【PS3】Flowery(フラアリー) レビュー
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2009-02-12 |
価格 | 800円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ オンライン配信専用 ■ ジャンル:ポエティック・アドベンチャー ■ プレイ人数:1人 |
- 総合ポイント
- 76
- (難易度)
- 1.50
- レビュー数
- 16
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 1pt |
66pt
GOOD!
SIXAXISを使った操作方法が斬新で良い。
少し小回りが難しいが。。
グラフィックはもの凄く綺麗ではないが、
配色がとても美しく透明感がある。
ヒーリングBGMの様な効果音です。
とても世界観とマッチしていると思います。
BAD/REQUEST
全てのステージが同じ攻略?方法なので、
マンネリしてしまう事があり集中し辛い。
ステージ数が少なく半日あればクリア出来てします。
再プレイする気も起きなかったです。
やはり小回りが困難な操作性でテンポが少し悪いです。
COMMENT
ブラビア(KDL-710EX 40型)HDMI接続でプレイ。
息抜きにはとても適していると思います。
1ステージも程よく短いので。。
短気の方には向いていないと思います。
結果を求める作品ではないので。。
800円の割には完成度が高い作品だと思います。
DLして暇つぶしにでもどうぞって感じです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt |
66pt
GOOD!
・花びらを操作して、花を次々に咲かせていくシステム。斬新なアイデアです。
・音楽が非常に心地よい。
・グラフィックがきれい。
・説明、ストーリーは表示されないが、プレイしていくと自然にストーリーが伝わってくる構成がすばらしい。
・エンディングのセンスが良かった。
・800円は安い。
・癒される。
BAD/REQUEST
ゲームの性質上、あまり悪いところは無いのですが、あえてあげるとすれば、
花の種類が少ない。色がもう少しあると良かった。
全体的にストレスを感じさせない作りになっているのですが、1ステージだけ、少しストレスを感じました。
COMMENT
42インチ、HDMIケーブル使用
とても癒されるゲームです。音楽・グラフィックもよく出来ており、なにも考えず、ストレスも感じずにプレイできるゲームです。とはいうものの、あくまで800円というラインで考えた場合であり、説明書・パッケージ・輸送コストを含めて5500円くらいで購入していたとしたら、「もう少しボリュームが欲しい」「ストーリーが欲しい」との感想が出ていたかもしれません。グラフィックもきれいですが、PS3の性能を考えれば・・・また男性はほとんどが感動したのに、女性はほとんど感動しなかったというのも、少し気になりました。あくまで私の周囲の人たちだけですが。800円ですのでHDDに余裕があるのでしたら、ダウンロードしていてゲームの苦手な人に見せてあげたりするのに最適だと思います。雰囲気はとてもすばらしいです。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 3pt | 2pt |
93pt
GOOD!
・オリジナリティー … 5点
「花びらとなって花を咲かせていく」という発想自体はさほど斬新なものではありませんが、それに徹底し、「ゲーム臭さ」を極限まで排除したことによって、類似する環境系のゲームとはまるで趣の異なる独自性溢れる作品になっています.
とりわけ、操作方法やゲームの目的について一切説明がないというのは驚嘆に値します.
・グラフィックス … 5点
技術的には凡庸なレベルです.
しかし表現のスタイルが芸術的なので、大作のグラフィックスよりも美麗な印象を受けます.
特に、夜のステージで草むらを駆け巡る時の映像美は素晴らしい.
・サウンド … 5点
あるステージでは爽快感を助長し、また別のステージでは静謐の美を強調するなど、アンビエントの妙味を尽くしています.
最後のステージでの解放感はサウンドに帰するところ大です.
・熱中度 … 5点
実はある種のストーリーが用意されているので、意外にも熱中して取り組むことになります.
「トロフィーのために」といった熱中度は低いのですが、いつの間にか先に進めたくて仕方がなくなってくる物語的な作りには脱帽ものです.
・満足感 … 5点
値段を考えれば、このボリュームでも十二分に満足できるでしょう.(800円)
しかしそれ以上に、クリアした時の幸福感が素晴らしい.だらだらとステージを多くするよりも、はっきりと絶頂の瞬間を提示してくれる方が満足できます.
BAD/REQUEST
・快適さ … 3点
ただ癒されたいというだけなら、思うに任せぬ六軸操作に苛々するかもしれません.
クリアして、かつこのゲームの方向性に納得できれば、快適さに不満は生じないはずですが……
COMMENT
のんびりプレイする「癒しゲー」と思って購入すると裏をかかれます.
その意外性は制作サイドが強く意図したものであるようで、そもそもステージ構成自体が巧妙なトリックです.
「何をすべきか」がまったく判らない第1ステージは確かに「癒しゲー」の様相を呈していますが、プレイヤーはそのうちに「何をすべきか」に気付かされます.このゲームでは、ゆらゆらと自由に漂ったり、無目的に気持ちよく疾走したりするだけではいけない、と.(これに気付かないままやめてしまう人もいそうですが)
「何をすべきか」を理解すると、第2ステージは気持ちよく楽しめます.どう考えてもこちらを最初に持ってくるべきでしょうに、敢えて「何をすべきか」が掴みづらいようなステージを最初に持ってきているのが小憎らしい.
やがて、「何をすべきか」が明瞭であることが「癒し」とは正反対の作業をプレイヤーに強いるようになるわけですが、これはあらゆる環境系ゲームに共通する問題です.『アフリカ』で動物の写真を撮ることも、『アクアノートの休日』で図鑑をコンプリートすることも、結局はゲーム的な作業に他ならず、要はそれをプレイヤーが作業と意識するかどうかでしょう.
『Flowery』の凄味は、その事実を逆手に取っているところにあります.つまり、これまでの環境系ゲームは「いつの間にか作業になっている」というものばかりだったのに、『Flowery』ではゲーム自体が「このゲームが作業であること」をプレイヤーに認識させてくるのです.
そして、その認識が最終ステージの感動に昇華されます.最初のステージと最後のステージではまったく別のゲームというくらいに印象が変わりますが、この極端な変化は予め意図されたものです.「癒しゲー」が「作業ゲー」になり、最終的には「感動ゲー」になるという、実に志の高い、そして不気味なほど自己批判的な構造になっています.
コメントが長くなってしまいましたが、『Flowery』の本質はこのトリッキーな構造にあります.
したがって、純粋な「癒しゲー」を求めているのなら期待はずれになりますし、勿論ふつうのゲームが欲しい場合も絶対に手を出すべきではありません.
「クリエイターの志操に翻弄されるのがたまらない」という気分がなければ、このゲームを存分に楽しむことはできないでしょうが、そういう趣味の人なら、これ以上にツボにハマる作品はなかなか見つからないと思います.
GOOD!
うちの貧弱なブラウン管テレビでも絶句したくなるぐらいの綺麗さ。
ただ花びらが舞い、色のない草原が色取り取りの色彩で蘇る様は「流石高性能機!」と思える。
これに関してはグラフィック5点は文句なくつけれると思う。
全くゲームに触れた事もない人でもものの数分コントローラー握らせれば誰でも操作を覚えれるお手軽感も実に素晴らしい。
また(ここら辺は人にもよるがあくまで自分は)だらだらと沢山のステージを盛り込むのではなく、たった数ステージで起承転結を描く。
一度クリアした後でもステージ1から最終ステージまで通しで遊ぶ事で「言葉で表現しないストーリー」を感じられると思う。
BAD/REQUEST
自分はこのソフトはゲームとは思えなかった(良い意味で)ので、なおさら強制スクロール(後戻り不可面)やイライラ棒的なステージは残念に思った。
というのも、操作は簡単なのだがコントローラーの傾きで移動(移動速度は何かボタンを押す・アナログスティックを倒すで調節)な上にある程度の慣性がついて動く為、細やかな操作ができず、そういったステージで花の取り忘れ(触れ忘れ?)や、電気ショックで…が何度も起こり、嫌気を感じた。
COMMENT
BADの一番最初に書きましたが、これはゲームと言っても良いのかなぁ…と悩んでしまいます。
当然ゲーム機でコントローラーを用いて遊ぶ物ですからゲームに変わりないですが、リンガー・オブ・シャドウ(でしたっけ?)のようなデジタルアート的な鑑賞ソフトと言ってもこれまた間違いじゃなく…
GOOD欄最初に書いたようにただのブラウン管にD1接続程度で「綺麗」と思わせるぐらいですからフルハイビジョンTVでHDMI接続なら卒倒物じゃないか、と勝手に想像したくなる感じです。
トロフィー完全制覇を含めてもレビュー内のクリア時間表にある最低プレイ時間5時間も掛からないので、長く遊ぶゲームとして買うと確実に失敗した…と思う事でしょう。
しかし、精神的に疲れた時に5分〜10分起動してただぼーっとついてる画面を見るだけでも疲れが取れるような癒され感は心のマッサージチェアに座ってるような感じがします。
なんか疲れたな〜、最近忙しくて余裕がないな〜と思う人には是非お勧めします。(まぁ花を愛でる心、自然を感じる心がないと厳しいですが…)