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【PS3】Demon’s Souls(デモンズソウル) レビュー

発売元 ソニー・コンピュータエンタテインメントオフィシャルサイト
発売日 2009-02-05
価格 6980円(税込)
レーティング 【D】17才以上対象 (CERO について)
ショップ/リンク Amazon(廉価版)
タギングトップ3
タイトル概要 ■ ジャンル:アクションRPG
■ プレイ人数:オフラインモード:1人 / オンラインモード:最大4人

【廉価版】
■ 発売日:2010/02/25
■ 価格:3,800円

総合ポイント
89
(難易度)
3.90
レビュー数
164
スコアチャート Demon’s Souls(デモンズソウル)レビューチャート

Demon's Souls(デモンズソウル) 購入する
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42.7%
90-100
【60点以上】
86%
【標準偏差】
17.44


デフォルト:新着順

547人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
5pt 4pt 4pt 5pt 5pt 5pt 4pt
総合点
97pt

GOOD!

オリジナリティーに5点を付けました。
理由としては斬新なオンライン要素と「ソウル体」という要素です。
オンライン要素で言うと幻影システム、血痕システム、ヒントメッセージなどの要素は既存のゲームにはない、まったく新しい要素ではないかと思います。
しかも、これが実に素晴らしい。
さらにマルチプレイのシステムも既存のゲームとは違う斬新なシステムを取り入れています。
これには先ほど述べた「ソウル体」という要素も関係してきます。

幻影システム:プレイヤーはオンラインでプレイすることによりたとえソロプレイでも、他のプレイヤーの幻影(ゴースト)をところどころで見かけることになります。これによりプレイヤーは何とも言えない共闘感を味わうことができます。ここで闘っているのは自分だけではないという緩やかな一体感というやつです。

血痕システム:ところどころにある血痕にふれると他のプレイヤーの死様を赤いゴーストで見ることができます。これにより、危険を察知できるだけでなく、すでに攻略したことがある場所であれば「ここ死ぬよね〜、わかる、わかる。」といった感覚も味わうことができます。

ヒントメッセージ:プレイヤーはステージの随所に所定のフォーマットから簡単なメッセージを残すことができ、他のプレイヤーが残した様々なメッセージを読むことができます。このメッセージを他のプレイヤーが評価するとメッセージを残したプレイヤーの体力が回復します。これが結構うれしいものです。例えば「このさき敵の待ち伏せに注意しろ」といったものや「この先の敵○○が有効だ」といった攻略のヒントや「苦しいです評価してください」「心が折れそうだ」と言った悲痛なメッセージまであります。中には嘘メッセージも残されており「騙された〜!!」っていうことも。

ソウル体:このゲームでは死ぬと生身を失い「ソウル体」という「半分幽霊?」という状態になります。この状態では体力が生身のときの半分に減る、自分がホストとして協力プレイできないなどの制限があります。一方で敵対プレイヤーに進入されないといったメリットもあります。この状態から生身の体を取り戻すにはいくつか方法があります。
そのうちのいくつかにオンライン要素が絡んできます。
オンライン要素を利用して生き返る代表的な方法としては
?他の生身のプレイヤーの世界に青いファントム(協力プレイヤー)として「召還」してもらい、生身のプレイヤーを守り・助け、協力してデーモン(ボス)を倒すこと。
?他の生身のプレイヤーの世界に黒いファントム(敵対プレイヤー)として「侵入」し、生身のプレイヤーを倒し生身を奪うこと。

これにより単なる協力プレイや対戦プレイとは違う様々なプレイスタイルを楽しむことができます。
また、協力プレイ・敵対プレイともに一緒にプレイするには一定のレベル差の範囲内であることが必須の為、でたらめに違う性能のキャラクター同士のプレイにならないような配慮もされています。

死んで失っても取り戻せるソウル
このゲームではソウルというのが経験値兼お金になるのですが、死ぬとすべて失います。しかし、その場に自分の血痕として残るされる為、再度死なずにその場に戻れば回収することができます。再度、死ぬと回収できずに失われます。そのため、死んでも再度死なないように、緊張を切らせずに再プレイすることができます。

グラフィックは4を付けました。
グラフィックは雑誌などの写真で見たものでは3ですが、実際にプレイすれば4と感じます。見えない壁などの理不尽なものもなく、キャラクターの動きや装備の外見への反映、遠くまで見通せる風景、装備による動きの違い、様々な個性的な敵キャラクターなど繊細によく作りこまれていると感じます。一つとして世界観を壊すような変な装備・衣装やキャラクターは存在しません。すべてが硬派にかっこよくあるいは不気味に、作り込まれています。

サウンドは4を付けました。
基本的にプレイ中は音楽はありません。それが敵のうめき声や足音を際立たせ、一層と重厚な世界を作り上げています。ボス戦のみは音楽がかかります。これもボス戦を盛り上げるいい感じに仕上がっています。また、オープニングやエンディングの音楽(ヴォーカル付)は秀逸です。


熱中度は5を付けました。
私はゲームは好きでいろいろなゲーム歴20年以上ですが、これほど熱中したゲームはこれを含め人生で2本しかありません。単にクリアするだけでもかなりの熱中度ですが、周回プレイしトロフィーをコンプしましたあとも楽しみは更に続きます。これは前述した秀逸なオンライン要素のためです。侵入プレイヤー(PK)というものの存在の為、敵対者とのしのぎを削ったプレイが延々と楽しめます。
ビギナーを守る為の青ファントムとしてプレイしたり、敵対者との決闘を楽しんだり、悪役(侵入者)としてプレイしたり、レベルや装備を制限して周回プレイしたりとやり込みだしたらいろいろなプレイスタイルがあり限りがありません。
また、レベルやキャラクターのタイプもいろいろと作りたくなってくるので一つのアカウントでは足りないほどです。(一つのアカウントで4キャラクターまでしか作れない。)
武器も種類によって動きや強み、弱みに特徴があるのでそれらを使いこなせるようにやり込むだけでも楽しいです。

満足度は5を付けました。
満足度で言えばゲーム人生20年以上の中でも1番です。難易度・熱中度・斬新なシステムなどの説明の通りです。プレイ時間もすでに1000時間前後、マルチプレイも6000回以上に達しています。
このゲームを始めて以降、何のゲームを買っても結局デモンズソウルに戻ってしまいます。

快適さは5を付けました。
このゲームはオンラインRPGにありがちな煩わしさがありません。プレイヤー同士はゲーム内でチャットなどをすることはできません。
ジェスチャー(一礼、エイエイオー、手招きなどなど)で簡単な意思の疎通をはかる程度です。
これがこの重厚な世界観をまもることにもつながり、ひいては無駄な時間を省いたゲームプレイにつながっています。
また、ボイスチャットやチャットがないため、悪意なきネタバレや、ゲームなのにだらだらとしたチャットとか化してしまうということもありません。
敵対プレイや対戦プレイがあるゲームにありがちなマナー違反な暴言の抑制にもなっています。
協力プレイにおいては一緒にプレイしたプレイヤーをS・A・B・C・Dと評価できる為、良い評価をしてもらえるとやる気アップにもつながります。

BAD/REQUEST

個人的には特に不満な点はありませんが、要望としては拡張パックなどの追加シナリオ・ステージが配信・または販売されれば良かったかなと思います。
あと、キャラクターを4キャラより多く作成できるようにしてくれていたら更に良かったです。
非常に面白いがゆえに、もっといろいろなキャラクターを作りたくなります。

COMMENT

私が購入したのは発売後7ヶ月程度経過してからです。
このサイトのレビューを見て購入を決めました。
それまでこのゲームの存在すらまともに知りませんでした。
CMをまともにしていないので現在でもこのゲームのことをまともに知らないPS3ユーザーも私の周りに多くいます。
このゲームを知らないのは非常にもったいないです。
ジャンル的に嗜好があうならば是非、お薦めしたいと思うゲームです。

また、クリア後に数々の人気実況動画(ニコニコ動画など)を見て「わかる、わかる」と爆笑するのも個人的にオススメな楽しみ方の一つです。


回線抜きなどの不正行為を行うプレイヤーはどのゲームにもいますがこのゲームではランキングなどがあるわけでなく、それによる実害は他のゲームに比べれば少ないと思います。
また、私の経験上、稀に(数百人〜千人)に一人の割合で罵倒メールなどを送ってくる方もいます。
しかし、これらはこのゲームによる問題ではなくプレイヤーのマナーの問題の為、採点の考慮にはいれていません。
また、私の経験上ですが、たまに送られてくるメールなどもほとんどのプレイヤーは協力プレイのお礼や敵対プレイでも「また闘いましょう」などといった心温まるものやゲームと現実の区別がきちんとついたメールですのでその辺りの心配を過剰にする必要なないと思います。

プレイ環境:50インチプラズマフルHD、フロント5.1スピーカー使用。

   
プレイ時間:100時間以上(クリア済)
南斗無双さん  [2011-02-06 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

544人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
5pt 4pt 4pt 5pt 5pt 5pt 4pt
総合点
97pt

GOOD!

他の方の評価にもあるように傑作。

ただし、オフでも悪い作品ではないが、やはりオンライン前提の作品。
また、PS3がオンラインの状態にあると自動的にオンラインプレイとなる。

オンラインが独創的。他のプレイヤーとの距離感も絶妙。
ソロプレイでもオンラインに接続していることで徘徊幻影、血痕、メッセージなどで他のプレイヤーを感じることができる。
また、協力プレイや敵対プレイも専用ステージや専用モードがあるわけではなく、ソロプレイと共通のキャラとステージで行なわれる。

グラフィックは目指した世界を上手く再現できていると感じる。
鮮やかで目を引くような色使いをあえて抑えたダークでリアルな世界。
キャラクターの動きはあまりにも人間離れした派手な動きではなく、ゲームとして面白い程度にリアルさを表現している。

サウンドは、ボスとの戦い以外に音楽はなく、剣と盾のぶつかり合う音、動いたときに鎧が揺れる音、敵のうなり声、迫る飛竜のはばたき等プレイヤーは耳も研ぎ澄ませて敵の気配を感じることになる。
ボス戦は迫力あるボスと音楽により盛り上がる。
中にはこんなにデカイ奴に勝てるわけないって思うようなボスもいる。

プレイ中ではないが、オープニングやエンディングのkokiaさんの歌声がとても良い。

いわゆる「広告に載せて売るための見せ掛けだけのプレイしたらがっかりなグラフィック」ではない。「派手ではないが作り手のこだわりと、リアルさ」を感じる。
また、数多くの装備やキャラメイキングで作った顔の見た目がプレイ中に反映されるゲームとしてはかなり良いグラフィック。洋ゲーにも同様のものが多く見られるが、洋ゲーと違い動きも繊細でバランスが良い。
かなりダークな世界のせいか、蝋で目を塞がれた「火防女」のしぐさにすらかわいらしさを感じてしまうから恐ろしい。

敵や罠は固定配置のため戦略は練り易い。
そのため、逆に敵は強くしてあったり、暗闇に待ち伏せしていたりと、雑魚相手にも油断するとあっさり殺される。
必然的に敵の配置や攻略法のわからない初見のステージの難易度は非常に高くなる。
プレイヤーにはアクションの上手い下手よりも、攻略の為の戦略と慎重さ、ごり押しではない闘い方が求められる。
また、初見ステージのドキドキ感、緊張感は、初プレイ1週目プレイヤーだけが味わえる特権。
あそこまでホラーではないが、個人的には初めてバイオハザード1をプレイしたときの緊張感と似たものを感じた。
さらに言うなら、ゲームにまだ慣れていない初プレイ1週目に黒ファントム(PK)に侵入されたときの緊張感は凄まじい。もう心臓バクバクで口から飛び出しそう。
「強敵を倒した、ソウル(経験値兼お金)も貯めた、ここまでやっと進んだ。死ぬわけにはいかない、死ぬわけには・・・ぎゃああ!!」
みたいなことになる。

黒ファントム(PK)との戦闘は格闘ゲームや通常の対戦ゲームのように正々堂々一騎打ちなんてする必要はないので、あえて決闘を望むのでなければアクションが下手でも、慣れにより対処できる。青ファントム(味方プレイヤー)を召還して数的優位に立つ、姿を隠すアイテムや魔法を使い物陰に潜んで、強力な武器や魔法で奇襲するなど。

このPKの存在は賛否あるようだが個人的には大賛成。
特に専用のマルチプレイモードなどでなく、ソロプレイと共通の自分が攻略中のステージに敵キャラクターとして他のプレイヤーが侵入してくるなどというシステムは自分はお目にかかったことがない。
PCのゲームでは似たシステムのものもあったが、いわゆるテレビゲームでは聞いたこともないし、このゲームほどバランス良くできているものには会ったことがない。
一般の対戦では味わえない面白さがホスト、協力プレイヤー、PKの双方にある。

中にはムカッとくる事もあるが、個人的にはそれもいいアクセントにもなっている。
ただし、この辺は感じ方が人により大きく違うところでもあるので、マルチは協力プレイ以外したくないという人は注意が必要。PK・PKKともに中には卑劣・悪質(?)と思える手段をとってくるプレイヤーがいるのも事実。またPKを受け付けない人にとっては最悪の相手と映る場合もある。

いずれにせよ、ステージ攻略もPK対策も理不尽な内容というのは少なく、工夫すれば攻略なり対応または回避できる。


とにかくハマる人はとことんまでハマるゲーム。どこかのレビューで「至高の廃人ゲーム」と言われていたが納得。
次作が発売されるまで完全にやめるということはできないかもしれない。ということで、散々遊んだが、中古屋に売る気はない。

神殿〜ステージ間の移動及び死亡・再スタートにロードが入るが特にストレスを感じるほどではない。コントローラーを手放しで10分も20分もムービーやイベントを見せられることもなく常にプレイしていられる。NPCとの会話にもプレイを大きく中断されるようなことはない。会話内容も必要最低限であり、それでいてプレイヤーの想像を膨らませる情報で個人的には好感が持てる。フロム作品らしく、プレイヤーに脳内補完を促している。
チュートリアルステージのテンポも良い。チュートリアルであることすら気付かずにプレイしてしまうかもしれないくらい。自分の場合、チュートリアル時の説明がやたら多いと「やらされている感」「分厚い説明書を読まされているのとかわらなくないか?」という感覚にやる気が失せてしまうことが多いのでこの点は非常に好感が持てる。

マルチプレイはジェスチャーの意思表示ができる程度であえてチャットができない仕様とされている。
前述のセッションルームなどがない独創的なオンラインシステムにより非常にスムーズにソロプレイからオンラインプレイへと移行できる。
これらにより従来のオンラインマルチプレイにありがちだった煩わしさも解消されている。

BAD/REQUEST

個人的には当初マゾゲーといわれるていたこの難易度が好きだが、挫折してしまうプレイヤーもいるであろうことも予想できる。
初見プレイの難易度が高く、また初プレイ最初のステージはレベルアップも協力プレイもできないため、挫折してしまうプレイヤーの多くはここでやめてしまうのではないだろうか?何らかの方法で救済措置がとれるようにしてあってもよかったのではないかなとも思う。
例えば死亡回数が一定数を超えると最初のステージでもレベルアップが可能になるとか、 青ファントム(味方)を召還できるなどといったことができても良かったのではないかと思う。

このゲームに限らないが、バグ、回線切りなどの不正プレイを行うプレイヤーが稀にいる。

COMMENT

フロムの作品には良くも悪くもこだわりを感じる。
このゲームも例に漏れず万人向けの無難な作品ではない。誰がやってもまあまあ面白いといものではなく、ハマる人はトコトンハマるが、無理な人はステージ1で心が折れて投げ出してしまうかもしれない。

ダークで緊張感がある難易度と世界観、敵対プレイヤーの存在などが楽しめるなら最高の作品と感じられるだろう。

アニメ調の美少年・美少女キャラ以外受け付けない、死なずにサクサク進めないと嫌だ、とにかくPKが存在するゲームは嫌だという人には無理な作品。

プレイ環境
リアルフレンドと一緒にプレイするときのみSkypeなどのボイスチャット併用。
ネットは光。PS3への接続は無線LAN使用。
回線状況がよいのかプレイして感じるようなラグはほとんどない。

   
プレイ時間:100時間以上(クリア済)
じゃがいもさん  [2011-02-15 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

552人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
5pt 5pt 5pt 5pt 5pt 4pt 4pt
総合点
96pt

GOOD!

■オリジナリティ 5点

基本はオーソドックスな探索型ARPGだが、そこに正に革新的なオンラインシステムが融合されている。このアイディアを考え、まとめあげたスタッフの方々は称賛されるべき真のクリエイターだろう。

リアルタイムでプレイしている他プレイヤーが幻影として見え、チャットはできないのに共に冒険をしているという一体感が得られる。もちろん一緒に戦ったり、PKもできる。
メッセージを残す事ができて、見知らぬ誰かにアドバイスを残してあげたり、嘘をついて騙したりもできる。
血痕を調べると他プレイヤーの死に様が見られる。

他のメーカーはこのシステムに触発されて、更に一歩進んだシステムを創ったり(もちろんパクったりも)するのではないかと思われる。本作は一つの基準となるだろう。

■グラフィック 5点

非常に丁寧に作り込まれ、ダークファンタジーな雰囲気抜群。
実際はこまごまとしたダンジョンであるのに、世界の広がりを感じさせる圧巻のグラフィック。
敵が大量にいたり、巨大モンスターが出てきても処理落ちを感じる事はほぼない。
PS3のソフト全体からしてもトップクラスと言っていい出来栄え。

■サウンド 5点

基本はBGM無し。ボス戦など要所要所で緊張感のある曲が流れる。
モンスターの泣き声や風の音など、この作品を彩るサウンドのクオリティはかなりのもの。
決してホラーゲームでは無いのに恐怖を感じるほどのハイレベルなSEの数々は見事。

■熱中度 5点

死んだら即オートセーブが働きステージの最初からやり直し。
このシステムが本作を非常に面白いものにしている。
仮にセーブポイントが至る所にあってやり直しが効いたら、かなりの凡作になっていたはず。

ダンジョンも非常に練り込まれており無駄を一切感じさせない。
死んでもまた挑戦したくなるチャレンジ精神沸き立つ構成となっている。
止め時を失うほどテンポが良く、時間を忘れてプレイし続けてしまった。

■快適さ 4点

洗練されたメニュー画面や操作性。一度ロードしてしまえば広大なダンジョンもシームレス。
ハッキリ言って本作は快適そのものと言って良い。ほとんど非の打ち所のない仕上がり。
ただし、本当に些細な事であるが悪い点を後述する。

■満足感 5点

発売前の情報がほとんど無く、勝手な想像だけでかなり期待していた本作だが、その期待を遥に上回る出来栄えだった。
こんなにわくわくしながらゲームを進めたのは本当にいつ以来の事だか思い出せない。
あらゆる要素が高水準でまとまっている奇跡のような作品。

BAD/REQUEST

■快適さ

強いて悪いところを挙げるのであれば以下の点。

・ステージに入った時の最初のロードがやや長い。
・プレイ中にオンラインが接続エラーになるとゲームが強制終了する。
・武器屋でも自キャラのステータス画面を開けるようにしてほしかった。

正直、悪いところを挙げるのはかなり苦労する。

COMMENT

傑作中の傑作。
フロムは素晴らしい仕事をしてくれました!

この手の死んで覚えてチクチクと進めていくゲームが好きであれば間違いなくお勧めできる。
ただし万人受けするゲームではないのも事実。
難易度はすこぶる高く、根気が必要とされる硬派な作品。
でも少しでも気になったらぜひプレイしてみて欲しい。

   
プレイ時間:30時間以上60時間未満(クリア済)
カムさん(Webサイト)  [2009-02-14 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

558人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
オリジナリティー グラフィックス サウンド 熱中度 満足感 快適さ (難易度)
5pt 5pt 5pt 5pt 5pt 4pt 4pt
総合点
96pt

GOOD!

オリジナリティ
斬新、かつバランスの取れたゲーム性に唖然と言った感じ。
序盤はなかなか操作に慣れなかったが、数時間で慣れるくらいの難度。
何よりも、生身とソウル体という未だかつてないシステムと、死んだらやり直しというところからくる緊張感にハマリまくりました。

グラフィック
21.5インチ HDMI接続のフルHDモニタでやってますが、全く文句のない綺麗なグラフィックです。
モンハンと比べると、ドラゴン1つ取っても桁違いです。
まあ、ハードの差でしょうが・・・かなり満足です。

サウンド
世界観がよく出せていると思う。
全体的に音楽は少ないが、切った時の音や、モンスターの声、敵の足音など、かなり細かく作りこまれています。

熱中度
ほとんど自動でオンラインなので、オフラインではわかりませんが、文句ナシのクラス。

満足度
買って良かった。
久々にハマリまくってます。

快適さ
1度のロードで1マップロードなしは最高です。
ほんとにストレスなく、世界観に浸れます。
これにより緊張感も倍増で、中だるみなくプレイできます。

BAD/REQUEST

ほぼ完璧と思えるくらいの良作ですが、あえて言うなら・・・

快適さ
やはりロックオンシステムの使いづらさ・・・
複数の敵を選んで攻撃したい時などに、ターゲットカーソルを移動するのにかなり手こずります。
かつ、あまりロックオン範囲が広くないので、敵が直前に来るまで1つに絞れなかったりするので、もう少しやりやすいように改善して欲しかった。

オンライン
やはり、フレンドと一緒に任意でやりたかった。
生身でファントムを召喚すると、尋常じゃなく強い人とかが来て、ボスを蹴散らして終了。なんてことも多々ある。
逆にかなり弱い人がくると、何もせずに死亡なんてことも多々・・・。
まあ、評価のシステムを考えると仕方ないとは思うが、やはりオンラインの醍醐味として、フレンド協力プレイは欲しかった。

COMMENT

2つほど不満を書きましたが、ホントに良作です。
買って損はしないはずです。

他の人の血痕による警告システムや、コメントシステムなどもかなり斬新で面白いので、常時オンラインでプレイできる環境の人には是非お勧めします。

プレイ時間:15時間以上30時間未満(未クリア)
ぼむさん  [2009-02-14 掲載]

このレビューはオススメ? はい  いいえ

Amazonレビュー

レビュー者: hide
レビュー日: 2017-04-26
某動画サイトでただの暇つぶしのつもりでプレイ動画を見始め、
数十分後にはいてもたってもいられず本体ごと買うことを決めていた、そんなゲームです
そして、実際に遊んでみてさらに衝撃を受けました
動画で見たところをなぞっているだけなのに面白い
いうまでもなく初見のエリアはもっと面白いわけです
死にゲーと言われますが、ただ理不尽に殺してくるゲームではありません
死んだらはっきりと自分の悪かった点が浮かび上がり、繰り返すたびに自分のプレイの上達が感じ取れる
職人芸的ともいえるゲームデザインが光っているのです
ある程度人を選ぶゲームではありますが、ハマる人はとことん心に残るゲームとなるでしょう

【PS3】Demon’s Souls(デモンズソウル)
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