オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 5pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 3pt |
92pt
GOOD!
ゲームでは珍しい実写映像(写真を取り入れた停止画、たまに動画もあります)を取り入れたノベルゲームです。
この実写と言うのが大きな所です、なにより実写以上にリアルで綺麗(絵そのものの綺麗さでは無くより現実的な映像に近いかどうかで)な映像はありませんし、臨場感やその場に流れる空気感などがGGやアニメーションとは桁違いです、人が出るシーンでは実際に役者さんが演じているので尚更リアリティがあります。
物語の構成が上手です。
5人の登場人物達の存在や行動が上手く絡み合い、最初は無関係であった人々が謎の解明と共に一つの事件の解決へと向かって行き、終盤には意外な人物も物語の主役となり事件の解決へ導いて行きます、確かに大きなスケールだとか意外な展開などがあるわけでも無く(最後にどんでん返しはありますが)、解りやすいドラマなんですが作者の文章力が高く構成が上手なのでとても引き込まれ最後まで飽きずに楽しむ事が出来ました、曲の使い所も上手なんですよね、いたるところでスタッフの有能さが垣間見れました。
5人の主人公達の一人の選択が他の人に影響を与え、それによって別の人が悲惨な結末になったり、思わぬ危機を乗り越えたりする街から引き継き採用されているザッピングシステムは相変わらず面白いと思います、これ以上凝ったシステムのノベルゲームはあまり存在しないでしょうね。
タイムチャート機能は便利でしたね、ザッピングシステムにより何度も行ったり来たりや選択肢変更を行う必要があるので、これが無ければ恐らくクリアは不可能だったと思います。
所々歴代チュンソフトの作品や街と関連した要素が出てきたのは面白かったです、TIP内での小ネタはしっかりと街から引き継がれています。
BAD/REQUEST
基本的にバッドエンド回避ゲームです。
グッドエンドを目指すゲームでは無く(一応最後にエンディング分岐はありますが)、数あるバッドエンドを回避しつつ事件の解決へと導いて行くゲームです。
進めて行くと必ず沢山のバッドエンドに出会います、そのつどヒントを頼りにそれを回避出来る人の回避出来る選択肢を選んで行かないと行けません、そして最終的に全ての人が一つの事件解決へと収束するので、多数のシナリオがある訳ではありません、大きなシナリオが一つです。
正直KEEP OUTは必要無かったと思います。シナリオ中に所々KEEP OUTになり先に進めなくなる(他の人からジャンプして来る事で先に進む事が出来ます)事がありますが、バッドエンドが多数存在するのにこれが加わる事により先に進むのが難しくなっています、終盤にはヒントも無くなるので非常に苦労しました。
おまけのサブシナリオの一つが散々な出来でした。
急にアニメになるやつです、アニメになった事は別に構いません、あの内容を実写でやるのは難しいと思いますので、内容は本編とは毛色が違いますし、好みは分かれると思います、シナリオ自体は本編の補完のはずなんですが、格好つけているのか文字に余計な装飾が多く非常に読みづらい上に「どう考えても有り得ない」人間離れした人物や嘘みたいな設定が出てくるのでこれが428の正式なシナリオの一つとは決して思いたくありません、格好つけた読みづらい文章は味として許せたとしても有り得ない設定と展開によるファンタジーシナリオは止めて欲しかったです。
COMMENT
多少ボリューム不足な感じもありましたが中身の質は凄い物でしたので一度始めるとどうにも止まらなくなり一気に最後までやってしまいました、ノベル系のゲームが嫌いでは無い人には是非遊んで頂きたい名作です。
かまいたちの夜2からとにかく迷走していたチュンソフトでしたがここに来てやっと本気を見ました、これからも本気を出して良質なサウンドノベルを作って行って欲しいですね、これからのチュンソフトにも期待出来ます。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 2pt |
92pt
GOOD!
●オリジナリティ
登場人物一人一人のストーリーが重厚。サウンドノベル系統で、これほど魅力的な人物が描かれている作品はなかなかありません。
そして、一人一人の演技や配役が絶妙。静止画一枚一枚、ドラマチックな展開が楽しめます。
●グラフィックス
Wii版をやっていないので、PS3版とは比べられないのですがハイビジョン出力の為、基準以上の綺麗さです。
●サウンド
サウンドノベルというだけあって、音楽は秀逸。
特に予告の音楽と主題歌は鳥肌ものです。
●熱中度
先が読めない展開のお陰で推理する楽しみが生まれる。
その推理するのもこの作品の醍醐味で、夜通しプレイしても飽きません。
●満足感
本編以外にも隠し要素もあるので、ちょうど良いボリュームです。値段以上に楽しめました。
また、「街」と「忌火起草」をプレイしてる人なら思わずクスリとするような制作者の遊び心も楽しまさせて頂きました。
●快適さ
KEEP OUTとJUMPのお陰が物語のちょっとしたスパイスになっている。
この人物の物語が早く読みたいのに〜と思いますが、全ての人物を少しずつ進めることで人と人の繋がりを深く認識する。そしてバッドエンド回避していく。
このシステムは見事です。
BAD/REQUEST
端役の一部の演技が頂けない…
一旦タイムチャートを進めると、タイトル画面に戻るのが面倒。
バッドエンドリストが見つけにくい
カナン編は蛇足が多い。
COMMENT
活字を読むことが好きな人には、間違いなくお勧めできる傑作です。このゲームをPS3で出してくれて本当に感謝しています。
売り上げは厳しいようですが、この作品と似た続編が出るのを楽しみにしています。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 5pt | 4pt | 4pt |
92pt
GOOD!
・最初全く関係のないキャラたちがしだいに密接に関わりを持つことになったのは驚きました。KEEP機能があることも、物語の先が気になるということで、いい働きがあったんじゃないかと思いますし、よってオリジナルティーはあります。世間は「24」のパクりだとか言っていますが、製作者側は「24」みたいな作品にあこがれていたそうですのであまり気になりませんでした。
・キャラに親密性があり、一人一人個性があるので、愛着度が持てます。それに、変に美男美女なキャスティングになっていません
・グラフィックスに関しては、実写を使用しているものの、俳優さんの演技はすばらしいです。なぜなら、静止画ですが、実際に声を出して演技をしているからですね。
・途中で挿入されたムービはもちろん実写なので綺麗でした。
・BADエンディングがかなり多いのも特徴的ですが、私には全く苦にはなりませんでした。むしろ、すぐにそうなった理由を突き止めたくなるゲームです。うまく話を進められたときは嬉しいです。
・ストーリーは終盤に行けばいくほど先が気になります。ストーリーの長さも私にはちょうどよかったです。
・音楽は本当にすばらしいです。場面場面に合う曲が逐一流れるので、よりいっそう物語が盛り上がりました。怖い曲から、暖かみがある曲まで色々ありました。私は大沢編に使われた音楽が大大大好きです。私はサウンドトラックを購入して、i-podに入れて聞いています。音楽だけでも聴く価値はあります。
・熱中度はかなりあるでしょう。BADエンディングを全部回収しないと出ないボーナスや、ハッピーエンドで終わるエンディングを迎えないと出ないボーナスなどがありますので
・ロード時間は普通に早くて、全く気になりませんし、イライラさせられた場面もありませんでした。快適さは十分にあります。
・セーブはこまめに行えるので、ちょっとした時間でもプレイできるのがよかったです
・ストーリーを進める中で、やっと真実がわかったと思ったら伏線がはられていたりして、最後までハラハラでした。満足感は十分にあります。
・全ての人物の時間帯の行動が終了し終えた後に流れる次の時間帯のダイジェストムービーは音楽とテンポが合っていてかっこよかったです。
BAD/REQUEST
・ボーナスシナリオのカナン編がちょっと専門用語が多かったので私には苦痛でした。
・ストーリーが良かっただけに、もう少し追加要素が欲しかったです。
このぐらいですよ。本当に。
COMMENT
ここまで出会えてよかったと思えるゲームは久しぶりでした。
最初は、評判が良かったから買ってみただけで、実際にやるとすっかりはまってしまいました。
ストーリーの重厚さに、物語にあった音楽、そしてそれらを演じる俳優さんたちも素晴らしい演技でした。
クリアにもさほど時間がかかるわけでもないですし、話を進める上でつっかかる場面も全く無いので、どんなかたでも楽しめる作品だと思います。
ぜひ、たくさんの人にこのゲームをやっていただきたいです。
Amazonレビュー
レビュー日: 2016-05-20
映像、音楽、操作性、ストーリー、演出、登場人物文句なし!!
最近PS4本体を購入。PS3の電源を入れることがほとんどなくなったためにPS3は売却しようかと思ったのですが、このゲームをまたやりたくなったらと思い売却をやめました。
PS4に移植されないかなー
GOOD!
オリジナリティ&熱中度:主人公が複数いて、それぞれの行動が他の主人公に影響を及ぼすシステム。いろんな主人公の視点で楽しめるし、シリアスもあればギャグもあるのが良く、色んなストーリーがあるのでおもしろいし飽きない。他の主人公で選択をしていないと進めなくなるので、1人の主人公でダラダラとプレイできない。読むだけじゃなく攻略要素あり。内容は2転3転して、下手なドラマよりおもしろいし、演出が良い。
グラフィック:かまいたちが好きだったので、実写になって不安でしたがとても良かったです。実写に慣れるとやっぱり実写には勝てないでしょう。
快適さ:ヒントが出る(これは本当に助かる!)し、ミスする前提のゲームなのでロードが早いのは最高!!
○ボーナスシナリオもある
BAD/REQUEST
×音楽が合ってない場面がある
×おもしろいのでクリアしてしまうと物足りない、ストーリーを有料(なるべく安く)でもいいので追加してほしい
COMMENT
かまいたちも複数の主人公で作ってほしいと思いました。今回のシステムはサウンドノベルにはピッタリのシステムだと思います。実は主人公の1人が犯人でしたってオチもおもしろいかも。