【PS3】BIOSHOCK(バイオショック) レビュー
発売元 | スパイク (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2008-12-25 |
価格 | 7140円(税込) |
レーティング | 【D】17才以上対象 暴力 犯罪 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:アクション・アドベンチャー ■ プレイ人数:1人 【廉価版】 ■ 発売日:2010/01/14 └ 価格:2,940円 ■ 発売日:2012/10/25 └ 価格:2,940円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 2pt | 2pt |
66pt
GOOD!
・まずは世界観。PV等でも見てわかると思うが、あのアメリカの1960年代の独特な
懐かしい雰囲気を上手くSFな世界とミックスさせ、ワクワクさせてくれるモノがある。
またそれに一役かっているBGM。マップの所々にあるスピーカー等からアナログちっくに聞こえてくる。そこで一休みするのも一興。
・大変難易度がカジュアル向きである。だからそれこそ初心者向けFPS。
セーブとロードがどこでも好きな時に出来る。
復活ポイントも所々あり、それに伴ったリスク等特にない。
FPSといえば銃火器で敵をなぎ倒すだがその銃火器が今作では余り強くない。
今作では最初に手に入るレンチが最強武器にる。コンバットナイフが最強武器みたいな感じか。
RPG的作りで様々なスキルが用意されているが、
初期状態でも結構使えるレンチにそれをパワーアップさせるスキルが豊富にある。
微妙にステルス機能まで使えるスキルもあるので下手に銃等使うよりレンチで倒した方が楽という始末、弾の節約にもなるし一石二鳥。接近戦が好きなら楽しめる。これらの要素は、FPSというコアゲーマーが多いジャンルでは
マイナス的な要素としても見られてしまうが、このゲームはアクション性よりホラーアドベンチャー性が高い作品でそちらが売りでもあるので、そういった意味ではこれはありだと思う。一応設定である程度難易度を高くし復活ポイントも無くす事もできる。
・数々の魅力的なキャラクター。まずこのゲームの象徴的キャラクターだと思われる少女とビックダディ。こいつ等が一体何者なのかという好奇心ももれなくついてくる。因みにダディとリトルシスターは一人ではないです。私は最初個人だと思ってたが本編で何人も出てくる。
・スパイクの今作のローカライズ本気レベル。日本語吹き替えに日本語字幕が丁寧にされている。細かい部分までちゃんと字幕が用意されている。ちょっとしたヒントも翻訳されている。
オプションぐらいかな最低限な程越しされてなかった部分は。
・このゲームの一番の受けた部分?だと思われる映像作品ではできなかった嫌らしい演出。
ネタバレがあるので深くいえないが、ゲームをプレイしているからこそ味わえるからくり。
BAD/REQUEST
・まず元々PC専用ゲームなら多少しょうがないと思えるが、コンソールでも予め出す予定の作品にしては完成度が低い。フレームレートを安定させるか?画質が落ちるがフレームを上げるか?の設定項目がある。こんな項目が用意されてる時点で安定した環境がなってない。
実際プレイ中不安定になったり私は一度だけフリーズした。コーウェンが出てくる辺りのエリアだっけか。人によって町々だと思うけど、作品内容やローカライズが完璧な分残念だった。一応バグ等の問題部分は取り除いたモノを提供しているみたいだが。
・このゲームでは機械的代物だとハックができる。敵だったものを味方側にしたり自販機を安くしたりと、これはこれで凄く面白いし味方になった偵察機は心強いのだが、ハックする作業が大変めんどくさい。これもスキルでかなり簡略できるが、そうすると更に作業感が際立つ。ハックする概念は悪くないんですよ。
・操作方法が固定。下手にFPSに慣れてると難易度的難しさでなく操作的戸惑いによる難しさを感じてしまう事が度々あります。普段L1やR1は武器のトリガー的役割だったりこのボタンはこうだという先入観が入ってるので、できればボタン配置を再設定したかった。
・所々スピーカー等がありしゃべってくるモノが沢山あり敵キャラもよくしゃべるんだが、このゲームでは拾えるメモも音声メモになっている。勿論音声は全部日本語になっています。だが肝心の音声メモを拾ってそのままダイレクトに聞くと周りの雑音に打ち消されてしまうことがよくある。他に重要人物が喋り出した時も同じくそれが聞き取れない事がある。
ただし一度音声で聞けた内容はオプションで聞き直せる事も一応できます。
その辺のバランスが上手くされてないって事です。
COMMENT
海外で大変評価されてただけの素晴らしい作品と思わす内容が用意されています。
基本ある程度ゲームになれてる人ならクリアが簡単に思える内容でもあります。
敷居は高くないです。ですがホラー的敷居は思ってた以上にあるとは思います。
ブレードランナーの様なサイバーパンクな作品です。ストーリーがわかれば自分は
一体何者なのか?楽園であったラプチャーが何故あんな狂気的な世界になったのか?
ビッグダディーとリトルシスターって何者?知れば知るほどこのゲームの世界観に
はまっていけるかと思います。RPG的作りでもあるのでじっくりとプレイしてみて下さい。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 1pt | 2pt |
68pt
GOOD!
・ホラーとアドベンチャーはどちらも世界観とストーリーが
大事だと思いますが、この作品はどちらもよくできています。
荒れ果てた謎の海底都市、遺伝子操作で正気も原型も失った
狂気の住人、異形の少女たちと、恐るべき力を持つその守護者。
先に進むだけでドキドキしてくる感覚は大事ですね。
・ハッキングによって監視カメラや固定機銃を味方にしたり、
カメラで敵を撮影することでボーナスを得られるなど、
他のFPS等との差別化も見られて好印象。
・エリア探索やアイテム、レコーダー(登場人物の独白記録)回収、
中ボス的存在との戦闘など、熱中できる=楽しい要素が多いです。
エリア移動ごとに入るロードまで、時間を忘れて楽しめました。
・難易度は易しめ。難しい謎解きは無く、長いエリア探索中に死亡
しても一定ポイントに戻されるだけです。探索にしても方向を
示す矢印が常時表示されるので、ちょっと親切すぎるくらいです。
・ローカライズはほぼ完璧。ボイスを聞く機会が非常に多いゲーム
ですが、声優の演技もセリフの内容も違和感はありません。
雰囲気を壊さない翻訳はとてもいい仕事だと思います。
BAD/REQUEST
・処理落ち等がすごかったです。敵と相対して撃ち合う時に処理落ち
というのはFPSで一番あってはならないことのような気がします。
その他にも定期的に何かを読み込むようにカクカクし始めることや、
果ては数秒画面がブラックアウトするなど、本体が壊れたのか心配に
なるレベルの現象がありました。他の方がそれほど書かれていない
ようなので自分の本体のせいかと思いましたが、その後別のゲームは
普通に作動しているのでそうでもなさそうです。セーブデータが
肥大しやすいせいでしょうか?
・エリア移動の際のロード+オートセーブがやや長めです。
・パネルをあわせて土管をつなげるハッキングミニゲームは、終盤まで
緊張感は保てますがやはり単調になりがち。ハッキングの重要性上、
このミニゲームを何度も繰り返しプレイするので、何か工夫が欲しかった
ところ。
COMMENT
難易度ノーマルでクリア。
あらためて振り返ってみると、FPS+特殊能力の戦闘、探索型主観
ADVというのは、それほど珍しくないものかもしれません。
しかし練り込まれた独特の世界観とストーリー、手抜きの無い
マップ構成やシステムが、その辺の作品より頭ひとつ抜けた
完成度を実現していると思います。
ホラー要素(パッケージにもありますが「恐怖」というよりは
「狂気」が強いです)もあり、人を選ぶ作品とは思いますが、
プレイしないのはもったいないです。特に世界観に惹かれた方は
ぜひ一度プレイしてみてほしいですね。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 2pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
71pt
GOOD!
洋ゲーはストーリー性がない・・・という個人的先入観を見事に裏切ってくれた作品。最初は、なんでこの主人公、こんなに○○なんだ?とずっといらいらしていたのですが、まさかそれが複線だったとは・・・。
ゲーム自体も面白かったです。スプライサーたちが微妙に人間くさいのが怖くて、探索にずっと緊張感がありました。それなりにテンポよくイベントが起きて、飽きずに進めることが出来ます。また、アイテムを見つけてちょっとずつパワーアップするのも面白かった。奇妙な世界観も癖になりますね。思わず2週してしまいました。
BAD/REQUEST
グラフィックがちょっと汚く感じました。出た当時はもっと高い評価だったのかもしれませんが・・・。
物語中盤まで、あまりにも主人公の目的がアトラスという助言者の言うがままなので、嫌になってしまう人がいるかもしれません。
COMMENT
HDTV使用
PS3を買ったときに、一緒に買ってきた作品
以前から面白いという噂を聞いてやってみたくてたまらなかったのですが、噂通り面白くて満足しました。
Amazonレビュー
レビュー日: 2009-01-10
例えば炎を飛ばすインフェルノで敵を燃やし、敵が炎を消すために水の中へ飛び込んだ後に、電撃を放出するエレクトロボルトを使い感電させたり
センサーマインと呼ばれる爆弾をガスボンベに付けた後、物体を引きよせたり投げ飛ばしたりするテレキネシスで敵に投げつけたり
他にも敵をおびき寄せたり、仲間割れさせたりなどなど、面白い効果の能力ばかりで、どの能力で攻略するかで違った楽しみがあり、飽きないゲームだと思います。
ゲームの基本的な難易度は簡単で、死んでも近くの復活地点でアイテムを保持したまま復活できるシステムや、オートエイムがありますのでFPS初心者でも楽しめる難易度だと思います。
ですが、オプションでこれらの機能をオフに出来る上、最高難易度でのクリアやトロフィー集め、ダウンロードコンテンツなどのやりこみ要素もあるので、長く遊べるゲーム内容です。
このゲームの最大の魅力は、美しいグラフィックの海底都市とホラー的な雰囲気が合わさった奇妙な世界観と、よく練られたストーリーです(レビューのタイトルは某掲示板でこの様なことが表現されてましたのでそこからつけました)。
特に主観視点を生かした演出が素晴らしく、リアルタイムで進行していくイベントにはとても驚かされました。
体験版も公開されているようなので是非ダウンロードしてプレイしてみることをお勧めします。
GOOD!
【グラフィックス】
・水の表現が凄く綺麗。
OP直後の海面を泳ぐ所は「まだイベント中だから操作は出来ないだろう」と
勘違いしたくらいに美しく感じた。
・当時の時代背景を反映した様式の舞台美術(建築や装飾、ポスターなどの小物)が良い。
【サウンド】
・基本的には無音。
これが、なかなか孤独感を出していて序盤はドキドキする。
・時折、「海」に関する往年の名曲がいずこかから流れてきたりするのが良い。
【シナリオ・人物】
・俗に言う「お使いゲーム」であることを利用した、プレイヤーへの(心理的)伏線の敷き方。
恐らく、操作を要しない「映画」だったなら、こうはうまく嵌らないだろうと思う。
・ラプチャー各地に散らばる記録媒体(ボイスレコーダー式の日記帳)。
これらを回収し、時系列順に整理することによって本筋のシナリオを補完したり、
あるいは本筋とはあまり関係のない人物の日記を聴くことによって、
かつては栄華を極めたラプチャーに「生きていた」人々が豊かに描き出されること。
・エンディングはプレイヤーの「徹底したある行動」によって変えることができること。
【戦闘・敵】
・近接武器(レンチ)が強いので、銃器のエイムが下手なFPS初心者でもゴリ押しできること。
・死んでも近くの蘇生機械で即復帰できること。
(コンティニューのペナルティはない)
・敵が「頭のおかしくなった人間たち」という設定なので、不気味な独り言や徘徊、
意味のわからない奇矯な叫び声を上げながら襲ってくる所。
・各地に設置された、お金で体力を回復する機械を、敵も利用する。
これを活用されないように頭を使うのが楽しい。
・ラプチャー各エリアのボスにあたる人間(?)達がそれぞれ魅力的。
(頭はおかしいが、気の狂い方が尋常ではなく、斜め上にぶっ飛んでいる)
【その他】
・トロフィー集めが苦痛にならない。
累積して何週も遊ばないと取れないような、作業的なものがない。
ヒントがなくとも、ちょっとひねった行動で意外なほどあっけなく取れたりする。
BAD/REQUEST
【快適さ】
・本体を巻き込むフリーズが多々発生した。
本編を3週したが、4〜5回は発生したと思う。
・後半になるほど、ハッキングのミニゲームが冗長に感じられる。
監視カメラ、タレット、自販機などハッキングする機械は多岐に渡るが、全て同じ作業。
ハッキング対象別にゲームを分けるなどして欲しかった。
【シナリオ】
・各地に散らばる記録媒体をほぼ全て集めないと物語の全体像が形すら見えない。
集めた上で時系列順に整理し、何処がどう繋がるのかを推理しないと答えが掴めない。
「とりあえずクリアさえすれば正解が降ってくる」タイプのゲームではない。
目を皿にして記録媒体を探す羽目になるし、全部見つけても解読に頭を使う。
これを嫌がる人もいるだろう。
【その他】
・ラプチャーの各エリアを移動するとオートセーブが挟まるが、セーブ先を選べない。
必ず、最後にセーブしたデータに上書きされる。
エリア移動前にオートセーブ先を変えるための手動セーブを挟むのが面倒。
COMMENT
評価の基準はシナリオの良さが中心、次に戦闘が初心者にも頑張れば何とか対応できる難易度のものかどうかです。
筆者はあまり機械の仕様には詳しくありません。
あまりゲームをやりこむタイプではなく、ほどほどに楽しめればいいという立ち位置です。
FPSもコールオブドゥーティ4とスタルカーを少しかじったくらいの超初心者です。
ホラー、FPS、洋ゲー慣れした「玄人」の方々はまた別のご意見を感じることと思います。
どうか、ゆったりゲームを楽しむライトゲーマーの戯言としてお受け取りくださいませ。
(プレイ環境:14インチのブラウン管)
(購入動機:友人の薦め&宣伝動画のビッグダディの佇まいに惹かれて本体ごと購入)