこのゲームはRスティック押し込みで通路上を光の線でナビゲーションしてくれるので迷う事はまったく有りませんでした。関係無い所に寄り道して様が正確にナビしてくれるのでわざわざマップを開いて現在位置を確認といった面倒な事をする必要も無いです。このシステムは他のゲームも見習って欲しい親切さだと思いました。
また、ロード時間もチャプター開始時に少しあるだけでゲーム中はまったくといっていい程無いです。(厳密に言えばありますが移動中や扉を開ける時に内部でうまく読み込んでゲームが止まらない様に処理されています)また、日本のゲームにありがちなムービーなんてのもゲーム中殆ど無く(ゲームのオープニングとエンディングくらい)会話や通信や買い物等もすべてリアルタイムで行われる為、長いロードや故意の中断でイライラさせられる事も無し。
あと、操作性に関しても十字ボタンで武器の切り替え、回復薬使用も□ボタン一つで可能なのでわざわざアイテムメニューを開く必要も無し、武器と弾丸等は別枠なのでバイオ5みたいな並び替えも必要無しと非常に快適でした。
・満足度
グラフィック、サウンド、ゲーム性すべてにおいて妥協の無い作り込みで非常に満足しています。私は北米版新品を5,000円で買いましたが、8,000円で買ったとしても満足度は変わらないと思います。
・難易度
上記の様に部位破壊や特殊能力を駆使すれば比較的緩いと思います。一発死トラップも多いですが理不尽な物は無いし、初見で引っ掛かってもすぐ傍のチェックポイントから再開出来るので投げ出す事は無いと思います。物足りない人は最高難易度か使いづらい武器での縛りプレイをすれば良いだけだと思います。
BAD/REQUEST
・武器の性能差
7種類の武器が有りますが実際使えるのは3種類くらいで残りはゲームをクリアする上ではまったく使わないくらい使いづらいです。だだし、強化をすればそこそこは使えますので1周目は使える武器でプレイして2周目にそれらの使えない武器でプレイするのも一興だと思いますが…
・敵の出現パターンが一定
敵の出現パターンは完全フラグ制ですので1周目はドキドキさせられますが2周目はパターンが分かっていれば恐怖感が半減させられるのが残念な所です。出現パターンにランダム制を持たせても良かったかもしれません。
・過激なグロ描写
あたり一面惨殺死体の山、敵や転がっている死体を故意にバラバラに出来る事、飛び散る血飛沫、主人公の死に様等もかなり過激なシーンが多いのでそれらに耐性が無い人は手出し無用です。もちろんホラーにまったく耐性が無い人にもオススメ出来ません。
COMMENT
26型HDTV HDMIケーブル使用。
総評を言えば世界観は違いますが恐怖感、操作性において言えばこのゲームこそがバイオシリーズが次に進化すべき形だったと思います。て言うかこのゲームを抜きにしてバイオ5は「恐怖の頂点」などと安易に語らないで欲しい。過激な表現故日本版は発禁になってしまった経緯がありますが規制を入れたらこのゲームの魅力が半減してしまうのでそれで正解かもしれません。
ですのでホラーアクションが好きな人やバイオ5でサバイバルホラーとしてのゲームに失望した人は是非やってみて下さい。あと、ストーリーも良く出来ていますので英語が分からなくてもwiki等の翻訳サイトを見ればより世界観に没頭出来ると思います。(見なくても雰囲気でなんとなくは分かります)
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
73pt
GOOD!
・銃を敵の腕に撃てば腕がちぎれたり、足に撃てば足がちぎれたり、首を撃てば首がちぎれたりなど撃った場所によってちゃんと部位破壊が出来るので面白い、又足を撃ったからと言って敵が動けなくなるのではなく手ではいずりながらこっちに向かってきたり、首を撃っても首なしのままこっちを襲ってきたりと恐怖感も楽しめる。
・普段はほとんど無音なのにいきなり効果音と共に敵が背後のダクトや天井から襲ってくるのでその度にびっくりしたり、びくびくしながら敵は来ないだろうかとドキドキしながら進むスリルが面白い。
・日本版がないゲームだが右スティックを押しこむと青い光の線が床に走り次に進むべき方向を親切にも示してくれるので英語が分からなくても進められる点。
BAD/REQUEST
・クリアまでに何匹かボスが登場するのだが正直どれもこれもかなり弱い・・雑魚的数匹が一斉に襲ってくる方がよっぽど辛いと感じるぐらいの弱さでした、少し残念。
・舞台が宇宙船という事もあり最初から最後まであまり変わり映えのない風景で、同じような風景なだけに敵が襲撃してくるのもダクトからとか毎回同じようなパターンで少し慣れてくると飽きるかも。
・少しドアが多すぎる、ボタンを押してすぐ開くドアはまだいいもののボタンを押してから何秒か待たされるドアも多いので少しストレスを感じました。
COMMENT
・日本版が発売されてないので当然全編通して英語による会話でストーリーが進んで行くのでストーリーは正直自分は全く分かりませんでしたので、ストーリーが分かればもう少し高評価になっていたかもしれません、しかしストーリーが分からなくても十分楽しめる程のゲームでした。このゲームは攻略サイトに会話の日本語訳が載っているので面倒ではないという人は見てみるといいかもしれません。
・グロテスクな表現が多く、恐怖感もあるもののゲーム自体の難易度はTPSの経験が全くない人でも初回からEasyではなくNormal選んでも大丈夫なぐらい簡単です。
・全部で12chapterあるが初回なら1chapter1時間ぐらい?でまあ余裕を持って見ても15時間あればクリア出来ると思います。
Amazonレビュー
レビュー日: 2013-11-17
昔は洋ゲーはちょっとなと思っていましたが本作で考えが変わりました。
何が起こっているかわからない恐怖や閉所の恐怖などシリーズ1作目だからこそのネタバレの無い面白さがあります。
操作もとっつきやすいし英語がわからなくても優秀なロケーターがあるのでゲーム進行には全く問題ありません。
おすすめです。
GOOD!
グラこそ平均的なものの閉鎖された宇宙船の光と影の具合が良い恐怖演出になっとる。
暗いステージでは一歩進むだけで、曲がり角の前で心臓が飛び出しそうになるくらい。
ストーリーは王道パニックSF(宇宙)なのだが色々な作品の良い要素だけを全て上手い塩梅でミックスしたもんだ、と感心した。
とにかく恐怖へのこだわりが感じられる。
サウンドが素晴らしいのも恐怖へのこだわりだろう。
暗い船内を歩くだけで突然現れるモンスターへの恐怖で嫌な汗をかくがそれを助長させるダクト内を移動するモンスターの足音、女性の鳴き声、金属パイプが落ちた様な音、そしてモンスターの怒号・・・しかし宇宙だと音が全く止み主人公の呼吸音と心音だけが静かに聞こえる。
グラにも言えるが音そのものよりもやはり演出の美味さが光る。
一週目は恐怖で熱中し二週目からは恐怖の先の最大難易度に熱中。
それでもボリュームを時間で計算すれば大したものじゃない。
なのに長い時間プレイした気がするのは心臓への負担のせいだろう。
ゲーム仕様については常に扉のロック解除やエレベーター内で次のエリアのローディングを済ませておりシームレスに恐怖の連打をくらえる。
セーブポイント設置箇所も多くストレスフリーなプレイがより映画的なゲームに没入させてくれる。
武器は一つしか用意されていなく他は飽くまで工具と表記する、まぁ実際は武器なのだけれどもそんな細かい設定一つ一つが主人公の魅力を引き立てる。
ただの最強のエンジニアを操作するうちにどんどん病み付きになる。
英語ができれば文句が無いだろうがゲーム進行の上での言語の壁は殆ど無い。
次の目的地なら手から発射される青いビームで補完されとるし何より主人公の心境など誰も知れない。
何故なら主人公に用意された台詞はモンスターを踏み潰す時やモンスターの爪に引き裂かれそうになった時のうめき声だけなのだから。
これで満足できなきゃもうこれを超えるホラーゲームなんてないぞ。
BAD/REQUEST
悪い所も多少。
例えば他の洋ゲーに比べれば少ないにしてもバグがある。
まぁ致命的なものは無いのだが進行不可能なバグが発生する可能性もある。
チャプター毎のセーブを忘れなければ問題はない。
あとはこのゲームの悪い所で書くのはためらわれるがグロい。
いや、むしろ良い点なんだが間違ってもポップなゲームを楽しみたい人間向けじゃない。
COMMENT
ホラーゲームの金字塔となる作品。
何故だか無口な主人公に愛着が湧いてきたり最初は恐ろしかったモンスターもじっくり観察すると可愛かったりと不思議な魅力が詰まったゲームだ。
攻略サイトには日本語訳もかなり丁寧に掲載されとるし何せ暑い夏の夜には最高の納涼になる。
ワシなんかこのゲームをプレイしてからは宇宙系SFに目覚めてしまってブルーレイレンタル額がとんでもない事になった。
やっぱり宇宙にはロマンがあるな、うん。
続編で会いましょう(PS3の続編にはリミテッドエディションがあってWIIで発売されたソフトが丸々収録されとるからそっちもファンにはたまらん)