【PS3】プロ野球スピリッツ6 レビュー
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント (オフィシャルサイト) |
---|---|
発売日 | 2009-07-16 |
価格 | 7980円(税込) |
レーティング | 【A】全年齢対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon / ニュース |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:野球 ■ プレイ人数:1〜2人 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
91pt
GOOD!
・全支配下登録選手を収録しています。2軍の選手だけでペナントを戦うことも出来るのでコアな野球ファンにはたまりません!
・スタッフロールを見ればわかるのですが、各球団につき1人担当置いています。そのお陰で2軍選手にもしっかり能力査定が行き届いています。さらに覚醒
・オンラインの監督対戦がとても面白いです。近年オンライン対応のソフトはどんどん増えていますが、こういった頭脳戦タイプの物は初めてやるのですごく新鮮です。ショップをカードで買ったり、バザーで他のユーザーとカードを売買するのもつい夢中になってしまいます。(熱中度5の理由はこれです)
・新しくなったスターダムモードは1年限定なので1戦1戦の重さが増しており、適度な緊張感を持って挑めます
・WBCモードもよく出来ています。WBCモードに入ると流れるアンセム曲はフルオーケストラで非常にカッコイイです。こだわりを感じます
BAD/REQUEST
・新しいスターダムモードも面白いのですが、前作までのスターダムモードも収録してほしかったです。どちらにも違った面白さがあるので
・WBCモードでトーナメントの組み合わせが変更できません。同社の別のソフトでは変更できるので気になりました
・ペナントレースでFA移籍がありません。他の野球ゲームはFA移籍の人的保障まで取り入れ始めているのでこの点に関しては完全に遅れています
COMMENT
第1作目から買い続けていますが最高傑作であると確信しています。新しく入った3つのモードはすべて面白いです。(満足度5の理由はこれです)
特にオンライン監督対戦はとても楽しんでいます。PS3はネットに繋ぐのもとても簡単なので興味のある方は是非やってみてください。(出来るだけ人の多いうちに)
まだ詳細が発表されていないのでGOOD欄に書くのは自重しましたが、オンラインによる選手データのアップデートも予定されているので1年間飽きずに遊べるのではないでしょうか?
野球が好きで仕方のない方にも、WBCで野球に興味を持たれた方にもオススメです
環境 32型フルHD液晶 HDMI接続 5.1ch
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 3pt | 5pt | 5pt | 3pt | 2pt |
88pt
GOOD!
オリジナリティは5点。
過去のスピリッツシリーズに比べ、オンライン監督モードが付き、
リアル型野球ゲームとして唯一のWBCモードの搭載。(リアル以外ではパワメジャ)
更に、前作、5完全版と同じ、支配下登録選手全収録。
熱中度も5点。
ペナントレースだけでも1年間は飽きずに出来るモードもあれば、
1年間、新人選手になりきるスターダムモード。
オンライン、WBCモードなど、飽きる暇すらない位、モードが豊富。
プレイが飽きても監督モードは、采配を指示するだけなので、簡単に野球が楽しめる。
満足度、5点。
上記に書いたように、豊富なモードに他ではプレイ出来ない内容が豊富であり、
このソフト1枚で、一人でも、友達とでも、日本中のプレイヤーとも楽しめる。
野球好き、特に、プロ野球を愛している人達には、最高のソフトだと思う。
BAD/REQUEST
特記すべき事はあまりないが、
・オンラインでの切断ペナルティが無い事。
・WBC、ペナントレースの難易度「おまかせ」が10数試合やらないと適した難易度にならないこと。以前までは3試合程度で、適した難易度になった。
・WBCモードでのトーナメントが大会のままで変更できない事。
COMMENT
最高の野球ゲームと言える内容です。
PS2版も出てますが、PS3を持っているなら、1000円ほど高いが、PS3版をオススメします。
特に、オンラインモードは是非、やってほしいですね。
買って、間違いはありません。
HDMIケーブル使用。液晶テレビ。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
91pt
GOOD!
非常によく出来たゲームです。特に試合部分に関してはなかなか細かいチューニングが出来る上に、CPUが非常に人間臭く、オフラインの試合でも十分楽しめる丁寧な作りです。
シリーズモノですからオリジナリティーという点では薄れて行くのですが、カードを使用したオンライン監督モードの熱中度があまりにも高かったため4をつけさせて頂きました。
グラフィックは過度に期待しなければ、違和感は感じません。PS3のマシンパワーをフルに使えてる感じはまだしないのですが、シリーズを重ねるごとにしっかりと改良されているのが分かります。
サウンドは売り子さんの声や、二軍戦だとやじがはっきりと聞こえてくるのが非常に楽しい。音楽は印象に残るという類のものではないですが、不快ではありませんし、キャッチャーミットの捕球音も改善かと思われます。
熱中度としてはただでさえクオリティーの高い試合部分にオンライン監督という非常に面白い遊び方が導入され、魅力あるモードが多いわけでもない割に非常に満足出来ています。特筆すべきはこのゲームバランス。どの部分からアプローチを仕掛けてもハイレベル。無論、悪い部分も多少はあるにせよ十分に目を潰れるレベルです。
満足度としても野球ゲームとしてはかなり上位でございましょう。パワプロと違ってペナントやマイライフが凝った作りをしているわけでも、サクセスがあるわけでもない。しかし野球ファンにはしっかりと通じるものがある。なぜか。CPUとの試合が面白いからであります。スポーツゲームにおいてこれほどCPUとの試合が楽しめるソフトがかつてあったでしょうか。バッターの空振り、配球を考える楽しさ。CPUっぽい部分も随所に見られるとは言え、かなり高い品質です。
快適さは充分満足出来るレベル。もう少し試合前のロードが早くなればいいのですが、試合中にロードが入ることはありませんし、ゲームとして必要十分以上の品質は保たれているかと存じます。
また難易度が細かく設定出来るのもよし。シリーズをプレイして一番感心したのは、CPUの強さを細かく設定出来るだけではなく、自分のプレイスタイルを簡略化あるいは複雑化することで難易度を変更することが可能な点にあります。基本的にはパワプロのシステムを強襲したシューティングゲームスタイルになるかと思いますが、カーソルを消して洋ゲースタイルにしてみると初心者でもこのゲームの雰囲気を味わうことが出来て良かったと思います。
それと本作から能力のアップデートが行われることになりました。
まあアップデートは非常によろしいのですが、アップデートをしないという選択肢があっても良かったのではないかと思います。僕は良いのですが、最下位に沈んだチームのファンとかね。せめて覚醒に夢を持たせてくれればいいのですが、最下位のチームは覚醒データもそんなに強くないわけですし。
BAD/REQUEST
上記でべた褒めしたのですが、不満も存在します。
試合のゲームバランスで言えば外野手の肩が弱い。守備のモーションが少ない。キャッチャーの守備機会が多すぎetc...
グラフィックで言えば守備走塁のモーションが少なすぎ。打撃モーションや選手固有モーション、固有フォームを含めてもっともっと頑張ってもらいたい。下地がほぼ完璧なゲームですから、あとはモーション等々で味付けをよりドラマチックにしていけば間違いはないかと思うのですが。
それとこのゲーム非常に現実的でよろしいのですが、遊びの部分がもう少し用意されててもいいのではないかと思います。例えばミートが高ければボール球も打てるとか。守備が極端に上手いとか。突き抜けた能力値の選手はもう少し突き抜けてもらっても構わないのになあ、というのが本音です。
満足感を損なうという類のモノではありませんが、スターダムモードは少々がっかり。目玉的な扱いでしたが、今作の実質的な目玉はWBCモードとオンラインの充実にあるものかと。
加えてパワプロにはあってプロスピにはないペナントの遊びの部分と、サクセスの部分。プロスピのペナントにも成長の概念はないことはないのですが、しっかり活躍させないと成長してくれないので、我慢して使っても成長しないのは本当に残念。覚醒が完全に済んだ選手にばかり経験値が偏るシステムは今すぐにでも改善して欲しい。
アップデートも不満っちゃ不満。選手追加くらいはしっかりやって欲しかったところ。リンデンと福盛がいない楽天は二位のチームにしては駒不足の印象ですし。
COMMENT
まあいろいろ書きましたが、洋ゲーを含めた現在発売されてるゲームの中で総合点は一番上でありましょう。
野球好きならPS3との同時購入を考えてもいいだけの名作です。
Amazonレビュー
レビュー日: 2009-08-27
久しいことプレイしていなかったので、ここまで進化していたのかと驚き。
プロ野球はそんな観ている方ではないから、WBCで出ていた選手以外はあまり知りません。
が、まぁそれはあまり関係なく、実在の選手もこんな個性なんだろうなというのがよくわかります。
バッティングや投球など、1人として同じ動作をしていない・・・!
(三振や走塁などの諸々の動作は使い回しですが)
「スターダム」モードは、自分が育てる選手のポジションによって、
クリアまでにかかる時間が変わってきますね。
先発ピッチャーだと、バシバシ最後まで使われたりするし、
抑えだと9回にちょろっと出るだけだったりと、
スターゲージ上げにもかなり差が生じるのではないかと。
バッターでの育成は、これまた毛色が違っていて、
打ったり走ったり守ったりとやれることが増えます。
私はヘタレなので、バッターでは一番簡単な操作でホームランを量産したり、
自分なりの楽しみ方で進めてました。
いやぁ、リアルスピードであっちこっち投げられると全く打てず三振の山・・・。
キャンプで選手を育成するモードもなかなか。
手っ取り早くオリジナル選手を作るにはこれが速いです。
何気にオリジナル選手を量産してチーム内を埋めて、
ペナントレースを戦っていくことにやりがいを感じてます。
いや、これが実に楽しい。
そうか、これも1つの遊び方なんじゃないかと。
GOOD!
■オンライン監督モード
本作で特筆すべきなのは何と言ってもオンライン監督モード。
アクションのプレイヤースキルを必要とせず、簡単な指示を出すだけで遊べる。
敷居が低く、非常にとっつきやすい。しかし、駆け引きの面白さは尋常ならざるものがある。
采配がズバズバ的中すれば気持ち良いし、逆に見破られれば悔しくて仕方が無い。
CPU相手では味わえない、相手が生の人間だからこその盛り上がりがある。
ハマれば他のゲームモードを忘れるほど病み付きになること間違いなし。
発売直後の09年7月現在、オンラインのプレイ人口は好調な模様。
■WBCモード
参加選手から球数制限などのルールまで再現されているので、WBCをゲームで遊びたい人には嬉しいモードだろう。
ただし、プロ野球スピリッツとは別物扱いなので注意が必要。
BAD/REQUEST
■グラフィックス
グラフィックスは全体的にクオリティが低め。PS2用のデータに多少細工した程度の出来だ。
選手の顔はほとんど似ていない上に、着ているユニフォームは甲羅のような固い物質で作られているように見える。
球場はいかにも「テクスチャを貼りました(^o^)v」的な大雑把な作りで臨場感を全く感じられない。
ヒーローインタビューをするアナウンサーやリリーフカーを運転するお姉さんはマネキンのように無機質。同じ人間であるはずの選手たちとは別次元の物体にしか見えない。
正直言って数年前のグラフィックレベル。よくもまあ、こんなものを恥ずかしげもなく今出せたものだと、ある意味で感心させられた。
■監督モード
Goodで絶賛した監督モードだが、残念ながらいくつか不満点を感じた。
●エンドランの成功確率が高過ぎる
・7、8割の確立で成功する。
・そもそも守備側に確かなエンドラン対策のコマンドが存在しない。
●パワーの概念が完全に消え失せてしまっているため、ミートの低いパワーヒッターの居場所が無い。
・バスターでフェンス直撃のライナー、または本塁打が打ててしまえる。
・打撃能力が低いはずの投手が下手な打者よりも打撃成績がいい。
・福岡ドームのような広くてフェンスが高い球場でも、非力なバッターがインハイの直球を流して本塁打を打ててしまえる。
●AIがかなりのお馬鹿。常人では到底理解不能な行動を取るのでヤキモキさせられることが、しばしば。
・絶対無理というタイミングで進塁する。
・1アウト・一三塁の場面で、三塁手の真正面に転がってきた5-4-3のゲッツーが取れるゴロをわざわざ本塁に送球。
・一三塁の場面でスクイズ阻止。三塁走者をアウトにするのかと思いきや、一塁ランナーが気になって一瞬走り出し、結局全セーフ。
・当たり損ねのゴロが三塁(又は一塁)に転がる。ゴロを追いかける投手と遊撃手。ゴロに背を向けて知らんふりする三塁手(一塁手)。
●チーム編成にこれといった制限がないため、最終的には特色の見えないオールマイティなチームが出来てしまいがち。
これらから鑑みるに、開発チームがテストプレイを一切していないのは確定的に明らか。
■スターダムモード
非常に単調で退屈。やれることが少なく、10分もしないうちに飽きるが、その飽きるまでのわずか10分でスターダムモードをほぼ遊び尽くせたと言えてしまえるほど中身が無い。
まともにプレイしようものならば、精神に異常をきたす恐れがあるので注意が必要。
■未だにエディットモードが搭載されない
目的のオリジナル選手を作るのに「多大な時間を浪費すること」と「強大な運を味方にすること」を強いられることとなる。
野球ゲームをプレイしたくて買ったのに、それ以前の選手を作るのに苦心させられるというのは実に馬鹿馬鹿しい話だ。
■アップデート
本作はネットワークを通じて選手データをアップデートすることが可能と公式サイト等で謳われているが、これがまた非常に鈍重。
7/16の発売日にして収録されている選手データは各所に古さを感じさせられるものであり、早急なアップデートを求められるのだが、7月がもう終わろうとしている現在、未だにいつ頃アップデートがなされるのか、アナウンスの一つもない。
COMMENT
プレイ環境 26インチHD液晶。
良い部分は沢山有るのだが、そのほとんどが作りこみが甘く中途半端。
現状のライバル無き市場への、また、ファンがくっついているブランドタイトルへの、開発チームの「甘え」を強く感じさせる作品に仕上がっている。怠慢と言っても良い。
09年のNPBを題材にした野球ゲームに興味が有るならば買っても損はないと思われる。しかし、本作が多くの野球ゲームファンの満足を勝ち取れるかどうかと言うと、答え「ノー」だろう。