【PS3】Fallout 3(フォールアウト3) レビュー
発売元 | ベセスダ・ソフトワークス (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2009-01-15 |
価格 | 7980円(税込) |
レーティング | 【Z】18才以上のみ対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) / ニュース / Fallout 3: Game of the Year Edition レビュー |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:RPG ■ プレイ人数:1人 【廉価版】 ■ 発売日:2009/11/26 ■ 価格:2,940円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 3pt | 3pt | 5pt | 5pt | 2pt | 3pt |
82pt
GOOD!
前作、オブリビオンをプレイしましたがいやはやお見事。違った見せ方で自由度の高さを維持しつつ
この面白さ、熱中度はスゴイ。もちろんオブリビオンをプレイしていない方でもオススメ。
なんていうか上手く表現できないが面白い。
本編のクエストをやりつつ他のクエストで寄り道、と思いきやそのクエストの最中にも寄り道・・・
オブリビオンと違って話しただけで勝手にクエストが!!なんてことはあまり無いので勝手にクエストが増えすぎてなにをやっているか分からなくなる心配は無いと思います。
オリジナリティーでは自由度は勿論、V.A.T.S.機能がまた面白いです。足を攻撃して鈍くさせたり武器を攻撃して…などの自由度の高さが現れています。
あと顔の作成はオブリビオンと比べて極端な設定があまり出来ないため住民の方々などはブサイクな人は少なくオブリビオンと比べるとみんな人間っぽい顔に仕上がっていますw
髪型の種類も増えましな髪型も増えたので日本人好みの顔が作りやすくなったかと思います。
BAD/REQUEST
ひとつはバグの多さです。ですが私の場合100時間ぐらいプレイしていますが、顔を整形してもらうときに顔が映らないというバグと声が途中で切れてしまうバグぐらいしか当たりませんでした。
どちらも起動しなおしですぐ解決してしまうのであまりバグの影響を受けませんでした。
もうひとつは凄く酔います。オブリビオンではまったく酔わなかったのに何故だか自分でも不思議なくらい酔いました。始めのうちは数十分もうキツかったです。でも面白さに負けてプレイし続けたら慣れてしまいましたが…
COMMENT
サウンドは普通、HDTVを使用してのグラフィックはまぁ次世代機にしては普通ですね。
ロードの時間は豆知識や現在の経験値、今までにこなしたクエストの回数など細かい情報がいろいろ表示されるので別に気になりませんでした。むしろ楽しいくらいですねw
あとは私は気になりませんでしたが、皆さんバグの影響を相当受けているらしく公式HPでもバグの改善パッチを今後配信予定なんて書いてあったのでカナリ痛いレベルでのバグですね。
いろいろ問題がありそうですが、私の場合はバグの影響が少ないため純粋に傑作なゲームですね。
まだクリアしていませんがもう既にそこらへんのゲームの満足度を超えています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 3pt | 4pt | 5pt | 4pt | 3pt | 2pt |
82pt
GOOD!
〆オリジナリティ
核戦争から200年後の世界。
復興のふの字もない、荒廃したコンクリートの地獄と聞いた時に想像したのは北斗の拳の世界でしたが、実際はそんな夢や希望に溢れる世界ではありませんでした。
・キャップ(ビンのフタかよ!)という貨幣経済
・放射能に汚染された水と食料
・挨拶代わりに銃を乱射してくるイカレた敵
・爆弾を神の使いと崇める狂信者
・繰り返し「我々の〜」と連呼する自称大統領
・巨大ゴキブリ(死んでしまえ!)
・謎の肉(知らない方が幸せだった)
・最低5分に1度は自分が殺したバラバラ死体か、他人が殺した死体か、その他で死んだ白骨死体かに会える
・「髪を洗う水さえ無いなんて」
・「お前らの血は何色だ」
・「この世界に種もみ爺さんはいない(根本的な最初の一歩がいきなり間違ってる似たような人たちは居る)」
どっちかというと、ファンタジーでアメリカンな『ヒロシマ・ナガサキ』が体験できます。PV等の説明はこのゲームを10%も説明できていないと思います。
酷い、あり得ないほど酷い世界観。
オブリビオンが楽園を表現するならば、こちらは地獄の再現です。
Vaultを出て最初の一歩の方角を間違えれば確実にのたれ死にます(その辺はMAP配置が巧妙になってるんですが。私は小学校跡で速攻蜂の巣になりましたw)。
ここまで対照的でありながら、それでもここまで惹き付けて放さないのは、凄いです。というか、開発者の人たち、あんたら絶対におかしいよ(笑)
〆グラフィック・サウンド
・巨大ゴキブリを加味して良いなら−100点(あるいは+100点)を加えます。
これほど本能から心を揺さぶられた敵は、かつてありません。
ゲームで間違えてムシャムシャと食べちゃった時は、リアルの晩ご飯の味が確実に2ランク下がります。
カサコソという音を聞いただけでサブイボが出ます。
V.A.T.Sなどもってのほか。
スローモーションで死ぬ所なんて死んでも嫌。
バラバラになってピクピクしている所なんて更に最悪。
「最悪ってどんな字書くか知ってる? もっともわるいって書くんだよ(怒)」
と職場の事務の人の必殺口撃を思い出しました。
・スリードッグのラジオが良いです。
ラジオの音楽と一緒に
「あん、ちょと。ばっちぐーおっけー♪」
と鼻歌交じりにスーパーミュータント共を虐殺するのは、最初は鬱でしたが、今はとても気分が良いです。
チキンで無知で善良で普通の人だった私も、今では立派な、レア武器欲しさに平気で人を裏切り盗みまくる聖者という肩書きの人でなしです。
・完全に日本語ボイス化はすごい。
しかも、スリードッグや大統領の演説など、聞き応えのある実力ある声優さんを起用してます。普通の会話だけでなく、日常会話やラジオなどまで全部日本語音声化。このおかげでラジオに「見とれる事無く」戦闘をすることができます。
でも、ここまでやるとは本気で思ってなかったです。
軽く電話帳1冊分以上の量があるのでは?
・表現の規制を掛けた事
掛けてなかったら、私もまともにゲームが出来なかったかも知れないと考えると、規制を掛けて大正解だと思います。
ただ、人がバラバラになるのは駄目だけど、灰とか粘液の塊になるのはOKというのは、規制の基準として正しいのかどうか…(汗)
〆熱中度・満足度
・V.A.T.Sのシステムは非常に面白いです。
人体破壊が楽しめます。
スローモーションで首とか手足がバラバラに吹き飛ぶ所とかが見えてしまうので、最初は『うぎゃーーー』と思いましたが、100時間以上もやってると、前述の通りゴキブリ以外には鼻歌交じりでなんとも思わなくなるので大丈夫です。
2回目(クリアしてないので2周目ではない)の時、1回目は重武装で4時間近く掛けて必死で辿り着いたリベットシティに、着の身着のまま10mmハンドガン1丁で30分ぐらいで行けてしまった時、
オブリビオンでは
「ああ、私もここまで上手くなったんだなあ」
と感じたものですが
「ああ、私はここまで汚れてしまったよ……」
と、なんか苦い初体験を回想させるような、なんというか、なにか大事なものを無くしたような気がしました。
・オブリビオン同様にイベント量も多いです。
イベントの選択肢も非常に重いものが多くて迷う上、結末も相当に酷いです。
凶、小凶、中凶、末凶、大凶、自分の選択次第で好きな結末を選べます。
基本的に殆どの選択肢には「吉」以上がないので、自分の好きな様に選べます。嫌すぎる自己責任という奴ですね。
日本語開発者の方の住所を調べて、一人一人順番に首を絞めに行ってやろうかと思うほど非常に充実していて満足な内容です。
BAD/REQUEST
〆リビングで遊べない
絶対に無理です。
Z指定などという表現でも温すぎる。
一般ではX指定だってXXXまであるんだから、これもZZZぐらいにしても良いぐらい。
特に中学生以下は本気で絶対にプレイ禁止。
精神的に荒んだり、トラウマになっても責任持てません。
〆暗い。まじで暗すぎる。
照明はあるんですが、暗視装置がありません。この時代にそんな精巧なものは残っていねえのかと思いつつも、ミサイルやレーザー銃まで飛び交ってるこの世界で手持ちの照明だけしか使えないのが、なにげに不便で恐ろしいです。
1カ所しかそういう場面は思い当たらないのですが、真の暗闇でどこから来るか分からない敵に襲いかかられる恐怖は筆舌に尽くせないです。
〆マップ機能貧弱すぎ
コンクリートジャングルなので、ビルとか縦に階層がならんでることが普通のMAPで多いのですが、主人公が使ってる装置がシンプルすぎて階層表示ができません。1階も7階も同じエリアなら全部重なってて1つのMAP。
……こんなんじゃ、どこに自分がいるのか、最悪、どう行けば出口にいけるのか、入り口にもどれんのか実際行ってみないと全然わかんねえ。
〆重傷ペナルティが軽すぎる
重傷で手足が動かないはずなのに、銃を普通に持てたり、重量制限にペナルティが無かったり、普通に移動が出来たり。もっと重大なペナルティが課せられて当然だと思うんですが。ベッドで寝れば一発完治も重傷時ではちょっとあり得ないっしょ。
〆小イベントがジャーナルに書かれない
中イベント以上しか書かれないので、結婚式等の小さなショートイベントは解りづらいです。オブリビオンみたいにどんな小さい事でも書かれていると良かったのに。
〆バグる、フリーズする
他人に殺されて居なくなるのは問題ないとして、町にいる住人が墜落死したり時空に飲まれたりして居なくなるのはバグといっても良いんじゃないだろうか。
あと、オブリビオン以上に地形にはまったり突然フリーズするのも改善希望です。何かあったらとりあえずセーブして再起動。なにもなくても4時間おきの再起動は今作でもかなり重要事項です。
〆ロールプレイは実はやりにくい
イベント時の自分の選択がその時の感情に非常に左右されやすいので、生の自分が非常に出ます。
そういう意味では、自分以外の人間のロールプレイは生理的にも感情的にも非常に難しいですね。限りなくネガティブですけど自分発見RPGとして非常に良くできているかも。
COMMENT
プレイ環境:PS3(60GB)+松下Viera(TH-26XL70)26インチ HDMI接続(ゲーム時の解像度不明)
通算180時間経過。
メインクエストそっちのけでスキル本収集とゴキブリ殲滅に日々を費やしています。ゴキブリやアリンコに会いたくないが為に、奴らをくまなく探して始末する。何という自己矛盾。
ゲーム性は、レベル制でオブリビオンよりも解りやすく、遊びやすいです。ですが、このアクは非常にやる人にとっては辛いものがあるのも事実です。
・クリア自体のゲーム難易度そのものは普通〜簡単になると思います。
レア武器を入手して護衛が付けば、以降はVERYHARDでやっていけるぐらいです。
ただ、攻略情報は知らないと後悔することがオブリビオン同様にてんこ盛りなのは確か。
・スリードッグが「ところでディスクって何だ?」って言った時にはニヤリとしてしまいました。
海外の開発の人もちゃんとこういうサイトをみてくれて居るんだなあと。
・DLC(追加シナリオアップデート)でムカデとかモスラ(芋虫・巨大蛾)とかは絶対に追加しないでください。
だめ、絶対に駄目だからね、約束したからね!!
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 5pt | 5pt | 2pt | 3pt |
82pt
GOOD!
まず私はFallout3のような、俗にいう洋RPGを初めて経験しました。
・まずは世界観
舞台は2077年、核戦争により荒廃したアメリカ。主人公が地下シェルターから脱出するところからあなたの冒険が始まります。父親を探す旅(メインのクエスト)にでるのもよし、気ままに世界を満喫するのもよし、全てはあなたの自由です。
世界には様々な人種が存在します。それぞれにそれぞれなりの思惑があり、会話の選択1つによって親切にしてくれる者もいれば逆にあなたを利用してこようとする者、ついには襲撃してくる者まで様々です。このような世界の中であなたは時には正当な行動を、時には話術によって相手とうまく渡り合っていかなければなりません。
・戦闘システム
戦闘は基本的にFPS(稀にTPS)形式で行われます。しかし慣れない間は難しいのではないでしょうか。そんな時に役立つのがV.A.T.Sシステム。戦闘を一時的に中断する形で相手の体の部位を指定して攻撃できるシステムです。このシステムのおかげで無駄な弾薬を減らすこともでき、最後まで楽しく戦闘が出来たのではないかと考えます。
BAD/REQUEST
・画質があまり良いとはいえない。よって物を探すにしてもわかりずらい。
・個人差はありますが、FPS形式が長時間続くと酔いやすい。
・モンスターにグロテスクなものが多い。(初めてケンタウロスを見たときすごく怖かった・)
・私は会話が高速になるものしか遭遇しませんでしたがバグが多い。
・6メガぐらいからのカクカク具合。
COMMENT
全てにおいてビックリしました。今までのRPGという概念が吹き飛びました。それぐらいインパクトのある作品だと思います。実は購入してから少し触って、細かすぎる設定にしばらく放置していたのです、が、本当に久しぶりにplayしてみて見事にハマってしまったという状況です。このゲームはやりこめばやりこむ程のめり込むものだと思います。一旦善人playでクリアしたので、今度は悪人playでクリアしようと思います(笑)
けれどたまには日本のRPGも恋しくなったりしますね。
Amazonレビュー
レビュー日: 2009-04-13
オブは途中で挫折しましたが、フォールはハマッテしまいました!!
賛否両論はあると思います。その人が面白ければ良いし、つまらなければ
仕方が無いと思います。
さてさて、自分も馴染むまでに苦労しましたが、レベルが上がるにつれて
コツみたいなものが見えてきます。弾薬に関して最初は辛いですが慣れると
ステルスとVATS機能を使えば無駄弾使用が極端に減るので自然と貯まります。
銃も最初はボロボロで命中率が低いですが敵を倒して手に入る武器を組み合わせる
事によって性能がアップするのも楽しいです。
自分が一番気に入ってる所はスキル機能です。その中でもVATS機能仕様時に
ランダムですが、謎の人物が助っ人に現れるスキルです。圧倒的な強さで敵を一瞬で
倒します。(あれは誰なんだろう)一回習得したスキルは消えることは無いので
色々、取得するとキャラも強くなります。
スキルに関しては上限レベルが20までなので考えて組み合わせる必要があります。
自分のスタイルにあわせてカスタムできます。(スキルは20種類しか取得出来ません)
荒廃的な世界観ですが、慣れれば「ここはワシントンのあの場所だ!!」とか
いろいろ楽しくなります。
ま、人それぞれの意見があると思うので一概には言えませんが
自分は買って良かったソフトの一つでした。
GOOD!
オリジナリティ:
国産RPGには無い自由度。
そしてFPSやTPSが苦手な人への救済としてのV.A.T.Sシステム。
PCのSTALKERに近い要素が多いですが、PS3タイトルとしては初と思われるので、5点です。
グラフィック:
非常にきれいです。
基本的に廃墟を彷徨いますが、立ち止まると舞っている粉塵や埃まで描写されていることがわかります。これが廃墟の感じをより引き立てていてすばらしい。
人物もなかなかリアルにできていました。
サウンド:
あまりBGMなどは流れませんが、時々聞くことのできるものは状況に合っていると感じました。
熱中度:
できることが非常に多く、ただキャピタル・ウェイストランドをうろついているだけでも楽しく感じます。
クエストや、建物探索を始めてしまうとやめ時に困ります。
満足感:
まだ未クリアですが、すでに30時間以上プレイしています。
もう十分満足ですが、まだまだ先があると思うと非常に楽しみです。
BAD/REQUEST
非常にいいゲームなのですが、残念な点が幾つか
・バグ等
フリーズ・処理落ちがよく起こります。V.A.T.Sを使用しているとさらに頻度が上がる気ががしました。毎回、というわけではありませんが、縛りでもしない限りV.A.T.Sをメインに使って進めるゲームなので、ストレスがたまることは間違いありません。
後、自分は1度しか経験していませんが、殴り系の武器を使用していたら、攻撃モーションが出続けて、武器を変更できなくなりました。ロードしなおすことで解決はできましたが、武器耐久度のあるゲームでこれは致命的では、と感じます。
・システム
せっかくのV.A.T.Sなのですが、腕を狙った時にモーションの変化が全く無かったり、機械系の敵の武器を狙っても使用不可になるわけでは無かったりと矛盾が多いような気がしました。
そのため、折角の部位攻撃システムでも頭一択になってしまい、部位攻撃の意味を感じられませんでした。
後、敵を倒したときに頭が吹き飛んだりするのですが、ヘッドショットなのに足が飛んだりするのはさすがに無理があるかと・・・。
また、レベル上限がいくらなんでも低すぎると思います。
序盤で建物などを見て回っているとすぐに到達してしまい、戦闘の楽しみが半減してしまいました。
最後に、これは私だけかもしれませんが、NPCが非常に多いので、せめてクエストを受けた人物の場所位はlocal mapにも出ていて良いのでは、と思いました。
COMMENT
BADに幾つか書きましたが、全体的に良い出来だと思います。
RPGとして出している分、レベル上げなどの楽しめる要素が多く、普通のFPSなどには無い面白さを感じました。
人を選ぶゲームですが、FPS・TPS好きなら買って損は無いゲームだと思います