【PS3】BIOSHOCK(バイオショック) レビュー
発売元 | スパイク (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008-12-25 |
価格 | 7140円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 暴力 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクション・アドベンチャー ■ プレイ人数:1人 【廉価版】 ■ 発売日:2010/01/14 └ 価格:2,940円 ■ 発売日:2012/10/25 └ 価格:2,940円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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5pt | 3pt | 3pt | 4pt | 5pt | 2pt | 2pt |
78pt
GOOD!
まず最初に伝えなければいけないことは、コテコテの洋ゲーのため、洋ゲーの独特な雰囲気が合わない人や、洋ゲーというだけで引いてしまうような人には向いていません。Fallout3のようなレトロで無機質な雰囲気のゲームです。私は洋ゲー好きなのでその上でレビューします。
オリジナリティを5点にしましたが雰囲気や世界観が独特です。暗いです。敵がぶつぶつ訳のわからない独り言を言いながらダンジョンを徘徊しています。主人公はRPGのMPにあたるものが切れると自分で自分の腕に思いっきりグサリと注射を打って回復します。とりあえず、独特としかいいようがないです。
FPSとしては特筆するものはありませんが、おそらくこのゲームの虜になっている人の多くは、このゲームの世界観、バカゲーにも見えるほどのぶっ飛んだキャラなど、やはりその独特な雰囲気に魅せられたものと思われます。
BGMはほぼ無音です。ただ、このゲームは無音で良いと思います。究極なまでに無機質です。王道クソ喰らえってなまでに、奇をてらっています。
独特な雰囲気が素晴らしいこのゲームですが、意外とシステム面も充実しています。武器の他プラスミドといった魔法にあたるもの、それ以外の補助的なアイテムや特殊能力などが豊富で、結構自由に主人公を強化できます。1つのダンジョンをクリアしてもまた戻れますし自由度は高いです。ゲームを進めるうえで殆ど制限はありません。
満足感を5点にしましたが、もちろんゲームとしても面白いですが、隠れた要素としてトロフィーの設定が絶妙です。日本のゲームにありがちな作業感が殆どありません。せいぜい敵の写真を撮る作業くらいだと思います。ですのでトロフィーコンプのためにうんざりすることはありません。トロフィー収集家の人にはもってこいの1本です。
BAD/REQUEST
セーブデータの容量が多過ぎるためか(最大13MBほどありました)、たまにフリーズしました。ストーリーを進めるほどデータがでかくなるFallout3のような感じです。たまに処理落ちもしました。
COMMENT
なんといっても人を選ぶゲームだと思います。日本のゲームばっかりやってる人にはお勧めしません。下手に勧めてこのゲームの評価が損なわれるのがイヤだからです。完全に玄人向けだと思います。日本のメーカーではこんなゲーム作らないでしょう。ある程度洋ゲーに耐性のある人にやってもらいたい。発売して結構経ちますし全く話題にならない1本ですが、隠れた名作です。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt |
78pt
GOOD!
全体を通してよくまとまったゲームだと思います。
オリジナリティ:4点
地上世界とは切り離された海底都市で何が起こったのか…自分は何者なのか…
そんなことを考えながら、ボイスレコーダーを拾って断片的にストーリーを追いつつ、有無を言わさず襲ってくる怖い人たちを容赦なくなぎ倒しながら進んでいく、そんなゲームです。
大きく目新しい所は無いかもしれませんが、設定やストーリーは割とよく練られていたと感じました。
レベルではなく、色々な特殊能力を身につけたり、超能力的なものを身につけたり、相手を研究することで弱化させるというのも独特です。
グラフィックス:4点
一部荒いところもありますが、十分綺麗です。
上記の独特な世界感を上手く演出しています。
サウンド:3点
あまり印象が…
効果音や敵の独り言は良かったです。
たまにジュークボックスで音楽がかけれたりもします。
熱中度/満足感:4点
最初はそれほどでも。
操作に馴れてきて強くなってくると、先に進みやすくなるので段々楽しくなってきます。
段々真相がわかってきて、話が見えてくるのも楽しいですね。
エンディングが複数あるのも良いと思います。
快適さ:4点
迷路は複雑ですが、MAPが親切なのと、方向指示が出るのでひどく迷うことも少ないです。
操作は馴れるまではボタンミスなどで手こずりますが、馴れると気になりません。
ロードは長めですが、ロード中にヒントを見せる等の工夫もされています。
その他
・トロフィー対応
無いよりはあるほうが遣り甲斐があります。
コンプリート難易度は普通くらいでしょうか。
・DLC対応
無いよりは良いです。
・難易度選択や細かい設定が可能
選べるって素敵。
BAD/REQUEST
許せないレベルでの悪いところはほとんどありません。
・時々処理落ちがありました。フリーズも極まれに。
・同様に時々フレームレートの低下で背景・床の映像が乱れたりもしました。
・「一度行ったところに後から戻ることが出来る」というので、レコーダーの回収を適当にしていたら、戻れない場所が1箇所だけあって、ちょっと悲しい思いをしました。
もちろん悪いのは自分ですけど!
・1周目はハッキングのミニゲームがちょっと多すぎで単調に感じました。
回避方法もあるので、2周目はそれほど感じませんでしたが。
・DLCの強くてニューゲームを使うとトロフィーがもらえない。
そうなると能力コンプくらいにしか使いどころがないですね。ちょっと勿体ない。
・DLCの難易度が割と鬼です。
COMMENT
とても人を選ぶゲームです。
よく作りこまれていると思いますし、ものすごく悪い部分はとても少ないのですが、人によって評価の分かれる部分がとても多いです。
基本的にはFPSシューティングなのですが、若干のホラー要素、独特な世界感、わかりにくいストーリー、アイテム探し、お使い要素などに引っかかるところがあると評価が下がるかもしれません。
思い当たる節のある方は購入にはご注意を。
逆にこういう世界感や、謎めいたストーリー、お使い要素等が大好物の方にはお勧めです。
元々コンシューマー機ではXBOXのみでの発売だったはずですが、次作がPS3でも発売されることを受けて、かなり遅れてPS3で発売されたゲームです。
発売してくれたことは素直に喜ぶべきですね。
ちなみにDLCの内容の評価は、さらに人を選ぶという感じでしょうか。
内容は3つの短めなパズル的・戦略的要素の強いステージの中で、それぞれリトルシスター救出、タイムアタック、バラ探し、条件付きクリアの4種を目指すものです。
個人的には楽しめて満足できましたが、あまりにも本編と趣向が違う上に、難易度も高いのでお勧めまではしにくいです。
32インチHDTV PS3モデル60G 使用
トロフィーコンプ済(DLC含)
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
78pt
GOOD!
・FPSは初めてですが、オブリビオンで主観操作に慣れていたせいか、分かりやすくて特に困りませんでした。マップや誘導も親切です。
・ホラー系とされていたので、かなり覚悟して始めましたが、思ったより恐くなく、
むしろ敵とたわむれるようなキモ楽しい感じで気楽にプレイできました。
(昔バイオハザードをやったときは泣きそうでしたが…)
効果音で怖がらせたりする演出が少なく、基本的に落ち着いた音楽がBGMになっているせいかもしれません。
・グラフィックについて、背景などはすごくリアルという感じではないですが、ステージごとのテーマに沿った色遣いや小物使いなどが秀逸で、見るだけでもかなり楽しいです。
・そこら辺の窓から見える海中都市の景色は特に美しいです。さりげなく魚が回遊してたり何か歩いてたりもします。
・やりかた次第でなんでも武器になったりするので、分かってくると色々策を練って遊べます。
・日本語のみと説明書に書いてあった割に、本体設定を変えてみると英語も聞けました。
BAD/REQUEST
・セーブデータのロード時間がやや長いです。
・ミニゲームで機械をハッキングするのですが、一種類しかないので延々とやってると飽きます。
・少し急ぐと武器の選択操作を間違いやすいような気がします。
・字幕が妙に早く出て、時々混乱します。
・回復アイテムの種類が少なくて寂しいです。
・イージーでやると、適当にちょっと叩くだけで敵が倒れてしまうので単調になりがちでした。
COMMENT
年末に一本ほどほどの長さのゲームをと思い、評価が高そうなものから物色しての購入です。
この手のゲームは評価が高くても、舞台が戦場になっているものが多いので
今まで興味がわかなかったのですが、毛色の違うユートピア小説のような世界観に惹かれました。
個人的には大変満足しています。
適当にマップを走り回って適当にミッションをこなすような、箱庭系のゲームが好きな人間ですが、
舞台装置が凝っているので、シューティングとともにこちらの感覚でも楽しめたと思います。
人物の造形や動きはかなりデフォルメされていて、そんなに生々しいとは思わなかったです。
ただ、世界観に沿った感じなので、いわゆるアニメのような記号的なかわいらしさや美しさはありません。
その辺を重視される方にはあまりお勧めできないと思います。
また、視覚表現としてはそれなりに激しいものもあるので、ホラー系のゲームが一切駄目という方にもお勧めしません。
プレイ環境は37インチフルHD液晶です。
やや字幕が小さく感じましたが、読むのには困りませんでした。
Amazonレビュー
レビュー日: 2009-01-10
例えば炎を飛ばすインフェルノで敵を燃やし、敵が炎を消すために水の中へ飛び込んだ後に、電撃を放出するエレクトロボルトを使い感電させたり
センサーマインと呼ばれる爆弾をガスボンベに付けた後、物体を引きよせたり投げ飛ばしたりするテレキネシスで敵に投げつけたり
他にも敵をおびき寄せたり、仲間割れさせたりなどなど、面白い効果の能力ばかりで、どの能力で攻略するかで違った楽しみがあり、飽きないゲームだと思います。
ゲームの基本的な難易度は簡単で、死んでも近くの復活地点でアイテムを保持したまま復活できるシステムや、オートエイムがありますのでFPS初心者でも楽しめる難易度だと思います。
ですが、オプションでこれらの機能をオフに出来る上、最高難易度でのクリアやトロフィー集め、ダウンロードコンテンツなどのやりこみ要素もあるので、長く遊べるゲーム内容です。
このゲームの最大の魅力は、美しいグラフィックの海底都市とホラー的な雰囲気が合わさった奇妙な世界観と、よく練られたストーリーです(レビューのタイトルは某掲示板でこの様なことが表現されてましたのでそこからつけました)。
特に主観視点を生かした演出が素晴らしく、リアルタイムで進行していくイベントにはとても驚かされました。
体験版も公開されているようなので是非ダウンロードしてプレイしてみることをお勧めします。
GOOD!
・まずは世界観。PV等でも見てわかると思うが、あのアメリカの1960年代の独特な
懐かしい雰囲気を上手くSFな世界とミックスさせ、ワクワクさせてくれるモノがある。
またそれに一役かっているBGM。マップの所々にあるスピーカー等からアナログちっくに聞こえてくる。そこで一休みするのも一興。
・大変難易度がカジュアル向きである。だからそれこそ初心者向けFPS。
セーブとロードがどこでも好きな時に出来る。
復活ポイントも所々あり、それに伴ったリスク等特にない。
FPSといえば銃火器で敵をなぎ倒すだがその銃火器が今作では余り強くない。
今作では最初に手に入るレンチが最強武器にる。コンバットナイフが最強武器みたいな感じか。
RPG的作りで様々なスキルが用意されているが、
初期状態でも結構使えるレンチにそれをパワーアップさせるスキルが豊富にある。
微妙にステルス機能まで使えるスキルもあるので下手に銃等使うよりレンチで倒した方が楽という始末、弾の節約にもなるし一石二鳥。接近戦が好きなら楽しめる。これらの要素は、FPSというコアゲーマーが多いジャンルでは
マイナス的な要素としても見られてしまうが、このゲームはアクション性よりホラーアドベンチャー性が高い作品でそちらが売りでもあるので、そういった意味ではこれはありだと思う。一応設定である程度難易度を高くし復活ポイントも無くす事もできる。
・数々の魅力的なキャラクター。まずこのゲームの象徴的キャラクターだと思われる少女とビックダディ。こいつ等が一体何者なのかという好奇心ももれなくついてくる。因みにダディとリトルシスターは一人ではないです。私は最初個人だと思ってたが本編で何人も出てくる。
・スパイクの今作のローカライズ本気レベル。日本語吹き替えに日本語字幕が丁寧にされている。細かい部分までちゃんと字幕が用意されている。ちょっとしたヒントも翻訳されている。
オプションぐらいかな最低限な程越しされてなかった部分は。
・このゲームの一番の受けた部分?だと思われる映像作品ではできなかった嫌らしい演出。
ネタバレがあるので深くいえないが、ゲームをプレイしているからこそ味わえるからくり。
BAD/REQUEST
・まず元々PC専用ゲームなら多少しょうがないと思えるが、コンソールでも予め出す予定の作品にしては完成度が低い。フレームレートを安定させるか?画質が落ちるがフレームを上げるか?の設定項目がある。こんな項目が用意されてる時点で安定した環境がなってない。
実際プレイ中不安定になったり私は一度だけフリーズした。コーウェンが出てくる辺りのエリアだっけか。人によって町々だと思うけど、作品内容やローカライズが完璧な分残念だった。一応バグ等の問題部分は取り除いたモノを提供しているみたいだが。
・このゲームでは機械的代物だとハックができる。敵だったものを味方側にしたり自販機を安くしたりと、これはこれで凄く面白いし味方になった偵察機は心強いのだが、ハックする作業が大変めんどくさい。これもスキルでかなり簡略できるが、そうすると更に作業感が際立つ。ハックする概念は悪くないんですよ。
・操作方法が固定。下手にFPSに慣れてると難易度的難しさでなく操作的戸惑いによる難しさを感じてしまう事が度々あります。普段L1やR1は武器のトリガー的役割だったりこのボタンはこうだという先入観が入ってるので、できればボタン配置を再設定したかった。
・所々スピーカー等がありしゃべってくるモノが沢山あり敵キャラもよくしゃべるんだが、このゲームでは拾えるメモも音声メモになっている。勿論音声は全部日本語になっています。だが肝心の音声メモを拾ってそのままダイレクトに聞くと周りの雑音に打ち消されてしまうことがよくある。他に重要人物が喋り出した時も同じくそれが聞き取れない事がある。
ただし一度音声で聞けた内容はオプションで聞き直せる事も一応できます。
その辺のバランスが上手くされてないって事です。
COMMENT
海外で大変評価されてただけの素晴らしい作品と思わす内容が用意されています。
基本ある程度ゲームになれてる人ならクリアが簡単に思える内容でもあります。
敷居は高くないです。ですがホラー的敷居は思ってた以上にあるとは思います。
ブレードランナーの様なサイバーパンクな作品です。ストーリーがわかれば自分は
一体何者なのか?楽園であったラプチャーが何故あんな狂気的な世界になったのか?
ビッグダディーとリトルシスターって何者?知れば知るほどこのゲームの世界観に
はまっていけるかと思います。RPG的作りでもあるのでじっくりとプレイしてみて下さい。