【PS3】テイルズ オブ ヴェスペリア レビュー
発売元 | バンダイナムコゲームス (オフィシャルサイト) |
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発売日 | 2009-09-17 |
価格 | 7800円(税込) |
レーティング | 【B】12才以上対象 (CERO について) |
ショップ/リンク | Amazon(廉価版) / Xbox360版レビュー |
タギングトップ3 | |
タイトル概要 |
■ ジャンル:「正義」を貫き通すRPG ■ プレイ人数:1人 【廉価版】 ■ 発売日:2012/08/02 ■ 価格:3,800円 |
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
76pt
GOOD!
※初めに
あえてプレイが終わってから1年後ぐらいにレビューさせていただきました。それでも印象に残っていることを書いていきたいと思います。
●グラフィック
いい感じに良くなっています。特に戦闘時の魔法や秘奥義が派手になっていて、見た目の爽快感がupしている感じです。気になるとこはほとんどありません。
●爽快感
戦闘は今作が一番おもしろく感じました。一撃で倒せるFSは慣れてくれば頻繁に出来るようになってきて、サクサク敵を倒せます。使用キャラの技も多く設定でき、技のコンボもよりつなげられるようになったりと、戦闘でのやり込み要素も良くなっています。
●キャラ
個性があるという意味では今作は皆よかったと思います。主人公とかは好き嫌いは分かれそうですけど(自分も好きな方ではないです)、存在感はありましたね。(他の作品での主人公では、ほとんど印象に残ってないキャラもいます)
●ボリューム
なんだかんだ結構やりました。戦闘が気に入ったのが一番ですが、サブイベントも多く、はまった人には十分楽しめるだけの要素は入っています。
BAD/REQUEST
●ストーリー
残念がらストーリーはほとんど覚えていません(5年ぐらい前にやったAが一番覚えてますね)
途中から個人的に(悪い意味で)ぶっ飛んだ展開になり、そこからついていけなくなったという記憶は残ってますが、中身自体は全く・・・。一番個人差が出るとこだろうと思われるので、あまりとやかくは言えないのは分かっていますが、ここから辺は対象年齢が低めに設定してある感じがしました。年取った自分(20代です)にはやや無理がありましたね。
まあ良くも悪くもこういうところがテイルズなんでしょうけど。ついていけなくなった自分は引き際なのでしょうかね。
※以下はゲームの中身自体の評価ではありませんが、360版が出た時から非常に気になっていたのであえて書かせていただきます。
●「レベル上げ等」の有料DLC
これだけは止めていただきたかった。衣装とかはまだしも、こういった「自分でやるからこそ楽しめる」ものを売るというのは納得できません。ゲームというものを何かはき違えている気がします。
いや、別にDLしなければいいだけですよ。でも「RPGってそういうものだっけ」という感じが強くして、とても残念でした。
COMMENT
自分としては十分に満足させていただきました。戦闘が気に入ったのが一番大きいですね。でも客観的にみても戦闘システムは癖がなくていい感じに仕上がっているとは思います。
ただ今後もテイルズシリーズを買うかと言われたら微妙です。先にも書いたようにRPGの要のストーリーが何とも言いがたく、自分としては「戦闘ゲー」になっている感じです。(Xは戦闘が微妙な感じがして買っていません)
まあ自分はテイルズは戦闘が肝と思っていますので(実際はそうではないのでしょうけど)。戦闘が気に入れば値段以上に楽しめると思います。ストーリー重視の方にはややきついかもしれませんね。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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3pt | 4pt | 2pt | 5pt | 4pt | 3pt | 2pt |
76pt
GOOD!
※先にXBOX版をプレイ済み。
グラフィックは決して超美麗というワケではないものの、人物もモンスターも可愛らしいデザインであるほのぼのした絵柄は個人的に好きだった。美しいとは違うが、温かさがある。
キャラクターが良かった。(一部除く。これはBADにて後述)
賛否両論ある主人公のユーリだが、自分は全く気にならなかった。確かに粗暴な振る舞いや発言が見受けられるが、あの程度なら「個性」として割り切れるレベル。特にカロルに対する接し方は優しさがあって好感が持てた。(ギルドの名前を決める時や、料理関係のスキットなど)基本的にクールな所や「法で裁けない悪人には血の制裁を加えるしかない」という思想がいい意味で主人公らしくなくて良かったと思う。
カロルはとても好きになれた。全キャラクターの中で最もよく成長が描けていたと思う。個人的にはナンとの掛け合いがカロルらしくて良かった。
レイヴンとジュディスは、見た目通りのキャラだったが嫌いじゃなかった。ジュディスに関しては少し納得いかない箇所もあるが(後述)全体的に見ればこの二人は上手く機能していたと思う。
フレンが使用出来るようになったのは嬉しい。というか、むしろ何故XBOXでは使えなかったのかが謎だが。ユーリと正反対の性格が、互いの特徴を上手く出せていた。
こういった魅力的なキャラ達の、戦闘終了時やスキットでの掛け合いがこのゲームの一番のウリではないだろうか。また、どのキャラクターも声優が非常に合っていて良かった。
戦闘が非常に面白い。自分は基本的にユーリしか使わなかったのだが、操作が簡単なのが何よりも良い。
ユーリがやはり一番使いやすいが、他のキャラも皆総じて使いやすくて感動した。この手のゲームには往々にして「非常に使いづらいキャラ」がいるものだが、このゲームにはそれがない。皆それなりに使えるのが嬉しい。
術や秘奥義の演出は結構好きだった。
付けているスキルによって術技が変化するシステムが面白いと思った。攻略本などを見なければどのスキルがどの術技に対応しているのかわからないが、これによって使える術技が増えるので戦闘の幅も広がる。
ボリュームの多さが圧巻。メインシナリオ自体がかなり長いと感じたが、サブイベントを初めとするやり込み要素が非常に多い。時限イベントが多いのが玉に傷だが、一周しただけでは到底やり尽くせないボリュームは素晴らしい。特にPS3版は隠しダンジョンが2,3あるので良い。
メインシナリオもサブイベントもボリュームがあるし上述の様にキャラクターと戦闘が良いので、作品に惹かれ時間を忘れてプレイしてしまう。全ての要素をクリアしようと思うと100時間はプレイしてしまうと思われる。この為、熱中度には5をつけた。
まあPS3版でのボリューム増量は、XBOX版を買った自分としては若干複雑な面もあるが。
ゲーム中いつでも難易度を変えられるのは非常に良いシステムだと思う。これに関しては反対意見もあるようだが、敵と戦うのが面倒な時にイージーにしてサクサク進めたりしてとても便利。難易度を下げても経験値が変わらないのもGOOD。ライトユーザーにもちゃんと配慮してあって良い。
各キャラクターに与えられているコスチュームの種類が非常に多くて良かった。ゲーム中だけであれだけ出しているのなら、なにもDLCなどに手を出さなくても良かったのに、と思う。
BAD/REQUEST
長くなってしまうが、全て読んでくれれば幸いです。
まず、新キャラのパティ。キャラ自体は嫌いじゃないのだが、このキャラに関わる話がどうしても後付け臭く、なおかつ説明しきれていないので最後まで何が何だか判然としない。後付け感が出るのは仕方ないとしても、もっとわかりやすく話を作る事は出来なかったのだろうか。
また後付けキャラである為ストーリーの本筋と関係ない部分が多く、新たに付け加える必要があったのか疑問。これなら無理に加えない方が良かったのでは。
ヒロインのエステル。序盤は「天然なお嬢様」を前面に押し出していて、ユーリとの掛け合いが微笑ましかったのだが・・・・・中盤から目先の問題に振り回される様になって歯痒い行動が目立つようになってしまった。それでもリタに比べれば遥かにマシだが。
序盤の「エフミドの丘」のボスの異様な強さ。ゲームをクリアするまで、ここ以外でゲームオーバーになった事がないのだが、ちょっとこのボスだけが頭一つ抜けて強い。XBOXでもPS3でもゲームオーバーになった。このバランスの悪さは一体・・・・・
音楽は良くなかった。耳障りではないが、あまりに薄過ぎる。耳に残ったのはダングレストの曲と戦闘曲くらいでほとんどの曲は思い出せない。同じナムコの「トラスティベル」の作曲を手掛けた人と同じ人が作曲したとは思えない程クオリティに差があってガッカリした。よってサウンドは2。
メインシナリオにしかボイスが入っていないのが残念。サブイベントには声はまず入っていない。容量とか声優の負担とか色々あるのだろうが、せっかくリメイクしてボイスも増やしたのだから、もっと徹底して欲しかった。メインシナリオやスキットでガンガン喋るキャラ達がサブイベントになった瞬間声を出さなくなるのには違和感を感じる。
このゲームはキャラのレベルを200まで上げる事が出来るが、HPとTPの上限が低い。その他のステータスがカンストする事はないが、HPとTPに関してはレベルが100になったぐらいから限界に達してしまい、それ以降伸びなくなる。まあHPは防御力が高くなればダメージ自体が減るのであまり問題はないが、TPはいくらレベルを上げても消費量が一定なので、途中でカンストしてしまうと困る。このせいで消費TPの多い術技を使うのをためらってしまう。TPの限界値も9999にして欲しかった。
DLCの存在及び価格。ゲーム中で手に入らないコスチュームを有料で販売する商法は汚いし、加えてその料金が一着300円と有り得ないくらいに高い。操作可能な全キャラクターにつき2,3着のコスチュームがあるので、全部買おうとするとゲーム本体の価格を優に超える。こんな馬鹿な話はない。
なんらかの形で、ゲーム内で全て入手出来る様にするべき。金を払ってゲームを買った消費者に対して不誠実なシステムだと思う。
そして、このゲーム最大の問題点。それは操作キャラの一人、リタ。自分はこのリタが、本当にどうしても受け付けられなかった。今までゲームをやってきた中で、一番性格が悪くて嫌なキャラだ。
まず「15歳にして、その道で右に出る者はいない天才魔道士」という設定から自分にはキツかった。リタは10歳から研究を始めたという設定だが、そんな子供がたったの五年で極致に達する事が出来てしまう学問というのはどれだけ低級なのか。とてもこのゲーム内の世界の根幹を握る学問とは思えない。この時点でリアリティが著しく欠如しているので、プレイしていた自分はちょっと冷めてしまった。
さらに設定の破綻だけならいざ知らず、最大の問題はその性格。
自分が天才である事への絶対的自信だか何だか知らないが、全て「自分は正しい」という考えで動いている上に何故か誰に対しても不必要なまでに攻撃的。まだ15歳の子供の分際で21歳のフレンを「あの青臭いの」などと言ったり、大して歳が変わらないカロルをいつまでも「ガキ」呼ばわりする上に、カロルやレイヴンを事あるごとに殴るし「殺す」といった発言も平気でする。
何かにつけて「うざい」「うっさい」「バカっぽい」と言うのも不愉快。
中盤からエステルに対してだけ過剰なまでの保護意識を見せるが、エステル以外の仲間の事を「大切」と思っている描写がほとんどない。(特にユーリやカロル)
ここのレビューではユーリの事を「不遜」「自分勝手」と批判している意見を数多く見かける割にリタに関する批判がない。しかし「国立の施設で働き、国の予算で好きに研究させてもらっているのに義務である国からの任務を断る」など、正直個人的にはリタの方が余程自分勝手な性格をしていると感じられた。勿論上述の通り、誰に対しても上から目線で非常に不遜。
リタの問題に拍車をかけているのが、周囲の反応及び制作側の偏愛。
ゲーム内でユーリやエステルを批判するキャラはいるが、リタの事を批判するキャラは皆無。リタを知る者は例え大の大人であろうとリタを見ただけで震え上がり「すいませんでしたー!」と尻尾を巻いて逃げ出す始末。現実で考えてみれば、あんな子供が偉そうに物を言っても大人は適当に受け流すハズ。それなのに「全ての人物がリタに畏敬の念を抱いていて反論の一つもロクに出来ない」という状況が非常に非現実的。
加えてストーリーを進める上で「リタの存在は欠かせない」というヒロイン級の扱いを受けているのも不可解。何か問題が起こると、その解決策はほぼ全てリタが考え付く上にその策は確実に成功する。仲間達は口々に「さすがリタ!」「リタならきっと何か考え付いてくれる」などと言い完全にリタマンセー状態なので嫌になる。
極端な話をしてしまうと、「リタ以外の仲間達の内の誰かが途中でいなくなったりしても世界には何の影響も及ぼさないが、リタがいなくなった瞬間世界の滅亡が決定する」レベルに他キャラと扱いが違う。正直ユーリやエステルがいなくても、リタさえいれば世界を救う事が出来る。それはRPGとしてどうなのだろうか。終盤になればなるほど、この色が強くなっていく。
更に、主人公であるユーリ以外の仲間はストーリーを進める上で必ず一度は長期離脱をするのに、リタだけはそれがない。この特別扱いも不愉快だった。
上述の通り、ストーリーを進める上では主人公のユーリと比べ物にならない程重要なポジションについている事に、制作側の偏愛を感じずにはいられない。
いかにも一部の人が喜びそうな性格付けや、突然「にゃーん!」などと猫語を喋るところなどは、あからさまに一部の層のユーザーのみを狙っている。「こういうキャラ、好きでしょう?」といった制作陣の考えが透けて見える。確かにそういうキャラが好きな人はいるだろうが、それを超重要ポジションに置いて前面に出されてもその手のキャラに興味がないユーザーにとっては苦痛でしかない。
誰が主人公で、誰がヒロインなのかをちゃんと考えてキャラクターを作ってほしい。
仲間になるキャラの多くが何か過去に傷がある、みたいな雰囲気を出しているのに、それを掘り下げる事なくゲームが終わってしまう。前述のリタの性格崩壊も、過去に何か大きなトラウマがある、みたいな設定ならまだ理解出来ただろうが、そういったキャラ一人一人に関する掘り下げがほとんどないので宙吊り。掘り下げないのは別に構わないが、だったら思わせぶりな発言をさせないで欲しい。
キャラに関してもう一つ気になったのが、男女の年齢バランス。女性は十代ばかり出てくるのに男性にはほとんどいない。
二十歳を越えてる女性キャラは恐らくカウフマン程度しかいないのに対し、逆に男性キャラで二十歳を下回っているのがカロル、ヨーデル、ウィチル程度しかいない。騎士団とギルドに関係するほぼ全てのキャラが男性である事を考えると、この年齢層の差は不自然と言わざるを得ない。
しかもジュディスが19歳というのは一体どういう事なのだろう。発言を見る限りどう見ても二十代後半から三十代だろう。制作者としては何としてもジュディスを十代におさえたかったのだろうが、この不自然な年齢設定が逆に悪く働いている。
ジュディスは割と誰にでも説教をするが、正直二十歳にもなっていない様な「子供」に説教される覚えはないだろう。ジュディスの年齢が二十代後半だったら説教の言葉にも説得力が出るが・・・・・19歳に説教される21歳のユーリ、というのはあまりに滑稽な構図ではないだろうか。この妙な年齢設定のせいでジュディスの言葉は全く胸に響かなかった。
あと、騎士団の俊英という設定であるフレンの直属の部下が「十代の女性」と「十代の子供」というのは一体なんなのか。何故成人男性が一人も要職に就いていない?制作陣は実際の軍隊などをもっと知るべきだと思う。あんなふざけた編成の部隊などあるハズがない。些細な事だが、こういった細かいところに全くリアリティが感じられないと現実に引き戻されてしまう。
サブイベントが多いのは非常に良かったのだが、なんだか特定の嗜好をもった人に媚びるような物が妙に多かった。リタに関するイベントはそれが顕著でちょっと引いてしまう。猫耳とか、猫と「にゃー」だけで会話しようとするとか、ちょっと勘弁して欲しい。このゲームをやる全ての人がそういう嗜好を持っているワケではない、という事がわかっていないのだろうか・・・・・
同じテイルズシリーズのグレイセスが結構シリアスな空気だったのに対し、こっちは全体的におちゃらけた雰囲気が漂っている。シリアスが好きというワケではないし明るい雰囲気の方が好きだが、ヴェスぺリアはどのキャラもふざけすぎていて一人一人の悩みが薄い気がする。
COMMENT
「なにかほのぼのしたゲームがしたいな」と思って始めた今作。
ついついBADを多く書いてしまったが、ゲームとしての完成度はかなり高い。やり込み要素も多いし、一度好きになれば暫くはやり続けられる。自分は二週したし、とても面白くて大満足だった。ストーリーには捻りがないが、まあ王道という事で良しとしたい。
ただ、前述の通りとにかくストーリーは「主人公とヒロイン」と言うより「リタ」が中心になって回るので、リタが全く受け付けられない人には厳しいかも知れない。自分は色々言いつつ何とかスルー出来たので良かったが、あのキャラは嫌いな人は本当に嫌いだろうから注意が必要かも知れない。逆に言えば、リタを好きになる事が出来れば素晴らしいゲームになると思う。
メインストーリーを進めるだけなら割と普通のRPGだが、サブイベントには妙な嗜好の物がいくつかある為、そういうのが苦手な人はあまり深くやり込まない方がいいかも知れない。
オリジナリティー | グラフィックス | サウンド | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | (難易度) |
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3pt | 5pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
80pt
GOOD!
【グラフィック】
テイルズ至上最高のグラフィックです。
最近は高画質3Dばかりを売りにしているゲームばかりですがテイルズはアニメーションにこだわっています。
そのこだわりが全面にでているできでした。
まるでアニメを動かしているかのような感覚でとても楽しかったです。
【サウンド】
まぁ〜作曲者の方はいつもの方なので良くも悪くもテイルズですが主人公ユウリの親友フレンとの戦闘イベントで流れる曲はテンションがあがりました。
ああいった演出はテイルズファンにとってはとてもうれしいものです。
【追加キャラ】
今回のPS3版ではフレンとパティ(追加オリキャラ)が使用できますが、どちらもおまけではなくきちんと一キャラとして作りこまれています。
パティに関しては若干無理やりくさい入れ込み方でしたがそれなりに楽しかったです。
【戦闘】
シンフォニアチームお得意のTP制です。
あまり目新しいシステムではありませんが爽快感はあります。
PTキャラのジュディスというキャラはエリアルコンボが主体であり主人公ユウリとは違った面白さがあります。
【システム】
武器にスキルシステムを採用している為を集める楽しさがあります。
【ラスBOSS】
テライケメン
【キャラクター】
良くも悪くも藤島さんキャラです。
自分はいのまたさん派なので藤島さんのキャラデザはそこまでプッシュしていませんが(服装が基本ださいので)シナリオ・世界観としてみた場合あっている気がします。
特に主人公のユウリに関してはテイルズ至上最長年主人公?ということもあり、熱血だけでどうにかなってしまうご都合主義キャラではないのでプレイしてて好感をもてました。
ユウリぐらいクールでお兄さん的な主人公がいい気がします。
シリーズで一番好感を持てた主人公でした。
【シナリオ】
妥当な展開でした。
若干ユウリが怖い言動を取ることもあり、テイルズにしては珍しくシリアスな場面もありますが、個人的にはありだと思います。
散々人を遊び半分で殺している敵キャラなどはただ倒して痛い目を見せるという展開ではなく死をもって償えぐらいの展開でむしろいいと思いました。
【フェイスチャット】
やっぱりテイルズといったらこれを求める方も多くいるかと思います。
よくできていました。
顔だけのシンフォニアチーム特有のフェイスチャットであまり動きは感じられませんが、中身が面白いのが多いです。
シナリオに関係のないチャットも盛りだくさんで見ててほほえましいものが多く飽きませんでした。
ジュディスとユウリのちょっとエッチなやり取り、けど落ちが毎回あるのが面白かったですw
BAD/REQUEST
【アニメーション】
まぁ〜若干ここら辺でアニメパート製作のIGの手抜きっぷりが目立ち始めてはいます(TOGは終わっています)
キャラの顔がすでに手抜き入ってきています。
また、テイルズ全体にいえることですがいい加減アニメーションをもっと長くしてください。
特にEDぐらいもっと長くていいと思います。
テイルズはアニメを全面に押し出している割にアニメーションパートのボリュームが若干少なすぎる気がします。
短いのは5秒〜10秒で終わるしいちいちアニメーションに入る意味すらないのばかり目立ちますね。
【キャラバランス】
リタっちがテラ強いです。
いやま〜魔法職は打たれ弱くて火力が強いのが定番であり、リタっちもそれなのですが、それがあっても有り余る高火力です。
後衛好きの自分としては実はうれしかったりもしますが、前衛勇者様思考の前衛好きの人には納得行かないバランスかもしれませんね。
【DLコンテンツ】
まぁ〜まだいいほうですね。
TOGのDLコンテンツのぼったくり価格に比べたら両親的です。
きっとこのTOVでそこそこ売れたから値段吊り上げてもっと儲けようと思ったのでしょうが。
結果は大失敗だったみたいですがね。
あんな値段誰も買うはずがありません。
なのでTOVはまだ両親的です。
が、コスチュームなどユーザーが楽しみにしている部分を有料で提供するやり方には個人的には賛同できませんでした。
ソフト代でお金を出しているのですから変なところで集金をかけないでほしいですね。
TOVに限らず最近のPS3はそういった商法が目立ちますが。
COMMENT
テイルズシリーズはほぼすべてプレイ・クリア済みです。
全体的によくできたテイルズだと思います。
戦闘はやっぱり面白く、シナリオは王道でした。
テイルズファンなら是非プレイしてみて損はないと思います。
中古でもTOV・TOG共に全く安くなる兆しがないのであきらめて買ってもいいと思いますw
たぶん待っていても今後早い段階で安くなることはないと思います。
TOXも超期待しているので発売まで待てない!!って方は是非この二作もプレイしてみることをお勧めします。
戦闘を楽しみたい=TOG
キャラクター・サブ要素を楽しみたい・ラスBOSSがテライケメン=TOV
をお勧めします。
シナリオはどっこどっこいですかね。。。
あまり期待できません。
アニメーションはTOGは終わっています。
Amazonレビュー
レビュー日: 2009-12-29
アビスなりきりコスチューム特典の有効期限は2009年12月31日までです。
今から注文してもそのときまでに届かなければ利用できないので
ご注意ください。
GOOD!
■オリジナリティー
テイルズといえば戦闘の自由度。コンボは格闘ゲームをやっているかのような、しかし複雑なコマンドはもちろんないので、戦闘の面白さはRPGでも指折りだと思います。秘奥義なども結構簡単に出せますし、爽快感もあります。
スキルというキャラに付ける特性?のようなものがあり、「攻撃力が上がる」「防御力が上がる」といったものから、「経験値が上がる」「もらえるガルド(お金)が増える」など、多種多様で、全部を付けられないのでどれにポイントを割り当てるかが面白いです。
■グラフィックス
飛びぬけた部分はありませんが、それでも十分に綺麗だと思います。
アニメーションもさすがに安定、というか、安心して観てられる?という感じでしょうか。
■サウンド
オープニング曲はさすがの一言。選曲がいい。エンディングでも違ったバージョンが聴けますが、静止画の雰囲気とマッチしていて、「あぁ、クリアしたんだな」という余韻に浸れます。
声優さんの演技もバッチリ。特にユーリ役の鳥海さんは個人的にすごく好きな声優さんなので、起用が決まったときにはすごく嬉しかったのを覚えていますし、キャラにもマッチしていたと思います。他のキャラも大半はマッチしていました。
■熱中度
サブイベントがこれでもか、というぐらいにありますので、問題ないと思われます。
そしてシークレットミッションという、ボス戦で特定の条件を満たすともらえるグレード・トロフィー・アイテムもあり、取れなくて何度もやり直したりしましたが、苦痛ではありませんでした。難易度が絶妙だったのかもしれません。
■快適さ
うーん、特に困ったことは無い、かな?
それほど充実していた、というわけではありませんが、どうも移植の際に色々と改善されたらしいので、そのおかげかと思います。
BAD/REQUEST
さぁやってきました批判の時間。GOODよりもBADを書くほうがワクワクしてるとは。
■もう私にもなにがなんだか…
明らかに説明不足にも関わらず、キャラ間ではなぜか納得して話が進められるため、要所要所にツッコミどころがあります。「え、ちょ、うそぉ!?」と何回言ったのか覚えていません。
もちろん小説のようにいちいち心情まで説明したりすることはできないので、その辺りはしかたないと割り切ります。が、なんかそのせいで全体的にチャチなものに感じてしまうほど、深みがストーリーにありません。
特にエンディングはあっさりとしており、確かにグダグダ長くやられてもキツイですが、それにしてもあっさりしすぎている気がします。
■息もつかせぬサブイベント
サブイベントが豊富、と書きましたが、それが実はとある期間内のうちに発生させなくてはいけなかったり、他のイベントを発生させてからだったりで、そっちに気が移ってしまいメインシナリオが腰を据えてできません。
もちろん2周目があるので、そっちでも取得できますが、そのへんなんか上手いことできなかたのかな、というのはあります。
■そっち?
アニメーションは素晴らしいのですが、なんか力の入れるところを間違えた?という気がします。
ここはアニメーションにしてほしい!というところでは普通の3D、なんかどうでもよくない?と思うところでアニメーションでした。これは個人的になんですが。
そして前述しましたが、サブイベントに力を入れすぎたのか、最終ステージは手抜きな気がしました。どこが、と聞かれると困るのですが…全体的に薄いというか…。
■曲合ってなくないですか?
歌はいいんです。ですが、戦闘のシーンに合ってないBGMがしたりして、それだけでやる気がダウンします。
自分はかなり音楽を重視してますので、少々神経質になってるのかもしれませんが、総じてマイナスです。
■ボスが鬼畜
基本はレベル上げというものをしない主義なので、これは自分が悪いのかもしれませんが、ボスが強すぎます。シークレットミッションを取っても殺されたりとか。
イージーにすると負けた気になる、とか言ってる場合ではなく、特に序盤はボス戦のみ難易度を変えさせていただきました。難易度絶妙と書きましたが、一部は「無理無理!」と叫びながら頑張りました。
■目が疲れる
空を飛んで色々なところにいけるようにはもちろんなりますが、天気や時間帯が変わったりして、観辛いことこの上なかったです。
特に夜はダンジョン等、街のような光るシンボルが無いものは、画面に近づかないと全く見えませんでした。そのせいで辺りをグルグル回ったり。テレビの性能もあると思いますけど。
COMMENT
自分はギルティギアやブレイブルーなど、コンボが難しくて敷居が高いと言われる格闘ゲームもやっていますので、簡単にコンボができる爽快感は本当に素晴らしかったです。
ただ、どうでもいいようなサブイベントで各地を回ったりが苦行でした。なら飛ばせよと思うかもしれませんが、どうも2周目をやろうという気がしばらくは起きそうになかったので、やるなら1周目でできるだけアイテムを取って、2周目に引き継ぎたいので。
テイルズはソフトがでる早さもすごいですが、もう少しじっくりと練る部分はあるのではないかと。
やたら批評しましたが、それでも面白かったです。最後に「面白かった」という感想が出たので、自分としては満足です。また数ヵ月後にやってみよう、とクリアから数日経った今では思ってます。
まだ未プレイで、最近買うゲームがないけどなにかRPGをがっつりやりたい方にオススメでしょうか。根気のある方は中毒になるかもしれません。