【PS3】白騎士物語-古の鼓動- レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008-12-25 |
価格 | 6980円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:RPG 【EX Edition(廉価版)】 ■ 発売日:2009/10/08 ■ 価格:3,800円 通常版にて無料配信中のパッチVer2.00を適用したものと同内容です。 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
0pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt |
58pt
GOOD!
■グラフィック
まずまず綺麗。街やフィールドは上々だと思います。
装備を買えると見た目が変わるのも嬉しい。
■熱中度と戦闘
成長の自由度が高く、キャラクターを育てたいがために戦闘が苦にならない。
ACシステムがアクセントになっており、コンボの使いどころを悩めるのも○。
部位攻撃の概念があるのも面白いと思います。
戦闘や育成はそこそこ面白いゲームだと思いました。
が、素直に喜べない理由もあります。それはBADに書きますが・・
■ロード?
ロードは決して早くはないのだが、一回で落とす量が多く、
一度ロードをしてしまえば、しばらくロードがない。
滅茶苦茶広い街やフィールドをノンロードでプレーできるのは嬉しい。
BAD/REQUEST
■オリジナリティ
悪い言葉を使います。ごめんなさい。
このゲームは、パクリ過ぎです。
戦闘は、FF11とFF12のパクリです。
FF11のマクロシステムもパクってますね。
成長システムは完全に世界樹のパクリです。
素材や鍛冶、部位攻撃なんかはモンハンのパクリです。
某街は、ハウルのパクリです。
ローグギャラクシーもそうでしたが、他社のゲームのものをパクり過ぎです。
評判良かったものをかき集めれば面白いものが出来るだろう的な悪意すら感じます。
よって、オリジナリティ0点。
■グラフィック
キャラクターが非常に残念な感じになっている。
レナードやユウリ、エルドア等、原画では非常に魅力的なのに、
3Dキャラの出来がひどい。全く別の人だし、魅力のないキャラクターになっている・・。
後はテクスチャー。
場所によって仕上がりに差がありすぎて凄く気になる。
エルドアや悪役のハゲのテクスチャはアニメタッチなのに、
その他キャラは味気ない単色テクスチャーとか・・。
マップのテクスチャも凄まじく綺麗な岩のテクスチャがあったかと思えば、
え?PS2?くらいのレベルのテクスチャまで様々。
■快適性
・アイテムがドラクエのような個人単位所有なため、アイテムの受け渡しが面倒くさい。
・オートランがないため、走りながら地図を見たり、走りながらチャットが出来ない。
・フィールドやダンジョンのMAPが広すぎる
COMMENT
自分はこのゲームを楽しんでいます。
ただ、それは世界樹が好きであり、FF12が好きだったからです。
決して白騎士が面白くて、プレーしている訳ではないと思っています。
自分みたいな人はこのゲームをそれなりには楽しめると思います。
ただ、Level5への怒りと呆れも感じます。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 4pt | 3pt | 3pt | 1pt | 1pt | 1pt |
40pt
GOOD!
とりあえずオフだけに絞って。
・画面が結構綺麗。
・人によっては悪い面かもしれないが、HPやMPが自然回復していくので、割と楽だった。魔法もMPを気にすることなく使えた。
・今時、変身というベタな方法が逆にGOOD。
BAD/REQUEST
・システム面がとにかく面倒。メニューをもっとシンプルに使いやすくして欲しい。
最初は移動中の魔法の使い方がわからなかった。なぜメニューウィンドウを複数にわける必要があったのだろう。
スキル取得という項目はバトルセットアップ内に組み込めるのでは?
なぜわざわざ分けたのが意味がわからない。
こんな感じでメニューが整理されてない。そのうえわかりにくい。
アイテム関係が特に不便でイライラした。
その上、説明書が説明不十分。
・戦闘がとにかく冗長。オンラインを意識してあのシステムになったのだと思うのだけど、MMORPG的な冗長な戦闘で、テンポが非常に悪く爽快感がない。
雑魚の戦闘に異様に時間とられてイライラ。
そして下記の項目ともリンクするが、フィールド上に中ボスクラスの巨人系雑魚が多すぎ。
上級コンボか変身しないととてつもなく時間とられるのに、見返りが少ないので、ACがもったいなく変身したくない。でも変身しないともの凄く時間とられる。結局変身する。で、減ったACを取り返すために雑魚との戦闘を強要される。
・上記の項目とリンクするが、ACがやたらたまりにくい。
そのくせ、減る時は一瞬。
そのせいで、いつ訪れるともしれないボス戦のためにAC稼ぎとして時間のかかる雑魚との戦闘を強要されるハメに。
そしてコンボというシステムを作ったのに、AC消費を強制されるため、たまりにくい上に稼ぐための作業が嫌でACを使うのが嫌になり、コンボをそれほど使えなくなり、結局コンボの存在意義すら疑ってしまう事に。
・合成に意味無し。
合成で武器や防具を強化できるが、たいした効果(見返り)が期待できないので、結局次の街にたどり着いて新武器・新防具を買った方がよっぽどマシ&手っ取り早い。
じゃ、合成とそのために必要な素材の存在意義って?
・防具のバリエーション少なすぎ。
ゆえに、イベントシーンで登場キャラ全員が同じ格好になってしまうなんてしばしば。
みんな同じ格好だなんてキャラ潰しにも程がある。
各キャラの専用防具を揃えるべきだし、それが出来ないのであれば、せめて男性用と女性用防具の区別くらいつけて欲しい。
・スキル関係が割と無駄。
セットできるスロットの数に限りがあるため、やたらスキルが豊富な割に活用できない。
特に神聖魔法関係がつらい。
スロットに神聖魔法ばかりをセットするわけにもいかず、どうしても攻撃関係にも
スロットを割り当てなければならず、なおかつHP回復や復活系の魔法の割り当ては必須なので、補助系や状態異常回復系がどうしてもおろそかにならざるを得ない。
ていうか存在意義すらなくなってしまった。
スキルの豊富さとスキルをスロットにセットするというシステムのバランスがとれてない。
・所持できるアイテム数が少ない。
オンライン要素と倉庫を考慮して少なめに設定したのかもしれないが、ちょっと少ないのでは。
特に主人公は強制アイテムでいくつか埋まってしまうし。
・アバターはシングルシナリオに入れなくてもよかったのでは。
台詞0ゆえに存在感0で、存在してる意味がなかった。
・騎士の戦闘が大味過ぎて爽快だったのは最初だけだった。
COMMENT
一言でいうと、MMORPGのシステムにそのままオフラインRPGのシナリオを乗っけましたという感じ。
コンシューマ機のRPGというよりは、終始ひとりぼっちのMMORPGをしてる気分だった。
移動フィールドとバトルフィールドを共用していたり、合成関係の素材をフィールド上から採取するなんて、まんまMMOのノリ。
コンシューマ機の本格RPGだと思うと肩すかしかも。
システム関係は悪くはないのだけど、とにかく練り込み不足といった感じ。
ストーリーは確かにベタだが、ベタなのを期待して買ったのでそこまで不満は無し。
ただし完結してないってのは……。
ゲームだけに留まらず映画でもそうだが、
「好評だったから続編を作る」ならわかるが、結果も出てないのに続編あきりの作品の作り方を失敗したメーカーが沢山あるのに、なにも学んでないのかと思う。
まずは続編が作れるかどうかの判断をするため、ユーザーからのリアクションを受けやすいように一旦ある程度シナリオとして完結させておいて、その上で「もし続編が作れた時のために」という程度の続編のための予備伏線の張り方をするべきじゃないだろうか。
3部作で有名なバック・トゥ・ザ・フューチャーだって、3作目ありきの2作目の作り方だったけど、あくまで1作目の成功を考慮しての行動だった。
アコギな商売のやり方すると、ユーザーが逆に引きますよ?
ぱっと見、酷評になっているけれど、潜在能力はみえるRPGだっただけに、惜しいと言ったところ。
味付け次第で良作RPGになりえてもおかしくはなかったと思うだけに残念。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 2pt | 3pt | 2pt | 2pt | 1pt | 1pt |
40pt
GOOD!
●キャラメイキングの無限性
口の角度や目の幅、エラの大きさなど細かい設定に基づきユーザーの分身を作れる。
過去のコンシューマ機を見ても、ここまで作りこめるキャラメイクはオブリビオンくらいか。
●コンボシステムの充実
自分で覚えた技を組み立てる。この作業が面白く、戦闘で反映し気に入らなければ再考察…
新たな技を覚えたら再びコンボ作成…などなど。自分だけの必殺技を作り、
名前を付けることが出来るのでそれだけでもロールプレイに浸れる。
●フィールドのグラフィック
水の表現や砂漠の街の雰囲気など、フィールドの作りこみはPS3の性能を考えると十分及第点。
●声優陣のマッチ
主人公を含めたキャラクターにマッチした声優陣の起用は、それだけでドラマ性を感じることができる。
BAD/REQUEST
●王道という名の廉価版ストーリー
(※ストーリーに関しては個人の感性、好みもあるのは承知した上で感想を。)
物語が稚拙。これに尽きる。内容的には15歳前後の若者向けであるが、それでも突っ込みどころはかなりある。
また物語の節々にムービーが入るのだが、ユーザーに問い抱えるような疑問もなく、
物語の先を楽しませるサスペンス性もない。淡々と進行手順を説明していく会話が続いていく。
中身を重厚にするための伏線も中途半端で、エンディングを迎えてもなお繋がらないままのものもある。
●不親切なゲーム設計
最もストレスが溜まった部分であり、世に出回っている同タイプのRPG(具体的にはFF11やDDOなど)と比べると
お世辞でも良いとは言えないゲームシステム。具体的に例を出してみると…
1.戦闘時の距離の矛盾
攻撃の中には弓や魔法といった遠距離攻撃が存在し、先に挙げたFF11やDDOなどに見られるシームレス戦闘では
この「距離」に面白さが詰まっている。距離を詰められることなく相手を倒すことにこれらの遠距離武器の存在価値があり、
そういったプレイスタイルを頭に思い描くプレイヤーも多いと思う。
しかしながら白騎士物語では敵が距離に関係なく攻撃してくる。すべての敵が遠距離攻撃といっても過言ではない。
2.疑問が浮かぶインターフェイス
回復アイテムや装備品など、すべてのアイテムは個人管理されるようになっており、一元化されたアイテム管理ができない。
これにより、アイテムのやり取りは一々キャラクター同士を選択し、渡すという手間をかけなければならない。
3.ポーズ機能が付いていない
シームレス戦闘ではPOPした敵がリンクし、襲い掛かってくるケースがある。
ポーズができないのでトイレに入っている最中、敵の集団に襲われ、戻ってきたときにはパーティーが全滅しているということも多々ある。
4.AIの設定の甘さ
自分が選んだキャラクター以外は任意の行動に委ねられるわけだが、火属性の敵に対して火属性の攻撃を行うなど
ストレスの溜まる動きを見せる。唯一味方のピンチにヒールを掛けてくれるのはありがたいが、
それ以外はほとんどの場合、裏切った行動を見せてくれる。
4.チャットシステムの使いにくさ
走りながらのチャットが出来ない。またチャットのウインドウも移動できない。
チャットログの住み分けも出来ない。これらも先ほどだしたFF11やDDOなど既存のゲームに比べるとあまりにもお粗末。
他にも多々不親切な部分はあるが、多すぎるので割愛する。
●オンラインクエストが少ない
今後のアップデートで変わってくる可能性もあるが、現状ではこうだ。
・ボスまで走る→ボスを倒す→レベルを上げる
〜を倒すというクエスト内容のものしか存在しない上に、チャットの不便さなども相まって会話する必要性もない。
単純な戦闘を繰り返すのみとなっている。
COMMENT
正直な感想として、凡作である。
批評する上で大事なことだが、既存のゲームと比較することができるということ。
今回はまさにそういった比較の上での結果である。
コンボシステムなど目新しいチャレンジは評価できるが、先に述べた不親切なゲーム設計のおかげで
台無しになっている。コンボシステムを使うまでの作り込みというものが、圧倒的に足りないと感じた。
先に述べたAI設定の甘さなどは良い例で、こういう隙間があるおかげで
ユーザーは本来必要のない命令をしなければならなくなり、ストレスが溜まっていく。
もっと極端言えば、十字キーとボタンを押す回数が他のゲームと比べて圧倒的に多いのである。
これらのバランスが次回作で改善されると良作になるかもしれない。
Amazonレビュー
レビュー日: 2009-01-15
続きがあるような終わり方をするゲームは他にもありますが、このゲームの終わり方は最悪でした。
普通、ある程度満足できたゲームであれば続編を期待したくもなりますが、このゲームには続編なんて期待もしたくないです。
ストーリーは三流。中盤からゲームをするのが苦になるほど。
クエストはどれも行ったり来たりが無駄に多いだけでおもしろみがない。
ゲームシステムについては、RPGとしては仕方ないのかも知れませんが、攻撃が届いていないのにダメージを受けるのが自分としてはストレスでした。
中古ショップの買い取り価格は2500円…
実感としては、定価がこのくらいなら許せる内容でした。
GOOD!
●アバター作成と騎士変身
キャラクリエイトがここまで細かに設定できるのは初めてかも。
自分好みの分身が作成できます。オフでは存在感が薄いですが
ライブパートでは自分専用キャラになるので愛着がわきます。
また騎士変身は、巨体同士の迫力ある戦闘が楽しめる点は評価
すべきでしょう。ただBAD面も考慮すると、「オリジナリティ」
は相殺されて3点かな
●グラフィックス
OPムービーの演出センスが良いです。またフィールドが壮大で
リアリティがあるので冒険感が凄い。それに装備を変えると、
ムービーにそれが反映されるのは新鮮でした。キャラの表情は
残念でしたが、「グラフィックス」は4点の価値はあるかと
●サウンド
OP曲が冒険感あふれる雰囲気抜群のいい曲。大型敵の重い足音や
敵の断末魔など効果音は凝ってる印象を受けます。戦闘BGMは
それほど印象に残りませんが、全体的には標準並の質はあると
思います。よって「サウンド」は3点
●シームレス
これだけのクオリティで、建物に入るときも戦闘に突入する際も
ムービーが入るときも、読み込み時間無しなのは凄いですね。
これだけなら「快適さ」は4点なのですが、BADな面が…orz
●マルチプレイ(オンライン)
白騎士の一番の魅力はこれかもしれない。ネット上の他の人と
協力してクエストを達成するのは結構面白いです。私がネトゲ
は初めて(でもチャットは好き)だったこともありますが、
ゲームの新しい面白さを味わえました。
オートマッチングで簡単にクエスト開始できる点も評価したい。
そのクエストに参加する他の人がいればの話だが
BAD/REQUEST
●戦闘のテンポが悪い
抜刀→コマンド入力可能待ち→入力でようやく攻撃モーションに。
さらに仲間キャラが対象敵を倒した場合、入力はキャンセルされ、
再度入力可能待ちになる…。オンライン仕様で仕方がない面が
あるのは理解できるけど、爽快感不足なもっさり戦闘
●雑魚敵の習性
こちらは武器射程まで近づかないと攻撃入力できないのに、敵の
攻撃はほぼ射程無限。また群れていることが多く、群れの一匹に
攻撃すると群れ全体で反応してくる。シームレスなのはいいが…
こちらの攻撃対象を変える操作がスムーズにいかないのが面倒
●ACが溜まりにくい
売りであるコンボや変身に必要になるACが、溜まりにくい印象。
一応回復できるスキルがあるが、覚えるのは後半の頃だし…。
なのでレナードはボス戦や大型の敵に備えてACを温存する戦法に
なってしまう。まあレベルアップ時は満タンになるようだが…
●不便な設計
一時停止できないのは痛い。メニューを開いているときも仲間が
敵に攻撃されることがあるし。それと全体号令操作がL3ボタン
なので、間違えて押してしまうことが不快。アイテムが各キャラ
20個しか持てないことや受け渡しの手間など、とにかく不便な面
が多い。これらが大きくマイナス。よって「快適さ」は2点
●オフの難易度が低い
戦闘システムに慣れてない初期が一番難しく感じた気がする。
大型以外の雑魚はどれも同じように感じるし、変身すれば大型
の敵も苦ではない。ボスも連戦でない限り、もう倒せたのかと
思うことが多い。戦術性があまりない。よって「難易度」は1点
COMMENT
アバター作成と変身システムに興味を惹かれて購入。ストーリー
はクリア。オンラインはGR(ギルドランク)2でのレビューです
総評としては魅力な面もたくさんあるけど、BADな面がたくさん
ある作品。なのでどうしてもBADな面が目につきやすいといえる
オンライン仕様に力を入れた分、オフの方が疎かになった印象を
受けるかな。街にいるたくさんの人の大半は会話する意味がない。
戦闘システムは変身を除くとFF12の劣化版に感じる。物語は王道
で悪くなかったが、未完で終わる点が不評になっている原因かと
ですがオンラインプレイが結構面白い。ゲームの新しい可能性を
感じさせた部分(オンとオフの融合)は一定の評価ができます。
なので「満足感」は3点です。…オフだけなら2点でしたが(笑
ただGRを上げるには同じクエストを何度もこなす必要があり、
作業化になりがちで、かなり人を選ぶといえる。配信クエスト
は高GR用ばかりだし…。素材は良いのに色々な面で惜しい作品